2002年5〜9月の道中記

5/01『江戸つ子らーめん』

けふはごま味噌ラーメン(七百二十圓)を食する。大盛りを頼んだ。

5/04

東京競馬場の賣店にある「きねうちめん」(五百四十圓)を食する。印象的なのは、透明のしこしこした麺だらう。この齒觸りは、ラーメンとは別次元のものだ。そして豐富な具や、醤油ベースのスープと合はさることにより、絶妙なバランスをかもし出してゐる。

こゝに訪れることがあるなら、一度は口にしておきたい。

5/12『らあめんどうらく』

神保町の『らあめんどうらく』で味噌ラーメン(七百圓)を食べる。こゝはの口が矢鱈廣く、よく見るやうな型と云ふよりも、型みたいな丼が印象的。濃い附けの味噌ラーメン。食でがあつてとても美味しい。

5/16『ミスター陳』

秋葉原の『ミスター陳』へ。もやしラーメンと半チャーハン (七百五十圓)。最近こつてりしたのが續いてゐたので、鷄のスープが美味しく感じる。でも矢張り全部飮み干すと、喉が乾く。

5/25『ラーメン珍珍珍』

千石のラーメン屋さん。珍珍珍と書いて三珍と云ふ意味みたい。醤油ラーメンと半チャーハンを食べる。

5/26

東京競馬場の賣店にある「きねうちめん」(五百四十圓)を食する。しばらくこの味ともお別れなので寂しい。

5/31「手づくりラーメンめん坊」

水道橋のラーメン屋さん。「磯海苔ラーメン」(八百圓)を食する。磯海苔と、醤油ベースのスープが良く合ふ。オプションで山葵がつくみたいなので、今度挑戰してみたい。

6/01『入谷ラーメン』

入谷の「入谷ラーメン」で入谷ラーメン(七百圓)を食べる。味噌ベースのスープに挽肉や葱等の具を加へたラーメン。

こてこてのスープは好みなのだけど、スープと麺のバランスがよくつかめなかつた。

6/02『中華福そば』

荻窪の「中華福そば」で玉子そばを食する。如何にもこれぞ中華そばと言はんばかりの、シンプルなスープや麺。お晝過ぎなのに、ひつきりなしにお客が絶えない。

6/10『江戸っ子ラーメン』

「江戸っ子ラーメン」大盛り(五百七十圓)を食する。そろそろ、ラーメンを食べてゐると汗だくになる季節になつてきた。

6/12『福のれん』

味付玉子ラーメン(七百圓)と高菜ごはん(二百圓)を食する。

6/14『気合ラーメン』

千石の『気合ラーメン』で醤油ラーメン(三百九十圓)を食する。思はず身構へてしまひさうな店名である。値段の低さに驚かされるが、一口食べてみると實に素晴しい味。少なくとも、この値段の倍でも安いのでは。すごくお得なラーメンだ。

やはりこれが氣合ひのなせる業。押忍!

6/18『九州じゃんがららあめん』

つひに念願叶ひ、秋葉原の行列店「九州じゃんがららあめん」で、ラーメンを食することが出來た。

味玉じゃんがら(六百三十圓)とライス(百三十圓)を頼む。豫想以上に狹いお店だつた。けど、味には影響しない。當然、原宿店のとは、Base は同じでもやはり違ふ味だ(心持ちこつちが Smart か)。こてこてのなのに、あつさりといふ、見事なスープ。細い麺とのマッチングは流石。

6/20『手作りラーメン さか井』

末広町の「手作りラーメン さか井」へ。大盛りラーメン(六百圓)を食べる。鷄ベースのスープ。麺は太めでもちもちした齒ごたへだ。あつさりしてゐて、バランスは良い。さすがに鹽つぱいけどね。

6/25『江戸っ子ラーメン』

「ごま味噌ラーメン」(七百三十圓)を食する。

6/28『映月軒』

西巣鴨の映月軒で、「鹽ラーメン」(六百圓)を食する。一緒にサッポロの黒生(四百圓)を order する。麥酒のおいしい季節になつた。

7/05『蔵々亭』

秋葉原の蔵々亭で喜多方ラーメンと半炒飯のセット(八百圓)を食する。薄めの醤油ベースのスープに幅廣の縮れ麺の組み合せが絶妙だ。派手ではないが、手堅い味に好感をもつ。

7/11『ラーメン創房 玄』

この間引つ越しした「玄」を、たまたま見つけた。今度はかなりお茶の水寄り、湯島聖堂のすぐ側だ。「超こだわりラーメン」大盛り(八百八十圓)を食する。味はそのまゝ。メニューが増えたやうなので挑戰してみたい。

店内は以前より廣く、何より調理スペースが矢鱈場所を占めてゐる。お客さんもひつきりなしにくる。相變はらず、BGM は、マイルズが流れてゐた。

7/14『天心』

本蓮沼の天心にて「豊慈ラーメン」(六百八十圓)を食する。醤油ベースのスープに太めの縮れ麺の組み合せ。具が豊富なのが特徴。昭和三十年代風といふ形容をしてゐたが、メンマやチャーシューと一緒に鳴門がのつてゐるといふのは、成程尤もだ。

お勸めメニューといふだけあり、とても充實したラーメンでした。お氣に入りにしたい。

8/02『福のれん』

本郷の「福のれん」で味付玉子ラーメン(七百圓)と小ライス(百圓)を食する。

氣が附いたら、半月もラーメンを食べてゐなかつたな。

8/13『天下一品』

水道橋西口にある「天下一品」へ行く。こつてり(竝)を注文する。噂にたがはぬこつてりしたスープであつた。今まで食したラーメンの中でも指折りの濃さである。しかし何かが違ふ。

所謂トンコツ系のこつてり感ではない。あへて例へると、シチューに近いものがある。ちつともくどい後味を殘さないのだ。そして絶品と呼べる美味しさ。

惜しむらくは麺である。こつてりスープと竝べた際、如何にも麺が弱く押し負かされてゐるといふ印象を受けた。もつと細く、固めの麺の方が良いのでは?

たゞ、そのやうな思ひ附きはこのスープの味の前では、まるで取るに足らぬやうにすら思へてくる。それほどまでにこのスープに衝撃を受けた。是非京都に行つた折りには、本店のある北白川に詣でてみたい。

8/24『手打うどん木乃屋』

新潟驛の構内、「木乃屋」でラーメン(五百五十圓)を食べる。スープが風味だ。出來合ひのラーメンらしからぬ味で良かつた。

8/30『江戸っ子ラーメン』

久しぶりの江戸っ子ラーメン。夏場のラーメンは、食後汗だくになつてかなはない。

9/03『後楽飯店』

水道橋驛前の後楽飯店で味噌ラーメン(七百五十圓)を食べる。暑い!夏場に味噌を食べればどんな目に遭ふかわかつてゐたが、案の定、食後はまるで夕立ちに降られたやうな心地だ。

いはゆる、中華料理店のラーメン。スープは大蒜が良くきいてゐた。濃い味だつたが不思議と飮み干せた。

9/03『江戸っ子ラーメン』

けふはごま味噌ラーメン(七百二十圓)。カウンターで主人と初めてお喋りした。

9/19『福のれん』

本郷の「福のれん」で味附玉子ラーメン(七百圓)と高菜ごはん(二百圓)を食する。

最近この近所に、氣になるラーメン屋を發見する。營業時間が何と晝の十一時半から二時までといふ、商ひを超越してゐる、飮食店らしからぬお店がある。氣になつて晝も眠れない。

9/22『夢元』

長崎一丁目の「夢元」で醤油ラーメン(六百圓)を食べる。濃い目のスープ。醤油ベースだが、まうひと味分からない味が加はつてゐて興味深い。麺は黄色みが強いので油麺か。手ごろな價格と分量だ。

9/25『香味屋』

板橋の「香味屋」で中華麺(六百圓)を食べる。メニューの名稱が變はつてゐた。濃いめの醤油スープと縮れ麺。喜多方ラーメンを思ひ起こす。

9/29『博多丸金ラーメン』

板橋區役所側のラーメン屋。煮卵ラーメン(六百五十圓)を食べる。オーソドックスな博多ラーメン。細い麺に白濁のこてこてスープといふ相性の良い組み合せ。ちよつと鹽つぱいけど。