更新履歴(2000年7月〜2000年12月)


Xilinx社WebPackISEのSpartan2 device implemantation toolsがバージョンアップされました。
日本語版Windowsでの不具合が修正され、正常にフィッティングが出来る様になりました。
試しに今までAlteraで開発していたソースをXilinxでコンパイルし、比べてみました。
対象はAlteraの「FLEX10KA & MaxPluis2 Baseline」とXilinxの「Spartan2 & WebPackISE」です。

  psg.vhd scc.vhd psgsccrs.vhd
EPF10K30AQC240-3 26%(453LE)/19.84MHz 29%(506LE)/11.06MHz 91%(1568LE)/10.61MHz
XC2S100-5PQ208C 20%(249SL)/37.03MHz 26%(313SL)/41.80MHz 81%(979SL)/32.97MHz

10K30A(Altera社)は1728LogicElements(3万ゲート相当/Altera社資料より)のデバイスです。
2S100(Xilinx社)は、1200Slices(10万ゲート相当/Xilinx社資料より)のデバイスです。

Xilinxは水増し度高し!? Alteraの方がXilinxに比べ、1ゲートの価値が3倍も違う結果となりました。
動作速度では流石にSpartan2の方が速いですね。内蔵メモリも多いですから、使い方次第でしょう。
コンパイル条件などの細かい設定はまだ使いこなせていないません。最適とは言えないです。
良いコンパイル条件を見つけた方がおられたら、是非とも教えてください。

残念ながら、VDPはWebPackではフィッティング出来ませんでした。
うまくフィッティングする方法をご存知の方、教えて頂けると助かります。

Xilinx社が無料で公開している開発環境「WebPackISE」がバージョンアップされました。
従来のXC9500/CoolRunnerに加え、今回からはSpartan2/XCV300E(30万ゲート)にも対応しています。
Altera社の無料開発環境(3万ゲートまで)に比べ、大容量に対応している点がポイントです。
早速インストールをしてみましたが、Fitterがうまく動きません。サービスパックの公開が待たれます。

SCCのステレオ版を追加しました。使用リソース量がその分増えています。
Leonardでは収まり切らなくなったので、FPGA Expressでコンパイルして下さい。
私事ですが、似非PLDシステム2号機がもう1台組み上がりました。
それに伴い、各アーカイブのACFファイル(ピン定義)を、似非PLDシステム2号機に合わせました。

似非PLDシステムによるPSG/SCC/VDPでグラディウス2を実演しました。
「懐かしのSCCサウンドやスプライトのチラツキ(笑)など、非常に再現度が高い」と、予想以上の反響でした。
アマチュアでも音源チップやビデオチップが作れるんだ、という事を伝えられたと思います。
ImpressのPcWatchアスキーのASCII24スペインのaamsx.orgで紹介されました。
来場者の中には、仕事でVHDLやAltera/Xilinxのチップを使ってるという方も少なからずいました。
皆さんはWindowsの窓の中で動いているエミュレータだけで満足ですか?

PSG、SCC、似非SCCディスク、マッパRAMのVHDLソースを公開しました。
あまり綺麗なソースとは言えないのですが、参考になれば幸いです。

大中くんの似非PLDシステム2号機によるVDP互換チップ開発に関する記事へ直リンク。
あと、こっそり岡崎くんのGhost Shipへのリンクも追加してあります。

内容が全くないページというのも何なので、少しずつでも内容を増やして行きたいです。

Baseline v9.6自体は以前から公開されていたのですが、この度、Synopsys社のFPGAexpressやExemplar社のLeonardoSpectrumのAltera専用版もダウンロード出来る様になりました。
無料でこれほどの開発環境が揃うのはホビイストには非常に魅力的です。

いい加減な所もあるのですが、理解の助けになればと思い書いてみました。
CPLDやFPGAの業界では、メーカー毎に言葉の定義付けなどが異なっています。
私なりの解釈で書いている所もあるので、鵜呑みにしない様に注意してください。

似非DSPシステム開発の際、ホームページの更新をほとんど行っていませんでした。
その反省を踏まえ、今回はなるべくホームページ上で情報交換をしてゆく方針にしました。
ご意見、ご感想、情報提供や協力の申し出など、いつでも歓迎です。よろしくお願いします。


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