やうやくといふか、CD-RWを導入する。
そこでデヱタのバックアップ及び、システムの入れ替へを行ふため、暫く二三日更新をお休みします。惡しからず。
とりあへず完了。まさか正月から徹夜する羽目になるとは。
友達がウヱブペイジを開設しました。映畫評のペイジです。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/3742/
筑摩書房の『高校生のための小説案内』を讀む。
短文讀み切り形式のアンソロジーで、樣々な作家(足穗やらヘミングウェイ、氷室冴子からS・レムなど)の文例が收録されてゐる。それぞれの作品を讀みながら、登場人物達の行末が氣になり頁をめくらずにはいられなくなる、そんな魅力的な文章ばかりでとても愉快だつた。いつからか全く小説の類ひを讀まなくなつてゐたのだが、良い小説とは元來かういふものであつたことを思ひ直した。
まづ手始めに、吉田知子さんの「極楽船の人びと」(中央公論社)を探して讀む心算。
どうも「一汁一菜」はそれほど讀まれてゐるわけではなささうだ。今昔文字鏡フォントをインストールさせるのは、やつぱり無理があつたか。勞多くして功少なし。少なくともウヱブサイトで用ゐるにはもつと別の方法がいゝみたいだと感じました。
と云ふわけで、一汁一菜をひとまづ閉鎖します(基本的にコンテンツは同じだから影響はないのですが)。今昔文字鏡はまた別の違つたコンテンツで使用する心算です。これはフォントをインストールする必要はなく、そのまゝ觀ることが出來るやうになります。いつとりかゝれるやら。
ちなみに今まで一汁一菜に載せてゐたペイジは、一日一膳の各ペイジと竝記させて置くことにします。
を見に國際展示場へ行つた。一廻りするだけで草臥れる程の出店が竝んでゐる。色々書きたいこともあるので、コンテンツの方でまとめてみやうかな。ちなみに今囘買つた品物は、
田中小実昌さんの『バスにのって』を讀了。最晩年のエッセイ(日記)集。
ひたすら、同じやうな話が繰り返される。バスに乘る、映畫を見る。酒を飮む、外國へ行き居候を決込み、始終病氣の話がでる。とても私には眞似出來ない生活だ。
讀みながら、同じく最晩年の星 新一さんのエッセイ集を何故か思い出して了つた。つまり典型的なおぢいさんの文章だと云ふことなのだらう。かういふのは、若いひとや、女のひとではまづお目に掛かることのない、そして書くことの出來ない不思議な文章だと云へる。
遲蒔きながら、CSS のプロパティを直しW3C CSS Validatorでチェックしてバナーを入手。
調子にのつてあちこちのバナーを附足してみたりする。考へてみたら、すべてのペイジにバナーを附ける必要はない。
小池清治さんの『日本語はいかにつくられたか?』(ちくまライブラリー)讀了。とても讀みやすく、日本語が形成されていく過程を、ポイントを押さへて簡単にさらふのには向いてゐる。
たゞこの手の本を讀むとき、この著者は現代かなづかひや、新字體についてどのやうに考へてゐるのか、ついつい氣にしながら、ペイジをめくるのはチトまづいかな。
PC 上で JIS コード以外の文字を表示するのに、ユニコードと今昔文字鏡くらゐしか方法を知らなかつたが、最近、e 漢字(電子漢字)なるものを知る。これは使へるかな。
しかし、e 漢字。語呂としては如何なものか。フト昔の E 電(@ JR)とか、E 気持(@ 沖田浩之)なんてものを思ひおこす。
さういへばこんなコンテンツがありました。
他にも白川 靜關連のコンテンツが置いてあり興味深い。
久し振りに本屋さんへ行つたら、高橋悠治の「たたかう音楽」(晶文社)を入手出來た。掘り出し物だ。
福田恆存著『私の國語教室』(文春文庫)、來る三月八日に再刊。
しかし一抹の危惧が…。
1000 Hit
これからもご愛顧のほどを。
Macintosh 版 Lynx は使へるのだらうか。と云ふか日本語が表示されないのでは?
フェブラリーステークスを觀戰。そしてウイングアローの引退式を見てゐた。
歸りに府中の古本屋で買ひ物。最近出た小林秀雄全集一册を入手。また讀み直したい。狹いながらも面白い品揃へのお店だつた。
おめでたうございます。今後も『Word Word Word Criticism ―― 言葉 言葉 言葉』 益々の御發展をお祈りしてをります。
成程、かういふ催しだつたのですか。餘所の CSS を讀み込むのはとても新鮮だ。
昨日の CSS のデザインはとても私好み。
2月14日(木)一日一膳
1000 Hit目は、私でした。『窮理學研究所』 「退屈日記」より
ありがたうございます。私は 999 Hit でした。これからもよろしくお願ひします。
千代田テクノルとオルトフォンが共催する恆例のチャリティ・コンサートへ行く。
今囘は映畫音樂特集。最新のプラズマディスプレイ(50 吋)なるものを用ゐて、映像と音樂を滿喫する。出演の襟川クロさんと、福田千秋さんのトークもまた樂し。襟川さんは映畫・音樂パーソナリティ( DJ、MC)をなさつてゐるので、トークの上手さや面白さは流石だ。福田さんはどこかで聞いたやうなダンディなお聲なのだが、それがどこで聞いてゐたものなのかが思ひ當たらない。
昨日のちやぶ臺にプラズマといふ單語を使用したとき、思はずプラヅマと書きたくなつた。イナヅマと間違へてゐる。似て非なるもの。
こつちは稻妻だから「づま」でいゝのだけれども。
闇黒日記經由愛書家への5の質問
氣になる。明日お答へしてみます。
此れは、英語で"plasma"だから、仮名遣としてはプラズマですね。
若しも、"pladma"だつたりすれば、「プラヅマ」もありだつたかも知れないけれども。
『何かの日記』所載、H14-02-22 より
勉強になります。
愛書家への5の質問、そして更に活字中毒者に50の質問にも囘答しようと思ひます。
長くなるので、「一汁一菜」 に書き記してゐます。眞面目に答へてゐる心算ですが何せ分量が多いので、いはゆる Dead Serious な囘答ではありません。
眞面目に答へてみる心算でしたが、思惑はづれて隨分いゝ加減な返答に。
陽氣が良いので、赤塚公園へ花見に行く。赤塚城址の梅園はとても見事だつた。桃源郷に遊ぶ。
公園の鄰の「板橋區立郷土資料館」を見學する。歳を取るとかういふのがとても面白くなる。ちなみに私の住んでゐる場所は、昭和 20年5月 25 日に空襲を受けて壊滅したさうだ。
PS:蛇足
今読んでいる本を紹介したい。「漢字と日本人」。 こんな地味な本が 16 万部も売れている。読むと戦慄が走るほど面白い。 16 万部といっても日本の人口の 0.1% だから、ほとんどの人が読んでない、 と言った方が正しい。でもこの世を統計や確率で判断することは間違いだ。 ファシズムが好む方法なのだ。16 万人もこの本を読めば世の中は捨てたもんじゃない。 それほどこの本は日本人の心のありかを明るみに出し、 我々の生きているこの時代の日本が、いかに危ういかを知らせてくれる。 言語こそその民族の魂だ。『え、いらっシャーせ〜エ』という抑揚が気にならない日本人のことも良く分かる。必読の書。
「細野晴臣のコラム」より
長山靖生さんの著書を立て續けに讀む。無性に漱石を讀み直したくなつた。關係ないが、一週間前に原宿のブックオフで、(岩波の?)漱石全集が一册 1800 圓くらゐで賣られてゐた。二十册くらゐあつたけど安いと思ふ。持ち歸りがたいへんさうだけど。
昭和 22年、戰後の混亂と再建時のあはただしいときに『西田幾多郎全集』が刊行されるや、發賣日の三日前から出版社の歩道に泊まり込みの行列が出來たといふのは有名な話。
心持ちはかくありたし。
『春暁』
春眠不レ覺レ暁 (春眠 暁を覺えず)
處處聞二啼鳥一 (處ショ處ショに啼テイ鳥を聞く)
夜来風雨聲 (夜ヤ来ライ 風雨の聲)
花落知多少 (花落つること知シんぬ多少ぞ)
孟 浩然
ペトロニウスさんありがたうございます。とても勵まされました。
對照表の作成は續行して行く心算です。たゞその前に内田氏の物言ひに就いてまとめておきたいと思つてゐます。
口調はともかくとして、指摘された事柄は確かに一理あることも認めざるを得ないです。それらを踏まへた上で、今後どのやうに作成してゆくのが良いのかを考へてゐます。
それから、遲蒔きながら 『超こだはりの郵便局巡り』をリンクに加へました。度々取り上げて貰つてゐるからと云ふのもなんですが、これからも宜しくご愛顧のほどを。
さういへば HTML と正字正假名(正統表記)がメインのサイトはある。文字コードと HTML(ウヱブ關連)を取り上げてるところは澤山ありさうだ。しかし、 文字コードと正統表記を兩方扱つてゐるサイトつてなかなかない。
一つのコンテンツとして置いてゐるのは見ますが、あくまで正統表記を用ゐて文字コード全般に就いて解説してゐる、そんなサイトを待ち望んでゐたりします。
でも單に私が知らないだけなのかも。
「千代田テクノル」でオルトフォンが主催する恆例のチャリティ・コンサートへ行く。
今囘は、ラテン特集。ゲストに、NHK のラジオ番組でお馴染み竹村 淳さんがゲストだ。何せ私は十數年間、ラテンと云へばこの人の番組から全て勉強してゐたので、ひとしほ思ひ入れがある。目の前でラジオと全く同じ(當り前)、あの甘くそして澁いトーンのお聲を聞いて、思はず身震ひして了つた。
私にしては珍しく、サインまでして貰ひました。そして選曲もトークも最高でした。
對照表を改めてみました。さらに手間がかゝるやうになつて了つたけど、手を入れる度に良くなつてゆくのを感じます。また少しづつ進めてゆきます。
山本夏彦「完本 文語文」讀了。
― 私達は、ある國に住むのではない、ある國語に住むのだ。祖國とは、國語だ。それ以外の何ものでもない。
シオラン
じつは初めて明治神宮へ行つてきた。都内にこのやうな特殊な空間があらうとは。本殿で神前結婚式を眺めたり、文化館で、特別展「明治大帝―よみがえるその英姿―」を見學する。今年は御生誕百五十年であつたのか。
表に出たら雨が降り出し雷が鳴つてゐた。冷たい雨に打たれた所爲か、風邪をひく。
友人のライブを觀に綱島まで出向く。
千鳥ヶ淵へお花見に行く。ボートにも乘つて、お堀の櫻を見物する。絶景かな。
靜セイ夜ヤ思シ
牀前月光を看る 疑ふらくは是地上の霜かと
頭を擧げて山月を望み 頭を低れて故郷を思ふ
李白
2002/10/18 削除
以前、このちやぶ臺の過去ログを殘さないと云ふ方針を述べたことがあります (このウヱブサイトに就いての紹介參照)。
當時はサイトを立ち上げて間もなく、ろくすつぽコンテンツが揃つてゐなかつたので、いはゆる日記サイトにしたくないと云ふ理由からさうしてゐました。しかし、半年近く運營を續けてきて、曲がりなりにも目標としてゐた 「正字正假名支援サイト」としての體を成してきたと思へるやうになつてきました。コンテンツはまだまだ未完成なまゝですが、少なくとも時間を掛ければそれなりに形に出來る目處はつきました。
そこで、今まで控へてゐたけふのちやぶ臺の過去ログを、四月から殘すことに致します(おまけに、今までの過去ログも公開)。たゞし、殘さうと思つたものだけに絞ります。あくまで記録としての意味合ひとして。
それから、雜文をまとめてゐたコンテンツの名稱を「こてん古典」から、「一汁一菜」に變更します。
現在はたゞの「雜記」と變へました。