ブルーベリーの葉茶

藍宝茶
ブルーベリーの葉100%のお茶です。アントシアニン量が煎茶の10〜13倍、フラボノイド量も煎茶の1.6〜2倍もあるそうです。
宮崎県地域結集型共同研究事業のグループは、「ブルーベリーの一種「ラビットアイ」の葉に、C型肝炎ウイルス増殖や肝脂肪蓄積を抑える作用があると発表。 特に、ラビットアイの葉部分にポリフェノール含有量が多いそうです。研究は、まだ実験室や動物実験段階ながら、今後の成果を期待したい。
・宮崎県地域結集型共同研究事業
●ブルーベリーの葉と実を使った缶入り清涼飲料水
埼玉県美里町の農業生産法人(有)みのりでは、ブルーベリーの葉を使用したティーバッグを平成17年から販売していたが、好評のため、缶入り清涼飲料水「ブルーベリーティー」の販売も開始しました。
埼玉県農林総合研究センターに製法を開発依頼し、製法で特許の出願をしているとのことです。
ブルーベリー葉の生産
● 宮崎で試験栽培茶の収穫機を改良したもので年に3回葉を刈り、1トン以上の収穫を目指す。綾町の雲海農園など3農業法人が約20アールで試験栽培する(農業新聞2008/10/26)
茶の栽培体系を基に開発した密植栽培とのことですが、栽培写真をみると、ブルーベリーの栽培には見えず、ホントにお茶みたいですね。ただ、機械収穫では茎が大量に混入することが課題だそうです。
● 茶収穫機によるブルーベリー葉の収穫
宮崎県地域結集型共同研究事業で実施
宮崎大学農学部 宮崎県総合農業試験場茶葉支場 雲海酒造株式会社 有限会社雲海農園[2008]
●ラビットアイブルーベリー葉の産地化へ向けた取組み
「生産体制の確立と新商品開発」 宮崎大学農学部 國武教授が行っているようです。[2007/2]
落果ブルーベリーの利用
ブルーベリーの摘み取り時には、過熟や傷んだ実だけでなく、良い実も落ちてしまいます。筑波県で街おこし活動をしている筑波大生のグループ「チームごじゃっぺ」では、「つくばブルーベリーゆうファーム」と協力し、落果ブルーベリーを使ってアイスクリームを開発する予定だそうです。同ファームは、大学生が拾う落果ブルーベリーは無償で提供。毎日、2時間以上拾う作業は大変で、また傷んだ実を取り除き、水洗いする作業もあり、また集めた実の2割しか利用できないとのことで、大変なようです。【2009年7月】
一般的には、落果ブルーベリーは、価格や人件費を考えると、どうしても廃棄となってしまいます。
その他、あれこれ
ブルーベリーの鳥による被害は大きく、防鳥網で覆っていない園では深刻な影響があります。主な害鳥は、カラス、スズメ、ヒヨドリ、オナガ、ムクドリです。小型の鳥、スズメなどは写真のように、果実をくちばしでつつき、皮を破ります。

