転職のための職業訓練ひろば

委託訓練の就職活動

 以下は東京都の公共職業訓練受講ガイドブックより抜粋です。【2002年度】
 この訓練の目的は、求職者の方への能力開発による就職支援です。短い期間 ではありますが、訓練を修了して一定の即戦力としての能力と自信を身につ けられますと、あとは、これを活かした就職活動です。 (但し、訓練期間中は、訓練に励むことを原則とします。訓練開始当初から の就職活動は厳禁します。) 専門校でも職業紹介をしていますが、残念ながら委託訓練職種の求人情報ま では出来ていないので、専門校では紹介相談することはありません。

委託訓練実施の背景

 委託訓練は、政府の緊急経済対策の一環として平成11年4月から実施されています。65歳未満の離職者が対象です。雇用保険の受給資格者は失業給付が支給されるほか、雇用保険の受給を受けていない者は特別訓練奨励金(受講1日につき6,500円)が支給されます。
 入学金、受講料は無料です。また、委託を受けた専修学校・各種学校等には1人あたり月6万円〜15万円の委託費が支給されます。

ミスマッチ解消を重点とする緊急雇用対策

 労働省は平成12年5月「ミスマッチ解消を重点とする緊急雇用対策」を策定しました。今後1年間に少なくとも35万人程度の雇用・就業機会の増大を図り、平成11年6月の緊急雇用対策において掲げた、平成13年度末までに70万人を上回る規模を対象とした雇用・就業機会の増大をより確実にしようというものです。
 完全失業率が上昇していますが、情報通信技術や介護関連の分野等においては、大幅な求人増がみられ、これらの今後成長の見込まれる新たな産業に必要な人材を早期に育成し、その着実な就職促進を図ることが極めて重要であり、このため、雇用のミスマッチ解消を重点とする雇用対策を積極的に推進するというものです。

職業訓練の拡大による働く人すべてのIT化対応の促進と就職の促進

  • 専修学校・各種学校との連携の強化、夜間コースの開設等による情報通信等の訓練コースの拡充強化
  • 短期コースの開設や複合型受講制度の創設などによる情報通信、介護関連分野の職業訓練の拡大と働く人すべてのIT化対応の促進
  • 訓練受講者の就職の促進(新規・成長分野雇用創出特別奨励金の非自発的離職者要件に職業訓練受講者を追加)
労働省のホームページ(ミスマッチ解消を重点とする緊急雇用対策)

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