アボカドの剪定

 露地植えのアボカドは、葉が落葉している季節、東京なら12月〜4月に剪定するのが、木に与えるダメージが少なくて適しています。
 アボカドは、幹からの芽吹きが良く、特に茎が緑色の部分から良く芽が出てきます。
 アボカドは鉢植えでも状態が良ければ数十センチも伸びますから、数年でかなりの大きさになります。剪定は、2年目の木からしても大丈夫です。2年目の木では、根元から15cmほどのところから切っても、切り口のすぐ下から芽がでてきます。

切り口の保護

 切り口をそのまま放置しても特に問題はないのですが、大切に長年栽培しようとする場合には、切り口にゆ合促進剤を塗っておきます。ゆ合促進剤は、切り口の治りを早め、病原菌の侵入を防ぎます。プロも良く使うものに、トップジンMペースト(市販650円程度)があります。チューブ容器入りですので、手を汚すことなく手軽に使用できます。果樹や庭木にも使えるので、便利です。
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アボガドの害虫、病気

・いも虫:いも虫は、アボカドの葉も食べます。見つけたら捕殺しましょう。
・根腐れ:排水不良となると葉が黄色くなり、しおれて落葉し、ひどければ枯死します。アボカドは排水良好な土を好みます。低温時には根腐れを起しやすいので、注意しましょう。
・日光不足:葉が丸まってしまうようです。アボガドは日光を好みますが、明るい室内でも成長可能です。室内に置いておいたものを直射日光に急激にさらすと日焼けしてしまいます。
・タンソ病(Anthracnose):葉、枝、果実に褐色の斑点が生じます。日光不足が原因で起こるようです。空気感染です。
・ダニ:葉が混むとダニ類が発生することがあるようです。この場合には剪定し、風通しを良くします。