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8月12日(月)

昨夜、ホテルの主人がツアーを勧めてきたのに参加をする事にしていたので、朝7時過ぎに起きた。8時前に車が到着し、パルミラ博物館へ向かった。3兄弟の墓や、地下墓地等を見学した。

そして、ベル神殿の入り口まで戻ってきて、後は自分で行動する事になった。
ベル神殿はたいしたことはなく、少しガックリした。時間が経つにつれ、物凄く気温が上がってきた。

パルミラの遺跡はそこそこ凄いのだが、期待した内容よりも余り対した物では無かった。ヨルダンのペトラ遺跡の方が凄い。そうこうしているうちに気温が更に上昇し、温度計が40度近くを指している。病み明けには少し辛い4面柱の所で、一眠りする事にした。

気温は40度近いのだが、湿度が低いせいか日陰ではとても心地よい。心地よい風に寝入ってしまった。ふと、気が付いた時には、日本人のアベックがいた。アベックだと思っていたのだが、他人同士が一緒に行動しているだけであった。

しばらくお互いの行動を話しながら、パルミラ遺跡を後にした。この後、重要な事件が起きたのである。

帰り道に地元の子供達4−5人居たので、話をしながら歩いていた。とはいえ、お互いに英語が満足に話せないので、会話にはならあかったが・・。子供達は何かの荷物を載せたリアカーを引いていた。

しばらくすると、自分が背負っていたバックが開いたのだった。リュックサックなのだが、閉め方が悪かった場合には稀に開く事が有る。辺り一面に、荷物を散乱させた。カメラ・水・食料品等全て落ちた。

子供達も一緒になって拾ってくれた。もちろん日本人2名も手伝ってくれた。
一通り広い終えバックに入れた。何事も無かったかのように、再び歩き出した。
少し歩いた後、子供達とは分かれた。

日本人2名と一緒に昼食を食べた。
彼らとは別れ、2時頃にはホテルに戻った。

夕方は、アラブ城に行く予定だったのだが、しばらく時間が有るので昼寝をする事にした。
寝付けないのでガイドブックを取り出そうとした時に、重大な事に気が付いた。

カメラが無い!!

バックが開いた後、地面を見回したので広い忘れはあり得ない。
一緒にいた日本人も、男性はバックを持っていなかったので盗んだとしても隠せない。
女の子も20歳ぐらいなので、そこまで大胆には出来ないだろう。

となれば、子供達が盗んだとしか考えられない。リアカーに荷物を積んでいたので、そこに隠したのだろう。大ショック・・・・。

落ち込んでいる時にホテルのオヤジが夕方のツアーの時間を確認しに来た。
とりあえず、一休みした。

18時に迎えにくるように言ったのだが、どうも伝わらなかったらしい。
しばらく待っても来なかった。タクシーが通りかかり4$で城まで行くと言ってきたが、怪しそうなので乗らなかった。

アラブ人のオヤジがバイクで通りかかったので、交渉をして10$でアラブ城まで乗せて貰うことにした。タクシーの方が安かったので最初は後悔したが、後にこれが大正解になった。

日本人を乗せるのが珍しいのか、アラブ城に行くまでに2件のベトウィンの家に連れて行かれ、チャイをご馳走になった。結果的に、日没間際に城に到着した。カメラを無くしていたが、デジカメは持っていたので写真には不便しなかった。

<夕日のパルミラ> <アラブ城> <アラブ城入り口> <夕焼け>

城からの帰り、再びチャイをご馳走になった。ホテルまで帰ろうとすると、更に別の家に連れて行かれ、チャイをご馳走になった。

<ベトウィン一家>

しばらく雑談をしながら、くつろいだ。
冷静に考えてみると、見ず知らずの家で飲食をするのはリスクが大きいと思う。睡眠薬とかが入っていれば、犯罪に遭遇する危険が有る。

とりあえずホテルに戻り、警察署へ向かった。
警察署に行ったのだが、英語が通じない。何処かから、英語の分かる人を連れてきてきた。最終的には近くにあるツーリストポリスに連れて行かれ、2時間ほど試行錯誤をしながら盗難証明書を書いて貰った。

色々有った一日であった。

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