アボカドの開花のタイプ

花の開花タイプ
開花 1回目 2回目
午前 午後 午前 午後
 アボカドは雌ずいが先に熟す雌雄異熟花です。まず、雌花(female)が2〜4時間開き、一旦閉じてから、翌日に数時間、雄花(male)として働きます。
 平均気温が21℃以上であれば、規則的に開花します。しかし、平均気温が下がると開花時間が遅く、不規則になり、そのため一つの木で同時に雌花と雄花を持つことがあるかもしれません。(Dr.B.O.Bergh)
 1本だけで人工授粉させる方法が、趣味の園芸1999-12で紹介されていました。これは、雄花をしおれないように冷蔵庫に入れておき、筆で雌花に授粉させるというものです。
 栽培品種によって開花のタイプが異なりますから、確実に受粉させるためには両タイプを混植させます。受粉は、主にミツバチによりますが、確実なのは人工受粉させることです。東京なんかではミツバチはあまりいないので、人工受粉がいいでしょうね。
タイプA:朝に開花(雌)して閉じ、翌日の午後に再び開花(雄)するもの。
タイプB:午後に開花(雌)して閉じ、翌日の午前中に再び開花(雄)するもの。