人類の祖先、現れる
現在の人類よりも以前に、猿により近い人類がいました。現在の人類は新人とよばれ、新人が現れたのは今からおよそ４万年前と言われています。化石での人類は猿人、原人、旧人、新人に分けられています。
３５０〜５００万年より７０万年前にかけて猿人が出現しています。３２０万年前にエチオピアに居住していたと考えられるアファール猿人 ( アウストラピテクス・アファレンス ) の化石は１９７４年に発見されています。１９９２年には同じくエチオピアで４４０年前のアウストラピテクス・ラミダスが発見されています。
７０〜２０万年前にはピテカントロプス(ジャワ原人)やシナントロプス(北京原人)に代表されるホモ・エレックスと総
称される原人の時代です。彼らの頭蓋の容積は猿人より大きく石器や火を使用していました。
つづいて、ドイツで見つかったネアンデルタール人に代表される旧人の時代になります。アフリカ、アジア、ヨーロッパで更新世後半 ( 約２０万年前〜数万年前 ) の地層から発見されています。頭蓋も大きく現在人とあまり変わりません。死者を埋葬する習慣も持っていましたが、新人の出現と同時に消えています。
４万年前になり、ヨーロッパのクロマニヨン人や北京郊外の周口店で見つかった山頂洞人などが代表的な新人の時代となります。現在ではＤＮＡを調べることで現在人すべてのの祖先はアフリカの一女性にいきつくそうです。
[2006/07/07][2006/09/24 増補]
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