■ ぶどう狩りをしよう! ■
ぶどう狩りのコツや東京近郊でぶどう狩りができる農園などを紹介しています。
広告
都内でもブドウ狩りができるということは、世田谷区や目黒区の農園が、よくテレビや新聞で取り上げられているので、知っている人も多いと思いますが、他にもたくさんありますよ。身近にある住宅街に囲まれた農園で、気軽に秋の味覚を楽しんではいかがでしょうか。さすがに都内だと食べ放題という農園はないようですが、自分で収穫したぶどうを量り売りで、1kgあたり1400円〜1500円程度で買い取りできる農園が多いようです。
■ 東京の特産のぶどう品種
地元のならではの品種も地方への配送で人気のようです。・高尾
東京生まれの「高尾」は、種無しの品種。時期は、早熟で8月中旬〜9月上旬。甘さと酸味のバランスが良く濃厚な味。皮は剥きにくい。昭和30年代に立川市の農業試験場で開発された。
・多摩ゆたか
調布市生まれのぶどう。緑色で粒が大きく多汁。調布市では、8月下旬頃から収穫される。棚持ち、収穫後の日持ちも優れている。→参考
■ ぶどうの豆知識

フォクシー香は、人によって好き嫌いがあります。米国種(ラブルスカ)に特有の香りで、スチューベン、ナイアガラ、キャンベル アーリーなどの品種にあります。
マスカット香は、爽やかで上品な良い香りで、欧州種(ヴィニフェラ種)の甲斐路、マスカット オブ アレキサンドリア、ネオ マスカットなどがあります。
ブドウの果肉は、よく噛み切れるもの(崩壊性)と、果肉が塊状でなかなか噛み切れないものに大別され、崩壊性のものが肉質がいいと表現されています。巨峰は中間です。
ブドウの表面が白くなっているのは、ブルーム(果紛)というもので、農薬ではありません。糖度が高くなってくると自然に表面に出てくる保護膜です。
■ 東京でもよく栽培されている品種
柔らかいブドウが好きなら、ブドウ狩りならではの品種として、紅伊豆をオススメします。紅伊豆(べにいず):市販されないのでブドウ園では人気の品種。美しい紅色。極早熟で巨大粒。軟らかくて果汁が多く甘い。皮は剥きやすい。芳香も強い。しかし、房から粒が落ちやすく、皮も薄いので配送はできない。
紅富士(べにふじ):美しい紅色。大きい粒。肉質は軟らかいが、紅伊豆よりは硬い。芳香は強い。皮は厚いが、剥きやすい
![]() |
・藤稔(ふじみのり):黒色。ゴルフボールのように大きくなるのが特徴です。香りはなく、渋みもなくてあっさりとした味なので、巨峰に比べるともの足りなく感じるかも。粒が大きいので贈答用に人気。 |
![]() 香りは無いのですが、糖度が高く酸味が少ない、肉質はシャキッとして、皮ごと食べられて弾けるような食感が人気です。形が独特で桃に似た感じもあるので「桃太郎ぶどう」と名づけているところもあります。 |
![]() 勾玉のような形に特徴があり、別名は淑女の指(レディースフィンガー)という優美な名前です。イタリア原産で古来から有名な品種です。シャキシャキとした歯ごたえで、薄い皮ごと食べられます。酸味が少なくサッパリとした味なので、サラダにも使われます。 |
![]() 細長くて、しかも大きな粒なので、名前のとおり「マニキュアをした女性の指」が連想できます。ちょっと皮は厚いですが、皮ごと食べられ、実は硬めなので、カリカリとした食感が楽しめます。甘みが強く、酸味がほどよいので、濃厚な味です。 |
![]() 酸味少なく、まろやかで上品な甘い味。皮は薄く、むきやすい(下の写真)。皮が薄いので、皮ごと食べてもいいのですが、皮は少し渋いので、むいたほうが上品な味が楽しめると思います。完熟すると白黄色に近づきます。 ![]() |
赤色。人気上昇中。マスカット香がある。渋みなくとても甘い。果肉は崩壊性。
・安芸クイーン
ロゼ色。酸味少なく甘くて食味よい。滑らかな肉質
・ブドウの品種リンク集
ぶどう品種名で探す、ぶどう図鑑、ぶどう苗カタログ
■ ぶどう狩りの手順
- 電話確認。一番重要なことだと思います。駐車場の有無、食べ放題か量り売りか、希望の品種はあるのか、料金など、電話できちんと確認しておけば、まず失敗はないでしょう。
- 試食。ぶどう園では、まず、ぶどうを試食させてくれるところが多いので、試食して取りたい品種を決めます。
- ぶどう狩りのシステム
食べ放題の場合でも、食べられる品種が決まっていて、それ以外の品種を食べたければ量り売りや直売になっていることがあります。時間制限があることがほとんどです。持ち帰りようのぶどうをプレゼントしてくれる園もあります。
量り売りの場合は、自分で取ったぶどうを、グラム単位で計算してくれます。量り売りの場合は、入園料が必要なことがあります。 - ブドウ狩りのコツ
・びっしりと実が付いた房は、見栄えが良いのですが、「実がまばらに付いて隙間のある房」のほうが、光が当たりやすく、甘くておいしいそうです。
・白い系統のブドウは、少し黄色くなっているほうが、熟しています。赤や黒い系統のぶどうは、色が濃いほうが熟しています。
・ぶどうの房は、一番下の粒が熟すのが遅いので、一番下の粒を味見して甘ければ全体が熟していると判断できます。しかし、一番下の粒を味見することは、商品価値の低下となるので、ぶどう園では嫌われることがありますので、味見ができるか確認しましょう。
・軸(茎)は、なるべく長くなるように切ると、日持ちが長くなります。 - 配送。自分で取ったものを配送できない場合があります。ブドウの粒が取れやすい品種は配送できませんし、配送できる品種でも、熟しすぎていると輸送中に粒が取れてしまうので、農園の方が配送に向いたぶどうの房を収穫してくれるので、自分で配送用をもぎ取れないことがあるのです。
■ おいしい食べ方
ぶどうは、房の上の部分(木に成っている時に上のほう)ほど甘いので、糖度が低めの下の方から食べると、最後までおいしい。ちょっとひとこと
ブドウといえば秋ですね。東京近郊だと、秋を感じる9月になると、もう品種が少なくなってしまうのですが、山梨まで行けば、9月中旬頃がたくさんの品種があります。好きな品種は、、ロザリオ・ビアンコ、カッタクルガン。食べてみたい品種は、リザマート、最近作り出された翠峰、などなどたくさんあります。ブドウはホントに種類が多いですね
珍しい品種を食べたくても、時間がないとか、交通費が高いとか、ぶどう狩りに行けない時は、通信販売が便利ですね。楽天とかの大手のショップも便利ですが、農園から直接買うのも、新鮮で、値段も手ごろではないかと思います。
→ブドウの通信販売
広告