◆パナマ運河が平均13%値上げ
2002年10月1日から平均13%値上げ。1999年に運河が米国からパナマに返還され
て以来、通航料が引き上げられるのは初めて。通航料は船の種類により7段階
に分かれており、現在は1隻当たり平均4万6000ドル。
◆パナマ運河に新ルート計画 大型船に対応、国際入札へ
2001年10月に基本設計について国際入札を実施し、早ければ2003年に着工、10年の完成を目指す。
総工費は約60億ドル
●新ルート
船舶の往来が限界に達しつつあるため、パナマ政府は新ルートの建設計画を策定し、2000年10月に基本設計について国際入札を実施した。
「コンテナ船の超大型化という世界の潮流に対応する」(政府関係者)ためで、完成後は従来の2倍以上のコンテナを積んだ船の通航が可能になるという。
総工費は約60億ドルで早ければ2003年に着工し、2010年の完成を目指している。
●2001年10月26日
運河管理当局は、2000年度の運河事故は、過去半世紀で最低の17件だったこ
とを発表。運河返還で管理能力を問う声があったが、これで管理能力を示し
た形になった。

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