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月の誕生の解説


月はほぼ地球と同時期にできたと言われていますが、何通りかんの説があります。代表的な説は、地球と同じガスとちりからつくられたとする「集積説」、地球の一部が分裂したという「分裂説」、太陽系の別の場所でできた天体が地球の重力で捕らえられたとする「捕獲説」などがあります。

この他、「衝突説」というものもあります。これは、地球より一回り小さい小惑星が地球に衝突し、小惑星はこなごなになり、原始地球の一部もこわれ、ガスやちりとなっ

て地球周辺に飛び散り、それが地球の周りを回転するようになり、再び集まって月が形成された、というものです。

アポロが月面に残したレーザー反射鏡を使った実験から、現在の月の軌道は年に3.8cmほどの割合で増加しています。このことから、30億年前には月は地球から18,000kmのところ、すなわち、今の距離の20分の1のところにあったと推定され、これが衝突説を支持することになるかも知れません。

[ 2006/07/07 ]

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