南極旅行日記
- 本番編 -


2月18日


 今朝は寝坊。
 揺れないベッドのせいか、うんとよく眠れてしまう(爆!)
 お昼前に友人宅へ行き、今度はぴぴちゃんのビデオを撮る。
(~O~)/

 そう、ぴぴちゃんは、テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』のテーマ曲を唄えるのだ!

 これだけは、静止画カメラじゃ撮りきれないもんねっ!


 ぴぴちゃんの場合、集中度が高まるのは、夜寝る時。
 遮光布がケージに掛けられた後だとか・・・。
 見慣れない人の存在に多少緊張しているものの、しばしして唄い始めてくれた。

 人間で言うところの口笛みたいな音で唄ってくれるのだが、時々音程が外れたりして、それがまたまた可愛いんだよぉ〜!!

 ホント、涙ぐみモンの感激でした。


 いいなーオカメちゃん。
 私も何時か、オカメを家族に迎えたい。
 でも、コザクラのこまちゃんがいる間は、控えようと思っている。

 多種飼いの人の話は沢山聞くが、コザクラVSオカメでは、圧倒的にコザクラの嘴の力の方が強く、ほんのちょっとのことが大事故に繋がる可能性もあるそうな。
 飼い主さんの気の付けようや育て方如何では、事故なし共存も有り得るらしいのだが、残念ながら私には、その自信がない。

 ほんのしばしの間だけれど、ぴぴちゃんと遊べて楽しかったナ。
 何時か出会える私のオカメちゃんは、どんなコだろう?

 ついつい想像が膨らんでしまう。
(^-^)/

(ああでもコザクラこまちゃんの婿様や、キソデインコも候補に上がってるしで、ちょっと欲深すぎかも・・・ ~∇~)/

*ニューヨークの友人宅にて


 午後はお昼御飯を友人オススメのメキシカン料理屋さんに行き、タコス(ソフトタイプ)とチキン入りチリを頼む。

 でもこれが凄く凄くデカかった!
 とっても美味しいんだけど、量がぁ〜〜〜。

  
チりだっチリっ!これを食さずどうするってんだ?

タコスだタコスっ!テーブルはみ出すこのサイズ!


 不味いものを残すのは全く未練がない。
 でも、美味しいものを残すのは、自分自身の未練もあるし、お店の人にも申し訳なく思ってしまう。
 残ったのをお持ち帰りにするか?と問われたのだが、これから歩きまくることを考えると断ってしまう。

 スミマセン・・・不味くて残したんじゃぁないんです。
 美味しいのに、オナカの許容量以上を頼んじゃったんですぅ〜>お店の方


 そして向かったのがペットショップ3軒。
 鳥専門のショップだけでなくペット全般の店も回ったのだが、友人が案内してくれた店ということもあって、どこも衛生上の管理が行き届いているように思える。

 日本と全く違うのは、どこを見回しても鳥の雛がいないこと。

 日本の場合、コンパニオンアニマルとしての鳥は、大抵の場合、差し餌中の雛が売り物だ。
 それを過ぎて一人餌になってしまった鳥は、なかなか売れない。

 アメリカのショップの場合は、一人餌になって自活する力がついてから店に出すのが普通だそうで、雛の口元に餌を運んであげる“お母さん気分”は味わえないものの、その分、家に迎えてからの落鳥率は低そうだ。

 友人がぴぴちゃんを迎えた時も、差し餌が終わった若鳥状態を迎えたそうだ。
 でも、“差し餌が終わってから迎えたのでは人に慣れない”なんてことは、決してないのね。
 多少時間がかかったとしても、慎重に様子を見ながらコミュニケーションを深めていけば、飼い主大好きなコンパニオンバードになってくれるのね。

 そんなことを昨日、友人にくっついているぴぴちゃんを見て実感。


 お土産として、日本ではまだ出回っていないペレット
(総合バランスフード)を買う。
 日本で鳥用のペレットとして認知度が高いのは、ラウディブッシュ社のものなのだが、ハリソンのペレットが密かに評判。

 日本での鳥の友達用に幾つかを求めると、店の人が「それだけ買うなら、こっちの大袋の方がお得だよ」と教えてくれる。
 友人さんが、「彼女は友達に頼まれている分を買うので、小袋がいいのだ」と代弁してくれた。

 私の英語力だと、なけなしの言葉を何とか身振り手振りを混じえて通じさせようというレベルなため、細やかなニュアンスを含んだ内容を伝えたい場合は、結構苦労することが多い。

 友人Kさんには、その点をすっかり助けていただいてて大感謝!
m(_ _)m

 
街歩きの最中、ふと見上げると
キングコングが登ったエンパイア・ステートビル
 
このクライスラービルも、ふと見上げたらあったんです。
映画『誰かに見られている』の最初のシーンで見覚えたビルだぁー!

 それにしても、よく歩いた〜。

 いつもなら初めての都市の場合、現地手配の半日市内観光や一日市内観光で、ある程度の土地感覚を掴み、それから自分で歩くことにしている。

 でも今回の旅はアルゼンチン航空が果たして定時にニューヨークに到着するのか?そしてスーツケースをホテルに入れられるのか?が不安だったため、市内観光が後回し。
 1ブロックの距離感覚がないまま街歩きに突入してしまったのだが、友人のおかげで感覚が掴めたみたい。
 地図上では少し離れているように見えていた今夜の劇場への往復も、歩きのみで済ませられそうだ。

 バスや地下鉄やタクシーを利用するのもいいけれど、出来れば自分の足で歩きたいのが本音だからなぁ。
 だってその方が、興味のあるところで立ち止まれる。
 さっき歩いた時も、途中の公園で歩道ギリギリのとこにいた栗鼠が可愛かったぁ。
 そんな、ふとした瞬間に立ち止まれるのが楽しくてならない。


 夕御飯はセントラル駅の地下のオイスターバーでリッチな夕食。
 それぞれに好みの牡蠣を頼み、ロブスターも頼んでしまう。
 昼食がオナカにこたえていたはずなのに、何故か全く平気だった。

  
各自それぞれ好みの産地・種類の貝を注文します

バンザーイ!のロブスター!(美味しく食べたから許してネ)


 牡蠣もそれぞれ美味しかったけど、久々のロブスター。
 大胆にパックリ食べてしまいました(笑)。
 ワインも頼んで、ほろ酔い気分〜。

 駅はいいな。

*街歩きの午後


 今夜の観劇は『ミス・サイゴン』
 ホテルから少し離れたブロードウェイ劇場にて。

 実はこの演目、まだ一度も観たことがないのだ。
 ・・・のくせして、CDとメイキング版LDだけは持っていたりして!(笑)
 しかしながら最後の最後の部分、発砲部分の理由が謎のまま。
 それを知りたくて、数ある候補演目の中から選んだのだけど、ついに今夜、それが判明!


 私の予想とは全く違った展開だったので、正直言って驚いてしまった。
 あんな終わり方だなんて・・・。


 初演のリー・サロンガが、まだ頑張っていることにも驚き。
 なんと7年もの間、主人公キムを演じているのか・・・。
 ジョナサン・プライス演ずるところのエンジニアを観てみたかったのだが、それはさすがに叶わなかったナ(笑)。

 しかし・・・鬼気迫るとはこのことかしらん?
 いささか病的とさえ言える主人公の熱烈な姿勢に、少しだけ鼻白んでしまうというか、観ている私としては、ちょっと引いてしまった。
 音楽はとってもイイのだけれど・・・。


 あーあ、もう少し滞在日数があれば、『ザ・フォッシー』や『シカゴ』も観たかったなぁ。
 ボブ・フォッシー物を観損ねたとは、返す返すも無念。


 ホテル帰着までの間に、またしてもスタンドカフェでコーヒーを買う。
 そして部屋で、街歩きの最中に買った食べ物で、お夜食。
 うーむー。これまでにないほど物凄い量食べてるんじゃないのかな?


ホテルの部屋からの夜景
(本当はもっと煌いているんだけれど、私のカメラじゃこれが限界)


 シャワーが相変わらず駄目だよぅ〜!!
 朝も駄目、夜も駄目。

 殆ど冷水シャワーを浴びているのだけれど、そのためマトモになんて洗えない。

 どんどんバッチくなっていくぅ〜!!

*ニューヨーク第二日目の夜


2月18日