南極旅行日記
- 本番編 -


2月20日


お部屋は、小奇麗なんですけどネ。
願わくば、パソコンを置く“机”が欲しい・・・。

 3日間、全く湯水の調節が出来なかったバスルーム! 


 今日は朝11時30分発の便で帰国の途へ。
 出発2時間前にJFK空港入りするため、8時半にホテルをチェックアウト。

 朝の通勤時間帯に重なるので道が混むのではないかと予想していたのだが、実際にはそうでもなく、9時ちょっと過ぎには空港に到着してしまった。

 ノースウェストのカウンターにはチェックイン行列が出来始めていたので、スーツケースだけでも早めに預けて身軽になろうと、自分も並び始める。

 すると、

 あれ?後ろに来た人、ツアーで一緒だった獣医さんじゃない?


 彼はディスコ号下船後にツアーを離脱。
 その後3日間をウシュアイアで過ごしていたのだ。

 互いにツアーを離脱した期間のことを話しながら、機内預け入れ荷物をカウンターに通す。
 「ウシュアイア、良かったですヨ〜!」と、盛んにお話になられていた。
 マルティアル氷河周辺のトレッキングや、ティエラ・デル・フェゴ国立公園の散策など、のんびりと過ごされたそうな。
 以前の旅ではウシュアイアの手前、リオ・グランデまでいらしたのだとか・・・。

 私達共通の旅、南極クルーズの話も勿論出たのだが、やっぱり“地獄のドレーク海峡越え”の話に始終してしまう(笑)。
 彼の場合、そう酷くはないけれど、多少は船酔いしたらしい。


 その後はそれぞれに空港内散策。

 ニューヨーク滞在中、一度はホットドックを食べたかったのだけど、まだ朝早いこともあり、カフェは開いているものの頼めるものが限られている。
 残念なことに、ホットドックはなし!
(T_T)
 代わりにチーズとスモークサーモンのベーグルサンドで朝御飯を済ませる。

 すでに用もないのに保冷パックだけが手持ち荷物の中にあったので
(機内預け入れ荷物に入れ忘れただけ!)、ベーグルサンドとフランスパンのサンドイッチを夫へのお土産に買う。

 いわゆる免税店などの土産物屋は、まだ殆ど閉まっているので手持ちぶさた。
 これからまたサービス悪しのノースウェスト機で11時間以上過ごすのか・・・。
 とりあえず友人宅にお世話になったお礼の電話を入れ、機内に乗り込むことにする。

*JFK空港 搭乗前待ち合いゲートにて



 成田行きノースウェスト機。
 それほど早くに乗り込んだつもりもなかったのだけど、私が乗り込んだ時は空いていた。

 だから、
 こりゃ安定飛行に入ったら席を移って、5シートぶん取り、長々と寝そべって帰れるわ!

 ・・・なぁんて、ほくそ笑んでいたのが、離陸直前になって人が大挙してドバババッ!

 結局ほぼ満席になってしまった。
 とは言え、3シート並びのうち、真ん中の1シートは空いている。
 両側から荷物置き場に使うことが出来ただけでもラッキー!

 先に帰っているWALLABYさんのお話では、「やっぱり帰りもノースウェストのサービスは悪かった」ということだったので覚悟していたのだけれど、意外にも今回のフライトではサービスが良い。

 一体どうなってんだ?
 飲み物も、ちゃっちゃと持ってきてくれるし、始終お客の様子を見に巡回してくれている。
 行きのサービスの悪さが嘘のよう・・・。


 機内食の方は相変わらずだけど、うーん、欲を言えば蕎麦が欲しかったなぁ!
 たいして美味しくはないんだけれど、あれを食べると「帰国するんだわ」って感じになれるのだ(笑)。


 初回の機内食はカレー。
 ままこんなもんの味。
 サーモンは美味しかった。

 夜間タイムのオヤツはアイスクリーム。
 このアイスクリームがとっても不思議。
 本当のアイスクリームではなくて、なんつーんだ?宇宙食みたいなアイスクリーム。
 でもちべたい。
 水っぽくないちべたさが不思議。
 パキパキと音を立てながら食べるの、わーい!楽しいー。

 今回は映画を観る気にはなれず、いつしか眠ってしまったのだが、夢の中ではドレーク海峡真っ只中。
 ディスコ号のベッドの中で「ああ揺れてる・・・でも随分静かね・・・」なんて、まるで見当違いな夢を見ていた(爆!)。

*アメリカ(ニューヨーク)−日本(成田)への飛行機内にて


2月20日