(野菜の栽培については新しいブログに移行しました。「自然農」の考え方に賛同し、「家庭菜園 雑草と共に」というブログ名を付けています)
今までプランターでしか野菜を栽培したことがなかったのですが、今年は畑でいろいろと栽培してみますが、初心者なので、いろいろと試してみよう。。
・春先のまだ雨の少ない時期の種まきでは、よく土を鎮圧しておき、土が乾きにくくしておく。
●春ジャガイモ
ナス科のジャガイモは、連作できないので、2〜3年は避ける
浴光催芽(浴光育芽) 直射日光に当て強い芽を出させる。ソメイヨシノが咲くときには、出芽しているようにする。
キュアリング 傷口をコルク化させる
植付後、3〜4週間で芽が出はじめる。
芽かき 草丈10cmくらいになったら、株元を手で押さえながら、1〜2本残して芽をかきとる。2本残す人が多いようだ(株間が広い時は2本〜数本でもいいみたい)。丁寧に抜いた芽を欠株になったところに植えてもいいようだ。 芽を少なくすると、大きなイモとなるが、数が少なくなる 芽を多く残すと、小さなイモとなるが、数が多くなる
土寄せ 芽かきの2週間後に追肥と一緒に土寄せ、花芽が見えた時
内生休眠 イモが完熟している場合、およそ60〜140日程度。キタアカリの休眠期間は男爵より短い中。男爵で90日、紅丸やメークインは60日程度。
(参考) ・群馬県家庭菜園サポート http://www.aic.pref.gunma.jp/e/saien/
●ジャガイモ栽培記録 3/21 植え付け 今年は桜の開花がすごく早いらしく、東京は平年より1週間早く、3/21開花。うちの庭のハクモクレンは4,5日前に開花していた。食用にもらったジャガイモなんですが、伸びた芽を何回か取ったりしたようで、皮はしわしわになっているし、真黒になった打撲班らしき部分も多くて、しかもやわらかくなっているという食べるにはどうしようもない状態。仕方がないので、これを種イモにしてみました。植えつけるイモの重さは、50グラムが適切なのですが、状態が悪いので、100グラムに大きく切り分けることにし、2日前に切断し、新聞をかけておいて、いちおうキュアリングしておきました。畝をつくるのが面倒なので、植えつける部分だけ、スコップで穴を掘り、堆肥をひとつまみ入れて、深さ5cm〜10ぐらいにイモを置きました。間隔は50〜60cm、列間は1mくらい、すべて適当にやって、作業は2時間くらい。 4/12 半数くらい発芽(この日は桜吹雪がきれいだった) 4/18 全部発芽(予想より良い)していた。 5/16 他の畑では花が咲いているのに、明らかに成長遅い 5/30 葉が茶色くなったりして、不健康そうな感じ。畑に残っていた小芋が自然に発芽したジャガイモは、緑色が濃くて健康そう。 6/6 うちの畑だけ早くも枯れ始めた苗がちらほら。明らかに成長不良で、これほどダメだとは予想しなかった。でも、掘ったら4cmくらいの大きさにはなっていた。 6/13 10本以上掘ったけれど、枯れたような株のイモは、大きくても4,5cmくらいで、2,3cmほどの食べるには小さいイモが多い。 6/20 ほとんどの株が黄色くなったので収穫。イモの大きさは先週より少し大きい感じだが、2,3cmのイモ多い。芽かきをしていないため、4,5本と多いこともあって、余計にイモが小さくなったようだ。 7/4 最後の収穫。2週間前のものより大きく育っていた感じ。腐りが入っているイモが2個あっただけで、思ったより大丈夫だった。地上部は完全に枯れていて、雑草に埋もれており、収穫は大変だった。
●秋ジャガイモ(秋植え、秋作) キタアカリは、秋ジャガイモでも栽培できる。霜が降りるまでの100日間生育させる。ジャガイモの生育適温は、12度から22度で、23度を超えるとイモの肥大は止まるので、あまり早く植えつけても良くない。 秋ジャガイモは、浴光催芽よりも砂床芽出し(冷床育芽法、芽出し床)が良いようだ。川砂に埋めて、乾燥しないように水をかけておく。 秋ジャガイモの植え付けでは腐りやすいので、小芋を丸のまま植えるか、よくキュアリングする。マルチを使うと地温が上がり過ぎて失敗するようだ。 発芽したての芽は、ヨトウムシに食べられるので注意。 収穫は、霜が降りて地上部が枯れてから。畑にそのままにしておいて、食べる時に収穫してもよい。
予定 8/15、8/29 2回に分けて植え付け。 種イモは6月に収穫したものを使い、2週間前からをし、明るい日陰に置いて発芽を確認してから植えつける。 12月上旬収穫
秋ジャガイモの栽培記録です
・太田地区の例では、キタアカリ、アンデスレッド、インカのめざめ、の3品種を8/11植え付け、11月上旬収穫
●トウモロコシ(スイートコーン) ・播種 鎮圧する。特に、春先は乾燥しやすい。播種深度は春先は3pにし乾燥や降霜に備える。降霜の恐れがない時は、播種深度は2pにする
・無除けつ栽培:地際部や地中節から分けつは、根を増やし、分けつ葉からの養分転流で増収となる。除けつすると、倒伏が増加する。分けつの雄花の花粉によって先端不稔も減少する。ただし、中晩生種で3本以上出る時は、日当たりや風通しが悪くなりそうな時は、不要なものを取り除く。
・除房:絹糸が出始めた頃に、最上部の房だけを残す。なお、除房しても1番穂がそれほど肥大するわけでもないようで、無除房。また、生育が良いと2番穂も立派に収穫できる。品種によって、2番穂が大きくならず、除房の必要のないこともある。
・追肥 雄穂が出た時
・アワノメイガ 成虫が飛来しやすい雄穂開花期から特に注意する。アワノメイガの卵は、トウモロコシの葉の裏に産卵され、卵は魚のうろこのように重なって、楕円形で薄い卵塊状態になっている。
対策:幼虫はトウモロコシの茎内で越冬するので、トウモロコシ残渣は処分しておく。アワノメイガは、ハトムギ、アワ、ヒエ、キビ、ソルガム、ショウガも加害するので、これらの作物にも注意する。
捕殺:ふ化した幼虫は、ふ化ご2,3日間は、集団で糸をはき、葉裏や雄穂・雌穂上にいるので注意して見つける。受粉が終わったら、雄穂は不要になるので、全ての雄穂を切除して、雌穂に移動するのを防ぐ。茎に穴を開けている時は、穴から針金を入れる。
アワノメイガの天敵は、ヒゲナガコマユバチ。
1回目 4/18 国華園 F1ハニースイート(40ml)バイカラー 150円 4/18播種 乾燥した日が続いたので発芽率は1,2割くらい。播種時の鎮圧をしなかったのが失敗だった。もっと早く播いても発芽はするだろう。 6/20 雄穂が見えてきた。 7/12 10本収穫(アワノメイガ被害1本)皮は薄くて軟らかかった。甘みはまあまあ。 7/15 10本収穫(カラス被害1本に少しだけ)。2本の茎にアワノメイガの穴
2回目 5/23 サカタ ハニーバンダム スイートコーン ピーター610 数量23ml(約50本)¥188 耐暑性強く,高温期栽培のできるバイカラー。初期生育は「ピーターコーン」並だが、ごく黒葉の広葉で、茎も太く、耐暑性が非常に強い。暑さや病気に強く、生育旺盛なので初夏まきして秋どりもできる。温暖地の春まきでは、タネまきから約95日で収穫できる。
5/23 雨多く発芽率9割
3回目 6/20 種:トーホク 一代交配 あま〜いコーン(バイカラー) 6/20播種 発芽率5割 雨が続いていたので、種が腐った?土壌クラストが形成されていたので、発芽が阻害された?
来年は、4月上旬から順次種まきをして、5月15日にも播き、お盆に食べられるようにしたい。遅く播くほど虫害が増える。1回の播種で、10粒以上播くこと。春播きでは、発芽までに10日。
秋トウモロコシは、7月下旬に播種。 http://www.takii.co.jp/tsk/y_garden/spring/sweetcorn/index.html http://www.honda.co.jp/helloyasai/yasai20shu/tomorokoshi.html
●サツマイモ 葉柄の付け根から生える太い根(不定根)が、生長してイモ(塊根)になる。連作障害は少ない。細根は深さ1mにも達し、養分を吸収する。定植から4か月で収穫可能になる。 ・ツル返し:ツルから根が出て、その根が太るのを防ぎ、根元に栄養を集中させるために、収穫までに何回か行う。
5/31に定植。株間40cm。タマユタカ(玉豊、干し芋用の品種)25本、春こがね50本、1本10円町屋。カインズホームだと5月上旬に切り苗は売り切れるそうだ。翌日に苗を定植したが、しおれていたのに、水揚げしなかったためか、雨が続いていたのに、翌週にはかなりの葉が枯れていた。 挿苗時の葉が枯れてしまうと、枯れた葉の節からの根は吸収根になり、収量が少なくなる。挿苗時の葉1枚に2個の芋が付く。
安納芋:ネットリとした食感で甘みはあまり強くなかったけれど、オレンジ色がきれいで、干し芋にしたら、おいしそうな色になっておいしかった。種子島で古くから栽培される品種で、暖地系。暖地系なので群馬の栽培では今一つの甘さだったのかな?
●ニガウリ 日よけのために毎年庭に植えている。今年は、苗を買ったので、成長が早く、7/12に主枝、副枝とも2階に達した。
●枝豆 播種:4月下旬〜5月下旬 土寄せ(培土):開花するまでに2〜3回、土寄せを行なう。培土で埋込まれた大豆の茎から不定根が発生し、根粒菌も増える。 エダマメの根は浅根性で、乾燥には極端に弱いので、根元に敷き藁をし、開花以降は注意する。大豆を初めて栽培する畑では、根粒が十分に付かない場合がある。
種:国華園 黒太郎エダマメ(30ml)140円、育成80日くらいから収穫できる早生系黒豆品種。草丈55cmくらいで分枝数も多い 4/18 播種 発芽率は9割以上 7/15 収穫 最初に播いたところは、莢の数はそれなりに多いのだが、実が入っていても量が少なく、空莢も多い。翌週に播いたところは、95%くらい空さや。開花後に乾燥させてしまうと実の入りが悪くなるようだ。また、実入りは地温にも影響されるらしい。味は良い。草丈55cmとのことだが、今回は30cmくらいしかなく、明らかに成長不良で、種まきが早すぎたのだろう。今年の梅雨入りは6月10日だったが、いつ開花したのか気にしていなかった。来年は、2袋購入して、4月下旬から1週間ごとに、4回に分けて播こうかな。多く収穫できそうだったら、完熟させて黒豆もいい。
●サトイモ 種イモ20〜30グラムでも規格内の収量は低下しないようだが、一般的には40〜60グラムで大きいほど総収量は増えるようだ。植え付けは深さ5〜10cm。小芋のついた親芋のまま保存し、植え付け前に50グラム程度に分割して植えてもいいようだ。 4月 10グラム程の小さいイモばかり植えた 7/4 食用にとっておいた大きな親芋に芽が2,3cmも伸びてしまったので、植え付けたが、腐りが入っている感じ。。
●エンサイ(ヨウサイ、空心菜) 播種:6月上旬〜7月上旬 6/6 播種 発芽率100% 6/20 葉数2,3枚
●カイラン 播種:5月中旬〜7月下旬 7/4 播種 播種を忘れていたので、遅くなってしまった。
●ズッキーニ 種:トーホク 一代交配 ズッキーニ 5ml 283円
4/18 播種 1粒のみ発芽(昨年の種だったので発芽が悪いのか?)まだ種が余っているので、来年はポット栽培で発芽を確認してから移植しよう 7/9 収穫(収穫が遅すぎて直径8cm、長さ30cmにもなったけど、なんとか食べられた)
●インゲン 霜に弱いので、播種は4月下旬以降。 7/9 収穫
●オクラ 播種:5月中旬〜下旬 http://www13.ocn.ne.jp/~g-life/yasai/yasai-kasairui/yasai-okura/yasai-okura.html
●モロヘイヤ 播種:5月中旬〜6月中旬
■落花生 播種:5月中旬〜6月中旬 花の元から出てくる根のようなもの(子房柄)が、土の中に入って実を付ける。花が咲く前によく除草をしておき、花が咲くころ培土をする。子房柄を土から引き抜くと、再びさしても実を付けないので注意。収穫は、葉が黄色っぽくなり、実の殻の網目がはっきりしてきた時10月-11月。
国華園 落花生(25ml)100円
・ニンジン 播種7月下旬〜8月上旬
●キュウリ 乾燥と過湿に弱い。浅根性なので敷きワラがよい。
畑に苗を植え、立ち性なのに、地這えにしたら、あいにく水はけの悪い場所で、著しく生育が悪かった。
庭に植えたものは、順調に生育し、よく実がなった。
●カボチャ
●雑草の管理 農薬を使わないということは、天敵を利用するしかない。害虫が全くいなければ、捕食者もいない。ということは、雑草もある程度は残しておかないといけないのかな?岡田茂吉さんの自然農法では、雑草も土にとって必要なものとしている。自然農法を継続していると雑草の種類が変わり、作物と共営するらしい。 トウモロコシの条間を広くとったら、条間の除草まで手が回らず、メヒシバが繁茂し、バッタ類がかなり発生している。でも、トウモロコシに付く害虫は、アワノメイガ、それにアブラムシ。この2種類の害虫は、雑草の有無には関係ない。クロアリは、アブラムシを強力に保護しているが、クロアリは裸地が好きみたいだから、雑草があったほうがいいような。
裸地にしておくと、土壌クラスト(土膜)が形成され、水や空気が土壌に流入しにくくなる。
●障壁(バンカー)作物 ソルゴーにはアブラムシが多発するので、テントウムシやクサカゲロウなどの天敵が育つ。ナス、キュウリの栽培で使われる。ソルゴーはイネ科なので、トウモロコシには向かない。
●実家の野菜 ナスとトマトが半身萎凋病になっていた。すぐに抜いたほうがいいと進言したのだが、殺菌剤を散布したし、元を取るとか言ってそのまま育てていた。病気が周囲に広がらなければいいのだが。。。ナス科の他、ウリ科のキュウリ、メロン、また、イチゴ、キク、フキにも広がる?(病気の系統が違えば大丈夫?) バーティシリウム・ダリエ菌(Verticillium dahliae)は、系統があり加害作物に差がある。 ナス、ナスとトマト、ナスとピーマン、ハクサイとダイコン、その他 宿主植物でない場合も根に侵入し、微小菌核を作るので、何年も残ってしまう。しかし、ナスもトマトも抵抗性のある品種を植えればいいようだ。
・作物のバーティシリウム菌に対する感受性程度 http://www.agri.pref.hokkaido.jp/fukyu/abc/potatokankoubutu/htp51.htm より、非宿主作物は、にんじん・たまねぎ・ねぎ・アスパラガス、トウモロコシ
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2009年3月21日(土)
No.287
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