デッドニング




ACCORD WAGON
インテリア
デッドニング
サイドシル
サイドシルに発泡ポリスチレン(スチロール)のビーズを入れてみました。
発泡ウレタンのスプレーが楽なのですが、市販の物は数年の間に温度差等で萎縮して
しまった経験があり、あまり使いたくありません。これなら、萎縮しても注ぎ足せばいいかな?
思った以上に、下回りのあちこちからビーズが漏れます。合計28箇所を塞ぎました。
最後に、ポリエステル繊維の綿をパンパンになるまで押し込みました。
左右サイドシル合計で24リットル程度の大きな空間が埋まりました。
隙間が無くなるまで埋める必要がありますが、ロードノイズ対策に効果絶大です。
但し、作業時間はBピラーも合わせて150時間程度かかっています。お暇な方はどうぞ(^^;)


2006.04.11
リアドアの下の内装を外し、クリップ穴からサイドシルに
手芸用の発泡ポリスチレン(発泡スチロール)のビーズを
入れてみました。
一袋100gですが、2リットルのペットボトル3個分位の
容量です。

発泡ポリスチレン(発泡スチロール)について
軽量で断熱性・耐水性に優れ、振動・衝撃を吸収する。
欠点は、有機溶剤に溶け易い。熱に弱い。
製造過程は、スチレンモノマーに発泡剤を混ぜて、
100℃位で30〜60倍に発泡、成形して
製造されているので熱に弱く、80℃程度で軟化する。
直径4〜7mmのビーズです。

これなら、隅々まで転がって入って行ってくれそうです。
車体右側に一袋入れて、走ってみましたが、
コロコロとか、ガサガサした音は聞こえません。
走行時に、ビーズを入れる前より静かになっているか
どうかもよく判りません。もう一袋入れてみるつもりです。
2006.04.21
ディーラでリフトで上げた時、後席下辺りから、足元に
数個のビーズがコロコロと落ちてきました。
良く見ると、写真のようなフロントタイヤハウスの下や
リアドア下等、あちこちに排水用と思われる穴も含めて
5〜6mm位の穴や隙間が数箇所空いていて、ビーズが
顔を覗かせていました。
簡単にバラバラと落ちてくる程のサイズの穴では
ありませんが、入れ始めてから10日間、少しずつ
ビーズを撒きながら走っていたようです。
片側7箇所の大きな穴はブチルゴムで塞ぎました。
排水できる程度の穴はそのままにしてあります。

2006.04.30
まだ漏れているので、合計28箇所の穴を塞ぎました。
2006.05.06
左右合計で6袋入れましたが、まだ随分空間が
空いています。
サイドシルと、それに繋がっている空間は、
左右で24リットル程度あるものと思われます。
ビーズが移動できないように、ここからは、
フロントドア下の内装も外して、ポリエステルの綿を
追加していきます。
2006.05.09
各クリップ穴から、竹串でポリエステル綿を
これ以上入らない位、パンパンに押し込みました。
左右で4袋、約8リットル程度になると思います。

ロードノイズが随分減ったのが判るようになりました。
効果絶大です。ビーズの転がる音はありません。
2006.05.16
後席横のモールを外すと、リアのホイールアーチへの
立ち上がり部分にも隙間がありました。
中を覗くと、ビーズがあるのが見えます。
ここにも、ポリエステル綿を詰めていきます。
片側で一袋入りました。
3ミリ×20ミリ程度の隙間が7箇所ずつ作られています。
モールの隙間から空気を逃がすためのものだと思われ
ますが、その下の空間はリアフェンダーのすぐ上なので、
遮音性を優先して事実上、塞いじゃいました。
ドアの開閉等には今のところ影響していません。
2006.05.21
前のフェンダー側の内装も外してクリップ穴等数箇所と
外側にあるドアへの配線の下のサービスホールから
ポリエステル綿を入れました。

こちらは助手席側です。上にTLSユニットがありました。

内装を外したときに足元にポリスチレンのビーズが数十粒
溢れ出ました。
運転席側です。上にヒューズボックスがあります。

足元なので、作業性は最悪です。
その上、駐車場で逆さまになって作業しているので、
傍目には異様な光景だと思います。

こちらも、ポリエステル綿が片側で1袋入りました。
2006.05.25
外した内装材の裏側には、レジェトレックスを貼り、
その上から3mm厚のフェルトを貼りました。

セメダインのA4サイズのフェルトに使われている粘着材は
結構強力なのでこういった場所に貼るのに適しています。
2006.11.04 情報追加
上記、セメダインの製品は現在製造していないらしく、
代替としてカーマホームセンターで株式会社イントラの
製品を見つけました。

こちらも羊毛60%であることや、サイズ20×30センチ、
厚さ3ミリ等、ほぼ同等です。

価格は5百円代と、セメダインの製品よりも3百円程度
安いのですが、粘着材の強度は不明です。
助手席側の内装です。
右側が前の部品です。
順に後ろの部品になるように並べました。

フェルトの色が何色かあるのは、
単にお店の在庫がこの色しかなかったからです。
車体と同様に、白い方が断熱性が高いかもしれません。

各クリップには、ブチルゴムを巻き、
カタカタと音をたてないようにしました。
こちらは、運転席側です。
同様に、左側が前の部品です。
2006.05.28
車体と配線の間にもフェルトを貼りました。

ドアを開け放して作業する場所がなかったので、
近所の平和公園の駐車場で作業していたら、
レジェンドのかずさんに遭遇しました。
彼は、いきなり車を隣に止めたかと思ったら
ジャッキアップし始め、車に土下座をした後、
リアフェンダーに頭を突っ込んでいました。
そういえば、ここは彼の縄張りだったっけ。
2006.06.14
フロントのサイドガーニッシュカバーを外してみたら、
まだ隙間が空いていました。

この部品は、上に引っ張れば簡単に外せます。

ポリエステル綿を押し込みました。
片側で、2袋弱入りました。
穴が大きいので作業は楽です。
割り箸で奥の方まで入れることができました。

雨水が入る場所なので、戻す時には穴の周囲を
ブチルゴムか、シリコンのコーキング材で
防水しなければなりません。
2006.06.17
こちらは、リアです。
フロントよりも内部の構造が複雑なようで、
外側にはポリスチレンのビーズが殆ど入っていません。

ここにもポリエステル綿を入れました。
片側で一袋入りました。
穴の中はこんな感じで、内部構造が二重化されていたり、
縦横に仕切りがあったりして、結構複雑に
作られていました。
当然、狭い方の空間にも綿を入れました。
2006.06.24
サイドガーニッシュカバーのステンレス板の爪を立てて、
樹脂と分離し、間にシリコンのコーキング材を入れました。
裏側は、爪の部分にはシリコンのコーキング材(青矢印)
クリップ部分はブチルゴム(赤矢印)を盛り、防水しました。
取付け時には、サイドガーニッシュカバーの外周部にも
ブチルゴムを付けています。
2006.08.30
ラゲッジルームの内装を外した時にリアドアと
リアホイールハウスとの間にホールシールで塞がれた
穴を多数見つけました。
ここにも、奥の方までポリエステル綿を一袋入れました。
中央道等の非常に荒れた路面からのザーっという
ロードノイズには、ここにポリエステル綿を入れることと、
ラゲッジルーム側からタイヤハウスへの
XETORO吸音シートの貼り付けが効果的です。