ブルーベリーの保存

すぐに冷やす
 暑い時間帯に収穫した場合は、ブルーベリーの実も高温になっており、劣化が早く進みます。そのため、保冷剤等を使って、収穫後なるべく早く温度を下げることが鮮度を保つコツです。

濡れたままにしない
 雨が降っている時に収穫したり、ブルーベリーの実が濡れていると、腐敗の原因になります。ブルーベリーが濡れているときは、キッチンタオル等で水分を吸収させ、エアコンの効いた部屋で扇風機にあてて、水気を飛ばしてから、冷蔵庫に入れます。

丁寧に摘み取る
ブルーベリーの果柄痕 ブルーベリーの実が付いていたところを、果柄痕(かへいこん)と言い、果柄痕から腐りやすくなっています。未熟果では、果柄と実がしっかりくっついており、強く引っ張って収穫すると、果柄痕や皮にキズがつき、いたみやすくなります。そのため、保存する時には、キズがついている実を取り除きます。また、未熟果を収穫しないように、丁寧に選ぶことが大事です。果柄痕は、ブルーベリーの品質の評価で、とても重要視されています。果柄痕は小さく、かつ、乾燥するように品種改良が進んでいますが、古い品種、たとえば、デキシーは、果柄痕が大きく、市場出荷に向かないとされています。
 自分で摘み取った完熟ブルーベリーは、冷蔵庫に入れても数日ぐらいに食べきったほうがいいでしょう。冷蔵庫内でも、ブルーベリーはだんだんやわらかくなり、風味も落ちるので、早めに冷凍したり、ジャムにして保存しましょう。

ブルーベリーの有名3品種

 関東では暖地向きのラビットアイ系が多く、冷涼地向きのハイブッシュ系は少ない。ウッダード、ホームベル、ティフブルーが基本3品種で、ブルーベリー園でよく植えられています。
・ウッダード (Woodard)
 ラビットアイ系の中生種。実は3品種の中では大きい。完熟しないと酸っぱい。
・ホームベル (Homebell)
 ラビットアイ系の中生種。実は小さいが甘い。ちょっと皮が厚いのでジャムにすると気になる人も。
・ティフブルー (Tifblue)
 ラビットアイ系の中生種。甘さと酸味がバランスしておいしい。香りもよい。

ブルーベリーは目に良い

 目にいいとは知っていましたが、自分で体験して、確かに効果があると感じました。1週間ほど毎日、ブルーベリーを50gほど食べている間は、目の疲れをほとんど感じなかったのです。NHKのためしてガッテンという番組でも、実験したら、眼精疲労に効果があるという結果が得られています。それによると、生のブルーベリーを1日に40グラム食べ続けるとよいそうです。(ただし、ブルーベリーの種類や産地によってアントシアニンの含有量が大きく異なりますので、40グラムは目安)

ブルーベリーの日

英語表記でのBlueBerry(BB)と8月8日の88が似ているので、8月8日は『ブルーベリーの日』です。ブルーベリーの日は日本記念日協会より正式に認定されています。

ブルーベリーサンデー
 アイルランドで、ブルーベリーを摘みながら恋人探しをするお祭りのこと。