




アボカド概要
![]() 新宿御苑のアボカド。緑色の実が3つほど生っていました[2003年10月] |
アボカドは、健康に良いということで、テレビによく登場します。夏には体力増強、冬は乾燥肌対策、若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEを豊富に含む(1個で1日に必要な量の約3/4を摂取できます)ので、女性には太りにくい体質作り、血行促進、動脈硬化の予防にも役立ちます。アボカドは脂肪が多いので「森のバター」と形容され、美容用のオイルとしても用いられていますが、脂肪は、その80%がコレステロールの心配のない不飽和脂肪酸です。ただし、カロリーは高く、アボカド1個(250g)で327kcalもあり、ご飯約1.4膳分になります。
アボカドの購入は、当たりハズレが大きいので、よく選ぶことが重要ですが、選ぶのはなかなか難しいですね。熟したものを置いてある店(西友など)もあります。アボカドそのものの成熟度に加え、売り場のコンディションには、冷蔵ケースに置かれているものや、ラッピングされているものがありますし、冷蔵しておけばかなりの期間売り場に置いておけるので売れ残りが混じっていることもよくあるからです。→アボカドの選び方


和歌山県や愛媛県などで、わずかですが、生産され、販売もされています。また、愛媛県松山市正岡地区では国内初の産地化を目指しています。→国産のアボカド


左の写真は、水だけで育てて、半年で高さ50cmになったアボカドです。小さいコップにちょこんと乗ったタネが割れて、芽が育っていくのを眺めるのは楽しいものです。
アボガドという言い方をする方が多いようですが、アボカドが正しい表記です。このホームページでは、両方の言い方を使っています(両方の言い方をわざわざ使っている理由について)。アボカドは、英語ではAvocado、スペイン語ではAguacateと言います。アボカドという言い方をする人は、abogadoと勘違いしているようですが、スペイン語でabogadoは弁護士を意味しています。フルーツラベルを収集している方はたくさんいらっしゃるようですが、いまのところアボカド専門の人は、日本語のインターネットではいないようです。
ラテックス(天然ゴム)アレルギーの人は、キウイ、バナナ、アボカドなどでもアレルギーを発症することがあるようです(交差抗原性)。 また、ウサギ、インコ、ハムスターなど多数のペットでは、アボカド中毒の恐れがあります。

アボカドは世界一栄養価の高い果物で、しかもビタミンEが豊富なので、ジュースで飲んでみてください。東南アジア、中米なんかでは、普通にジュースで飲まれています。アボガド半分、牛乳、砂糖を入れてミキサーにかけるだけ。牛乳の代わりに、ヤクルトやコンデンスミルクなんかもイケますよ。→台湾のアボカドジュースレポート