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写楽は謎の絵師と言われおり、先人たちがいろいろな説を提出しています。これらの説を検証しながら私なりに考察してみたいと考えています。いつ完成するかあかりませんが、ぼちぼちやっていきたいと思っています。

まず気になっているのは次の3点です。増えしだい追加していきます。

写楽の謎について

「写楽の謎とは?」、いろいろな謎が提示されていますが、「僅か10ケ月の短い活動期間」に帰着してしまうように思われます。当時は黄表紙本等の挿し絵から始め、ある程度の修行のあと浮世絵を画くのが一般的だったようです。突然に現れ「僅か10ケ月の短い活動期間」で消えていったことは非常に異常なことです。確かにあのような絵をまったくの素人が画けるとは考えられないので、だれか絵心がある人が「写楽」を名のったと考えても不思議ではありません。このためいろいろな別人説が現れてきました。まず、このあたりから考えてみます。

写楽の謎について (さらに詳し)

浮世絵師の活動期間

写楽の活動期間は僅か10ケ月間といわれています。では他の絵師は

  1. どのくらい活動したのか?
  2. どのような活動したのか?

などを調べてみます。

浮世絵師の活動期間 (さらに詳しく)

写楽の活動期間

写楽の史料としては浮世絵類考と写楽の画いた浮世絵があります。確かに浮世絵類考には「長く世に行われず一両年に而止ム」とあります。浮世絵の役者絵からは画かれた役者、演目から寛政六年五月から寛政七年一月と特定されています。相撲絵からは画かれた力士が全員揃う場所が寛政六年十一月の冬場所と特定されています。これらのことからは写楽の活動期間は約1年ということになります。

写楽の活動期間 (さらに詳しく)