開発環境


現在、私たちが使用している開発環境を紹介します。
Windowsパソコンや、FPGAデバイスの部品代などは掛かりますが、基本的に無料の物がメインです。


ソースコードを書いたり、コンパイラを動作させるために必要です。
WindowsNT(4.0)が一般的に使用されています。Windows95/98でも問題ないと思います。
コンパイラのインストール解説は、WindowsNT前提の場合が多いので注意が必要です。

コンパイルにはメモリとCPUパワーが多いに越した事はありません。推奨RAM1GBとか言われます。
私はPentiumII-333MHz/RAM64MB/Windows98のノートパソコンで開発しています。
ちょっと辛い事は確かですが、それでも大きな問題は無く開発出来ています。

Leonardのライセンス管理にEthernetのアドレスを使うので、LANが必要となります。
(LANカードが差さっていれば良いだけで、LANの先は何もつなげなくても(つなげても)良い)

CADの内蔵エディタや、通常のテキストエディタ(Windowsのメモ帳など)が利用可能です。
秀丸エディタのVHDLモードも便利だと思います。秀丸用VHDLマクロは無料で入手出来ます。
普段使っている、使い慣れたエディタを利用されるのが良いと思います。

無料CADには、Altera社のPLD向けの''Max+plus2 Baseline''や、Xilinx社のPLD向けの''WebPack ISE''があります。
現在、似非PLDプロジェクトでは、Altera社FLEXシリーズのPLDを使用しています。よって説明はほとんどAltera向けのものです。ですが、ソースコードはXilinxのPLDでも共用出来る様、汎用性に注意して記述しています。

ソフトウェアをダウンロードする他に、ライセンスを申請(無料)をする必要があります。
詳しくは、各ツールに関するページ(Altera用Xilinx用)を参照してください。

用語説明のCADの項目も見ておくと良いでしょう。

現在の試作機では、Altera社の3万ゲート相当のFPGAである、FLEX10K30A(とEPC2)を利用しています。
似非PLDプロジェクト発足時、無料CADがあったことやデバイス入手性などで最も恵まれた条件が揃っていたからです。最近ならば、Altera社のACEXシリーズや、Xilinx社のSpartan2シリーズも魅力的です。

現在、ユニバーサル基板で製作した1代目(1台)、大越で製作した2代目(4台)、松電子で製作した3代目(3台)があります。回路図の公開は特にしていません。
FPGAの外側には特に特殊な回路は接続していません。FPGAのソースリストとピン配置は本ページで公開しています。ある程度FPGAの知識がある人ならば、同様な物を作るのはさほど困難では無いとは思います。
また希望する方には、2代目の基板を個人的に差し上げても構わないので、連絡下さい

フィッタが生成したコンフィグデータは、EPC2というシリアルROMへ格納します。
EPC2とWindowsマシンのパラレルポートをByteBlasterMVというケーブルで接続し、Max+plus2でコンフィグデータをEPC2に書き込みます。

EPC2は、オンボードで電気的に消去/書き換え可能なシリアルEEPROMです。
ByteBlasterMVケーブルの回路図は、Altera社のページからダウンロード可能です。


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