入院。出産。退院。の記録。(2003年7月12日〜7月19日)


7月12日(土)。
朝から微妙な痛さの陣痛を抱え、病院へ。すぐに内診があり、子宮口は1センチほど開いているとの事。ちなみにこのサイズはたいした事ない開き。先生と知り合いの看護婦に、たいした事ないじゃーんと笑われる。(゚-゚)
しかし、陣痛がきてるのでそのまま入院。この日、出産ラッシュで陣痛室、控え室ともに満員。普通の個室で装置(?)を付けられ、陣痛がピークになるのをひたすら待つ。

陣痛の間隔はなかなか短くならないし、子宮口は全然開かないしで、気がつけば夜・・・。ご飯も2食食べましたよ。暇・・・。もちろん痛さはどんどん大きくなってそろそろ産みたい感じ。でも先生が覗いては、その程度ならまだまだだねとか言われる。本番の痛さって?と恐怖が襲いました。ガタガタ。



7月13日(日)。
時計の針が12時を回った頃から、「いきみ」がきだしました。これが本当に便意にそっくり。便が漏れるんじゃないか?という気持ちでいっぱいでした。どうやら私は子供が下がってきているのに、子宮口の開きが遅かったみたい。なのでかなり長い時間「いきみ」を我慢させられました。これが本当に一番辛かったです。(涙)

午前1時くらいから分娩台に移動。でも子宮口は9センチ。分娩台の上で2回待たされました。いきんでも出てこないねん・・・。うおー早く生まれてくれーともだえる私。立会い出産をしたので、横で旦那がすげぇ応援中。一緒に呼吸法なんて恥ずかしい!と思っていた私ですが、実際本番になると、そんなことを考える余裕もなく、陣痛の時に横で「フッフッフッ」と言ってくれた事が助かった。不思議なもんです(笑)

午前3時10分。無事女の子を出産。2870グラムでした。えいん切開をしたけれど正常分娩。出産の痛みよりも後産の方が痛かったです。ぐいぐいと先生がおなかを押して、なんかかき出してるんだもん。イテテテ!って騒いでみた。アンタもっと痛い目して子供産んだばっかりじゃん。

丁度日曜日だった事もあって、夜が明けてから友達にメールを打ったら、お祝いにかけつけてくれました。嬉しいです。なんか「凛々しい顔してんなー」と言われちゃった。そうなのよねー。可愛いって感じではないんだよねー。旦那にそっくりだし。ちゃんと女の子らしい顔になるかしら?
とりあえず、おしもとか痛くてひーひーはーはーの1日でした。



7月14日(月)。
そんなわけで子供を産んでみました。名前は初果(ういか)で、ういちゃんです。よろしくー。自分の子供ってすっげぇ可愛いです。なので写真。生まれたてって感じ?水分でむくんだ感じです。(笑)

ちなみにこの日から、母児同室。朝9時から夜11時まで、同じ部屋で生活ができます。用事があるときや疲れたときは、新生児室に預ける事ができるので、気楽にやればいいとの事。この頃のういちゃんは、本当によく寝ていて、結構楽勝です。片側1分の授乳で疲れて寝てしまうし。まぁかわりに産後の疲れで私がへとへとなんですけどね。

今日は実家のお店が定休日で、じいじばあばがきてくれました。お見舞いのあと二人で遊びに行ったけどね。(笑) ばあばはいっぱいだっこしてくれたけど、じいじは全然抱っこしてくれなかった。そんな父ですけどね・・・。孫になったらちょっとは可愛いと思ってくれると思ったんだけど、まだ無理なのかなー?



7月15日(火)。
ウンチが黒い緑です!胎便といってそういうものなんだそうですが、とにかくびっくり。知らなかったら病気だと思うよこりゃ。この病院、嬉しい事に布オムツなんですよね。なので、布オムツで頑張ろうと思っていた私には、とてもラッキー。頑張ってます。
後日、この頃の話を母とするわけですが、こんなにもたもたとオムツを替えていて、この娘は大丈夫なんだろうか、、、と本当に心配したそうです。お母さん...そりゃ誰しも初めてのときはそうだろうよ。どうせもたもたやってますヨ・・・。

夜に母が『チヌ』を焼いて持ってきてくれました。なんだか産後に食べると、悪い血を出すという意味があって、風習なんだそうな。母も昔祖母に食べさせられたらしい。そんなわけでパクパクと食す。うまいー。この頃から徐々に食欲が出てきて、山盛りの病院食では足りないほどに。間食しまくり。すっごくお腹が減るんですよね。まぁ後日体重が戻らず、この頃の暴飲暴食を後悔するわけですが・・・。ハッハッハ。



7月16日(水)。
母親になるとは不思議なもので、毎日の母子同室、全然苦痛ではありません。むしろ、まだかなーと待ち遠しく朝を迎えております。可愛い我が子と一緒に入れるなんて、なんて幸せ。オムツ替えも授乳も全然苦になりません。楽しいです。
夜中の授乳も、看護婦さんが呼びに来てくれたらすぐ起きれるという不思議さ。母性本能というやつなのでしょうかね?不思議です。

でも寝るときに他の子供の泣き声が聞こえて、気になって眠れないという難点も(笑) まだういちゃんの泣き声の判別がつかないんですよね。これ、ちゃんとつくようになるのかなー?いま赤ちゃんを取り替えられたら、気が付くかどうか自信なし(エェ?)



7月17日(木)。
今日は抜糸です。おしもの抜糸。正直ビクビクドキドキでした。同室のお母さんが「全然痛くなかったよー」と言っていたので、ちょっとだけ大丈夫かな?と思っていたのですが、甘かった(汗)とっても痛かったです。出産よりは痛くなかったけどね(笑) あのへんの痛さって、ちょっと微妙に違うんですよね。すげぇ痛くて・・・。イタタタ!!と叫びましたよ。先生にまた呆れ顔をされました( ̄□ ̄;) だってしょうがないでしょー痛かったんだもん。

しかし、おもしろいです。抜糸のあとすぐから、全然痛くないんです。どうやら引き連れた感じで痛かった模様。なので抜糸をしたら痛くないんですね。感動ー。抜糸のとき叫んでごめんなさい。とココロの中で先生に謝った私なのです。



7月18日(金)。
初産の人は、一応今日から退院できます。が、私はのんびりしたらーという母のアドバイスにより、翌日退院希望を出していたので、かなり暇暇星人。病院での指導とかは昨日で全部おわっていて、する事が全くないのでした。育児のみ。病院での『調乳指導』は、せっせと通い、なんと3社から試供品を貰いました。にやり。もう1日長く入院にしてればもう1社もらえたのですが、仕方あるまい。

かなりの量のミルクをもらえましたよ。哺乳瓶も3つになったし。便利便利です。総合病院だと色んなミルク会社が入っているので、試供品たくさんもらえますね。そうそう、オススメは森永からもらえる『育児日誌』尿、便、母乳の回数とか睡眠時間を記入できる簡単日記がつけれて、すごく便利です。半年まで使えて、かつ1歳までの分の応募券もついているので、いいですよ。



7月19日(土)。
今日は退院当日です。長いようで短い1週間でした。この1週間の間に、どんどんういちゃんも成長です。すごいです。下膨れ状態の顔も、だいぶ水分が抜けました。可愛くなってきましたよー。

子供は周りの空気をよく感じ取るといいますが、本当にそうです。退院するため、こっちもバタバタしているせいか、すごく泣くんですね。泣くと呼ばれるわけなんですが、しょっちゅう呼ばれて大変でした。こっちも帰宅準備が要るんじゃーとか思ってしまった。
そして、いきなり今日「へそ」がとれるし。慌てて取れたへその消毒の仕方を習ったりと、大変忙しい日でした。午前中に退院予定だったのですが、入院緋の請求書の名前が違って、それを再発行する時間とかあったりで、予定時間を軽くオーバー(苦笑)。何とかギリギリ午前中に退院できました。どうもお世話になりました。とても楽しい入院生活でした。また次回もここで産もうと思いました。なぜなら、来年4月には、新しい病棟がたつから(笑)

まぁ、また産みたいと思うくらいいい病院でした。さすが有名どころ。お勧めですヨ「倉敷成人病センター」(なにげに宣伝)

さて帰宅。帰宅後1週間は、病院と同じ生活を、といわれていたので、帰宅後すぐパジャマに着替え、万年床でだらだらです。こんな時、実家が近くで幸せものだと実感します。旦那の両親がきてくれて、色々やってくれました。ありがたいです。明日からもよろしくお願いします。そして、明日から家出の育児、頑張りたいと思いますー。