チャカラ (Chacara)

区切線

パナマ共和国情報収集基地

チャカラとは

 パナマの先住民族であるノベ・ブグレ族の伝統的な編みカバンのことです。 主に女性が作り、日常生活に使われています。 チャカラの模様は、単純な幾何学的なものや蛇、蝶など図案もあります。 JICAは、チャカラの品質向上や販売などに協力し、彼らの現金収入を確保するために活動しています。 日本でも購入できる店があるようです。 原料は、この地域で自生するピタ(Pita)という植物で、ピタの繊維を取りだし、染色し、撚りをかけて糸にし、 編んでカバンにします。染色は天然染料が使われてきましたが、鮮やかな色を出すために化学染料も使われるようになっています。
幅22cm 高さ19cm


幅41cm 高さ35cm





タグア

 タグア(Tagua)は、エンベラ族・ウォウナーン族が作る工芸品。中南米の熱帯雨林に生えるアメリカゾウゲヤシの実は、大きさが鶏卵ほどですが、堅さ、色、質感が象牙に似ており、これに動物、昆虫、鳥類などの彫刻を施したものがタグアです。エクアドルなどでもタグアの彫刻は、おみやげに売られています。
 アメリカゾウゲヤシの実は、象牙の代用品としても利用され、ボタンやアクセサリーの材料にもなります。

カゴ

 エンベラ族が作る幾何学的な模様のカゴは、美しい模様で有名です。ナウアラ(nahuala)という植物の繊維を束ね、その周りにチュンガ(chunga:椰子の一種)の皮の繊維を巻きつけて、編まれています。

ココボロ

 ココボロ(COCOBOLO)は、エンベラ族・ウォウナーン族が作るも木工芸品です。ココボロという堅い木材に動物や鳥類などの彫刻を施したもので、美しい光沢があります。