緋道の神器


        第十四話  家族の肖像



 薄暗い部屋の中で神治は伯母を抱いていた。
「あっ、あっ、ああんっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……」
 白い肌が暗がりの中に浮かび上がり、妖しく輝いている。
 肌に触れる蕩けるような肉の感触は、抑え切れない欲情を燃え上がらせて興奮を高めた。
「亜樹子っ……いいぞっ……うぅっ……お前は最高だっ……」
 伯母の名を呼び捨て、腰を激しく動かす。
「ああんっ、あっ、あはぁっ……神治さまぁ、ああっ……神治さまいいの、あんっ……神治さまもっとぉっ……」
 本来甥であるはずの神治を「様付け」で呼んでいる事が二人の関係を表していた。
 村の、そして家の権力者である神治は、血縁において上の存在である伯母であっても敬う存在だ。
 だがそれだけでなく、伯母は個人的にも神治を立てていた。
 男女の関係であるせいか、神治に従う気持ちが強くなっているのだ。
 しかもかなりのベタ惚れ状態である。
 当主家の女は、家族以外の男に抱かれる事は許されないため、家で唯一の男が神治しかいない今の状態では、そうなるのは当然なのかも知れなかった。
「あっ、ああっ、ああんっ……それ、ああっ……それぇ、やぁんっ……」
 伯母が頭を仰け反らせて美しい白い喉を見せた。
「ふふっ……亜樹子はいい女だなっ……可愛いぞっ……」
 その色っぽい首筋に舌を這わし、軽く吸い付いていく。
「あんっ、あっ、あはぁっ……神治さま、あんっ……神治さま凄いのぉっ……」
 伯母は頭を左右に振り、ギュッと抱きついてくる。
「そろそろイくぞっ……いいなっ……?」
 そう言って腰を激しく動かし出す。
「ああっ、ああっ、ああんっ……神治さまっ、神治さまっ、神治さまぁっ……あんっ、あんっ、やぁんっ……いいの、ああっ……いいの、やぅっ……いいのぉっ……はんっ、はんっ、はぁっ……あっ、あっ、あぁああああああっ!」
 絶叫と共に伯母の膣がキュッと締まり、神治はそれに合わせて精を放った。
 激しい勢いで精液が放出され、膣内に注ぎこまれていく。
 体を数度ガクガクと震わせ最後の射精を終えると、伯母の柔らかな肉体の上に倒れ込む。
 ハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら、神治は心地良い思いに包まれた。
「ね、神治さま……今日何かあったの?」
 伯母が甘えるように尋ねてきた。
「ん? 何で?」
「だって、凄く男っぽいんですもの……自分のことを『神治さま』なんて呼ばせるし、私の事も『亜樹子』って呼び捨てて……だから何かあったんじゃないかと思って……」
 そう呟く伯母の態度は女としての媚に溢れていた。
「まあ、俺も当主としての自覚が出てきたって事だよ。それで伯母さんの事も亜樹子って呼べるのさ……第一、その方が俺の物だって思えるし……それとも嫌か? こういう態度」
「ううん、凄く好き……とっても当主的で、私、嬉しいわ……」
 まるで少女のような口調で伯母は微笑んだ。
「はは……亜樹子は可愛いな……亜樹子がこんな風になるなんて、セックスってのはホント面白いよ……普通に暮らしてたら甥なんかに絶対甘えてこないだろ……」
「それはそうね……前は本当に『神ちゃん』って呼び方がピッタリの可愛い坊やだったから……」
「坊やは嫌だなぁ……まあ、童貞だったからしょうがないけど……こうして抱いてると、あの頃を思い出して興奮してくるよ……」
 伯母の豊満な肉体をギュッと抱き締める。
「まあ嬉しい。やっぱり最初の相手ってのがいいのかしらね……ふふ、そう考えると誘惑して良かったわ……」
 笑いながら口付けてくる。
「んんっ、んっ……まあね、あの時以上の興奮って未だにないから……やっぱり初めてだもんなぁ……何も分からなかったし、亜樹子の体って凄くエッチだから……俺、凄い興奮したもんね……」
「うふふ……私にしても、可愛い神ちゃんの童貞をもらうっていうのが興奮したわ……」
 甘えるように頬を擦り付けてくる。
「何か思い出したら興奮してきた……もう一回するぞ……」
 体を起こして豊かな膨らみを揉みしだく。
「あんっ……嬉しい、あっ……神治さまぁ……」
 潤んだ瞳で見上げてくる伯母の表情は、まるで幼い少女のようだ。
「可愛いぞ亜樹子……」
 神治は乳首に吸い付きながら、再び大きくなった肉棒を伯母の膣へ押し込み、激しく出し入れし始めた。
「あんっ、あんっ、ああんっ……いいっ、いいっ、いいのぉっ……神治さまぁ、あふっ……神治さま凄い、あんっ……神治さま凄いわぁっ……」
 腰の動きに合わせて豊かな乳房が揺れ動き、それをギュッと掴んでムニムニ揉みしだくと、手のひらにたまらない感触が伝わってくる。
「あぅっ、あっ、あはぁっ……オッパイ、ああっ……オッパイいいの、あんっ……オッパイいいよぉっ……やっ、やっ、やぁっ……」
 まるで少女のようにいやいやと頭を左右に振り、可愛らしく悶える姿には年上としての威厳は全くなかった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……それ、ああっ……それよ、あんっ……それいいのぉっ……」
 ズンズンと叩きつけるように突き込むと、それに合わせて何度も頭を仰け反らせる。
(やっぱりいい……亜樹子とするのは……やっぱいい……)
 筆下ろしをしてもらったせいか、伯母に対しては特別な思いがあった。
 肉棒が膣に入り込むと、ホッとするような温かな想いが押し寄せてくるのである。
 それはまるで、肉棒自身が一番安心できる場所に落ち着いたかのように思えた。
(亜樹子は……伯母さんは……俺にとって……二人目の母親みたいなもんだからな……)
 この世に産み出してくれたのは母だが、男としての自分を産んでくれたのは伯母だと神治は思っていた。
 初めて伯母の膣に肉棒を押し込んだ時、その瞬間、自分は何かに生まれ変わった。
 そんな感じがしたのである。
 それまでとは比べ物にならないくらい性欲が強まり、女性を襲わずにはいられないほどになったのがその証拠だろう。
 あれほどに落ち着かない、狂ったように女体を求める衝動が起きてしまったのは、セックスをした事で自分の中にある何かが目覚めたとしか思えなかった。
 それに信じられないほどセックスができる精力。
 何度してもすぐに硬く大きくなる己の肉棒を、神治は驚きの目で見つめたものだ。
(俺は……あれから男になったんだ……それまでは子供だったのが……伯母さんとセックスした事で……男になった……それまで同じ人間としか思ってなかった……いやらしい女という生き物を……こうしてっ……こうしてっ……従える事ができる存在にっ……)
 肉棒を数度強く叩きつけ、豊かな乳房をギュウっと揉みしだく。
「ああんっ、ああんっ、あやぁんっ……あっ、あっ、ああっ……神治さま、あぅっ……神治さま凄い、ああっ……神治さま凄いのぉっ……」
 女という生き物は、肉棒を押し込まれ激しく動かされると何も逆う事ができなくなる。
 送られてくる快楽に悶え、ただただ男に従う存在と化すのだ。
 今も目の前で、自分の母親よりも年上の女が腰の動き一つで甘い声を上げ、さらなる快感を求めるように潤んだ瞳で見つめてくる。
「やぁんっ、やっ、やはぁっ……神治さま、はふぅっ……もっと、ああっ……もっとお願い、あんっ……もっとしてぇ、やぁっ……もっと、あっ……もっとぉ、はぁんっ……もっとお願ぁいっ……」
 蕩けそうなほどに甘ったるい声で、伯母が艶かしく体を蠢かし、より多くの快楽を求めようとおねだりしてくる。
 本来自分の方が従うべき人生の先輩である伯母が、そうして甘え、いやらしく媚を売る姿は、男としての征服欲、支配欲が刺激され、ゾクゾクするような興奮を呼び起こした。
「ふふ……亜樹子、そんなに俺のが欲しいのか?……これかっ?……これかっ?……これが欲しいのかぁっ?」
 力を込めて腰を動かし、微妙に回転を加えてゾリゾリと膣内を擦り上げる。
「あはぁっ、あっ、あやぁっ……それ、ああっ……それぇ、やぁっ……それいいのぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……神治さま、ああっ……神治さ、はぅっ……神治さまぁっ……はんっ、はぁっ、はやぁんっ……」
 伯母がたまらないといった感じでギュウッと抱き付き、体を激しく押し付けてくる。
 胸で潰れる豊かな乳房の感触が心地良い。
「可愛いな亜樹子はっ……そんなにこれがっ……いいのかぁっ……」
 さらに何度も激しく腰を回転させる。
「あやぁっ、あっ、あふぅっ……はぁっ、はっ、はぁんっ……駄目、ああぅっ……それ駄目、ああっ……それ駄目なのぉっ……あっ、ああっ、あはぁんっ……」
 目を虚ろにし、口から涎を垂らしながら亜樹子は悶え狂っている。
 そのあまりに乱れ欲情に染まった姿は、熟女である事も相まって、まさに肉欲の色気をかもし出す女の淫靡な姿そのものだった。
 どこを押しても柔らかく受け止め、そのまま体内に取り込んでしまうのではないかと思えるほどに熟れた肉体は、精を吐き出させずにはいられない、とてつもない刺激と温かな心地良さを伝えてくる。
(ここに……この中に……このたまらない場所に……早く射精したい……思いっきり出したい……)
 触れている肌からジワリジワリと染み込んでくるかのような射精を促す快楽に、神治はもはや耐えることができなくなっていた。
「亜樹子っ……そろそろイくぞっ……」
 最後とばかりに腰の動きを早めていく。
「ああっ、あっ、ああんっ……いいのっ、いいのっ、いいのぉっ……あんっ、あんっ、あはぁっ……私の中に、はんっ……私の中に思いっきり、ああっ……思いっきり出してぇっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……」
 伯母の叫びと共に、膣がキュウっと肉棒を締め上げてくる。
 射精寸前でさらに高まった刺激に歯を食いしばって耐えつつ、肉棒を強く出し入れしていく。
「あんっ、あんっ、ああんっ……そんな、ああっ……そんな凄い、ああっ……そんなの凄いぃっ……やんっ、やんっ、やぁんっ……もう駄目、ああっ……もう駄目なの、はぅっ……もう駄目ぇっ……あっ、あっ、あぁあああああああっ!」
「亜樹子ぉっ!」
 それまで以上に膣が収縮し、肉棒を強烈に締め上げられた神治は精を放った。
 激しい勢いで精液が放出されるのを感じながらたまらない開放感に浸る。
 肉棒が震えるたびにドクっ、ドクっと射精が行なわれ、そのたびに発生する強烈な快感に神治は顔をだらしなく緩めた。
 しばらくして全ての精を放ち終えると、伯母の柔らかな肉体の上に倒れ込む。
 ハァハァと荒い呼吸を繰り返し、その心地良い肉の感触にうっとりとながら、神治はゆっくりと力を抜いていくのだった。


「神治さまぁ……あっ、あっ、ああんっ……やっ、やっ、やぁああああああんっ!」
 姉が何度目か分からない絶頂を迎えた。
 神治の肉棒との相性が凄まじく良い姉は、入れただけでイってしまい、こちらが一度射精する前に何度も絶頂を得ていた。
 それは毎度のことであったため、神治は構わず腰を動かし続けた。
「佳奈っ、佳奈っ、お前は可愛いなっ……」
 腰を強く突き込む。
「ああんっ……神治さま、あぅっ……凄ぉい、やぅっ……もっとっ、もっとっ、もっとぉっ……」
 すぐに再び快感の声を上げ始めた姉が嬉しそうに微笑む。
 姉に「神治さま」と呼ばれるのにはもう慣れたが、はたから見たらどう思われるのだろうか。
 神治はふとそんなことを思い、自分が実の姉を組み敷き、怒張した肉棒を膣穴に押し込んで腰を動かしているという現実に興奮を高めた。
(ふふ……やっぱり肉親はいいな……)
 緋道村はセックスに自由な慣習があるため、学校へ行けばそれこそ好きなだけ同年代の少女を抱けるし、今日などは親友の母や姉たちとセックスしまくった。
 そのためかなり満足していたはずなのだが、やはり血の繋がった相手とするとなると、それまでとは違った興奮が湧き起こり、肉棒が猛るのを抑えられない。
 家族とする時は、他の人間とする時よりもお互いの体が与え合う快感が非常にたまらないし、相手を見つめていると、恋愛とは違った温かな感情が湧き起こってくるのだ。
 それは、似た遺伝子を持っていることにより肉体が拒否反応を示さないため感じやすく、そして共に長く暮らしているという安心感、家族愛と呼べるものがあるためなのかも知れない。
 特に姉は、産まれた時から最も年齢の近い年上の存在として付き合ってきたため、こうして自分が上になり、自由自在に喘がせていると、さらにたまらない興奮が押し寄せてくるのである。
「あはぁっ、あっ、あやんっ……神治さまぁ、はぅっ……神治さま凄いのぉっ……はっ、はぁっ、はぁんっ……」
 高校生にしてはかなり豊かな乳房が腰の動きに合わせて激しく揺れ動き、それが肉欲をそそる。
「やっ、やぁっ、やぁんっ……神治さまぁ、あぅっ……神治さま凄いのぉ、ああんっ……佳奈、ああっ……佳奈駄目ぇ、やぅっ……佳奈おかしくなっちゃうぅっ……あんっ、あんっ、あやぁああああああんっ!」
 また姉がイったが、それに構わず腰を動かし続ける。
「あっ、あっ、ああっ……神治さま凄いよぉっ……はんっ、はんっ、はぁんっ……」
 すぐに再び快感の声を上げ、頬を擦り付けて甘えるようにこちらを見つめてくる。
 それを見た瞬間、神治の心臓はビクンと跳ね上がり、肉棒がグンっと力を増した。
「佳奈っ……可愛いっ……可愛いぞっ……」
 姉の甘え方は格別だった。
 普段非常にしっかりとした性格の姉は、家族の前などでは神治を叱ったりもするのだが、こうして二人きりになると信じられないほどに甘えてくる。
 それは本当に同一人物なのかと疑うほどの違いであり、そしてその激しいギャップがたまらない興奮をもたらして肉欲を激しく誘った。
 もう何度もその変化を経験をしているはずなのだが、いつまで経っても慣れることがない。
 年上であるにも関わらず、その甘ったるい口調と潤んだ瞳で見つめてくる姿は非常に可愛らしく、腰の動きを強めずにはいられなくなるのだ。
「あぅっ、あっ、ああんっ……もっとぉ、はぅっ……もっとちょうだぁい、ああっ……神治さま、やんっ……佳奈にもっとぉ、あぅっ……もっとしてぇっ……やっ、やっ、やはぁあああああんっ!」
 以前は姉の甘えた態度を恥ずかしく感じたものだが、今の神治はそれを受け入れる事ができた。
 自分に甘えてくる姉を、素直に可愛いと思えるようになったからである。
 自分の女だという意識が強まったせいかも知れない。
「神治さまぁ、あふんっ……もっと激しくぅ、やぁっ……佳奈、ああぅっ……もっと激しく、あっ……もっと激しくして欲しいのぉっ……やっ、やっ、やぁっ……」
 まさにブリブリとしか言いようのない甘える口調で、姉はこちらを見上げてくる。
「可愛いぞっ……佳奈っ、佳奈っ、佳奈ぁっ……」
 リクエストに答えるように、それまで以上に激しく腰を動かす。
「あはっ、あっ、はふぅんっ……神治さま、やぅっ……神治さま凄い、ああっ……神治さま凄いよぉっ……はっ、はっ、はぁあああああああんっ!」
「ふふ……可愛いな……佳奈はホント可愛いよ……」
 もう何度目なのか分からない姉の絶頂の様子を見つめながら、神治は満足な思いに浸っていた。
 自分の肉棒でこれほど感じる女は他にはいない。
 何しろ入れただけでイってしまうのだから凄まじいだろう。
 姉は神治の男としての支配欲、征服欲をたまらなく刺激する存在だった。
「ああっ、あっ、ああんっ……いい、やぁっ……いいの、あはぁっ……たまらないよぉっ……やんっ、やんっ、やぁあああああんっ!」
 姉の体が仰け反り、またもや絶頂を迎えているようだ。
「あっ、あっ、ああっ……いい、あんっ……神治さま、あぅっ……神治さまぁ、あふぅんっ……」
 だが神治の腰の動きが止まらないため、すぐさま甘い声を上げ始める。
 何度も絶頂に至っているせいか、息も絶え絶えな様子で、虚ろな瞳をしながら宙を見つめているのが何ともいやらしい。
 快楽の渦に取り込まれているその表情は、男を誘う淫靡な女の微笑みだった。
「神治さまぁ……あっ、ああっ……神治さまいいのぉっ……やっ、やっ、やぁんっ……」
 うっとりと見上げてくる姉と目が合い、それが興奮を高める。
 絶頂のたびに締め上げられ続けた肉棒はすでに限界になっており、神治は射精しようと腰の動きを早めていった。
「あんっ、あんっ、あやぁんっ……また、ああっ……またイっちゃう、はんっ……またイっちゃうよぉっ……やんっ、やんっ、やぁん……佳奈、ああっ……佳奈イっちゃう、はふぅっ……佳奈イっちゃうんだよぉっ……駄目、あぅっ……駄目、ああっ……駄目なのぉっ……あっ、あっ、あぁあああああああっ!」
「佳奈ぁっ!」
 ドクドクドクと精が放出される。
 姉の膣が激しく収縮して精液を搾り取ろうとし、肉棒もそれに答えるかのように多量の精を注いでいく。
「あ……ああ……あ……」
 うっとりとした表情で微妙に体を震わせている姉を見つめながら、神治は何度も何度も射精を繰り返していった。
 最後の放出を終えると、荒い呼吸を繰り返しながら姉の肉体に体重を預ける。
 そのままゆっくり体をずらして横に倒れ込むと、手を伸ばして豊かな乳房をギュッと掴んだ。
「あんっ……神治さま、もう一回するの?」
 トロンとした目で姉がこちらを見つめてくる。
「ん? 今日は終わりかな……」
 布団に肘を付いて手で頭を支える姿勢になりながら、並のグラビアアイドル以上に大きく美しい姉の乳房をムニムニと揉みしだく。
「あっ……はんっ……でも……まだ胸揉んでるよ……」
「ふふ……佳奈のオッパイは気持ちいいからな……揉んでいたいんだよ……」
 姉の胸は大きいだけでなく張りがあるため、その感触は実に心地良いのだ。
 頭を移動させて覆いかぶさるように抱きつくと、頬擦りしながらその柔らかさを顔で感じる。
「あんっ……でもそうされちゃうと、やっ……佳奈、感じちゃう……」
「ふふ……そうしてる佳奈を見たいんだ……可愛いからな……」
 自己主張しているかのように大きく勃起したピンク色の乳首を口に含み、まるで赤ん坊がするかのようにチュウチュウと吸い上げる。
「あんっ……だ、駄目、やっ……そんなにしたら、あぅっ……佳奈、あんっ……佳奈駄目ぇっ……」
 姉は神治の頭を抱えるようにして体を震わせている。
「なんだ? どうしたんだ佳奈?」
「いやぁんっ……意地悪ぅ……お願ぁい……してぇ……佳奈にまたしてぇ……」
 潤んだ瞳でせつなげに見つめてくる。
「してって何をさ? 今日はもうやる事は無かったと思うけど」
 分からないふりをして、乳首を何度も吸い上げる。
「あぁんっ……分かってるくせにぃ、やっ……お願ぁい、ああっ……佳奈、はぅっ……佳奈ぁ、あんっ……もう我満できないぃっ……」
 神治の頭をギュウっと抱きしめ、いやいやするように体を動かしてくる。
「だったら言ってみな……何をして欲しいのか……そうしたらしてやるから……」
 両手で力いっぱい乳房を揉みしだきながら、親指と人差し指で作った輪から乳首を出し、そのままレロレロと舌先で弾いて思いっきり何度も吸い上げる。
「あぅんっ、あっ、ああっ……そんな、あんっ……それ、ああっ……それぇ、やぁっ……たまんないぃっ……」
 姉が頭を仰け反らせて悶える。
「ほら、気持ち良くなってないで言ってみろって……じゃないとずっとこのままだぞ……」
 そう言うとすぐにまた乳首に吸い付いていく。
 左右の乳房を近づけ、両方の乳首を同時に吸い上げる。
「あんっ、あっ、それもいい、やぅっ……それもぉ、あっ、ああんっ……それもいいよぉっ……」
 頭を振って甘い声を上げる姉に苦笑しながら、神治は仕方無いなと乳首への愛撫を止めた。
「あ……あれ?……止めちゃうのぉ……なんでぇ?……神治さまもっとぉ……ね、もっとしてよぉ……」
「何だよオッパイだけでいいのか? だったら続けてやるけど」
「あ、そうか、そうだったぁっ……もう、神治さまがあんまり気持ち良くさせるからだよぉ……」
 どうやらあまりに気持ち良くなってしまったために、自分がおねだりしていた目的を忘れたようだ。
 その事に気づいた姉は拗ねたように口を尖らせている。
(はは……何か懐かしいなぁ……)
 昔は怒るとよくこの表情をしたものだ。
 幼い頃の記憶が甦り、神治は何やら楽しくなった。
「しょうがないなぁ、じゃ、してやるよ……」
「わぁい、神治さま大好きぃ……」
 佳奈はギュッと抱き付きながら嬉しそうに微笑んでいる。
「それじゃ、俺のチンポをオッパイでもっと硬くしてくれ……」
 神治は起き上がると、姉の豊かな胸の間に肉棒を近づけた。
「うふん……神治さまって、これ好きだよねぇ……」
 肉棒が左右から押された乳房に挟まれる。
 肉の圧迫感が伝わり、何とも言えない気持ちの良さが伝わってくる。
「佳奈のオッパイは大きいからな……それに包まれてると凄くいいんだよ……」
「ふふぅん、嬉しいなぁ……嬉しいから一生懸命しちゃうね……」
 姉は乳房をグニグニと動かし、肉棒に擦り付けてくる。
 圧迫感が微妙に変わり、膣とはまた違うその感触に神治はうっとりとなった。
「はぁ……いい……佳奈……いいよ……」
 褒めると姉の手の動きが強まり、肉棒が乳房にもみくちゃにされる。
 白く美しい巨大な乳房がプルプルと蠢き、肉棒を挟んでいる様は非常にいやらしかった。
 その様子を見つめる姉の顔も色気に満ちていてたまらない。
「う……ああ……はぁ……」
 ビクンビクンと肉棒が元気に脈打つ。
「ね、硬くなってきたよぉ……オチンチンも早くしたいって言ってるし、もう入れよぉ……」
 姉は我慢できないようにおねだりしてくる。
「だぁ〜〜め、もうちょっとこうしてたい」
「え〜〜? もうっ、意地悪なんだからぁ」
 少し拗ねたように呟きながら、乳房を押す力を強めてくる。
「はぁ……いい……いいよ……佳奈いい……」
 周り中から押しよせる肉の感触と、目の前で形を変える乳房の様子がたまらない興奮をもたらしてくる。
 神治はうっとりとしながら、一生懸命乳房を動かす姉の顔を見つめた。
 視線を感じたのか、姉がこちらを見つめてニッコリと微笑んでくる。
 たまらない。
 たまらない笑顔だった。
(佳奈……俺の……俺の女……)
 神治は心地良い感触に包まれながら、この最高の女が自分の物なのだという優越感に浸った。
「ふぅ……はぁ……ふぅ……」
 姉は神治を早くその気にさせようとしているのか、息を乱しながらいつもより強めに乳房を押し付けてくる。
(ふふ……佳奈……可愛いよ……)
 あまり意地悪をするのも可哀想だと思った神治は、そろそろ肉棒を入れてやろうと思った。
「もういいぞ……佳奈が頑張ってるから、もうしてやる」
「ホントっ? わぁい、だから神治さま大好きぃっ」
 どう見ても年上には思えない少女のような甘えぶりで抱きついてくる。
「じゃ、入れるぞ」
「うんっ」
 コックリと頷く姉を見つめながら、一気に肉棒を膣穴に押し込んでいく。
「あぅんっ!」
 姉の可愛らしい声が部屋に響き、神治はそのまま腰を激しく動かし出した。
「あっ、あっ、ああっ……やっぱいい、あんっ……やっぱいいよぉ、あぅっ……やっぱり神治さまいいのぉっ……」
 甘えるように体を擦り付けてくる姉を愛らしく感じながら、腰の動きを早める。
「あんっ、あっ、ああんっ……神治さま、あぅっ……神治さま、ああっ……神治さまぁっ……あっ、あっ、あぁあああああああっ!」
 入れてからまだ少ししか経っていないのに、もう絶頂を迎えている姉に苦笑する。
 だがそれは自分とする時だけにしかならない、特別の状態なのだ。
 他の男とではこうはならない。
 神治はたまらない優越感を感じながら、さらに肉棒を強く叩き付けていった。
「やっ、やっ、やぁんっ……いいの、はぅっ……いいの、ああっ……いいのぉっ……あっ、あっ、ああっ……」
 腰の動きに合わせて豊かな膨らみがブルンブルンと揺れ動き、姉は何度も頭を仰け反らせている。
 神治は乳房をギュウっと握り締め、さらに肉棒を激しく出し入れしていった。
「ああんっ、やんっ、あやぁっ……オッパイ、あぅっ……オッパイぃっ……あっ、あっ、はぁんっ……」
 姉がいやいやといった感じで頭を左右に振り、腰に脚を絡めてくる。
「おおっ……佳奈っ……佳奈っ……佳奈ぁっ……」
 肉棒がキュウっと締め上げられ、神治はそのたまらない快感に頭を仰け反らせた。
「やんっ、やんっ、やぁんっ……神治さま、はぅっ……神治さ、あんっ……神治さまぁっ……あっ、あぅっ、あはぁっ……」
 両腕が背中に回され、グイと引き寄せられる。 
 艶かしい唇が重なり、舌が絡みついて吸い上げていく。
「んんっ……んっ……んふぅっ……神治さま、ああっ……神治さまぁっ……」
 せつなげな瞳で見つめられ、神治の我満は限界に達した。
「はぁっ、はっ、はぁんっ……また駄目、ああっ……また駄目なの、あっ……また駄目なんだよぉっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……佳奈イく、ああっ……佳奈イくの、あぅっ……佳奈またイっちゃうのぉっ……やっ、やんっ、やぁあああああああああっ!」
「佳奈ぁっ!」
 ドピュドピュドクドクドク……。
 精を放った瞬間、姉の体が反り返り、肉棒が強烈に締め上げられる。
「ああ……あ……ああ……」
 姉は体をピクピクと震わせながら甘い声を漏らした。
 神治は何度も何度も精を放ちながら、甘く悶える姉を愛らしく感じ、微かに揺れる豊かな乳房を見つめつつ、体中に広がっていくたまらない快楽に包まれていくのだった。


 目の前に少女として完璧な肢体があった。
 大人と子供の中間にある、妖精のような妖しさを持つ真っ白な体。
 長く美しい黒髪と、この世の物とは思えない輝くばかりに整った顔。
 ぷっくりと慎み深く膨れている胸に、小さな花が咲いているかのような桜色の乳首。
 無駄な肉の付いていない体から伸びる細く長い手脚。
 全てが完璧だった。
 まだ女として花開いていない感は否めないが、その微妙な時期にこそ真の美しさがあると言えるだろう。
 神治はあまりに美しい有希の裸体に見とれていた。
 もう何度も見ているはずなのに、毎夜改めて見るたびに溜め息が出てしまう。
 自分がこれほど美しい存在を汚して良いのかと躊躇してしまうのだ。
「神ちゃん、どうしたの?」
 有希が可愛らしい唇を動かして尋ねてくる。
「ん? 有希の体を見ていたんだよ。綺麗だなって」
「そんな……」
 有希は真っ赤になって目を逸らした。
「それよりそろそろ俺のこと、神治って呼び捨ててくれよ。結婚するんだし、いいだろ?」
「だ、だって……恥ずかしいんだもん……ずっと『神ちゃん』って呼んでたし……その……」
「ふふ……有希は可愛いな……昔からそういう所が俺は大好きさ……」
 唇に吸い付いて甘い舌を味わう。
「んんっ……んっ……私も神ちゃんのこと……大好き、だよ……」
 有希がさらに顔を赤くしながら呟く。
 もう何度こういった会話をしたのか分からない。
 だがいつまで経ってもその初々しい態度は変わらず、それが男心をくすぐり、有希に対する愛情を高める結果となっていた。
 白い膨らみに手を伸ばして軽く掴む。
「あっ……」
 可愛らしい声が聞こえるのと同時に、手のひらに気持ちのいい感触が広がっていく。
 まだそれほど大きくない乳房は、まるで神治に揉まれる事を喜んでいるかのようにフルフルと揺れている。
「有希……綺麗だ……」
 そう呟きながら夢中になって乳房を揉みしだく。
「あっ、あんっ、ああっ……神ちゃん、あっ……いい、あんっ……気持ちいい……」
 有希は快感に顔を歪めながら、優しげな微笑を浮かべている。
「有希……」
 それに笑顔を向けつつ、ピンク色に輝く乳首に吸い付いていく。
「あんっ、ああっ……やんっ……」
 ピクッと有希の体が震え、手が神治の頭に添えられる。
 口の中に広がる甘い味とコリコリとした乳首の感触に気持ち良さを感じながら、神治はさらに舌を這わせていった。
「あっ、はんっ……やぁっ、ああんっ……」
 頭がグイと引き寄せられ、生の肌が触れ合う。
 スベスベとした感触が体全体に広がり、たまらない快感をもたらしてくる。
 有希の体はどこに触れても気持ちが良かった。
「あぅんっ、あぅっ、ああっ……」
 乳首を少し強めに噛むと頭を仰け反らせて悶える。
 白い首筋があらわになり、その艶かしい様子に、神治は顔を寄せて舐め上げていった。
「はぁんっ……ああっ、やんっ……」
 ペロペロと子犬のように舐めながら何箇所かに吸い付き、そのまま可愛らしい耳を甘く噛んで穴の中に舌を刺し込みくすぐる。
「やぁんっ……神ちゃん、あっ……そこ駄目ぇっ……」
 有希がブルブルと体を震わせて悶えた。
「ふふ……気持ちいい?」
 ちょっとした意地悪をするような感じで耳の穴を何度もくすぐる。
「やんっ……駄目、あんっ……神ちゃん、やっ……」
 逃げるように動くのを追って耳への愛撫を繰り返しながら美しい黒髪を指で梳く。
 サラサラと流れる髪は、自分の物とはまるで違った柔らかな感触があった。
(ああ……どうしてこんなに軽いんだろ……)
 髪の毛を持ち上げて頬に押し当てると、ジワジワとした心地良さが広がっていった。
「有希……綺麗だよ……」
 体を起こすと、真上からジッと見下ろし再び唇を重ねる。
「んんっ……んっ……」
 舌が激しく絡み合い、顔を左右に入れ替えながら貪るように吸い付いていく。
「んっ……んっ……んんっ……神ちゃぁん……」
 うっとりとした切なげな瞳で見つめられ、股間の一物がビクンと反応を示した。
「有希は……たまらないよ……俺は有希を見てるとおかしくなってくる……」
 先ほど清楚で美しい裸体を見た時は汚して良いものかと思ったが、今は早くこの肉体と繋がりたいと抑えが利かなくなっている。
 神治は体を下に移動させると、有希の細くて白い脚を持ち上げ、付け根から足の指先まで舌を這わせた。
「あっ……ああっ……」
 その微妙な刺激に有希がピクピクと体を震わせる。
「可愛い足だ……」
 そう言いながら一本一本指を口に含む。
「やんっ……神ちゃんくすぐったい……」
 有希が甘えるように呟く。
「有希……そろそろ入れるよ……俺もう我慢できないや……」
「うん……私も神ちゃんと、一つになりたい……」
 可愛らしく微笑む有希の姿を見つめながら、神治は落ち着き無く両脚の間に体を収め、少しずつ腰を進めていった。
「あっ……」
 ズブッ……。
 亀頭の先が膣穴にハマり、有希の口から微かな声が漏れる。
「あっ……ああっ……あっ……」
 可愛らしい声を聞きながらズブズブと腰を進めていき、完全に肉棒が収まると、神治は目を瞑って湧き上がってくる気持ちの良さに浸った。
 有希の膣は、肉棒を強くも弱くも無いちょうど良い感触で締め付けており、それはまるでいつも神治に合わせてくれる有希の性格をそのまま表しているかのようだった。
「あっ、あっ、ああっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
 腰をゆっくり動かし出すと可愛らしい声を上げる。
 有希の大人しい声に甘さが加わると、心臓を擦られるようなゾクゾクする快感が起こり、それは聞いているだけで射精しそうになるほどのたまらないモノだった。
「やっ、はっ、ああっ……はんっ、やぁっ、はぁっ……」
 自然と腰の動きが速度を増し、有希の喘ぎも大きくなっていく。
「有希っ……有希っ……可愛いぞっ……愛してるっ……」
「あんっ、ああっ、やんっ……私も、あぅっ……私も神ちゃん愛してるっ……」
 まだ幼い少年少女の愛の言葉。
 世間では笑われる程度のものだろう。
 だが二人にとってそれは重要な言葉だった。
 神治は他に多くの女性を抱いているため、いつ有希への愛情が薄らいでもおかしくなく、無意識のうちにそれを感じている神治は、有希を抱く時には必ず「愛している」「好きだ」と言う事にしていたのだ。
 それにより、自分が最も愛しているのは有希であると確認し、再び愛情を深めるのである。
 他の女性を抱く時にも同じように言ったりもするが、言葉にかける想いに違いがあった。
 己にとってかけがいのない、最愛の存在。
 その想いを込めて有希に呼びかけているのである。
「愛してるっ……大好きだっ……有希ぃっ……」
 愛情の強さを示すかのように強く肉棒を叩きつける。
「ああんっ、ああんっ、あやぁんっ……愛してる、ああっ……愛してるの、やぅっ……神ちゃん愛してるのぉっ……」
 有希もそれに答えるようにギュッと抱き付いてくる。
 熱い視線を絡ませ合い、無言の内に愛情を確認する。
 膣がキュウと締め付け、その肉体的に一つになっている心地良さに、神治は有希に対する愛情がさらに高まっていくのを感じた。
「有希っ……有希っ……有希ぃっ……」
「神ちゃん、ああっ……神ちゃ、はぅっ……神ちゃぁんっ……」
 お互いの名前を呼び合い、体を密着させ、性器を擦り付け合う。
 今はそれが全てだった。
 愛する女と一つになり、快楽を共にする。
 それ以外何もいらなかった。
 最高だった。
「有希ぃっ……」
「神ちゃぁんっ……」
 ツタが木に絡みつくかのようにお互いの腕で体を抱き締め、何かに急きたてられるかのように激しく頭を動かし、唇を重ねて舌を貪り合う。
「んんっ、んっ、んふぅっ……んっ、んっ、んんぅっ……」
 有希の可憐な脚が腰に絡み、揺れ動く体に合わせて小刻みに震えを示す。
 まるで神治の全てを取り込もうとするかのようなその動きは、そうしていないと死んでしまうのではないかと思わせる、そんな切迫感を感じさせた。
「あんっ、あんっ、ああんっ……凄い、やっ……凄いの、はぅっ……神ちゃん凄いよぉっ……やんっ、やんっ、やぁんっ……」
 有希は頭を仰け反らせ、自らも激しく腰を動かし出した。
 大人しい有希のそういった積極的な行為は、神治にたまらない興奮を感じさせ、己が与える刺激で快楽に染まっているのだと思うと、ムラムラと激しい肉欲が押し寄せてくる。
「あっ、あっ、ああっ……激し、はぅっ……激しいの、ああっ……激しいよぉっ……はっ、はぁっ、はふぅっ……」
 密着した肌が擦れるたびに体中に快感が走る。
 有希のすべらかな肌は、触れているだけでたまらなく気持ちが良く、さらに体を擦り付けると肉棒に激しい快感が押し寄せた。
「ああっ、あっ、あふぅっ……それ、やぅっ……それいい、あんっ……神ちゃんそれいいよぉっ……」
 有希の最も喜ぶように腰を動かすと、頭を左右に激しく振って悶え、そのたびにサラサラの髪が肌に触れてたまらない。
(ああ……どうして有希は……有希の体は……こんなに……こんなに気持ちがいいんだぁ……)
 何をしても、何をされても快感が押し寄せる。
 元々顔を見ているだけで、その姿を眺めているだけで至福の思いに包まれるのだから、その肉体と一つになっている今の状態が信じられないほどの快楽であって当然だった。
(この最高の……極上の女が俺の物……俺だけが抱いていい……俺以外の男は何もできない……俺だけの……俺だけの宝物……)
 激しい優越感と独占欲が心を満たす。
 凄まじい興奮が押し寄せ、神治は腰の動きをさらに早めた。
「あんっ、あんっ、ああんっ……凄い、あぅっ……凄い、ああっ……凄いよぉっ……あっ、あっ、あはぁっ……こんな、ああっ……こんなの、あぅんっ……こんなぁっ……」
 有希が腰の動きに合わせて何度も頭を仰け反らせる。
 すでにその顔は快楽に染まっており、美しくもいやらしい蕩けるような表情を浮かべていた。
「やんっ、やんっ、やぁんっ……もう駄目、ああっ……もう駄目なの、あぅっ……もう駄目ぇっ……あっ、あっ、あふぅっ……神ちゃん、ああっ……神ちゃんイっちゃう、やぁっ……神ちゃんイっちゃうよぉっ……私イっちゃうのぉっ……ああっ、ああっ、やぁああああああああっ!」
「有希ぃっ!」
 絶叫に合わせて膣がキュウっと締まり、それに誘われるように神治は精を放った。
 ドピュッ、ドピュッ、ドピュドピュドピュ……。
 凄まじい勢いで多量の精液が放出され、有希の膣に注がれていく。
「あ……ああ……あぅ……」
 体を微妙に震わせながら有希が甘い声を漏らす。
「有希……有希……有希ぃ……」
 神治はそう呼びかけながら、その白く美しい肉体を強く抱き締めて精を放ち続けた。
 最後にビクビクと体を震わせた後、ようやく射精を終えた神治は、そのまま有希の体に体重を預けた。
 温かで柔らかな肉体が受け止め、その心地良い感触にうっとりとなる。
(ああ……凄い……やっぱり有希は最高だ……)
 自分が最も愛する女。
 その女と体を繋げ合い、その胎内に精を放つ。
 それは男として最上の喜びだろう。
 神治は有希の素晴らしい肉体を抱き締めながら、こちらを見つめてくる可愛らしい微笑みに心が温かくなっていくのを感じるのだった。


「うぅっ……う……」
 ドクドクと久美の幼い膣に精液を注ぎ込みながら、神治は激しく体を震わせた。
 射精を何度か繰り返した後、肉棒を抜いてその小さな体の上に倒れ込む。
 久美の膣は入れていると肉棒を回復させるため、休憩しようと思う時はすぐに抜かなければならないのだが、抜くのが少し遅かったせいか、すでに肉棒がギンギンに硬くなってしまっている。
 神治はその事に苦笑しながら久美の顔を見つめた。
 幼く可愛らしい顔が肉欲に染まり、うっとりとした表情を浮かべているのがたまらなくいやらしい。
「やっぱり神治兄ちゃんって最高っ。私、神治兄ちゃんが一番いいよぉっ」
 久美が嬉しそうに抱きついてくる。
「どうしてこんなに気持ちいいのかなぁっ。神治兄ちゃんって凄いっ」
 そういった褒め言葉を何度も繰り返す久美を見つめながら、神治は前から気になっていた事を尋ねようと思った。
 この数日、どうも久美の様子がおかしかったからだ。
「あのさ、久美……ちょっと聞きたいんだけど……」
「ん? 何?」
 快楽が抜けきらない淫蕩な顔に笑みを浮かべながら久美が聞き返してくる。
「ちょっと気になってる事があってさ……久美に教えて欲しいんだ……」
「気になってること……?」
「うん……何か久美さ……ここんとこ変じゃないか?」
「へ、変?……私が変なの……?」
 久美が微妙に体を震わせた。
 当たりだ。
 やはり何かあるらしい。
「そうだよ……セックスしてる時なんだけどね……どうもおかしい……」
「お、おかしいって……な、何が……?」
 久美は表情を暗くして、目をこちらに向けたり逸らしたりしている。
「色々とまあ、理由は思い浮かんだんだけど……一番ありえそうな事から聞こうと思って……」
「うん……」
 顔を俯かせ、もう完全に神治の方を見ていない。
「お前もしかして、俺以外のヤツとセックスしたのか?」
「!……」
 久美の体が硬直する。
 答えを聞くまでもない。
 その動揺が疑惑を事実だと証明していた。
「何……言ってるの……そんなはず……ないじゃない……」
 正直な性格のせいか、あまりに動揺していて嘘を付いているのが丸分かりだった。
「ここんとこ抱いた後、さっきみたいに『やっぱり神治兄ちゃんが最高』とか、『神治兄ちゃんが一番いい』とか、そういう事ばかり言ってるじゃないか」
「そ、それに何の関係が……」
「それって誰かと比較してるからだろ? じゃないとそういう言葉は出てこないと思うんだよな」
「う……」
 久美は押し黙った。
「誰としたんだ? 怒らないから言ってみな」
「あの……」
 何かを言いかけてすぐに口をつぐむ。
「俺は決まりごとの権化じゃないからさ。久美が誰とセックスしようと構わない。ただ子供ができた時に問題だろ? まあ、今は遺伝子を調べられるけど、それでもやっぱり先に分かってた方がいいからさ」
「それは大丈夫だよ。ちゃんとコンドーム使っ、あっ……」
 慌てて口を押さえているが、すでに認めたも同じだ。
「やっぱりしたんだな。で、誰とだ? クラスメートか? 好きな相手でもできたのか?」
「ち、違うよ……別に好きな人じゃない……」
「え? そうなのか? 俺はてっきり恋人でもできたのかと思って……」
 以前、久美が恋愛ができないと言って悲しんでいたのを聞いていたため、セックスをしたのはそういう相手だと思ったのだ。
「ふ〜〜、もう誤魔化せないや……分かった、全部話すね……」
 久美は諦めたように深い息を吐き出した。
「あのね、この間ドリームランドに行った時に……その……ナンパされて……それでしちゃった……」
 えへっ、と可愛らしく笑いながら呟く。
「そうか……ドリームランドで……」
「うん、そうなんだぁ……」
 妙な静けさが部屋に広がった。
「……」
「……」
「……な、な、なんだってぇ〜〜!」
 一瞬何を言われたのか分からなかったが、すぐに意味を理解した神治は驚きの声を上げた。
「そ、そんな大きな声出さないでよ。ビックリするじゃない」
「ビックリしたのはこっちだっ。何でそんなっ、どこの誰とも分からない相手とっ」
 体の奥底から怒りの感情が湧き起こってくる。
「だ、だって……してみたかったんだもん……」
「してみたかったって……好きでもないヤツとするなんて……前はあんなに嫌がってたじゃないかっ」
 村へ久しぶりに来た時、死んだ兄への想いのため、抱かれる事を嫌がった久美は神治をとにかく避けていた。
 それほどまでに久美の想いは強いのだと神治はひどく感心したのだが、それがこんなにもあっさり他の男に抱かれるとは……。
 神治は何やら体中の力が抜けるのを感じた。
「前は前だよぉ……私、神治兄ちゃんとしてから色々と吹っ切れたんだ……だからちょっと他の男の子ともしてみたいなぁ、って思って……でも村だと誰も相手してくれないから、外に出た時に試してみたの……」
 何という事か。
 あれほど死んだ兄への想いを貫いていた久美が、ナンパされてすぐにセックスしてしまうとは……。
 それではまるで、援助交際をしまくる頭の軽い女子高生のようではないか。
 神治にしてみれば、久美が恋する相手を見つけたなら喜んで祝福してあげるつもりだった。
 もし望むなら、抱かずにいようと思っていたくらいなのである。
 それが、ただ他の男とセックスしてみたかったという理由だけでしてしまうのでは納得のしようがない。
 いや、そんな事など許せるはずがなかった。
 久美の事を考え、色々手助けしてやろうと思っていただけに、その行動は裏切りに似た感覚を神治に与えていた。
 久美への怒りが体中に広がり、心の奥底でドス黒い何かが蠢いていく。
 神治は冷たい表情を浮かべながら、目の前にある久美の顔を見つめた。
「久美……お前は当主家の決まりを破ったんだ……どうなるか分かってるな……」
 怒りの激しさとは正反対な静かな声が発せられる。
「え? 神治兄ちゃん……?」
「神治兄ちゃんじゃないっ。俺は当主だっ。『当主さま』か『神治さま』と呼べっ」
 立ち上がって久美を見下ろす。
「そ、そんな……どうしちゃったの? おかしいよ……」
「おかしくなんかないっ……おかしいのはお前の方だ久美っ……当主家の女ともあろう者が、軽々しく外の男に抱かれるなんて許されると思ってるのかっ? そこに正座っ」
 久美は驚いたように慌てて起き上がると正座した。
 神治のあまりの変貌ぶりに目を白黒させながら見上げてくる。
「前に調べたんだが、そういった女に対する処分としては……他家へ放逐、牢入りといったのが多かったな……まあ、放逐の方は相手をした男との関係が近い場合にやるらしい。どちらかというとその家に対する褒美に近い感じだな……で、牢入りの方は完全に罰。外に出られないようにして、一切誰とも話せないようにするそうだ……」
「!……」
 久美がビクっと体を震わせた。
「そういう訳で、久美は明日から牢に入る事になるな……ま、それまでの短い自由を楽しんでおくといい……」
 神治はニヤリと笑うと、部屋を出て行こうと歩き出した。
「ま、待ってっ……待ってよ、神治兄ちゃんっ!」
 慌てて久美が脚を掴んでくる。
「その呼び方じゃないって言ったろ……」
「あ……神治さま……その……待って……」
 体を小刻みに震わせて久美がしがみついてくる。
「何だ? 今さら言い訳でもするつもりか?」
 冷たく見下ろす。
「その……許して……私……こんな大変な事だと思わなくて……神治兄ちゃ、神治さまに抱いてもらってから……セックスするのが楽しくて……それで、つい……他の男の子ともしてみたくなっちゃったの……」
「だがそれは、当主家の女には許されないことだ……」
「その事は謝るからっ……私……私……分かったの……私には神治兄ちゃんしかいないって……私を気持ち良くしてくれるのが神治兄ちゃんしかいないって……ドリームランドから帰る時に……もう神治兄ちゃん以外には抱かれないんだって……そう決めて……だから……だから許して神治兄ちゃぁん……お願い……許してよぉ……」
 涙を流しながら久美は必死に謝ってくる。
「……」
 神治はその様子を見つめながら、己の中に気持ちの良さが広がるのを感じていた。
 自分に許してくれと哀願する少女。
 彼女の心には、今自分しか存在しないだろう。
 それはたまらなく独占欲を刺激する状態だった。
「どうして俺にしか抱かれないって思ったんだ?」
「だってあの人、入れただけでイっちゃったんだもん……私、全然気持ち良くなくて……それで思い出したんだ……私のあそこって、普通の人じゃ駄目なんだって……」
 確かに久美の膣はとてつもなく気持ちが良く、並の男では耐える事ができずに入れた瞬間精を放ってしまうだろう。
 実際神治も、慣れるまでは入れただけで射精しまくったものだ。
「だから私は神治兄ちゃんじゃなきゃ駄目なの……それが分かったから、もう二度と他の人には抱かれない……私は一生神治兄ちゃんにしか抱かれないから……お願い、許してぇ……」
 体全体を擦り付けるようにして久美は必死に謝ってくる。
 裸同士であるため、少女ならではのスベスベとした感触が感じられて気持ちがいい。
「ホントに俺にしか抱かれないか?」
「……う、うんっ……絶対抱かれないっ。だって気持ち良くないもんっ」
 涙に潤んだ瞳でキッとこちらを見つめながら頷いている。
(ふふ……可愛いな……)
 神治は己に向けられている熱い視線に心地良さを感じていた。
 もうこの少女は自分以外の男には決して抱かれないだろう。
 かなり肝の冷える思いをしただろうし、神治以外に肉体的な快楽を与えてくれる存在がいないと確信している今、他の男に抱かれても意味がない事を十分理解しているはずだからだ。
(久美は完全に俺の物……)
 神治は一人の少女を手に入れた快感に浸った。
「よし、じゃあ許してやろう」
 独占欲と支配欲を強く満たされ、最高の気分になりながら神治は久美の頭を撫でた。
「わぁっ……神治兄ちゃんありがとうっ」
 久美が嬉しそうに笑顔を浮かべている。
「久美はこれから俺の女だからな。俺のために生きろよ」
「うんっ、私はこれから神治兄ちゃんの女だよっ。って、あっ……神治さまの女、だった……」
 恐る恐るといった感じでこちらの顔を見上げてくる。
 言いつけを破って「神治兄ちゃん」と呼んだことを気にしているのだろう。
 しかしこれまでも喋る間ほとんどそう呼んでいたのだから、今さらそれを指摘しても仕方がない。
「別にいいよ『神治兄ちゃん』で……久美に『神治さま』って言われてもあんまり楽しくないしな。『神治兄ちゃん』の方が元気のいい久美にピッタリだし、可愛くていいよ」
「ホント?……ああ良かった。何か言いにくかったんだよねぇ。それに『神治さま』なんて呼んじゃうと違う人みたいなんだもん。私の神治兄ちゃんじゃなくなっちゃったみたいで嫌だったんだぁ」
 久美は嬉しそうに笑っている。
 その笑顔と「私の神治兄ちゃん」という言葉が、神治の中の久美に対する愛おしさを強くさせた。
 激しい興奮が湧き起こってくる。
「久美っ!」
 叫ぶと同時にギュッと抱き締める。
「やんっ……どうしたの? 神治兄ちゃん」
「お前はホント可愛いな……俺は、お前が可愛くてしょうがないぞっ」
 頬擦りをしながら、何度も軽いキスを繰り返していく。
「んっ……んっ……あっ……神治兄ちゃ、んんっ……あんっ……」
 そのまま布団の上に押し倒し、体中にキスの雨を降らす。
 スクール水着の日焼け跡が肌の白さを強調して肉欲をそそる。
 ぷっくりとした微かな膨らみが、少女の中に女を感じさせていやらしい。
 まだ乳房と呼ぶには小さすぎるその胸を指で軽く摘み、チュプっと吸い付いていく。
「やぁんっ……やっ、はふぅっ……あっ、あっ、ああんっ……神治兄ちゃぁんっ……」
 何度も吸い付き舐め上げると、久美が頭を左右に振って悶える。
「ああっ、あっ、やんっ……それ、あぅっ……それぇ、やぁんっ……」
 ピンク色の乳首を思いっきり吸い上げ、舌でベロベロと何度も舐めると、ピクピクと体を震わせて愛らしい。
「ふふ……久美は可愛いな……可愛いから食べたくなっちゃうぞ……」
 首筋に舌を這わせ、何箇所かに吸い付きながら体を擦り付けるように動かす。
(ああ……やっぱいいな……小さい子は……)
 張りのある肌が触れるとゾクゾクするような快感が押し寄せてくる。
「やんっ……神治にぃ、あふっ……そんな、やぁっ……もうエッチぃっ……あっ、ああんっ……」
 舌を胸に戻し、再び乳首をチュウチュウ吸った後、続けて腹、太もも、足の先へと動かし体中を唾液でベトベトにしていく。
「あっ……あっ……やんっ……くすぐったいよぉっ……」
 久美は体を小刻みに震わせて悶えている。
「可愛いなぁ久美は……じゃ、そろそろ入れるぞ……」
 笑いながら見つめると、久美がコクリと頷いた。
 その様子に歳相応の愛らしさを感じつつ、年齢にそぐわない行為をしている事に興奮を高める。
 腰をゆっくり押し進めると、亀頭が幼いながらも使い込まれた膣穴にハマり、その瞬間とてつもない快感が押し寄せてきた。
 すぐにでも射精してしまいそうな気持ちの良さに耐えつつ、ズブリズブリと肉棒を押し込んでいく。
「ああっ……あっ……ああっ……」
 甘い声を漏らしながら、久美がせつなげな瞳でこちらを見上げてくる。
 それを可愛らしく感じながら、神治はようやく全て収まった肉棒から押し寄せる快感に浸った。
 何もしないでも激しく吸引してくる久美の膣は、入れているだけでたまらないのだ。
 このままジッとしていても何度も射精してしまうだろう。
(はぁ……やっぱ気持ちいい……最高だよ……)
 神治はふと、先ほど久美が言っていた言葉を思い出した。
(だってあの人、入れただけでイっちゃったんだもん……私、全然気持ち良くなくて……)
 確かにこの状態のまま射精だけされてはつまらないだろう。
 しかしそれは仕方の無いことだ。
 久美の膣に耐えられる男などそうはいないのだから、相手の男が動けずに射精しまくっても、それを責めるのは不憫というものだ。
(そういやドリームランドの帰りの時、最初は何か怒ってたもんなぁ。それのせいか、なるほどね……)
 久美にしてみれば、ちょっとした遊びのつもりで他の男とセックスしてみたかったのだろう。
 ところが実際にしてみると、相手の男は動かず勝手に何度も射精してしまうのだからたまったものではなかったに違いない。
 あの時の怒りようも納得できるというものだ。
「神治兄ちゃん……どうしたの?」
 ジッとしたまま動かないのを不審に思ったのだろう、久美がこちらを見つめてくる。
「ん? このまま動かないで終わらせるのもいいかなって思ってさ……何しろ久美のここって、入れてるだけで射精できるから俺が動く必要ないしな……おっ、言ってるそばから……うぅっ……こりゃたまらんっ……」
 膣襞が肉棒にヌメヌメと絡みつき、強烈な吸引をしてくる。
 動かなくても勝手に膣が蠢き、ピストン運動をしているのと同じような快感をもたらしてくるのだ。
「やだやだやだぁっ……そんなのやだよぉ……お願い、神治兄ちゃん動いてぇ……私、こんなんじゃやだぁっ……」
 久美は泣きそうな顔でこちらを見つめてくる。
 それは悲しげな顔なのだが、美少女であるせいか、それすらも実に可愛らしい表情に見えた。
 何より甘えた声でおねだりされては嬉しくてたまらない。
「しょうがないなぁ、久美は我儘なんだから……でもま、そこが可愛いんだけどなっ」
 笑いかけながらいきなり腰を引き、そのまま強く押し込む。
「ああんっ……って、お終いぃ?」
 一回で終わった突き込みに、久美は不満そうな声を上げた。
「もっとして欲しかったらおねだりしてみな……可愛く思えたらしてやるから……」
「え? おねだりぃ? よぉ〜〜し……ねぇん、神治兄ちゃぁん……久美のあそこにもっとオチンチン入れてぇ……」
 意識しているせいかわざとらしさが目立ち、その妙な素振りに可笑しさが込み上げてくる。
「くくっ……何言ってるんだよ……チンチンなら入れてるぞ……それにあんまり可愛くない……」
「あ、そうか。そうだよね……それに可愛くか……う〜〜ん困ったなぁ……どうすればいいんだろ……私、甘えようって思ったことないし……」
 久美はしかめっ面をしてウンウン唸っている。
(うわっ……何か懐かしい……)
 その表情を見ていると、不意に昔の記憶が甦った。
 まだ幼い頃、何かと神治に勝負を挑んでいた久美は、困った時にいつもそういった表情をしていたのだ。
 それを神治は生意気に思いながらも可愛らしく感じていたのである。
 懐かしい感情と共に、久美に対する愛情が高まり、自然と腰が動き出した。
「あっ、あっ、ああっ……どうしたの? あんっ……まだ私何も、やっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
 久美は驚いたように見上げている。
「いいんだよっ……今のが凄く可愛かったからっ……久美はそういうのが可愛いんだっ……」
「あぅっ、あっ、あっ……分かんないよ、ああっ……何でぇ? やぅっ……何も、はぁんっ……してないのにぃっ……」
 久美は納得できないのか、変な顔をしながら甘い声を上げている。
「あんっ、あんっ、ああんっ……でもいい、はんっ……気持ちいいから、あぅっ……いいやぁっ……やんっ、やんっ、やぁんっ……」
 だがすぐに悩むのを止めて快楽に浸っている。
(ふふ……やっぱり可愛い……)
 神治は昔から久美のそんなところを愛らしく感じていた。
 素直というか何も考えていないというか、とにかく正直にその時の自分の気持ちをぶつけてくる態度がとても心地良かったのである。
「あっ、ああっ、あやぁっ……はぅっ、はぅっ、はぁんっ……」
 ショートヘアーの良く似合う可愛らしい顔が快楽に歪み、自分が年端も行かない少女を犯しているのだという興奮が湧き起こってくる。
「あんっ、あんっ、ああんっ……神治兄ちゃん、やっ……それ、あぅっ……それいいよ、はんっ……それいいっ……」
 腰の動きに合わせて小さな体が揺れ動く。
 額に汗が浮かび、そこに髪が張り付いているのが色っぽい。
「やぅっ、やっ、やぁんっ……それ、ああっ……神治兄ちゃん、あっ……それ凄い、やっ……それ凄いんだよぉっ……はっ、はぁっ、はぁんっ……」
 強く突き込むと、久美が頭を仰け反らせて悶えた。
「久美っ……可愛いぞっ……可愛いっ……」
 久美に微笑みかけながら、まだ小さい胸を揉みしだく。
「やぁっ……はっ、はぁんっ……神治兄ちゃん、ああっ……神治兄ちゃぁんっ……」
 久美の悶えが激しくなると、それに合わせて膣がキュウキュウと締まり、凄まじい快感が股間から押し寄せてくる。
 いつ射精してもおかしくないその刺激に、神治は歯を食いしばって耐えた。
 以前は入れただけで射精してしまっていたが、今は何とか耐える事ができるようになっており、それだけ自分はセックスの経験を積んだのだと思うと誇らしくなってくる。
「久美っ……お前のここはっ……ホント気持ちいいなっ……」
 改めて感じた思いを口に出す。
「あんっ、あんっ、ああんっ……神治兄ちゃんの、ああっ……オチンチンだって、やっ……凄い気持ち、あっ……いいよ、あんっ……気持ちいいのぉっ……」
 神治の腰の動きに合わせて、久美は小さな頭を何度も仰け反らせている。
「そろそろイくぞっ……いいかっ……?」
「あっ、あっ、はぁんっ……いい、やぁっ……いい、ああっ……いいよぉっ……」
 了解したのか気持ちがいいのか分からない答えを返しながら、久美は腕を背中に回し、脚を腰に絡ませてくる。
 小さな体に抱きつかれ、その甘えられているような頼られているような感覚に嬉しさが込み上げてくる。
「久美っ……久美っ……久美ぃっ……」
「ああんっ、ああんっ、あやぁんっ……凄いっ、あっ……それ凄、はんっ……それ凄いのぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……イっちゃう、やぁっ……イっちゃうの、はぁっ……イっちゃうんだよぉっ……あっ、あっ、やぁああああああんっ!」
「うぁっ!」
 久美が絶頂に至った瞬間、膣内が激しい吸引を示し、体の中身全てを持っていかれるのではないかという快感に耐えきれなくなった神治はそのまま一気に精を放った。
 ドクドクドク……。
 多量の精液が久美の幼い膣に注がれ、激しい快感が押し寄せてくる。
 まるで掃除機のような強烈な吸い込みが行なわれ、そのたまらない快感に体を震わせながら、神治は何度も何度も射精を繰り返していくのだった。


 布団の上に胡坐をかいた神治の股間で、小さな頭が動いていた。
 二つに分けた三つ編みを揺らしながら、舞美が熱心に肉棒を舐めている。
 たまらない快感にうっとりしつつ、神治は妹の可愛らしい頭を撫でた。
「舞美っ……いいぞっ……うぅっ……もうイきそうだっ……おおっ……それっ……」
 押し寄せてくる強烈な快感に頭を仰け反らせる。
 舞美の口はとてつもない快楽を生み出す場所であり、並の男では含まれただけで射精してしまうだろう。
 しかも毎日フェラチオをさせていたため技術的にもかなり卓越し、神治にしてもあまり耐える事ができないほどになっていた。
「うぅっ……ああっ……あぅっ……」
 兄の射精が近いことを感じたのか、舞美はラストスパートとばかりに口から激しく肉棒を出し入れし始めた。
 ただでさえ膣に似た感触の口に、セックスの時のようなピストン運動をされてはたまらなかった。
 しかも膣内と違って、口の中には自由自在に動く舌があるのだ。
 舌が亀頭を絡めとり、微妙な刺激を与えてくるため、神治はもう我慢する事ができなくなった。
「うぁっ……舞美っ……うぅっ……舞美っ、出るっ……出るぅっ!」
 絶叫すると共に一気に精を放つ。
 ドクドクドクと、凄まじい勢いで精液が可愛らしい小さな口に注がれていく。
 舞美は三つ編みの髪をユラユラと揺らしながら、それをゴクゴクと飲み込んでいる。
「はぁ……ふぅ……あぅっ!」
 射精を終えて力を抜いた瞬間、舞美が亀頭を綺麗にするかのようにベロリと舐め上げてきたため、神治は体を激しく震わせた。
 ただでさえ敏感になっている部分を、性的刺激の権化ともいえる舞美の舌で舐められてはたまらなかった。
 あっという間に肉棒が硬くそそり立ってくる。
「お兄ちゃん、気持ち良かったぁ?」
 可愛らしい笑顔を浮かべながら舞美が見上げてくる。
「ああ、舞美の口は最高だよ……」
 深い息を吐き出しながら、小さな頭を撫でる。
「ふふ……私、お兄ちゃんが喜んでくれると嬉しい……」
 甘えるように抱きつき、頬を擦り付けてくる。
「俺も舞美が喜ぶと嬉しいぞ……」
 そう言いながら愛らしい耳を甘く噛む。
「やんっ……くすぐったいよぉ……」
 舞美がいやいやといった感じで体を震わせる。
 幼い少女特有のスベスベとした肌を擦り付けられ、神治はうっとりとなった。
(舞美は……可愛いなぁ……)
 しかし今日に限っては、このままこうして和やかにしている訳にはいかなかった。
 聞く事があったのだ。
 それも少々辛い事を。
 先ほど久美から、ドリームランドに行った時に男に抱かれた話を聞いた。
 もしかしたら、行動を共にしていた舞美が同じ事をしていたのではないかと思ったのだ。
 あまり信じたくない事だが、久美が舞美だけを待たせて自分だけ楽しむとは思えないので、舞美も誰かに抱かれたのではないかと疑っていたのである。
「舞美……ちょっと聞きたい事があるんだけど……」
「ん? なぁに?」
 無邪気な笑顔を向けてくる。
(う……可愛いなぁ……っと、いかんいかん……)
 一瞬ぼぉっとなった頭を軽く振り、できるだけ真面目な表情を作る。
「この間ドリームランドに行った時、誰かとセックスしたか?」
「え? どうしてそれ知ってるの?」
 予想に反して、というか予想通りと言うべきか、素直な舞美は隠そうともせず、ただ神治がその事実を知っている事について驚いているようだった。
 嘘がつけない性格であるため、誤魔化すとは思っていなかったのだが、ここまであっさり言われると拍子抜けしてしまう。
 嘘を言えず、かといって真実を言うのも辛くて、困ったように押し黙るのかと思っていたのだ。
「久美から聞いた」
「そうなんだ……ゴメンねぇ。私、一度でいいからお兄ちゃん以外の人ともしてみたかったから……」
「何でだ?」
「学校で……クラスのみんなは楽しそうにセックスしてるのに……私は全然できなくて……仲良くなった男の子ともしてみたいんだけどできないから……凄く羨ましかったの……」
 少し辛そうな表情を浮かべながら舞美は呟いている。
 確かに周りの人間が楽しくセックスしているのに、自分だけできないのは辛いかも知れない。
 学校でしまくっている神治は少し居心地の悪い思いを感じた。
「そしたらね、ドリームランドで優しいお兄ちゃんに会って……この人なら村の人間じゃないからしてくれるんじゃないかと思って……でもそのお兄ちゃんったらセックスするの初めてだったみたいで、オロオロしちゃってて可笑しかったなぁ」
 その様子を思い出したのか、舞美は楽しそうに笑っている。
「いつもお兄ちゃんにしてもらうのに比べると全然気持ち良くなかったんだけど、何か私が気持ち良くしてあげてるんだなぁ、って思ったら凄く嬉しくなっちゃって……お兄ちゃんが私のこと可愛がってくれるのってこういう気持ちじゃないかって分かっちゃった……」
「そうか……」
 神治は何と言ったものかと悩んだ。
 久美の時と違い、不思議なことに怒りが湧き起こってこず、しかしそれでも叱るべきなのかと思い困ってしまったのだ。
 何しろ怒っている時には自然と言葉が色々思い浮かぶのだが、何故か今は冷静であるためそれが上手くいかないのである。
「でもやっぱり止めとけば良かったなぁ……」
「どうしてだ? してみたかったんだろ?」
 予想外の舞美の言葉に、神治は思わずジッと顔を見つめた。
「だって、あんまり嬉しくなかったんだもん……そのお兄ちゃんは優しかったけど、私は別に好きじゃないから……そうだと何かセックスしてても心があったかくならないの」
「心があったかくならない?」
「うんっ……お兄ちゃんとセックスしてると、私、すっごく心があったかくなるんだよ。そんで何かすごぉく気持ち良くなるんだぁ……私、お兄ちゃんのこと大好きだから、お兄ちゃんのオチンチンが入ってるだけで体が震えちゃうくらい気持ち良くなっちゃうの……だから友達くらいでセックスしてもつまんないなぁ、って……」
 可愛い妹の、自分を褒め称える言葉に嬉しさが込み上げてくる。
「そうか……じゃあ、そのセックスした相手ってのは、もうどうでもいいのか?」
「う〜〜ん、友達って事ならまた会ってもいいけど、セックスしたいって言われたら困っちゃうなぁ。私、お兄ちゃん以外ともうしたくないし……」
 何とも可愛らしい事を言ってくる。
 久美に他の男とした事を聞いた時は激しい怒りが湧き起こったが、舞美の場合はそれが無いのは面白いことだった。
 舞美の語り方が淡々としていて、しかも相手の男に対する感想がお粗末なイメージになっているせいだろう。
 つまらない経験をしてしまったという感じがして、怒るよりも「残念だったね」と慰めたくなるような雰囲気があったのである。
「そいつに連絡先とか教えたのか?」
「え?……あ、そういや教えてないや……」
「だったら平気じゃないか。ま、そいつの事は忘れちまえよ。兄ちゃんが凄く気持ち良くしてやるからさ。沢山エッチしようぜ」
「うんっ。私、お兄ちゃんと沢山エッチしたいっ。お兄ちゃんとするのが最高だもんっ」
 舞美は抱きついて頬を擦り付けてくる。
(ふふ……可愛いな……)
 神治の心の中は舞美に対する愛おしさで一杯だった。
 確かに浮気をしたのは許せないが、それもちょっとした社会勉強だと思えば仕方の無い事だと納得したのだ。
 何しろそのおかげで舞美は神治の事を再評価している。
 他の男とセックスしても気持ち良くない。
 兄以上の男などいない。
 そう理解したはずだからである。
 どこの誰だか知らないが、そうして舞美を自分に夢中にさせてくれた事に、神治は歪んだ形で感謝の念を持った。
(ま、もし目の前にいたらぶん殴るけどな……)
 可愛い妹を、合意とはいえ抱くなど許せない。 
 それは八つ裂きにしてもしきれないくらいだ。
 だがそいつは二度と舞美に会うことはあるまい。
 そう考えると、ザマァ見ろという思いが込み上げてくるのだ。
 何しろ舞美の体、特に口は最高であるため、もしフェラチオをされていたとしたら、もう他の女じゃ物足りなくてしょうがないはずだったからである。
(初めてだったみたいだから……女に対する基準が舞美になる訳か……くくっ……そりゃお気の毒……)
 暗い喜びに心を満たしながら、神治は舞美に微笑んだ。
「じゃあ、今日は沢山してやるからな。舞美が満足できるように沢山してやる」
「ホントっ? やったぁっ……だからお兄ちゃんって、だぁい好きぃっ」
 舞美が嬉しそうにギュッと抱き締めてくる。
 小さな体にしがみつかれると、何とも言えない心地良さがあった。
(可愛いなぁ……)
 神治にとって舞美は愛らしく、抱き締めて頬擦りせずにはいられない存在だった。
 とにかく可愛がりたくてしょうがないのだ。
 その可愛い妹が望むのなら、いくらでもセックスをしてやろうではないか。
「よし、じゃあこのままするか。ほら、入れてみな」
 神治は舞美を抱き上げると、向かい合わせの位置に体を持って行った。
「うん……よいしょ……これで……んっ……あんっ……」
 舞美が腰を降ろすと、ズブリといった感触と共に肉棒が収まり、たまらない快感が押し寄せてくる。
 小さな膣穴がキュウッと締め上げてきて、膣襞がヌメヌメと絡みつき、早く精を吐き出させようと吸い付いてくる。
「あ……ん……はぁ……ああ……」
 舞美は微妙に体を震わせ、桜色をした唇から甘い声を漏らしている。
 目の前にある可愛らしい顔が快楽に歪み、強烈な愛らしさをかもし出していてたまらない。
「舞美……可愛いぞ……」
 優しく抱き締める。
「おにぃ……ちゃ……」
 舞美も腕を背中に回し脚を腰に絡ませ、しがみつくようにして抱きついてくる。
 温かな体温と柔らかな肉の感触が感じられ、肉棒がビクンっと動く。
「あんっ……ね、お兄ちゃん……動いていい?」
「ん? 舞美はエッチだなぁ……そんなに早くしたいのか?」
「ち、違うよぉ……お兄ちゃんがしたいんじゃないかって……オチンチンが動いたじゃない……」
 舞美が顔を真っ赤にしながら反論してくる。
 そんな表情も実に可愛らしい。
「まあ、そうだけどな……でも別にそんな焦らなくてもいいだろ? 兄ちゃんはこうしてるだけでも気持ちいいんだ……舞美が俺の物って感じがして……」
「私がお兄ちゃんの物……?」
 舞美はキョトンとした顔をしている。
「こうしてピッタリくっついて、舞美の体を抱き締めてると、まるで舞美が俺の中に入ってく感じがして……凄く嬉しくなってくるんだよ……」
「ふ〜〜ん、そうなんだぁ……あ、でもお兄ちゃん逆だよ……私がお兄ちゃんの中に入るんじゃなくて、お兄ちゃんが私の中に入ってるんじゃない……元気なオチンチンが動いてるよ……ドクンドクンって……」
 確かにそれはその通りだった。
 小学生らしい指摘に神治は可笑しくなって笑った。
「まあ、そうなんだけどさ。チンチン以外の部分はそんな感じがするんだよ。舞美は小さいから、こうして抱き締めると全部包み込めて、それでそんな感じがしたのさ」
「へぇ〜〜、そうなんだ……でも私はお兄ちゃんに包まれるより、お兄ちゃんを包みたいなぁ……」
「え? 何で?」
「だって、何かお兄ちゃんって守ってあげたくなるんだもん……年上で私より強いんだけど、それでも何か抱き締めてあげたいなぁ、って……ふふ……私、お兄ちゃんのこと愛してるんだからねっ」
 舞美は可愛らしい笑顔をして見上げてくる。
 やはり幼いながらも母性というモノがあるのだろうか。
 思えば男はセックスの時に女に包まれており、それによって快感と共に安心感を得ているような気がする。
 己が産まれた所に帰る、母体という安全な心地良い場所に帰る、そんな思いが本能的にあるのかも知れない。
 確かに舞美のように小さな体であっても、神治は体を繋げるたびにホッとする思いを感じていた。
「そうだな……じゃあ、これからは舞美に守ってもらおうかなぁ……」
「うんっ……私がお兄ちゃんを守ってあげるからねっ」
 嬉しそうに微笑む舞美を強く抱き締めると、ゆっくりと腰を突き上げ始める。
「あんっ、やっ……もうっ、いきなり、ああんっ……」
 舞美は可愛らしい声を上げながら、自らも腰をグルグル回すように動かし出した。
「あっ、あっ、ああんっ……いいっ、いいっ、いいよぉっ……」
 小さな体が上下に激しく揺れ、二つに分けた三つ編みがムチのように跳ねる。
 幼い顔が快楽に染まり、その可愛らしさといやらしさの混じった表情に興奮が高まっていく。
「やっ、やんっ、やぁっ……はんっ、はぅっ、はぁんっ……」
 舞美の体を後ろに倒し、まだ膨らみのない胸に舌を這わせて桜色の乳首をチュウッと吸い上げる。
「ああんっ、やっ、はふぅっ……お兄ちゃん、ああっ……おにぃ、やんっ……お兄ちゃぁんっ……」
 ブルブルと体を震わせながら、絡みついた腕と脚に力を入れてくる。
「舞美っ……どうだっ?……気持ちいいかっ?」
「うんっ……いいよ、あっ……いい、はんっ……気持ち、ああっ……いいっ……」
 何度も頷きながら、頭を引き寄せて唇を重ねてくる。
「んんっ……んっ……んんっ……」
 顔を左右に入れ替えながら激しく唇を擦りつけ、小さな舌に絡ませて強く吸い上げていく。
「んっ……んんっ……んふぅっ……おにぃ……おにぃちゃぁん……」
 ボォッとした表情の舞美にゾクゾクするような色気を感じ、神治は起き上がると、その顔を見つめながら激しく腰を動かしていった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……やっ、やっ、やぁっ……はんっ、はんっ、はぁんっ……」
 腰の動きに合わせて小さな頭が何度も仰け反る。
 布団の上に白い肌をさらした少女が甘く喘ぐ姿は何度見てもたまらない。
 しかもその少女は、己のことを強く愛してくれているのだ。
 妹とはいえ、いや、血の繋がった妹だからこそ、そういった想いは神治の心をひどく心地良くさせた。
「舞美っ……舞美っ……愛してるぞっ……」
「あんっ……私も、あぅっ……私もお兄ちゃん、やっ……お兄ちゃん愛してるぅっ……」
 再び唇を吸い合いながら、激しく腰を動かしていく。
「やんっ、やんっ、やぁんっ……お兄ちゃ、あぅっ……お兄ちゃんもう、ああっ……私、はんっ……私もう駄目ぇっ……あっ、あっ、ああっ……イっちゃう、あんっ……イっちゃうの、やぁっ……イっちゃうんだよぉっ……ああっ、ああっ、やぁああああああんっ!」
「舞美ぃっ!」
 ドクドクドクと激しい勢いで精が放たれていく。
 幼い膣が多量の精液を受け止め、さらに求めているかのように膣襞が強く吸引してくる。
「あ……ああ……ああ……」
 舞美が小さな声を漏らしている。
 その可愛らしい姿を見つめながら、神治は何度も何度も精を放っていくのだった。


「いやぁっ……駄目、あんっ……止めて神ちゃん、あっ……駄目なのよぉ、ああっ……お願いぃっ……」
 母の悲しげな声が部屋に響く。
 その嫌がる言葉を無視、いや快感に感じつつ、神治は母の寝巻きの間に手を差し込み、豊満な乳房を揉みしだいた。
「あっ……そんな、あんっ……駄目、ああっ……胸をそんな、はぁんっ……」
 何度見ても母の嫌がる姿は興奮を誘う。
 言葉では抵抗するものの、肉体はすでに快楽に染まり、どこに触れてもピクピクと敏感に反応を示すのがたまらない。
「どうして、あぅっ……今までちゃんと我慢してくれたのに、ああっ……どうしてぇ、ああんっ……」
 神治は村に引っ越してきて以来、今まで母を抱いていなかった。
 母は自分との近親相姦を嫌っており、セックスする事を極端に嫌がっていたからだ。
「俺の物にしたいからだよ……他の男には絶対渡さないっ……俺以外の男に抱かせるもんかっ」
 今日、親友の哲矢の母親を抱いた時、脳裏に母が哲矢に抱かれている姿が浮かんだ。
 無論それは神治の勝手な妄想でしかないのだが、そうと分かっていても抑えられない激しい嫉妬と、母に対する強い肉欲が湧き起こり、どうしても抱かずにはいられなくなったのである。
「そんな……こんな事しなくてもお母さんは神ちゃんの物よ……だから止めて……」
 抵抗する母の寝巻きの前をグイと開き、白く柔らかな膨らみをあらわにする。
「だけど抱きたいんだ……抱きたくて抱きたくてたまらないんだ……斗樹子を抱いてないと落ち着かないんだよぉっ……」
 母の名を呼び捨てながら、むしゃぶりつくように葡萄色の乳首に吸い付いていく。
「ああんっ、あっ、はぅっ……名前で呼ばないで、ああっ……親子なのよ、はんっ……母親を名前を呼び捨てるなんて、あっ……駄目ぇっ……」
 嫌がる言葉とは裏腹に、肉体は喜びを表すようにブルブルと震えている。
「いいじゃないか。もう俺と斗樹子は男と女の関係なんだぜ。親子だけど恋人なんだ。だったら名前で呼び合わなきゃ。斗樹子も俺のこと『神治』って呼んでくれよ。『神ちゃん』じゃ子供みたいだからさ。って子供なんだけど、でもそれじゃ気分でないだろ? だから呼び捨てて欲しいんだ」
 乳房に頬を擦りつけ、舌を這わせて吸い付いていく。
「あんっ……駄目、あぅっ……神ちゃん、駄目よぉっ……親子で、はぅっ……親子でぇっ……」
 何度体を繋げても、母は親子でセックスする事に抵抗を示した。
 しかしそれは、神治にとってたまらない興奮をもたらすものでもあったのである。
 やはり許されない行為をしていると思えば思うほど、それを行なう時に震えるような快楽を感じるからだろう。
「そうだよ、俺たちは親子でセックスするんだ……斗樹子が俺を産んでくれた場所へチンポを入れる……母親が息子のチンポを受け入れるんだぁ……」
 そう言いながらパンティを引き抜き、肉棒を膣穴へ押し込んでいく。
「あぅんっ……あっ、あっ、ああっ……駄目、はんっ……そんな、やぁっ……神ちゃん駄目よぉっ……」
 言葉とは裏腹に母の肉体は喜びに打ち震え、膣は肉棒をさらに奥へ奥へと引き込むように蠢いている。
「ふふ……斗樹子のここは喜んでるよ……うぅ……俺のをこんな……締め付けて……ああ……たまらないよ……」
 何度経験しても、母の膣は素晴らしかった。
 肉棒がピッタリとハマり、まるで一つになっているかのような感覚があるのだ。
 しかもどこを刺激すれば神治が喜ぶのか分かっているかのように、最も気持ちのいい部分を刺激してくるのである。
 その感触に我慢できなくなった神治は、激しい勢いで腰を動かし始めた。
「あぅっ、あっ、ああんっ……駄目、あっ……そんな、やっ……そんな風にしちゃ、ああっ……そんな腰の動きぃ、やぅっ……駄目よぉっ……」
 強い突き込みに母が頭を仰け反らせる。
 悩ましい白い喉が見え、そのいやらしさに興奮が高まっていく。
「斗樹子っ……ああっ……斗樹子のここってっ……ホントたまらないっ……さすが母親だねっ……母親だからっ……息子のチンポがピッタリなんだっ……ああっ……最高っ……」
 満足な笑みを浮かべながら、神治は熱心に腰を動かし続けた。
 母を抱く時、他の誰とも違う気持ちの良さがあった。
 肉体の良さもあったが、やはり母親という精神的に自分を包み込んでくれる存在に、肉体的にも抱かれているという感覚が安心感をもたらしているのかも知れない。
 こうして母の胎内に入り込み、体を擦り付け幼い頃のように甘えていると、ホッとするような思いが湧き上がってくるのだ。
「あんっ、あんっ、ああんっ……神ちゃん、やぅっ……神ちゃぁんっ……」
 母は頭を左右に激しく振り、先ほどまでの抵抗が嘘のように背中に腕を回してギュッと抱き締めてくる。
「斗樹子ぉっ……斗樹子ぉっ……ああっ……大好きだぁっ……大好きなんだ母さぁんっ……」
 甘えの想いが溢れてくると、やはり「母さん」と呼んでしまう。
 名前で呼び捨てると恋人のような、母を自分の物にしたような感覚を味わうが、やはり母に対しては甘えたくなるのだ。
 母の嫌がる顔が見たくて名前を呼び捨てていても、実際自分が気持ち良くなってくると甘えてしまう。
 神治にとって母は、やはり特別な存在だった。
「やっ、やぁっ、やぁんっ……神ちゃんもっと、あぅっ……神ちゃんもっとよぉ、ああっ……神ちゃんもっとぉっ……」
「分かったよ母さんっ……こうだねっ……こうっ……これでどうだいっ……?」
 母が喜ぶように、何度かの交わりで見つけた弱いポイントを責め立てる。
「あんっ、あんっ、ああんっ……そう、ああっ……それよ、あんっ……それぇっ……」
 脚が腰に絡みつき、グイグイ引き寄せてくる。
 そうすると膣がキュッキュッと締まり、射精感が高まっていく。
「母さんっ……ああっ……俺もう駄目だっ……出ちゃうっ……うぅっ……出ちゃうよっ……出ちゃうぅっ……」
 叫びつつ腰をそれまで以上に激しく動かす。
「やんっ、やんっ、やぁんっ……いいわ、はぅっ……いいわよ、あんっ……いいわ出してぇっ……あっ、あっ、あはぁっ……お母さんもイく、あんっ……イくから、ああっ……イっちゃうのぉっ……あんっ、あんっ、あぁああああああっ!」
「母さんっ、母さんっ、母さぁんっ!」
 ドピュドピュドピュ……。
 体を仰け反らせながら母の中に精を放つ。
 自分の精液が母の膣に注がれているのを感じながら、そのたまらない禁忌の思いに快感を感じる。
 吹っ切れたとはいえ、やはり母との行為には後ろ暗さがあった。
 特に母が嫌がっているために余計それを感じるのだろう。
 だがそれゆえに、母とのセックスはたまらない快楽となっていたのである。
 ビクビクと最後の射精を終えると、神治はその柔らかな肉体に倒れ込んだ。
 荒い呼吸を繰り返しながら心地良い思いに包まれる。
「ねぇ、神ちゃん……もっとしてぇ……」
 それまでになかったいやらしい表情を浮かべながら母が囁いてきた。
 一度絶頂を迎えると母は性格が一変するのだ。
 嫌がっていたのが嘘であるかのように、積極的な淫乱女に変貌するのである。
「ねぇ……もっとぉ……お願ぁい……早くぅ……」
 幼い少女が甘えるように頬を擦り付けてくる。
「ふふ……母さん可愛いよ……」
「やんっ……斗・樹・子……斗樹子って呼んでぇ……」
 本当に同一人物なのかと思えるほど、先ほどまでとは全く逆の言葉を言っている事に神治は苦笑した。
 しかもこの甘えてくる態度は姉のそれと全く同じであり、二人が母娘なのだと感じさせ、さらに可笑しさが高まった。
「斗樹子……斗樹子は可愛いな……俺の……俺の女だよ……」
「嬉しぃ……私も神ちゃん大好きぃ……ね、もっともっと激しく突いてぇ……神ちゃんが産まれて来た場所に、沢山精液ちょうだぁい……今度は後ろから、ね?」
 母は起き上がると四つんばいになってこちらに尻を向けた。
「よしよし……また入れてあげるからね……」 
 起き上がって母の柔らかな尻を掴み、肉棒を押し込んでいく。
「あぅんっ……あぁ……やっぱりいいわぁ……神ちゃんの……神ちゃんのってたまらなぁい……ピッタリハマって……私の弱いところに……あんっ……感じちゃうのぉ……」
「当然だろ……俺は斗樹子の息子だぜ……息子のチンポが母親の膣にピッタリで、一番気持ち良くなれるのは当たり前さ……そういう風に体ができてるんだよ……」
「そうか……そうよね……私と神ちゃんは親子……神ちゃんは私が作ったんですもの……そのオチンチンが気持ちいいのは当たり前よね……」
 母が振り返って嬉しそうな表情を浮かべる。
「うん……だから俺は斗樹子が大好きなんだ……俺を愛してくれて……包んでくれて……気持ち良くさせてくれて……最高だよ……斗樹子は最高の女だっ」
 そう言うと共に腰を激しく動かし始める。
「あんっ、あんっ、ああんっ……神ちゃんもよ、ああっ……神ちゃんも最高、あんっ……神ちゃん、あっ……神ちゃん愛してるわっ……」
 母が何度も頭を仰け反らせながら叫ぶ。
「俺もっ……俺も愛してるっ……愛してるよぉっ……斗樹子っ……俺は斗樹子が、母さんが大好きだぁっ……」
 親子はお互いを呼び合いながら、激しく性器をぶつけ合っていった。
(ああ……やっぱり母さんはいいなぁ……こんな気持ち良くて……温かくて……包んでくれて……母親だけど妹みたいに可愛らしくて……ああ、たまらないよ……)
 先ほどのように嫌がる母も最高だったが、こうして甘えてくる母も実に愛らしくて興奮が高まる。
 この二面性を知ってしまうと、母を抱くのを止める事など絶対にできはしなかった。
 どうして今まで自分は母とセックスしなかったのだろう。
 これほどの女、抱かないなど勿体ない。
(そうだよ……これからは毎日……好きなだけ……母さんとセックスするんだ……)
 神治は新たな決意を固めつつ、腰の動きをさらに激しくしていった。
「ああんっ、あっ、あはぁっ……神ちゃん、あぅっ……神ちゃんもっとよ、はぁっ……神ちゃんもっとぉっ……」
 ベシンベシンと、お互いの体がぶつかり合う音が部屋に響く。
「母さんっ……ああっ……母さぁんっ……」
 柔らかな尻を抱えながら、神治は物凄い勢いで腰を前後に動かしていった。
「はぅっ、あっ、はぁんっ……いいわ、ああっ……いいのよ、あんっ……いいの神ちゃん、あぅっ……神ちゃんいいのぉっ……」
 母の腕が崩れ、上半身が布団に落ちる。
 すでに寝巻きは体から外れかかっており、白い背中がまるで滑り台のように見える。
「あんっ、あんっ、ああんっ……はっ、はぁっ、はぁっ……」
 体の振動に合わせて、母の豊かな乳房がブルンブルンと揺れ動くのが背後から見え、神治は手を伸ばすとその白い膨らみをギュッと掴んで揉みしだいた。
「ああんっ、あっ、はぅっ……オッパイ、やぁっ……オッパイぃ、ああっ……オッパイいいのぉっ……ああっ、あっ、ああんっ……」
 母の乳房は柔らかく、揉んでいるとたまらない快感が手のひらに押し寄せてくる。
 その刺激は肉棒にも伝わり、激しく射精感を高めた。
「うおぉっ……母さんっ……俺っ……もうイくよっ……母さんの中にっ……母さんの中に出すよっ……」
 高く掲げられた尻を掴みながら、激しく腰を動かしていく。
「ああっ、ああっ、あやぁんっ……いいわ、はぅっ……いいわよ、ああっ……出していいわぁっ……あんっ、あっ、ああんっ……お母さんの中に、はぅっ……お母さんの中に、あんっ……思いっきり、ああっ……思いっきり出して、あぅっ……思いっきり出すのよぉっ……」
 シーツをギュッと掴みながら、母は悶え狂っている。
 キュウッキュウッと強く肉棒が締め上げられ、神治の我満はもう限界だった。
 最後とばかりに肉棒を物凄い勢いで出し入れしていく。
「あっ、あっ、ああっ……凄い、あぅっ……凄いの、あんっ……神ちゃん凄いぃっ……はぅっ、はっ、はぁんっ……神ちゃん凄いから、ああっ……お母さん、あんっ……お母さんもう駄目、はぅっ……お母さんもう駄目なのぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……イっちゃう、はぁっ……イっちゃうの、ああっ……イっちゃうぅっ……やぁあああああああっ!」
「母さぁんっ!」
 絶叫と共に肉棒の栓が開放され、熱い精液が母の胎内に注がれていく。
「うぐっ……うっ……ううっ……」
 神治は体を激しく震わせながら、何度も何度も射精を繰り返していった。
 久々に味わう母の肉の味は、まるで麻薬のように脳内を侵食し、蕩けるような快楽を感じさせた。
 たまらない快感。
 母の肉体の何と素晴らしいことか。
 神治は全ての精を放ち終えると、精神的にも肉体的にも強い満足感を得ながら、柔らかで温かな母の体に倒れ込んでいくのだった。


 黒い服を着た十一、二歳の少女が横たわっている。
 その美しく張りのある肌を見ていると、本当に何百年も生きている存在なのかと疑いたくなってくる。
 だが数日前まで、少女は大人の姿だった。
 そのように自由自在に姿形を変えられるモノが、人間である訳がない。
 少女の名は緋道未迦知神。
 緋道村を守護する神である。
「今日の服はまた違うのだぞ……分かっておるか?」
 外見に似合わない男のような口調で未迦知神が尋ねてくる。
「え? そうなんですか? 俺は昨日と同じ服だとばっかり……」
「これじゃから男は……」
 未迦知神は呆れたように息を吐き出した。
 とはいえ、一概に神治を責めるのも酷だろう。
 何しろ未迦知神が着ているのは、いわゆるゴスロリと呼ばれる服であり、デザインが似た物が多かったからだ。
 さらには黒を基調とした服ばかり着るため、色の違いで判断するのも難しく、その結果見分けをつけるのはなかなか大変だったからである。
「まったく……『服を着たまましたい』などと言いながら、その服の区別もつかないのでは笑えるぞ」
 少しも可笑しくなさそうに未迦知神は鼻で笑った。
「いや、でも……この服着た未迦知さま……凄く可愛いんですよ……」
「まあ、それは当然じゃな。儂は美しいからのぉ」
 褒めた事で少し機嫌が直ったのか、未迦知神は嬉しそうに笑った。
 美少女である未迦知神は、ゴスロリの服が良く似合った。
 ヒラヒラのドレスのようなその服は、少女を美しく見せる魔法がかかっているかのように可愛らしさを数倍高めてみせるのだ。
 そしてそういった服を着せたままセックスするのが最高だったのである。
(ああ……スゲェ可愛い……)
 神治は未迦知神の笑顔を眩しく見つめた。
 以前の大人の姿の時も微笑まれるとドキドキしたものだが、今の少女の姿で同じことをされると、心臓が鷲掴まれたかのような強烈な刺激があったのだ。
「だから俺……この服のまましたいんです……元々凄く可愛い未迦知さまを……さらに可愛く見せるこの服のまま……抱きたい……抱きたくて……チンポを押し込みたくて……たまらないんです……」
 先ほどから肉棒は、猛りまくって抑えられないほどになっている。
「ふふ……仕方ないヤツじゃの……儂がそんなに欲しいのか……?」
 未迦知神は少女の外見に似合わない肉欲に満ちた目で神治を見つめた。
(うぅ……凄い……)
 普段はそうでもないのだが、未迦知神が性に対して意識を向けると、とてつもない妖しい色気が押し寄せ、肉棒が痛いほど勃起してしまう。
「み、未迦知さまっ……ああっ……我慢できないですっ……」
 まるで餓死寸前の者が食べ物にむしゃぶりつくかのように、神治は未迦知神に抱きついた。
「んんっ……んっ……んふぅっ……」
 美しい顔が眼前に迫るのに心臓をバクバクと鳴らしながら桜色の可愛らしい唇に吸い付き、夢中になって貪っていく。
「んっ、んっ……んんっ……んはぁっ……これ、落ち着かんか……それほどがっつかんでも、あんっ……あっ、ああっ……」
 興奮に震える手で服のボタンを外し、現れた白い微かな膨らみを強く揉みしだき、涎を垂らしながらピンク色の乳首を吸い上げる。
「あっ、あっ、ああっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……」
 普段大人びた口調で話す未迦知神が可愛らしい声を上げると興奮が高まり、まだ膨らみの薄い乳房を指で強く揉みしだいて乳首を何度も吸っていく。
「ああっ、やっ、はぁんっ……あっ、やんっ、はぅっ……」
 そのまま体を下に移動させ、ヒラヒラとした黒いスカートを捲り上げると、白いパンティと黒いニーソックスの間にある生の肌が見え、ゾクゾクするような興奮が湧き起こった。
 神治はその細い脚を持ち上げると、少しだけさらされている生の太ももにむしゃぶりついていく。
「ああんっ、あっ、ああっ……神治、あっ……ほんにお主は、あぅっ……そこが好きじゃな、やぁんっ……」
 未迦知神がゴスロリを着るようになってから、何度この部分に舌を這わせただろう。
 裸にした時にも舐め回してはいるが、何故かこうして一部分しか見えない時に舐める方がたまらない気持ちが湧き起こってくるのだ。
 チュパチュパと何度も吸い上げ、夢中になって舌を這わせていく。
「あんっ、ああっ、あはぁっ……やっ、やっ、やぅんっ……」
 未迦知神が可愛らしい声を上げ、その愛らしい姿と相まって、震えるほどの興奮を呼び起こした。
「うぅっ……もう我満できないっ……入れますっ……入れますよっ……」
 白いパンティに手をかけ、一気に引き下ろすと、毛の生えていない美しいピンク色の縦筋があらわになった。
「少しは落ち着かんか。お主、儂がこの服装になってからちと興奮しすぎじゃぞ」
 呆れたように未迦知神が呟いている。
「だって未迦知さまは凄く可愛いのに、さらにこんな可愛い格好されたら、誰だって落ち着きがなくなりますよっ」
 ニーソックスに包まれた細い脚の間に腰を入れ、肉棒を小さな穴に押し込んでいく。
「うぁぅっ!」
 亀頭が膣穴に収まった瞬間、たまらない快感が押し寄せ、神治は頭を仰け反らせた。
(やっぱり凄い……気持ちいい……信じられない……)
 何度経験しても未迦知神の膣は最高だった。
 肉棒が無くなってしまったのではないかと思えるような蕩ける快楽があるのだ。
 膣はまるで単体の生き物であるかのようにヌメヌメと蠢き、神治が最も気持ち良くなれるように刺激を与えてくる。
 それはどれほど体験しても慣れることのない、たまらない快楽だった。
「あんっ、あんっ、ああっ……仕方の無いヤツじゃの、あっ……ふふ、まあ可愛くて良いがな、ああんっ……」
 肉体自体が快感を求めているかのように、意識しなくても勝手に腰が動き出し、激しいピストン運動を行なっている。
 神治はテクニックも何もなく、童貞少年がするように、ただ腰を無茶苦茶に振りまくった。
 何かしようと思っても体が言う事を聞かず、とにかく腰を振るしかないのだ。
「うぅっ……ああっ……うぉっ……」
 神治は涎を垂らしながら腰を無我夢中で振り、肉棒を出し入れしまくった。
 まるでそうしていないと死んでしまうかのように、激しい切迫感が押し寄せてくるのである。
「やっ、やぁっ、やぁんっ……あっ、あっ、あふぅっ……」
 はだけた黒いゴスロリの服に、ニーソックスをはいた細い脚を揺らしながら、甘く悶える未迦知神の姿は最高だった。
 黒い服であるため所々から見える肌がより白く見え、幼く美しい顔が上気し欲情している様は、抑える事のできない肉欲を湧き上がらせる。
 信じられないほどに気持ちのいい膣は、何度味わっても満足する事のない底なし沼だ。
「あぅっ、あっ、ああっ……じゃが少し、やぁっ……もうちょっと何とかならんか、はぅっ……まるで女に飢えておるみたいじゃぞ、やぁんっ……」
 その通りだった。
 今までもある程度未迦知神に対しては興奮していたが、ここまで激しく求めてしまうのは初めてだった。
 今日一日かなりの回数をしていると言うのに、まるで禁欲していたかのようにたまらなくなってしまっているのである。
 だが抑えられないのだから仕方が無い。
 神治はまるで未迦知神の体を貫こうとするかのように、強烈に肉棒を突き込んでいった。
「あんっ、あっ、やぁっ……神治、はぁっ……神治落ち着け、あんっ……これ、あぅっ……どうしたのじゃ、あんっ……何かおかし、ああぅっ……あっ、あっ、ああっ……それぇ、あんっ……激しい、やぁっ……激しいぃっ……」
 あまりの快楽のせいか、未迦知神は何か言おうとした言葉を中断し、体を激しく仰け反らせている。
「ああっ、あっ、ああんっ……凄い、ああっ……凄いぞ、あぅっ……神治凄いぃっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
 未迦知神に褒められるとたまらなく嬉しくなってくる。
 しかも膣内がキュウっと締まり、急速に射精感が高まった。
「うぅっ……未迦知さまっ……イきますよっ……イくっ……うぁっ!」
 言った瞬間精を放つ。
 ドピュドピュドクドクドク……。
 凄まじい勢いで精が放たれ、激しい快感が押し寄せてくる。
 だが神治は今までと変わらない調子で腰を動かし続けた。
 これで終わりではないからだ。
 肉棒はいつまで経っても射精を止めず、膣に精液を注ぎ続けている。
 これは「射精性交」と呼ばれるもので、文字通り射精し続けながらセックスする技だった。
 無論人間では不可能な事であり、淫妖と一体になり、神となった神治だからこそできる技である。 
「やはぁっ、あっ、あはぁっ……たまらない、あんっ……たまらないのぉ、ああっ……最高じゃぁっ……ああんっ、あっ、あはぁっ……」
 未迦知神がトロンとした表情を浮かべ、これまで以上の激しさで悶えた。
 射精性交により放出されている精液には媚薬の成分が含まれており、それを直接膣に注がれているため強烈な快感が起こっているのだ。
 しかも途切れる事なく送られてくるのだから、まさに人間では耐え切れない快楽地獄と言えるだろう。
 無論、神である未迦知神には耐性があるが、それでも凄まじい気持ちの良さには違いないのだ。
「あぅっ、ああっ、はぁっ……凄い、ああっ……凄いのぉ、はぁっ……神治凄いぃっ……はぅっ、はぁっ、ひゃぁっ……」
 快楽に浸り始めた未迦知神はだらしない顔を浮かべながら、快感を逃がすまいとするかのように脚だけはしっかりと腰に絡ませてくる。
 膣内で肉棒がキュウっと締め上げられ、強烈な吸引によって精液が吸い取られていく。
「ああんっ、あっ、あはぁっ……あんっ、ああっ、やはぁんっ……あっ、あっ、ああっ……」
 未迦知神は頭を何度も左右に振り、布団に爪を立てて悶えている。
 宙に浮いている細い脚は、腰の動きに合わせてフラフラ揺れ動き、足の指は快感に耐え切れないように閉じたり開いたりした。
「うぉっ……うぁっ……あぅっ……」
 神治は絶え間なく射精を続け、そのたまらない快感に浸りながら腰を激しく動かしていった。
 頭の中は真っ白となり、快楽しか存在しない。
 ただただ精を放ち続ける事だけが神治にとって全てだった。


 どれくらい経っただろうか。
 まだ神治は未迦知神とセックスを続けていた。
 いつまでも射精は続き、終わる様子を見せない。
 だが先ほどと違うのは、ある程度思考ができるようになっている点だった。
 射精性交は、始めた直後はとてつもない気持ちの良さに思考が停止するのだが、少し慣れてくるとある程度は物事を考えられるようになるのだ。
 しかし今日は特別回復が早いような気がした。
 何しろいつもは終わる頃であってもボンヤリした感じがするのに、かなり思考がハッキリしているからである。
(慣れたって事なのかなぁ……)
 股間ではまるで水道の蛇口から吐き出される水のように、ドバドバと精液が注がれている。
 毎日している事ながら、神治はどうして自分の中からこれほどの精液が出るのか不思議だった。
 とてもではないが人間の体の中にこれほどの精液、どころか水分があるとは思えない。
 やはり人ならざる力と言うべきか。
 未迦知神はそれを全て吸収しているらしく、膣からは一切精液が漏れる事はなかった。
 精液にはその人間の持つ生命エネルギーが多量に含まれており、神や物の怪といった存在は、まるで食物を食べるようにしてそれを吸収するらしい。
 未迦知神は長い間人と交わらず閉じこもっていたため、人間で言うところの飢餓状態にあったそうなのだ。
 その状態でも死ぬことはないのだが、やはり気力が衰えるので、多量に精液を補充できる射精性交はありがたいのだと以前に聞かされた事があった。
(俺って……神になったってのはともかく、人間じゃなくなったってのは確かだよな……)
 己が淫妖と一体になった、と聞いた時は疑ったものだが、こうして人間離れした性的能力を実際に使ってしまうと、そう考えるしか納得のしようがない。
(まあ、それで困った事はないし……別にいいんだけど……)
 困るどころか、人であったなら体験できないとんでもない快楽を得ているのだから幸せと考えるべきだろう。
(未迦知さまみたいな……可愛い女の子とできるし……最高だよ……)
 そう思い未迦知神の顔を見つめると、こちらを見上げているせつなげな瞳が目に映った。
「あはぁっ、あっ、あやぁんっ……あっ、あっ、ああっ……神治、あぅっ……神治よ、ああっ……もう、あんっ……もう時間じゃぞ、ああっ……そろそろ終わりにせぬと、あぅっ……朝になってしまう、やぁんっ……」
「えっ? もうそんな……じゃあ、ラストお願いしますっ……」
 思ったより時間が経っていたようだ。
 神治は慌てて終わりにしてもらうように頼んだ。
 初めて射精性交をした時から、いつも最後の締めは未迦知神にお願いしていた。
 何しろずっと射精しているため止めるキッカケというものがなく、しかも肉棒を抜くという行為すら、とてつもない快楽のために行なえないからだ。
 未迦知神に強引に抜いてもらうしかないのである。
「分かった。ではいくぞっ……むぅ〜〜んっ!」
 未迦知神が気合の声を上げると、凄まじい吸引が起こり、肉棒が一気に吸い込まれる。
「うぁっ……うぅっ……」
 普段射精している時のような開放感が押し寄せ、神治は頭が真っ白になるほどの快楽を感じた。
「終わりじゃぁっ!」
 叫びと共に未迦知神の体から肉棒が抜け、行き場を失った多量の精液が小さな体に注がれていく。
「うぅ……はぅ……あぁ……」
 ドクドクドクと気持ち良いほどに精が勢い良く放出され、その可愛らしい顔まで届いて体中を白く染めていった。
 神治はガクガクと体を震わせるとしばらくして力を抜き、未迦知神の隣に倒れ込んだ。
 ハァハァと二人の荒い呼吸が部屋に響き、神治はボンヤリと隣の美しい女神の姿を眺めた。
 黒いゴスロリの服を乱し、上気した顔をせつなげにしながら、未迦知神は顔にかかった白い液体を手に取りぺロリと舐めている。
 あまりにいやらしいその姿に、神治の肉欲は治まるどころか激しく高まった。
「ふふ……まだしたくてたまらないのじゃろ?……お主はまったく我慢ができぬ男じゃのぉ……」
 未迦知神は片方の肘を突いて手で頭を支える姿勢をとると、こちらを見下ろしながら微笑んだ。
「で、でも……未迦知さまがいやらしすぎるんですよ……」
「ハハっ、まあ儂も性の神じゃからな。いやらしくて当然じゃ。しかしお主よりは抑えが利くぞ」
 笑いながら小さな指で頬を突付いてくる。
「だって……未迦知さまって……物凄く可愛いから……」
「それも当然。儂が美しいのはこの世の理じゃからの。ははは……」
 訳の分からない理屈を言いながら、未迦知神は得意げに笑っている。
「しかしお主はほんに面白いの……これまでも色々面白いとは思っておったが、今日は特に面白かったわい……」
 不意に真剣な表情をしながら、未迦知神がジッと見つめてくる。
「なかなか面白い変化というべきか……あれが本性なのか……今までも時折その兆候は出ておったが、だんだんとそれが強まっておるのかのぉ……」
「何のことです?」
 言葉の意味が分からず、神治は首をかしげた。
「分からなければ別に良いのよ。というより、分かっておらぬから面白いと言えるのじゃがな……ま、人は成長していくという事じゃ。これからお主がどうなっていくのか儂は楽しみじゃぞ」
「はぁ……」
 よく分からないが、要するに神治が成長していて嬉しいという事なのだろうか。
 未迦知神は神治にとって性の先生みたいなものであるから、生徒の成長を見守る教師のような心境なのかも知れない。
(先生か……そういや前は大人の姿だったんだよなぁ……)
 今は幼い容姿だが、以前は美しい大人の女性の姿だったのだ。
 幼い作りになっている顔にしても、そこに浮かぶ表情には長い年月生きている女の深みがあった。
 見た目は子供であってもやはり大人の女なのだ。
 そんな事を思っていると、何やらむしょうに甘えたくなる気持ちが湧き起こってきた。
 久々に母を抱いたせいかも知れない。
 神治は未迦知神の体を抱き締めた。
「未迦知さま……こうして抱いて寝ていいですか?」
「ん? なんじゃ、どうした急に……」
 未迦知神は面白そうに笑っている。
「いや、何か……未迦知さまとくっついていたくて……」
 そう言いながら小さな胸に頬擦りする。
「ふふ……まるで幼子じゃな……お主は甘えん坊じゃのぅ……」
「未迦知さまぁ……」
 その幼い肉体を抱きしめていると、温かい思いが押し寄せうっとりとした気持ちになってくる。
 元々母や伯母を始めとする年上の女性たちに育てられてきた神治にしてみれば、こうして甘える行為が心地良く感じられるのは当然だった。
「まあ、たまには良いじゃろ……」
 未迦知神は微笑んで優しく頭を撫でてくる。
 その感触は何か懐かしい思いを持たせ、神治はゆっくり目を閉じると、穏やかな気持ちに包まれながら意識を失っていくのだった。












あとがき

 今回は家族とのセックスを描いてみました。
 基本的に最初のセックスに興奮を覚える私としては、同じ人間とのセックスを書くのはあまり好きではありません。
 ところが前回で母親に対する執着を描いちゃったもので、こりゃ母親との行為を書かなきゃいかんという事で今回の話を作る事に。
 それで母親だけってのも面白くないんで、どうせなら家族全員との行為にしてしまえ、と決めてしまったのが運の尽き。
 やたらと長い内容に……。
 特に盛り上げると最後まで書きたくなっちゃう性格のせいか、二度目の行為まで書いてしまったり……。
 本当は母親だけをメインにして、後は適当にしようと思ってたんですけどねぇ。
 つい沢山書いちゃいました、えへっ(久美ちゃん風に)
 久美ちゃんと言えば、またまた酷い目に遭わせてしまいました。
 同じ事をしてるのに、舞美ちゃんとのあの差は何なんでしょう。
 いや、久美ちゃんはいじめてナンボというか、いじめられてるのが可愛いというか、ああいうのが何かいいんです(笑)
 逆に舞美ちゃんは天然甘えパワーで許されてしまうという。
 それもまた良いのですな。
 今度は久美ちゃんが最初から最後まで楽しくセックスできる内容を書きたいですねぇ。
 初登場以来、ずっと嫌な事が付いてるセックスなんて酷すぎです(お前のせいだって)
(2005.5.28)



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