タネは食べられない

　大きいので捨てるのはもったいないですよね。でも、カリフォルニア・アボカド委員会によると有毒らしいから食べないほうがいいです。

アボカドオイル

　美容用と食用で使われています。実を風味を保って搾るために低温で圧搾して（冷搾：コールドプレス）作られた製品が多いようで、色は薄い緑色をしています。オイルは、精製されたものと未精製のものが市販されています。未精製の製品は、色が濃く、香りも強い。実から冷搾されたものは、リノール酸などの不飽和脂肪酸が主成分です。また、ビタミンEが多く、各種ビタミンを含んでいます。ニュージーランド産、メキシコ産が多く輸入されています。

　食用では、アボガドオイルは、オリーブオイルと同様に使い、ニュージーランドではよく使われているようです。オリーブオイルよりも熱に強いので、素材の風味を損なわない特徴があります。

楽天では いろいろなショップ で通信販売されています。

　美容用では、皮膚に親和して、柔軟効果に優れているとされ、そのまま使うほか、クリーム・乳液・リップクリームなどの製品にも用いられています。アボカドオイルは、粘性が高く、重たいので、他の種類のオイルと混ぜてスキンケアに使うことが多いようです。

　アボカドオイルの中には種子から抽出されたものもあるようです。日本にはニュージーランド産が多く輸入されるようですが、カリフォルニア、メキシコ、オーストラリア産もあります。

　犬の毛の光沢を出すためにも使われているようです。

ペット

　種子、皮、葉、樹皮は、牛、馬、ヤギ、ウサギおよび他の動物に有毒で、食欲減退や肝臓・肺障害を起こすようです。
・http://vm.cfsan.fda.gov/~djw/CI-CZ.html　FDAにはアボカドのリストがたくさんあるようです
・http://net.unl.edu/wonderwise/14africa/a-plant.htm

 記号 葉の利用（Avocado leaf,Hoja de aguacate）
 スパイス
　アニス香を持つ種類は、月桂樹と同じようにスパイスとして利用できます。生のまま使うか、乾燥させて（たぶん陰干しで作る）ものは、香を出すために、使う前にあぶるようです。ラテンアメリカ、特にメキシコ料理では、よく使われているようです。月桂樹とアボカドはクスノキ科であることが共通ですね。ただし、アニス香を持つのは、メキシコ系の品種の特徴であり、日本に輸入されているハス種は、グアテマラ系に属するため、アニス香はありません。しかし、実生(タネ)で育てたものは、交雑のためにアニス香を持っている可能性があると思いますので、アニス香があるか確認してみてはいかがですか？ 
お茶（薬）
　チリの民間薬では、葉が、胃強壮剤、呼吸器疾患、月経促進薬として利用されているようです。また、お茶として飲んでいる人もいるようです。
絵を描く
　乾燥させた葉をキャンバスとして使います。

記号 アボカドの蜂蜜
　「カリフォルニア州でつくられるアボガドハチミツは、コクのあるキャラメル状糖蜜の香りと花のような後味が特徴（米国蜂蜜協会HPより）」だそうです。

記号 アボカド石鹸
　せっけんも作れるようです