Message メッセージ




  元旦礼拝メッセージ 2025年1月5日/小坂叡華主任牧師

「将来と希望」  

三大預言書のひとつエレミヤ書からのメッセージです。エレミヤは若い時に預言者として神に召されました。恐れるエレミヤに「まだ若い、と言うな。わたしがあなたを遣わすどんな所へでも行き、わたしがあなたに命じるすべての事を語れ~わたしはあなたとともにいて、あなたを救い出すからだ」(エレミヤ1:7~8)」そして「主は御手を伸ばして、私の口に触れ、主は私に仰せられた。「今、わたしのことばをあなたの口に授けた」(1:9)エレミヤの働きは神に従わないイスラエルの民に、やがてバビロンによって滅ぼされるとの神のことばを伝えるという厳しいものでした。しかし誰も彼の声に耳を傾けようとはしなかったのです。それでもエレミヤが23年もの間語り続けられたのは、神ご自身がエレミヤを通して語っておられからです。エレミヤの忍耐は神の忍耐でした。戸の外に立って戸をたたき続け待っておられるイエス様の姿を思い浮かべます。(黙示録3:20)イスラエルの歴史は神への反逆の歴史です。あなたの歴史はどうですか。神が語りかけておられる主の御思いを聞き、従おうとしているでしょうか。

神が私たちに求めているのは、主のみことばに聞き、従うことです。この当時、神の厳しいことばを伝えないで耳障りの良いことを伝える偽預言者が民を惑わしていました。民は彼らの心地よい言葉に耳を傾けていたのです。私たちの人生において自分勝手な方向に進んでいないか、神に従って歩んでいるか自分の信仰を点検する時が必要です。そうすれば神があなたを取り扱い、神にしかできないあなたへの計画を示してくださるのです。口先だけで「神様愛します、あがめます」と言いながら心の中に神以外のたくさんの偶像を抱え、神がみことばを語りかけてもそれを無視して背信に背信を重ねるなら、イスラエルをバビロンに渡したようにご自身に背く神の民を懲らしめられるのです。 しかしその懲らしめは、あなたが神に愛されているという証拠です。ヘブル書には次のように記されています「わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない。主に責められて弱り果ててはならない。 主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです」(ヘブル12:5 ~7)

<神の幸いの約束>

神のことばに従わないイスラエルの民は囚われの身となりバビロンでの屈辱的な生活を強いられました。しかし、その苦しみは果てしなく続くのではなく、神の時が満ちた時に回復の約束が始まるのです。「バビロンに七十年の満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、あなたがたにわたしの幸いな約束を果たして、あなたがたをこの所に帰らせる。わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。―主の御告げ。―それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ(エレミヤ29:10~11)
神の試練・訓練には期限があります、その期間は夫々人によって違いますが、神の時が満ちる時に神からの次の計画が見えてくるのです。今試練の中にある人は、その先に神の計画があることを信じ待ち望みましょう。必ず神は私たちの心の傷を癒し立ち上がらせてくださいます。ですから神に信頼して前を向きましょう。どんな試練の中にあっても神の愛、神の誠実は決して変わることはありません。神は約束されたことを成し遂げ、完成させてくださるからです。
「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに、誠実を尽くし続けた」(エレミヤ31:3)神の愛と誠実は永遠です。






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