写楽の謎について

「写楽の謎とは ?」とあらためて考えてみると、いろいろな謎が提示されていますが、「僅か10ケ月の短い活動期間」に帰着してしまうように思われます。当時は黄表紙本等の挿し絵から始め、ある程度の修行のあと浮世絵を画くのが一般的だったようです。従って、突然に現れ「僅か10ケ月の短い活動期間」で消えていったことは非常に異常なことです。確かにあのような絵をまったくの素人が画けるとは考えられないので、だれか絵心がある人が「写楽」を名のったと考えても不思議ではありません。このためいろいろな別人説が現れてきました。まず、このあたりから考えてみます。(2004/09/23)