パナマの民族手芸モラ トップへ

日本のモラ事情

月の女神  日本でもモラ手芸の愛好者は多く、各地にある手芸教室は、 東京だけでも約30ヶ所あり、大都市では教室を選ぶことができるようになっています。 ところが、モラと言っても様々な作風や作り方があり、パナマの伝統を重視する教室や、 モラに色々な手芸の技術を加えて都会的な作品を作る教室もあります。 また、モラ刺繍という刺繍を多く用いたモラもあります。
 愛好者のホームページモラを販売している店も多数あります。 パナマの駐在社員の婦人の方々では、1980年代からクナ族に直接教えてもらいモラを作ることが流行しています。
 一般の人がモラを見るには、モラ教室が行う展示会 が各地で頻繁に開かれています。また、美術館ではクナ族が作ったものを展示したり、博物館では古いものを展示することもあります。
日本でモラを売っている店がいくつかあります。

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モラ作家の瀬川元子さんが、国際芸術文化賞(日本文化振興会)受賞

瀬川元子 (モラ作家)
2003年12月5日、東京・明治記念館に於いて、国際芸術文化賞等の授賞式が開かれました。  各地の教室で講師を務めるモラ作家が、永年にわたりパナマ民族手芸モラの普及に努め、 国際芸術の振興に多大な功績があったと認められました。

国際芸術文化賞とは:
日本文化振興会の顕彰制度の一つです。 芸術・美術・宗教・社会福祉・文化・教育の6部門について、 国内的にも国際的にも多大な功績があり、その業績が顕著であると認めた者に、 社会文化功労賞、国際芸術文化賞、国際アカデミー賞として授与するものです。

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モラ柄のスカーフ

 エルメス2002春夏コレクションに「パナマのクナ族の伝説」があります。 スカーフの小冊子に、次ぎのように説明が載っていますが、 なにかあやしげな内容のような気がします。 ムラタス珊瑚諸島なんてあるのかな。

 「パナマの大西洋側に、海賊の幽霊が出るといわれる一帯がある。 その近くのサン・ブラス湾の中にあるムラタス珊瑚諸島では、 クナ族インディアンがモラと呼ばれる布地を織ってくらしている。 モラの絵柄は夢と神話を織り交ぜている。 このスカーフに描かれているのは、魚の尾を持つ悪霊と戦う太陽の伝説である。 最後には、天が勝利を収めるのだが、それは神からの援軍があったからということで、 ハチドリ、ニワトリ、ハチ、さらに、翼のあるジャガーが登場している。」

 この情報は、「富野さんと内野さん」より提供していただきました。 ありがとうございます。[2002/6]

オンラインゲームの攻略本にモラ着用のキャラクター

「大航海時代Onlineプレイヤーズバイブル2」のp.121にmola shop sun&sunが提供したモラ画像が使われ、モラはプレイヤーの方に大変人気があるそうです。[2006/5]
大航海時代Online プレーヤーズバイブル2

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