ACCORD WAGON
インテリア
LEDについて
普通のLED(発光ダイオード)を車に使う時にLEDを壊してしまわないようにするための
最も安全な接続方法を記載します。
抵抗を直列に接続しても機能しますが、電圧変動の影響を露骨に受けてしまい、
電圧が高くなった時に過電流でLEDを壊しやすいのであまりお薦めしません。
だって、LEDを使う時って何かの中に埋め込んでしまいませんか?
電球みたいに寿命の短い物だと初めから球切れを考慮した設置をすると思うのですが、
白色や大電力タイプではないLEDの場合、無理せず普通に設計してやれば
車よりも寿命が長い物ですから。

白色のLEDはごく一部の高級品を除き、青色のLEDのチップに黄色の蛍光体を
塗っているので蛍光体の寿命に依存し、紫外線の多い環境では電球並に寿命が短くなる
こともあります。後、最近見かけるピンク色のLEDもチップの上に螢光塗料が塗られている
ようですからこれも短寿命なものだと思われます。


回路はこうなります。
CRD、LED、整流用ダイオードの順番は何処になっても
問題ありません。
+と−に12Vを接続すれば普通の5mm径や3mm径の
LEDならば殆ど壊れてしまうことはありません。

乗用車の場合、電源電圧は12Vと言われますが、
実際にテスターで測ると15V程度から9V程度まで
変動することがあります。
左図ではLEDを3個直列に接続しています。
11V以上あれば4個直列に接続しても点灯しますが、
CRDの分の電圧降下もあるので、目的の20mAの電流が
流せていない事が多く、電源電圧が低い時には
消えてしまう事があります。
但し、電圧が低くて壊れるような事はありません。
CRD(定電流ダイオード)です。
石塚電子の商品です。

最も良く使われるE-103は電流を10mAに
制限してくれます。
E-153という15mAの商品も普通に流通しています。

単純に並列に2個接続すれば20mAになります。
大電力タイプを除けば最も市販されている
5mm径や3mm径のLEDは定格電流が20mAですので、
規格に合わせ易い構成です。
白色や青色のLEDでは要求電流が大きいので
必要なだけ並列に接続すればOKです。
プラスとマイナスを逆に接続しても車の電源電圧
程度では壊れません。
購入した時の袋です。

C・R・Dが電流・調整・整流器の略だとわかります。

こういう部品はまとめ買いすると格段に安くなります。
一般的なLED(発光ダイオード)です。

マイナス側がお皿になっていてその中に約1mmの
チップが乗っています。
プラス側はチップの真上にボンディングされており、
アクリルのモールドで封入されています。
熱に対しては結構繊細な部品です。

お皿の内側は反射板を兼ねているので、この角度と頭の
半球状のレンズ次第で照射角度が決まります。

電圧制御ではなく、電流制御をする必要があり、
一般的に20mA程度が定格です。
最大電流は40mA程度の物もありますが、
耐久性を考慮すると定格電流までにしておいた方が
無難です。
普通の整流用のダイオードです。

LEDは逆電圧に対して壊れやすいので安全の為だけに
接続します。
絶対にプラスとマイナスを間違えて接続しないもん。
という自信がある場合には不要です。