読者からのお便りと返事
・2006/10/17 デイトレ生活は孤独な生き方ですが：へぁ〜いさん・2006/4/7 いつも元気づけられています：Ｉさん
・2006/3/16 他人と比較しない：さいらさん
・2006/2/6 ゾーン：gusさん
デイトレ生活は孤独な生き方ですが：へぁ〜いさん
初めまして。毎日、メルマガをありがたく読ませてもらっております。
当方、今年の夏に失業し、少ない退職金を元手に大金持ちになる妄想を抱き、デイトレーダーデビューをした初心者で、ペンネーム「へぁ〜い」と申します。性別はオスで年齢は日出さんと同年代です。
夏場に取引しているネット証券の推奨のままに現物株ではなく、「カバードワラント」なる商品に訳もわからず手を出し、資金の２割近い損失を出しました。それから反省し、ネットや本で勉強と情報収集をしながら、安定的に利益を出すことを目標に、デイトレードに慣れるまでは細々と取引をしております。
理解していない商品には手を出さないようにして、現在は日経平均先物miniを１単位だけで日々取引しております。なかなか日出さんのように安定的には利益は出ませんが…(>_<)
損失が膨らんだときには落ち込んで、「食っていけるんだろうか…？ やっていけるんだろうか…？」と不安にかられますが、そんなときは日出さんのメルマガに勇気づけられています。デイトレ生活は孤独な生き方ですが、同じようにがんばっている人たちがいることがわかって、うれしい限りです。早く自分の「勝ちパターン」を確立 して、日出さんや日出さんが紹介していた「株で自由人.com」の山田さんのように、デイトレで生活してメルマガを発行できるような身分になりたいも のです。ちなみに日出さんのマネをして…、
【本日の売買内容】
税引き前利益: 2,000円
日経平均先物miniを１単位、５分足で出来高を伴った陰線が出たところで売ったが、下げトレンドが出ず、切り返してきたのであわてて買い戻し。かろうじて２０円の値幅がとれました（危なかった！）。
・あとがき 最近、生活が夜型になってしまっているので、寄付までに起床すると寝不足で、板を見ているときに眠気に襲われます。いかんいかん！ デイトレは早 寝早起きでやるべきですね。
●ご返事
「カバードワラント」で２割もの損失になったとのこと、大変でしたね。私も株を始めたばかりの頃は、興味本位で、外貨MMFというものをやって損失を経験しました。投資は、他の人と競争なのですから、何か自分の得意な分野を作ったほうがいいのでしょうね。
夢だけを見続けられない30代も後半になると、投資で生活できるのだろうかと不安になるのは当然で、私も今後のことを考えると不安はありますが、今の状態を保てれば生活していけます。
私の場合はデイトレだけでは、精神的に不安なので、月に10万円ほどの利益になっている「アフィリエイト」が役立っています。また、IPOで年間150万円以上の利益(2005年と2006年)を得る楽しみもあります。 「へぁ〜い」さんは、株以外での副収入はありますか？参考までに、私のアフィリエイトの状況を簡単にまとめてみました。
いつも元気づけられています：Ｉさん
いつも、拝読させていただいており、日出智法様のメルマガから元気をいただいておりますＩ（５８歳）というものです。毎日、ありがとうございます。
私は昨年の１０月頃から株投資に興味を持ち本格的に１２月からトレーディングを訳も分からずに行っております。（実は片手間ではなく、切羽詰まった状況で行っております。）
そんな中で、例の1月のＬＤショックを目にして、自信を失いました。”目にして”と述べたのは、日出様のデイトレは”持ち越さない”というのを、信条として真似をさせていただいたお陰です。本当にありがとうございます。しかしながら、私にとって激動と言える相場が続き手も足も出ませんでした。
そんな時、日出様のメルマガにありました「株で自由人．ｃｏｍ」山田様の「あなたも株で生活できる！！ 奥義書 Ver 3.0」を紹介いただき早速、購入しました。結論は”すごい！！”という言葉につきます。但し、私は初心者ゆえ完璧に自分のものにはなっておりません。チャンスが見えてきました。これから、自分のものにしてゆきます。
次に、紹介いただきました「ゾーン 相場心理学入門 マーク・ダグラス」を目にして、購入しました。早速読みましたが、目からうろこが取れる思いでした。私にとっては、このようにきっかけをいただいた事を感謝しております。
しかし、何より励みにしていますのは、日出様の何も隠さない誠実なメルマガです。今日はこれこれだった・・・良きにつけ、悪しきにつけ事実を書いていられることです。これが現実だと伝わってきます。私自身、デイトレーダーの端くれにも及びませんが、”孤独であるが故に、人の心（真実）が分かる世界かな”と思うようになりました。人生、一生勉強ですね。どうか、日出様も、私のような若輩を元気づけると思ってメルマガをお書きください。本当にありがとうございます。
●返事
無事にライブドアショックを乗り越えられたとはいえ、切羽詰まった状況は、トレードによくないといいますので、その後の状況が心配です。決して、無理はなさらないようお願いします。
「ゾーン 相場心理学入門」は、他の方からも役立ったというメールをいただいています。あらためて詳しくは、書きませんが、トレードに欠くことができない心理面を解説した非常に良い本です。
「あなたも株で生活できる！ デイトレで毎日５万円」は、デンマネプレミアムでは、２７週連続売り上げナンバー１の「史上最強の成功ノウハウ」らしいので、人気があるようです。
トレードは、孤独ですが、Ｉさんら読者の皆様からのメールで、元気づけられています。自由な生活を求めて、お互い頑張りましょう！
・ゾーン 「勝つ」相場心理学入門：トレードに成功するために不可欠な「ゾーン」といわれる心理状態に達するための方法を説いた指南書
・あなたも株で生活できる！ デイトレで毎日５万円！！
他人と比較しない：さいらさん
いつもメルマガを拝見し、勇気づけられています。
正直に言うと、時には、自分の方が利益が大きいと優越感にも浸っていました。しかし、大きな損失が出た時にはやっぱり原点に返るべきだとこのメルマガで戒めるということを繰り返しています。
３年前に失業し、株式売買を始めたのが、１昨年９月です。その後、月ベースで１０ヶ月連損損失。やっと、昨年７月に自分なりの手法を見つけだし、それからは、わずかながら８ヶ月連続利益を出しています。ところが、最近、自分で決めた損切りルールを破り、大きな損失を立て続けに３回出してしまいました。
今回の「他人と比較しない」は今の私にぴったりな言葉だったので、お便りしました。
現在、友人と情報交換しながらトレードしているのですが、私が損切りして、彼が損切りしないとき、私が損失、彼が利益となる状態が何回か続きました。
それで、気持ちが揺らぎました。損切りせずにもっていました。結果は、下がり続けてしまいました。翌日、我に返って、成り行きで売りました。自分で決めたルールで、利益が出せる方法を見いだしたのだから、そのルールを守らないと一時的に利益が拡大しても大きな損失を被ることになる。当たり前のことなのですが、今回の「他人と比較しない」「自分とだけ比較する」のことばの重みをひしひしと感じました。
先月後半に２回、今月２日と大損失を出してしまい、現在、自分の定めたルールの見直しと確認をしています。今月は、自分のトレードの再確認がテーマになりそうです。そして、一喜一憂することなく、淡々としたトレードを目指します。
●返事
「自分とだけ比較する」・・・大事ですね。私は、ここ数日トレードが不調ですが、好調な時と比べれば、やり方が違っていることを薄々感じているのですが、なかなか修正できません。トレードを休んで、気力と体力を回復させたほうがいいのでしょうね。
「小さな損失」を何回か続けても、たいてい再起可能です。しかし、「大きな損失」を続けた時には、再起不能になってしまいます。さいらさんは、再起不能になる前に、気がついて良かったですね。
専業トレーダーは、「生き残ることが第一」ですから、私も損切りは、なるべく早くすることを心がけています。
（参考）損切りについての私の考え
ゾーン：gusさん
はじめまして。読者で、gusというものです。
デイトレーダー目指して、ここ１年ぐらいぼちぼちと取引しています。昨年１２月ぐらいから、トレードするのがだんだんと怖くなり、一時離れてまた始めから見直していこうと決意しました。
トレードが怖くなった理由ですが、早速日記を読み返してみました。当時は、あまりにも損失をなくす事にこだわりすぎていたと思います。
損失＝間違いと思っていて、たとえ小額で損切りできても落ち込んでいました。損失が出ると対策を考え、買いの条件を追加。さらに出るとまた追加。その為に、だんだんと上がりそうかなと思っても、確信がない限りは買えなくなり、でも結果的には上がっているという繰り返しで、ストレスがたまるいっぽうでした。
そして、たまに意を決して買おうとすると、周りが見えてなかったり、躊躇したりで当然のごとく損失。今までの努力はなんだったのか？って感じで、さらに落ちこんでいました。。
うまく表現できたかは難しいですが、こんな感じのことを繰り返して、ついにパンク。一時停止して一から考え直さなければならないと思いました。その中で原因は心理的なものと分かっていたんで、それを改善できるものはないかといろいろ探していました。 その時に、メルマガで「ゾーン 相場心理学入門」が紹介されていました。早速、購入して読んでみると、本当に目からうろこが落ちたって感じで、現状にいたるまでの経緯や、これからやるべき事などがはっきりと分かりました。「ゾーン」で書かれてある、典型的なトレーダーでした。
ただ、今はやっと「知った」段階なので、これから身につけるべく頑張っていきたいと思います。いいきっかけをありがとうございました。
・ゾーン 「勝つ」相場心理学入門
トレードに成功するために不可欠な「ゾーン」といわれる心理状態に達するための方法を説いた指南書
●返事
ゾーンは、とてもいい本だと思います。私の場合でも、考え方が変わったからこそ、トレードの成績が良くなったのだと思います。トレードを始めて１，２年の間は無茶苦茶なトレードをしていましたが、幸いなことに、トレードを止めるほどの損失にはなりませんでした。変わるためには、何かきっかけが必要です。そのきっかけに「ゾーン」は十分になりえると思います。
テクニックのノウハウ本は多数あり、勉強している人も多いと思いますが、有効なテクニックでも、それを使うためには、強い心が必要です。「敗者は希望を買い、勝者は悲観を買う」という言葉もあります。私もそれに気づくまでには数年かかりましたが、まだまだ、心理的に弱いと思っています。
株の基礎知識やテクニックを一通り読まれた方にお勧めしたい本は、心理面についての本です。この「ゾーン」や「投資苑」が良いと思います。ただし、簡単に読める内容でもなく、また、すぐに儲かるようになったりするものではありません。さらに付け加えるなら、初心者は、この本に書かれている内容に、困惑し、ショックを受けたり、否定的な態度をとるかもしれません。「利益を出すために次に何が起こりそうか知る必要はない、何事も起こりうる、どの瞬間も唯一のものである」などと、禅問答のような感じで書かれているのです。でも、最初のほうだけであきらめないで、読んでもらいたいと思います。