単位(石高と広さ)

井沢元彦さんの歴史関連の本は解かり易く、よく読んでいます。彼の著書「逆説の日本史」中で出くわした役立ちそうな話です。よく大名の大きさを表すのに石高が使われます。この石高は量を表す単位で、米一石が人ほぼが一年に食べる量です。従って例えば、加賀100万石では100万人の人を養うことができるということになります。

また、土地の広さで、坪 反(タン)という単位があります。一反は人が一年間に食べる米を生産できる土地の広さ、一坪は人が一日に食べる米を生産できる土地の広さです。従って一反は360坪(1年は365日、約360日)ということになります。単純に1石=一反とはいかないようですが、このように数値をみると歴史が身近になってきます。

なを、一反=360坪は律令で決められたものですが、太閤検地で生産量も向上したので一反は300坪に改定になったそうです。

また石の下の単位で斗、升、合があります。斗は一斗樽、升は一升瓶、合は五合桝など現在でも使われています。一石=10斗=100升=1000合となります。これで計算すると1日2.7合の米を食べることになりますが、まあまあ妥当かなという気がします。

[2006/03/29]


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