南極旅行日記
- 本番編 -


2月19日



 シャワーが相変わらず絶不調。
 でもさすがに文句を言う気力もなくなったと言うか、今更部屋を交換してもらうにしても時間的余裕なし。

 部屋の窓からの魅力的な景色や、劇場街の真ん中というロケーションはイイけれど、二度とこのホテルには泊らないゾ、ぷんぷん。


 今日の予定は、現地手配のJTB一日市内観光とヘリツアー。
 朝御飯を、もう馴染みの感あるホテル裏のスタンドカフェで済ませ、歩きで集合場所のニューヨークヒルトン内“おかだや”まで行く。

 旅行開始後から“高級土産物を買わない私、一体何処で使えるんじゃ?”と不便に思ってきた高額紙幣
(50ドル札)を使える、またとないチャンスだ(笑)。

 そして少し遅れて到着した現地ガイドさんへの支払いに、一枚の50ドル札を使用。
 お釣で少額紙幣やコインを手に入れる
(わーいっ!)


 ただどうにも眠くてたまらない。
 能動的に何かしていないと、瞼が重ぉ〜く降りてきてしまう。

 最初は頑張っていられたんだけど、途中からはバス
(と言っても8人乗りくらいのワゴン車)の中で、時々船を漕ぐようになってしまった。
 バスを降りて外の空気にあたっている間は元気なのになぁ。

 行った場所
(バスを降りての観光)は、

 
*スタテン島行きフェリーに乗って自由の女神を遠目でウォッチング。
 *貿易センタービルの展望台。
 *セントラルパーク前。
 *中華街。
(昼食もここで)
 *国連ビル前。
 *それから美智子皇后陛下がニューヨーク訪問の折には必ず立ち寄られるという聖ヨハネ大聖堂。


 是非自由の女神の男顔をシッカリ拝んできたかったのだけど、スタテン島行きフェリーとの距離は、それを確かめられる程には近づけなかった。

 映画『ワーキングガール』『スプラッシュ』の中で見た自由の女神は、女性と言うには少し線が逞し過ぎて、どうしても男性、つまるところは女装の麗人に見えてしまったりしていたのだ(笑)。

 次に訪れられる時には、“如何にして、その男顔を間近に見るか?”の策を練ろうっと♪


  
スタテン島行きフェリーから眺めたマンハッタン島 
  
やっぱり鳥さんを撮ってしまう!


 お昼御飯は中華街の、とある中華レストランにて。
 団体観光客が、その殆どを占めているらしく、あっちからもこっちからも日本語ばかりが聞こえてくる。

 私達が、食事を終えるまでガイドさんは外のバスで待っているということ、食事を終えた人からサッサカ出てきて良いという話だったので、私も適当なところで出てきてしまう。

 なんでも早い人は10分で出てきてしまった記録があるそうな(笑)。
 ゆえに、「・・・・・」な、味だったです。ハイ。

 まだ中に残っている人達もいたので、レストラン出入り口のそばから通りを眺めていると、道路を挟んで向かい側には土産物屋さん。
 そのウィンドーのあちこちに、サンリオのキティちゃんがわんさ!と並んでいるのが可笑しかった。

 後にガイドさんに訳を尋ねてみると、「中国人の間でも、キティちゃんは大人気!」だそうな。

 ううむ、私自身はキティちゃんて好きじゃないんだけどなぁ・・・。
 元々が、あの鼻が鼻だと思えず口だと思って見ていたくらいだし。
(^-^ゞ


中華街です


 午後はそのままバスで観光。

 国連ビルは、会議をやっているわけでもないのに、今日は中に入れないそうで、柵越しにカメラ撮影。
 その後、写真撮影ポイントとして、セントラルパークの前で降ろされる。
 教会もサッと入って抜けてくるくらいの時間しか与えられず、見たと言っても好奇心を満足させられるような見方にはならなかった。

 土地感覚は、これまでの2日間で多少なりとも掴めちゃってるているだけに、私の場合「滞在初日でないのなら、お金を払ってまで参加する価値はないよ」な、市内観光となってしまいました。
 折角色々教えてくださるガイドさんには申し訳ないのですが・・・。
m(_ _)m

 
セントラルパーク前にて
 
国連ビル前にて、街の風景
(国連ビルの写真は写真集にあります)


聖ヨハネ大聖堂のステンドグラス

*現地手配の一日市内観光


 市内観光が終わってからは、セントラルパークに寄り道しつつ、スタンドでないカフェでお茶をしつつ、一旦ホテルに戻る。

 やっぱり自分の自然な気持ちにまかせて歩いたり立ち止まったりするのが楽しい。
 刻一刻と暮れなずんでゆく夕方だったこともあり、あまりノンビリとはパーク内に居られなかったけれど、それまでの喧騒が嘘のようだった。


 ホテルに戻ったのは、ビデオカメラのバッテリー交換のため。
 (朝、予備を持って行くのを忘れちゃったのだ)



 窓からの夕景がとても気に入っているので、今日も何枚か撮影してしまった。

 すぐまた街に出て、今度はヘリツアーの待ち合わせのため、ニューヨークヒルトンへ向かう。

*途中で戻ったホテルの部屋より


 ヘリツアーの所用時間は、飛び立ってから着陸までの間が10分足らず!
 それに約100ドル近くと、かなりのお値段だ。
 でもまたとない機会でもあったので、再び“自由の女神に近づけるか?”と期待を抱きつつヘリコプターに乗り込む。

 短い時間をカメラのファインダーに目を奪われたくはなかったので、ガラス窓にビデオカメラのレンズをくっつけるように固定。
 録画ボタンを押した後は、カメラのことなどすっかり忘れてしまうほどの見事な夜景に、目が釘付けになってしまった。

 懸案の自由の女神には、やはり思ったほど近づけなかったし、マンハッタン島上空を飛んでくれたわけでもなかったけれど、あの夜景は絶対忘れないだろうなぁ〜。

 ジェットコースターのように左旋回や右旋回、下降もあって、キャーキャーと子供のようにはしゃいでしまった。

 ヘリツアーに関しては、最後の最後まで、お芝居をとるかヘリツアーをとるかで悩んでしまったのだけど、一晩くらいはお芝居以外にしといて良かったかも。

*ヘリコプターから撮ったビデオを、
帰国後キャプチャーしてみました


 夕御飯は友人御夫婦が予約しておいてくださったお寿司屋さんにて。
 やっぱ旅先での食事は、現地に住んでいる人オススメのところに限る!
 うっうっ!ありがとね!!


 友人お手製のケーキを頂き、スターバックスでコーヒーを買い、ホテルに帰着。
 スターバックスコーヒー、日本への出店数は僅かなため“ちょっと高級スタンドカフェ”といったイメージだったけれど、ニューヨークでは至る所に店を構えていて、日本で言うドトールコーヒー的な存在だ。
 毎日一度はホテル裏のスタンドカフェ、『Oh La La』に入ってしまうのだけど、足を伸ばした先ではスターバックスが便利。


 さてと〜これからまた余分な荷物捨てと通信、そしてミッドナイト・ティータイムだー。


 今夜もシャワーは駄目。
 家に帰ったら、まず最初にお風呂に入りたい。
 暖かく湯気立ち上るバスタブや、適温で湯量豊富なシャワーを想像すると、目の眩むほどの想いを感じる。



2月19日