ACCORD WAGON
エクステリア
ヘッドライトユニット MC後仕様
2008.01.07
洗車後等にヘッドライトユニット内が曇るのが気に入らなかったのですが、
マイナー後のヘッドライトユニットではこういう問題が起きていないらしいので、
思い切ってヘッドライトユニットを替えてしまいました。
MC後のヘッドライトユニット及び付随する部品は、どれもMC前の物よりも防水性に優れた
構造・材質が使用されているようです。
2008.03.23
折角、ヘッドライトアジャスタモータが付いているので、
2000cc等と同様に手動ですが、運転席から制御出来るようにしました。


2008.01.07
いきなり、完成した写真からです。

MC前のモデルにMC後のヘッドライトユニットが
付けられるのか?
付かなかったら発注しちゃったこの部品達はどうする?
等という懸念を持ちながらも・・・

結論としては、ヘッドライトユニットに付随する
殆どの部品の形状に違いがあり、
意外と多くの部品を発注する必要があるのですが、
基本的なヘッドライトユニット形状はほぼ同じなので
そのまま取付けられました。
外観で形状の違いが目立つのはこの部分です。

上部はMC前の部品と同じく、フェンダー面から
2ミリ程度内側の位置に収まるのですが、
下端が全体に3ミリ程度はみ出しています。

ヘッドライトの前部は元々、MC前後共に
上部がボンネットに埋まるようになっており、
下部が出気味な構造なので、サイド部分の下端が
はみ出していてもデザイン的には破綻していません。

違和感は全くありませんし、
バンパーとの接合部が隠れるので
却って綺麗に見えます。

以下、発注した部品です。


TypeS/EuroR共通のヘッドライトユニット 左右です。
MC前には無かった補強用と思われる構造変更が
あちこちに見受けられます。

MC後の物は関係ないかもしれませんが、
安全の為にリコール対策部品
ヘッドライトフックプレート(06336-SEA-305)も付けました。
×2個

ロービームのカバーです。
パッキングも付属しています。
トルクスネジは廃止されていますが、
取り付けられる構造です。
MC前よりも奥行きが短くなり、パッキングも強力に
なっているので開閉しにくくなっちゃいました。
×2個

ロービームのコントロールユニットです。
サイズが随分と小さくなっています。
体積で半分位です。
ヘッドライトユニットへの接合部にフランジが付きました。

ヘッドライトユニットへの取付けネジ3本は
前の物をそのまま外して使いました。
×2個

ロービームのイグナイタです。
コントロールユニットとの接続部分に
ゴムのカバーが付いています。
×2個

コントロールユニットとヘッドライトユニット間の
パッキングです。
スポンジ状のパッキングから
柔らかいゴムのパッキングに
変更されています。
×2個

ウインカーのソケットです。
無色の電球からオレンジ色の電球に変わるので
誤使用防止の為にソケットの電球側端子が
ずれています。
購入した着色電球に記載されていた
端子位置の違いです。
×2個

車幅灯のソケットです。
車幅灯部分の構造が変更された為、
電球側が長くなりました。
ヘッドライトユニットへの取付けも
MC前の物は真っ直ぐに前向きになっているのに対し
MC後は少し下向きになりました。
ヘッドライトユニット内の乾燥剤は
MC後には付いていません。

ヘッドライトユニットの箱の中には1個入っていますが、
これを取り付けろという意味ではないと思います。

以前、MC前のヘッドライトユニットを発注した時には
ロービームの横に1個貼り付けられていて、
箱の中にもう1個入っていました。

乾燥剤は何れも株式会社 オゾ化学技研の商品でした。
ホームページ上では再放出しないと記載されていますが、
元々、気密状態ではないので、充分に飽和してしまった
上に、ロービームの真横で高温になれば当然、水分を
放出してしまうのだと思います。
ウインカーの電球は以前の透明な電球が使えないので
これを2個購入しました。

ロービーム(D2S)、ハイビーム(H1)、車幅灯(T10)は
そのまま移植できます。

基本的には、交換に必要な部品は以上です。

後は、当然、弄ります。
×2個

ハイビームのソケットです。
上下にあるマイナス側の接点を削ります。
左側が加工前、右側が加工後です。
前作では片側のみに電球を入れましたが、
今回は上下に電球を入れてみます。
上下にある接点を削っちゃうと
H1バルブのマイナス側との接続が出来なくなるので
1mmの黄銅板で端子を作ります。

この接点はH1バルブをヘッドライトユニットに押しつける
機能も兼ねているので端子の高さは削る前の
上下の接点より低くならない様に揃える必要があります。
H1バルブの上下をダイヤモンドカッターで切断します。
ヘッドライトユニットのハイビーム部分の上下を
H1サイズ+6mmになるようにヤスリで広げます。
ここに直径5mmのウェッジ球が入ります。
前作と同様に1.4Wのウェッジ球を取付け、
フォグライトでも使用した耐熱コードで配線します。
1.4Wウェッジ球先端に銀色の耐熱ペイントを
塗ることにより前方への光をある程度遮断出来ます。
適当な皿に少量吹き出しておいて、
爪楊枝でペタペタと頭の丸い所だけに塗っていきます。
前から見るとこうなります。
夜はこんな感じです。
前作よりも明るくなりました。

今回、車幅灯をLEDにするのはやめました。

前作で車幅灯をLEDにしたのですが、夏の深夜に峠道を
ハイビームで1時間位走ったらヘッドライトユニット内に
熱がこもり、点灯しない部分が数箇所出来てしまい、
その後も白色LEDからぼちぼちと消えてしまったので
今回はオレンジ色の電球を入れるだけにしました。

温度が下がると点灯することもあるので、多分LEDの
モールドに使用されているアクリル等が熱で膨張した
時に、チップにボンディングしているアルミ線を
引き千切っちゃったのではないかと思われます。
取り敢えず、普通通りに光軸を調整しましたが、
MC後のヘッドライトユニットにはレベライザが
標準で付いています。

折角付いているのだから機能させずに放っておくのは
勿体ないと思うので、配線してみます。

電球と同様に捩じって外してみるとこんな感じです。

品名はヘッドライトアジャスタモータです。
単体で発注すると高価な部品です。
HELLA製、Made in Germanyの文字があります。
007 878の数字がHELLAの商品番号になるようで、
ネット検索すると色々な車種用の部品が出てきますが、
これと全く同じ物は見当たりません。

このユニットと同じ物は、車体設計時に
光軸の自動調整や運転席からの手動調整機能を
想定していなかった車種に使われているようで、
アコード、アコードワゴン、旧インスパイア、エリシオン、
旧ステップワゴン、レジェンドに使われています。

シビックやストリーム、クロスロード等には別のユニットが
採用されており、コネクタ形状も違います。
この、コネクタに適合する防水コネクタを
探しているのですが見つかりません。
配線は左図のようになっています。
オートレベリングにはセンサやコントローラが必要ですが
手動調整ならば12Vとアースを繋ぎ、
信号線を運転席まで配線をしてしまえば2000ccモデル
等に使われている手動調整用のスイッチを付けるだけで
制御できます。

エンジンルームから運転席までの配線で、
水漏れせずに楽な場所を探さなければなりません。
助手席側のドア辺りはどうかなっと考えています。
ヘッドライトアジャスタスイッチの回路です。
コネクタはディーラーには無かったので、
類似したものを大須で購入します。
2008.01.13
スイッチ部分を購入しました。



これが、ヘッドライトアジャスタスイッチです。
側面と背面です。
中身を出してみました。

ぼちぼちと、配線してみたいと思っています。

2008.02.22
エンジンルームから助手足元迄の配線をしました。
リアフォグの配線と一緒に配線したので、
詳細は「リアフォグ」に記載しました。
20080323
室内からのIGとSIGの線を防水コネクタ経由で接続し、
GNDは最寄りのアースポイントに共締めして
左側の配線が出来ました。
右側への配線は防水コネクタの手前で
分岐してあります。

この部分のコネクタが入手出来なかったので
ピンを差し込んで、ピンごと熱収縮チューブで
覆ってあるだけですが多分、大丈夫でしょう。
右側へはラジエータの前を経由して配線しました。
こちらも、アースは最寄りのアースポイントに
共締めしました。

後はコルゲートチューブを巻いたらエンジンルーム側は
出来上がり。
スイッチ周りの配線をハンダ付け。
配線がごちゃごちゃしてきました。

Lightの+と−は隣にあったVSAスイッチから分岐。
スイッチとアジャスタモータへのIG信号は
電源について」を参照して下さい。

エンジンをかけて、ヘッドライトを点灯して
つまみをグリグリ。
動く動く!
スイッチが固定されていませんが、動作確認OK。
2008.04.05
デッドニング等の為に外してあった
ドライバインストルメントロアカバーを戻して完成。
光軸はヘッドライトユニット取付け時に調整した位置を
「0」として下方向に「1」「2」「3」と下がっていきます。
調整の目安は以下の通りです。

目盛 運 転 席 助 手 席 後部座席 荷物
後軸許容荷重
0
1
2
3

写真は、水平な場所で壁面から約10m離れて撮影しました。
連続して目盛を動かすとこんな感じに動きます。

0から1は動きが大きく、
1から2は動きが小さいのがわかりますか?

重量バランスに合わせて調整されているようで、
各目盛の移動間隔は均等ではありません。