南極旅行日記
- 本番編 -


2月17日

 朝7時。ニューヨークはJFK空港に到着。

 とうとうここで、私もツアーから離脱。
 長いようで短かった今までの旅生活、それらを共にしてきた参加者の皆様ともお別れだ。
 きっと成田行き飛行機の中では、盛んにアドレス交換だの旅話だので賑わうんだろうなぁ。
 それを思うと、離脱するのがちょっぴり残念。

 でも、そろそろ荷物を棚から降ろして、降りる準備をしなければ・・・。






 機内にて、ローリーさんともお別れの時。


 私達ツアー参加者には、それほど大きな怪我人が出ずに済んだのは、スタッフの皆様が自分の身よりも私達のサポートに心を砕いてくださったからでもあるんですよね。
 本当にありがとうございます。

 カナダの御自宅では、ゆっくり療養なさってネ!

*JFK空港(アメリカはニューヨーク)にて



ここでひとまず南極関連の旅日記は終わり。
 この後は、帰国途中に立ち寄ったニューヨークがメインの旅日記になりますので、
御興味おありの方はそのまま、そうでない方は、下の行き先別リンクを使ってお戻りくださいませ。

ホームページのトップに戻る
南極旅行あれこれのページに戻る
南極旅行日記 - 本番編 - の目次ページに戻る




 JFK空港で、ノースウェスト機に乗り込むためターミナル移動バスに乗る皆を見送った後、私もタクシーで市内に移動。

 ブエノスアイレスでは停電のため、機内預け入れ荷物がスムーズに運ばれなかったためか、荷物が出てこない人がいるみたい。
 添乗員さん達は、「きっと成田で見つかるでしょう」と言ってたけれど大丈夫かなぁ?

 ともあれ、これでようやくツアー離脱。
 団体ツアーの特性に色々イラつくこともあったけれど、楽しかったナ。



 ニューヨーク市内に入るタクシーの中では、カーステレオの調子が悪いらしく、しきりと調整しながらブツブツ呟いている運ちゃんが妙だった。
 空港から市内に入るタクシー料金は決まっているのだが、橋を渡る時の通行税?のようなものは別料金らしく、少し慌てる。

 旅行計画当初は、市内着後、まず最初にホテルに入る予定だったのだけど、時間が朝早いこともありチェックイン出来るかどうかが不明。
 大荷物を持ってウロウロするのも躊躇われるため、友人宅に直行。

 でも友人宅に着くなり、緊張がドッとほぐれたのか、それまでは感じなかった陸酔いを感じてしまう。
 部屋の中、何かに掴まらずに立っていることが出来ないっ!?
 椅子に座ってても非常に不安なのだ。

 お土産をスーツケースから取り出すのも、船内生活の時と同じで、床にべちゃぁん!と座ってのスタイル。
 うーむー呆れられてるかも・・・。


 ようやっと会えたオカメのぴぴちゃんは、それまでのオカメイメージを払拭するような、逞しい男の子だった。
 オカメは気の弱いコが多い、ノンビリさんが多いと聞くけど、いやぁ、なかなかっ!(笑)

 ニューヨークの住宅事情は日本の住宅事情
(=狭い!高い!)と、さして変わらないのだが、天井の高さはかなりあって、オカメクラスの体格の鳥さんにも飛び回りやすいようだ。


うちの“こまちゃん(コザクラインコ)
と比べて、身長があるわぁ!


 お昼御飯は、中国人が作る怪しい日本食出前(=寿司&天ぷら)が、思いのほか美味で仰天!
 特にスパイシーツナロール。
 ピリッと辛みの効いた巻寿司
(でも、一番外側がゴハンで、海苔は間に挟まっている)なんだけど、これは日本でも受けるんじゃぁないかしらん?

 外側にまぶしてあるゴマもGood!!


 
高い所は、鳥さん共通のお気に入り?
 
飼い主さんと、ナイショのお話?>ぴぴちゃん

*ニューヨークの友人宅にて



 午後、友人に付き添ってもらいつつホテルにチェックイン。
 (あんな荷物を持ってて一人じゃ往生したかも。本当に助かりました。ありがと)

 ミルフォード・プラザ・ラマダ・ホテルはブロードウェイ劇場街ど真ん中にあり、私のお部屋は28階建ての28階と、最上階。
 日本のホテルだと最上階はスイートルーム階だったりするのだけれど、ここはそうじゃぁないみたい。

 とりあえず、JTBのニューヨーク支店に市内観光とヘリツアーの申し込み電話をすることにしたのだが、何故か外線が通じない。
 友人がフロントに問い合わせてくれたところ、ここでもデポジットが必要だとか・・・。

 今日はチェックイン後、市内を一緒にそぞろ歩きさせてもらう予定だったのだが、少し疲れたので中止。
 明日のペットショップ巡りでまた付き合ってもらうことにする。


 一人になった後、フロントで外線を開いてもらうよう頼み、通信環境を整えてシャワーを浴びることに。
 (通信環境の確保も回線状態も、、あまりに手応えがなさ過ぎて、少し物足りなさを感じるほどに簡単でした!)

 ディスコ号では毎日浴びたと言っても、落ち着いて洗えたわけでも浴びれたわけでもなかったもんなぁ。
 ブエノスアイレスのホテルでも、そうだったし。

 がっ!

 シャワーを浴びようとしたら、お湯の出が絶不調!

 温度調節がまるで出来ないー!!
 熱湯が出るか冷水が出るかのどっちかで、それさえショボい量!
 ガボバババッ!ボゴブバババッ!と音を立てて止まってしまう。

 洗面も同じで、これじゃぁ洗濯一つ出来んわいっ!
 あぅー、ここまで来て、わたしゃ満足に風呂一つ入れないのか!!

 急ぎフロントに文句を言い、様子を見に来てもらったのですが、工事人曰く「途中階のタンクで、ああちゃらこうちゃらがどうたらで・・・」と、専門用語を連発され、しきりに弁明。
 「深夜になれば良くなるはず」と言われ、シャワーを諦めバッチッチのまま劇場に向かうことに・・・。

   エ〜ンッ!!

*ニューヨークのミルフォード・プラザ・ラマダ・ホテルにて


 夜はホテル近くのスタンドカフェで、コーヒーとサンドイッチの軽い夕食を済ませてから観劇。
 演目は「オペラ座の怪人」。

 本場ブロードウェイでの観劇は初めての私。
 いやぁ〜堪能〜。

 劇場そのものが、「この演目のためにあるのではないか?」と思うほど情緒のある造りなんだけど、芝居中の仕掛けでシャンデリアが急降下してきたときには、思わず声をあげ、手で頭をかばってしまいました。
(^^ゞ
 (丁度その真下の席が、私の席だったんですぅー)

 終了後、劇場出口で人がワサワサいるのさえ、嬉しかったなぁ!
 ビ〜ボ〜ビ〜ボ〜と、けたたましいパトカーのサイレンまでが、日本のと違って楽しかったりして!

 余韻はなかなか冷め遣らず、観劇前に入ったカフェでコーヒーを注文。
 それを手にホテルへ帰着。

 でも、深夜期待していたシャワーの方は、ほんの僅かに状態が良くなっただけだった。

 メールの送受信と鳥仲間とのチャット、パソコン通信への書き込みも終わったことだし、あとはもう寝る。


 

*ニューヨーク第一日目の夜


2月17日