あへて言はずにはゐられない。
みずほ銀行は、やはりみづほと記してほしかつた。瑞穗から來てゐるのだらうけど(まさか不レ見圃といふことはあるまい)。
小沼純一著『サウンド・エシックス』讀了。
かういふ、答へではなく絶えず問ひ掛けを與へて呉れるやうな本は大好きだ。
カウンタが飛んで了つた。一から出直し。私はアクセス數至上主義ではないので、さしたる感慨もなし。たゞカウンタは一日の閲覽數を知るのには重寶してゐました。
實は、みずほ銀行に口座を持つてゐる。案の定引き落としが、滯つてゐるみたい。
こゝは一つ、みづほ銀行と改名して心機一轉、また出直してみては如何でせう。みずほでは、驗が惡さうだ。
過てば則ち改むるに憚ること勿かれ
(論語)
阪神タイガースが破竹の開幕七連勝だ。阪神で行はれる桜花賞は、タイガースに因んで買つてみたい。
混戰が見込まれさうなので、單勝は買ひづらいレースだ。そこで虎と云へば、虎柄の黄色(五枠)と黒色(二枠)。白虎を含めれば白色(一枠)もはづせない。奇しくも活躍中の新外國人もホワイトだ。
枠連 1-2、2-5 を中心に買つてみる。押へに 2-2 も少し。
さうさう、この「覺える」も「覺へる」と書き誤り易いのですが、文語體では「覺ゆ」ですから、ヤ行(やいゆえよ)の中で活用します。ハ行にはなりません。「聞(こ)える(聞ゆ)」「越える(越ゆ)」も同樣です。(
活用しますと言つても、口語ではヤ行の中の「え」しか出て來ませんが)今日日日記「2002年4月 7 日」より
私は見事に間違へてゐた。お恥づかしい。
と云ふわけで、こつそりコンテンツ内の文書と辭書を訂正。
筍を貰つた。腕の長さくらゐはありさうな大きなもの。早速、家で茹でる。
實は今まで筍を扱つたことがなかつたので、こんなレシピを讀みながら試みた。
- 竹の子の茹で方
- 材料
- 竹の子中二本、米糠二にぎり、赤唐辛子(たかの爪)二本。
- 手順
- 穗先を斜めに切る。淺く縱に包丁で切れ目を入れる。
- たつぷりの水に竹の子、米糠、赤唐辛子を入れ落とし蓋をして、煮立つてから約 2.5〜3 時間、根元に竹串を刺して、すつと通れば OK 。
- 火を止めて冷たくなるまでそのまま冷やす(鍋止め)。
- 水にさらして皮をむく。使用しない場合は水に浸けて冷藏庫、なるべく早く使用する事。
水につけて冷藏庫に入れておけば、一週間はもちます。でも味落ちは置くほどするので、早く使つた方がよいでせう。
「銀スプ chef の簡単レシピ」より
實はきのふ小林秀雄生誕百年だつたとは。
明治三十五年(1902)四月十一日に誕生。
ちなみに『きょうは何の日〜毎日が記念日〜』から、4月 11 日生まれの人を調べてみると、
正力松太郎、三木のり平、すぎやまこういち、加山雄三、武田鉄矢、森高千里、メジロライアン
等々
いやはや。
最近、正統表記サイト以外のあちこちで、正字正假名遣ひが話題になつたり、取り上げられてゐるやうな氣がする。無關心でゐるよりも何かしら耳目を引くことがあるのは喜ばしい。
たゞ、何故かしら Negative な(或いは的外れで頓珍漢な) 意見ばかりが目につくやうな。悲しい。
今日は中山大障害(春)。實は大障碍のファンなのだ。
ランド君の鼻出血、競走除外には參つた。しかし明らかに調子は良く見えなかつたけど。
珍しく障碍レースで一頭も落馬せず、完走したのが強く心に殘つた。競走馬の一團が、大竹柵障碍や大生垣を無事に飛越するたびに、スタンドの觀客達から拍手が起こる。とても美しい光景だ。
スタンドで觀戰してゐると、私の横にゐた私服の男性が突如あらぬ調子で、聲をあげ始めた。
すは、電波か!と身構へた。
實はこれが噂に聞く實況練習と云ふものだつた。私のゐる位置は、丁度ターフが一望出來るところ。離れたところでも、別の方が實況を始めた。サラウンドで實況を聞くのはお得なやうな複雜な氣分。流暢な實況は流石だつた。
明日の皐月賞はタニノギムレットを中心に。流石にタイガーカフェはちよつと(?)。
村上 龍著「e メールの達人になる」讀了。
NHK アーカイブス「原宿 24 時間」を見てゐたら、またしよつぱい氣持ちになつて了つた。
近所の「お茶の水おりがみ会館」で、浅野宵夢(もおむと讀むみたい)氏の個展を見物する。
馬やみみづくを描いたものが多い。可愛いらしくも、どこか(シャガールとも違ふが)幻想的な趣きが強い繪。私好み。
月一恆例、オルトフォン・千代田テクノル共催のチャリティ・コンサートへ行く。
けふは「クラシックギター演奏會」。上谷直子さんのギターを滿喫する。
有明の東京国際ブックフェア 2002 へ行く。
書籍の安賣りが目當てだつたが、出版界の動向も氣になる。電子出版やオンデマンド・システムの流れは、ますます盛んになるだらう。こゝから正字正假名遣ひを廣める契機となればいいと思ふ。
Voyager の社長さんが T-Time の Dimonstration をしてゐた。これつて縱書きのブラウザとしても使へるかも。
燒き玉エンジンけしかけ Goodness Gracious Great Ball of Fire !〜♪
フト陽氣も良いので歸りに船に乘つてみた。海上バス「レインボー」號に乘込み、潮風を浴びながら東京灣を望む。海は良いなあ。遠くには矢鱈高いビルが竝び、遥か頭上を高速十一號が走る樣は、一昔前のメトロポリス的風情とも云へる。
あまりに氣持ちが良いので、更に淺草まで足を伸ばす。墨田川を遡り、橋巡り。ちようど日も傾き、あちこちの橋がライトアップされる。レインボーブリッヂは流石だ。絶景かな。
デッキの上では、あちこちで橋をバックに撮影會が始まる。私も見ず知らずの人達に驅出されて、にはかカメラマンとして活躍する。
しかし流石に、日が沈み切ると吹き荒ぶ潮風が身にこたへる。
副島輝人プロデュース企画第 6 弾:シンポジウム 『今日の即興音楽について』を觀る。
實はこゝの文藝春秋のブースにあつた「福田恆存全集」「福田恆存飜譯全集」を、大人買ひして了つたことをこゝに告白致します。
引用するときに便利なので、見出しには id 振って欲しい
と云ふのを讀んで成程と思ふ。
たゞ、私の使用してゐるエディター(mi)は、見出し毎にテキストをジャンプしてくれる機能をもつてゐて重寶してゐるのだが、それが生かされないやうになつて了ふ。
春の G1 は荒れたレースが續いてゐたが、今囘は馬券的妙味はなささう。まづ三強でかたく收まりさうだからだ。大橋巨泉の言ふやうに、競馬は別定重量なら強い馬が勝つべきものだが、その典型が春の天皇賞
と云ふわけだ。
たゞどの馬も一長一短はあり、どの馬に絞るかが實に難しい。取り敢へず、かう印を附けてみた。
◎ ナリタトップロード ◯ ジャングルポケット △ マンハッタンカフェ
本當は、かういふレースは連單で買ふべきだ。
本屋をあちこちまはる。
赤羽の馬鹿祭りを見物。フリーマーケットや演奏などを見る。
私はありきたりですが、國語辭典をよく活用してゐます。
「漢字字源辞典」「漢字用法辞典」(角川書店)、「岩波新漢語辞典」(岩波書店)購入。
岩波の國語辭典はよく使はれてゐるみたい。
肯定的な意味合ひで。
實はこの <span class="yomi">
は、富山いづみさんが使はれてゐるのをみて、眞似つ子してみました。これは使へます。スタイルは自分ででつちあげましたが、abbr や acronym と揃へてゐます。
成程。難しく考へすぎてゐたやうです。対象は限定しません
とのことなら、いくつか面白いのを思ひ附いたので、囘答に附け加へてみました。
今まで、正字正假名遣ひを支援するサイトと云ふ看板をあげてきたが、このサイト内で遣はれてゐる正字正假名遣ひの表記がどのやうなものか、何も記してゐない事に氣附く。
そこで改めて、私の表記法と云ふコンテンツを書いてみた。
Do the Hustle !
新小岩のライブハウス「ジョニーエンジェル」へ、オールディーズのバンドを聽きに行く。
何とこの店の常連さんに引つ張られて、ダンス(と呼べる代物ではなかつたが)を踊らされて了つた。
『パソコン悠悠漢字術 2002』讀了。
贔屓のウヱブサイト「jazz saxophone」は本當に閉鎖して了つたみたい。寂しい。
恆例のオルトフォン・千代田テクノル共催のチャリティ・ コンサートへ行く。噺家の柳家小三治師匠と、ジャズヴォーカリストの与世山澄子さんが出演した。師匠の見事な語り口に會場は笑ひが絶えない。藝人とは流石なものだ。
そして合間にレコードを掛けて聽いたりする。けふ与世山澄子さんを知ることが出來たのは、思ひ掛けない喜びだつた。世の中にはすごい人がゐる。
有朋自遠方來、不亦樂乎
朋あり、遠方より來たる、亦た樂からずや
この讀み下し文は、岩波文庫の『論語』(金谷 治譯注)から引きました。注釋を讀むと、
朋あり…―後藤點†の讀み方。「朋遠方より來たる有り」と讀む方が古い(古點、道春點††)。
†後藤芝山による讀み。††林羅山による讀み。
とあります。
己所不欲 勿施於人也(己の欲せざる所 人に施すこと勿かれ)
『論語 卷第八』衞靈公第十五より
さらば凡て人に爲られんと思ふことは、人にも亦その如くせよ。これは律法なり、預言者なり。
『新譯聖書』マタイ傳福音書第七章より
曙橋の「Bobby’s」でジャズボーカルを聽く。かういふ唄物のセッションは初めてだつたので興味深かつた。
まさか歌詞も正假名遣ひだつたりして(希望的觀測)。
なんと小泉首相が、東京競馬場に來場するつて。
東京競馬場で第六十九囘日本ダービーを觀戰する。流石に凄い人出。そして警官の數。なにせ、44年振りに総理大臣が來場するといふから。
レースはタニノギムレット號の勝利。今まで持つてゐた、ローテーションの常識を捨てなくてはならないな。でも、これはヤネのお陰かもしれないけど。
レース終了後、突如一天にはかにかき曇り、雨が降り出し雷が轟く。みんな慌てゝ雨宿り。表賞式をみるどころではなくなつた。大雨の中たいへんだ。そして小泉首相も馬券を買ひ的中してゐた。
激しく雨が降りつけ、雷がおち、強い風が吹き荒れる。でも、最終レースが終はる頃には、嘘のやうにまた晴れ上がる。陽が差してきた時、東の空にそれは見事な虹が映しだされてゐた。これ程までに美しく、大きな虹は見たことがない。遮るものは何一つなく、眩しいくらゐの七色のスペクトラムが、鮮やかに半圓を描いてゐた。
我わが虹を雲の中に起さん 是我と世との間の契約の徴なるべし
(『創世記』より)
ちよいと出ましたあきれたぼういず 暑さ寒さもちよいと吹き飛ばし
春夏秋冬明けても暮れても 歌ひまくるがあきれたぼういず〜♪
あきれたぼういずは大好きでよく聽いてゐました。
職場で使つてゐるウィンドウマネージャを、Fvwm95 から GNOME へと移行した。すごく新鮮だ。
The rest is silence.
……。
「言葉 言葉 言葉 」復活。
You would Be So Nice To Come WEB To〜♪
色々と考へさせられる日々を送りました。
氣がつけば、あぢさゐが咲きはじめてきた。
はじめてこの表記を知つたとき、驚いた記憶がある。
「なってるハウス」で『副島輝人フィルモグラフィ』を鑑賞する。
懷かしき 8 mm フィルムでの上映だ。未だ現役で、映寫機が使はれてゐるのを見るのは十何年振りだらうか。
思へば、私の子供時分に上映會と云へば、8 mm でやると相場が決まつてゐた。薄暗いホールのなか、映寫機のオープンリールがカラカラ音を立てて廻つてゐたのを思ひ出す。
けふも「なってるハウス」で『副島輝人フィルモグラフィ』を鑑賞する。
ディアマンダ・ガラスは強烈だつた。夢に出てくるかもしれない。
さういへば、椎名林檎さんはよく現代假名遣ひとは異なる表記で、文章を書いてゐたりする。日本の Top Singer 達は正假名遣ひを推奬してゐる(希望的觀測)。
フォローありがたうございます。
白山神社へ「文京あじさい祭り」を見に行く。色とりどりのあぢさゐが咲いてゐたが、この炎天下では少しさえない。
タコ燒きを食べながら、猿まはしを見物する。猿の巧みな藝に感心するが、それ以上に猿曵きの愉快な話藝、客弄りに惹かれた。
この神社には、「孫文先生座石」といふのがあつて、何でも明治四十三年五月十九日に、孫文がこの石に腰掛けて、ハレー彗星を見ながら支那の革命に思ひをはせてゐた、そんな謂れがあるさうだ。
何故か Mozilla 1.0 で、このサイトを閲覽すると、スタイルシートを讀み込んで表示して呉れない。何か間違へてゐるのだらう。
アンテナ(白山電波塔)に捕捉されてゐた。私も尻馬に乘つて、アンテナを作成してみる。
正字正假名コンテンツに、リンクやアンテナを追加。
職場でサッカー觀戰。
アンテナ捕捉ありがたうございます。私の作成したアンテナは、國語關係といふよりも、あくまで正字、正假名遣ひを用ゐてゐる日記コンテンツ等をまとめたものなので、ちよつと趣が異なるかもしれません。
『電子音楽 in Japan』(アスペクト)讀了。
いくつかの反応
正統表記系
と云ふのは、一般の人がまづ用ゐない、そして讀めないやうな漢字をすらすらと使ひこなせる、漢字博士のやうなものと思はれてゐるのだらうか。疑問に思ふ。
ちなみに、この漢字読めます?
は 2/3 しか讀めませんでした。
もし正統表記系云々と云ふのなら、かういふ問題だつたら嬉しかつた。試しに自分で作成してみました。
問題:以下の漢字の讀みを、正假名遣ひで答へよ(全て植物の名前)。
解答は明日。やつぱり、漢字博士のやうに思はれて了ふか。
解答
『寒村茶話』(朝日新聞社)讀了。
明治の社會主義運動家、荒畑寒村翁の文字どほり、一夕の茶呑み話をまとめたもの。とても樂しく讀みました。凛冽たり近代 なほ生彩あり明治人
。
「言葉 言葉 言葉」十萬ヒットおめでたうございます。喫茶去(趙州)。
文化廳の調査より
「つとに」「けんもほろろ」10代の8割が意味わからず
文化庁は「こうした言葉が消えないようにするには、古典などに親しんでもらうしかない」としている。
文化庁国語課は「年長の人と話す機会が減ったことや読書不足が背景にあるのだろう」という。
慣用句だけの問題ではない。さういへば大昔、日本語を易しくするのだ、といつた主旨のもとに古典に親しみを持てなくなるやうな、無理無體な假名遣ひの押し附けと、牽強附會的な略字やそれに伴ふ用字用語の言ひ替へを行つたのはどこの團體やら。
戸山團地の「ふれあいハッピーコンサート」にて、『さっくすだん』の演奏を聽く。とても堪能した。アレンジが冴えてゐる。
ジャズのレパートリーが多かつたが、「ドラえもん」のテーマもやつてゐた。とても樂しい。迂闊にもこの曲が March であることに今までまつたく、演奏を聽くまで氣が附かなかつた。Good Grief !
後楽園黄色いビル四階の「TOKYO DOME バーチャルスポーツプラザ 打撃王」へ行く。
バッティング場で心地良い汗を流す。桑田投手に連續三振を喰らつて了ふが、入来投手からは辛くも安打を放つことが出來た。
「立つて半疊、寢て一疊、天下取つても二合半」
祕する花を知る事。祕すれば花なり、祕せずば花なるべからず、となり。この分け目を知る事、肝要の花なり。
世阿彌「花傳第七別紙口傳」より