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2008.01.07
いきなり、完成した写真からです。
MC前のモデルにMC後のヘッドライトユニットが
付けられるのか?
付かなかったら発注しちゃったこの部品達はどうする?
等という懸念を持ちながらも・・・
結論としては、ヘッドライトユニットに付随する
殆どの部品の形状に違いがあり、
意外と多くの部品を発注する必要があるのですが、
基本的なヘッドライトユニット形状はほぼ同じなので
そのまま取付けられました。 |
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外観で形状の違いが目立つのはこの部分です。
上部はMC前の部品と同じく、フェンダー面から
2ミリ程度内側の位置に収まるのですが、
下端が全体に3ミリ程度はみ出しています。
ヘッドライトの前部は元々、MC前後共に
上部がボンネットに埋まるようになっており、
下部が出気味な構造なので、サイド部分の下端が
はみ出していてもデザイン的には破綻していません。
違和感は全くありませんし、
バンパーとの接合部が隠れるので
却って綺麗に見えます。
以下、発注した部品です。 |
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TypeS/EuroR共通のヘッドライトユニット 左右です。
MC前には無かった補強用と思われる構造変更が
あちこちに見受けられます。
MC後の物は関係ないかもしれませんが、
安全の為にリコール対策部品
ヘッドライトフックプレート(06336-SEA-305)も付けました。
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×2個
ロービームのカバーです。
パッキングも付属しています。
トルクスネジは廃止されていますが、
取り付けられる構造です。
MC前よりも奥行きが短くなり、パッキングも強力に
なっているので開閉しにくくなっちゃいました。
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×2個
ロービームのコントロールユニットです。
サイズが随分と小さくなっています。
体積で半分位です。
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ヘッドライトユニットへの接合部にフランジが付きました。
ヘッドライトユニットへの取付けネジ3本は
前の物をそのまま外して使いました。 |
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×2個
ロービームのイグナイタです。
コントロールユニットとの接続部分に
ゴムのカバーが付いています。
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×2個
コントロールユニットとヘッドライトユニット間の
パッキングです。
スポンジ状のパッキングから
柔らかいゴムのパッキングに
変更されています。
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×2個
ウインカーのソケットです。
無色の電球からオレンジ色の電球に変わるので
誤使用防止の為にソケットの電球側端子が
ずれています。
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購入した着色電球に記載されていた
端子位置の違いです。 |
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×2個
車幅灯のソケットです。
車幅灯部分の構造が変更された為、
電球側が長くなりました。
ヘッドライトユニットへの取付けも
MC前の物は真っ直ぐに前向きになっているのに対し
MC後は少し下向きになりました。
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ヘッドライトユニット内の乾燥剤は
MC後には付いていません。
ヘッドライトユニットの箱の中には1個入っていますが、
これを取り付けろという意味ではないと思います。
以前、MC前のヘッドライトユニットを発注した時には
ロービームの横に1個貼り付けられていて、
箱の中にもう1個入っていました。
乾燥剤は何れも株式会社 オゾ化学技研の商品でした。
ホームページ上では再放出しないと記載されていますが、
元々、気密状態ではないので、充分に飽和してしまった
上に、ロービームの真横で高温になれば当然、水分を
放出してしまうのだと思います。 |
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ウインカーの電球は以前の透明な電球が使えないので
これを2個購入しました。
ロービーム(D2S)、ハイビーム(H1)、車幅灯(T10)は
そのまま移植できます。
基本的には、交換に必要な部品は以上です。
後は、当然、弄ります。 |
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×2個
ハイビームのソケットです。
上下にあるマイナス側の接点を削ります。
左側が加工前、右側が加工後です。
前作では片側のみに電球を入れましたが、
今回は上下に電球を入れてみます。
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上下にある接点を削っちゃうと
H1バルブのマイナス側との接続が出来なくなるので
1mmの黄銅板で端子を作ります。
この接点はH1バルブをヘッドライトユニットに押しつける
機能も兼ねているので端子の高さは削る前の
上下の接点より低くならない様に揃える必要があります。 |
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H1バルブの上下をダイヤモンドカッターで切断します。 |
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ヘッドライトユニットのハイビーム部分の上下を
H1サイズ+6mmになるようにヤスリで広げます。
ここに直径5mmのウェッジ球が入ります。 |
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前作と同様に1.4Wのウェッジ球を取付け、
フォグライトでも使用した耐熱コードで配線します。 |
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1.4Wウェッジ球先端に銀色の耐熱ペイントを
塗ることにより前方への光をある程度遮断出来ます。
適当な皿に少量吹き出しておいて、
爪楊枝でペタペタと頭の丸い所だけに塗っていきます。 |
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前から見るとこうなります。 |
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夜はこんな感じです。
前作よりも明るくなりました。
今回、車幅灯をLEDにするのはやめました。
前作で車幅灯をLEDにしたのですが、夏の深夜に峠道を
ハイビームで1時間位走ったらヘッドライトユニット内に
熱がこもり、点灯しない部分が数箇所出来てしまい、
その後も白色LEDからぼちぼちと消えてしまったので
今回はオレンジ色の電球を入れるだけにしました。
温度が下がると点灯することもあるので、多分LEDの
モールドに使用されているアクリル等が熱で膨張した
時に、チップにボンディングしているアルミ線を
引き千切っちゃったのではないかと思われます。 |
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取り敢えず、普通通りに光軸を調整しましたが、
MC後のヘッドライトユニットにはレベライザが
標準で付いています。
折角付いているのだから機能させずに放っておくのは
勿体ないと思うので、配線してみます。
電球と同様に捩じって外してみるとこんな感じです。
品名はヘッドライトアジャスタモータです。
単体で発注すると高価な部品です。 |
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HELLA製、Made in Germanyの文字があります。
007 878の数字がHELLAの商品番号になるようで、
ネット検索すると色々な車種用の部品が出てきますが、
これと全く同じ物は見当たりません。
このユニットと同じ物は、車体設計時に
光軸の自動調整や運転席からの手動調整機能を
想定していなかった車種に使われているようで、
アコード、アコードワゴン、旧インスパイア、エリシオン、
旧ステップワゴン、レジェンドに使われています。
シビックやストリーム、クロスロード等には別のユニットが
採用されており、コネクタ形状も違います。 |
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この、コネクタに適合する防水コネクタを
探しているのですが見つかりません。 |
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配線は左図のようになっています。 |
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オートレベリングにはセンサやコントローラが必要ですが
手動調整ならば12Vとアースを繋ぎ、
信号線を運転席まで配線をしてしまえば2000ccモデル
等に使われている手動調整用のスイッチを付けるだけで
制御できます。
エンジンルームから運転席までの配線で、
水漏れせずに楽な場所を探さなければなりません。
助手席側のドア辺りはどうかなっと考えています。 |
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ヘッドライトアジャスタスイッチの回路です。 |
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コネクタはディーラーには無かったので、
類似したものを大須で購入します。 |
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2008.01.13
スイッチ部分を購入しました。

これが、ヘッドライトアジャスタスイッチです。
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側面と背面です。 |
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中身を出してみました。
ぼちぼちと、配線してみたいと思っています。
2008.02.22
エンジンルームから助手足元迄の配線をしました。
リアフォグの配線と一緒に配線したので、
詳細は「リアフォグ」に記載しました。 |
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20080323
室内からのIGとSIGの線を防水コネクタ経由で接続し、
GNDは最寄りのアースポイントに共締めして
左側の配線が出来ました。
右側への配線は防水コネクタの手前で
分岐してあります。
この部分のコネクタが入手出来なかったので
ピンを差し込んで、ピンごと熱収縮チューブで
覆ってあるだけですが多分、大丈夫でしょう。 |
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右側へはラジエータの前を経由して配線しました。
こちらも、アースは最寄りのアースポイントに
共締めしました。
後はコルゲートチューブを巻いたらエンジンルーム側は
出来上がり。 |
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スイッチ周りの配線をハンダ付け。
配線がごちゃごちゃしてきました。
Lightの+と−は隣にあったVSAスイッチから分岐。
スイッチとアジャスタモータへのIG信号は
「電源について」を参照して下さい。
エンジンをかけて、ヘッドライトを点灯して
つまみをグリグリ。
動く動く!
スイッチが固定されていませんが、動作確認OK。 |
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2008.04.05
デッドニング等の為に外してあった
ドライバインストルメントロアカバーを戻して完成。 |
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光軸はヘッドライトユニット取付け時に調整した位置を
「0」として下方向に「1」「2」「3」と下がっていきます。
調整の目安は以下の通りです。
目盛 |
運 転 席 |
助 手 席 |
後部座席 |
荷物
後軸許容荷重 |
0 |
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1 |
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2 |
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3 |
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写真は、水平な場所で壁面から約10m離れて撮影しました。
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連続して目盛を動かすとこんな感じに動きます。
0から1は動きが大きく、
1から2は動きが小さいのがわかりますか?
重量バランスに合わせて調整されているようで、
各目盛の移動間隔は均等ではありません。 |