若母
和隆(かずたか)は、ある家の前に立っていた。
古い造りをしたその家は、木々に囲まれた場所にポツンと存在し、実際隣家まで数キロあるという、都会暮らしになれた者にとっては非常に生活しづらい場所にあった。
隣家には和隆の親戚が住んでおり、この家の住人の世話もしているそうだが、あまり頻繁には訪れないらしい。
何故ならこの家に住む人物は、親戚からあまり好まれていないからだ。
若い頃に未婚の母となったため、その事を未だに白い目で見られているのである。
都会ではありふれた事であっても、この地域ではそういった事を許さない風潮が残っており、特に和隆の親族はそうした事に敏感だった。
祖父などはその筆頭で、産まれた子供から引き離し、それ以来一人でここに住む事を強要しているらしい。
何とも酷い事に思えるが、この地域ではそれが当然の処置としてみなされ、その人物は十五年前からここでひっそりと暮らしているという事だった。
一体どのような人なのだろうと思いつつ、和隆はこれから自分がその人物と会うのだという事に心臓の鼓動を速めた。
(ここに、俺の母親がいるのか……)
この家に住む人物とは、和隆の母親だった。引き離された子供とは和隆の事なのである。
これまで親族の夫婦を両親と思い、ずっと暮らしてきたのだが、十五歳になった日に、もう話していいだろうという事で実の母の存在を教えられたのだ。
突如他に母親がいると言われて混乱したが、同時に興味も湧いた。
育ての母親に不満がある訳ではなかったが、自分を産んだという母親にも会ってみたくなったのだ。
そういう理由から、学校が休みになった今日、和隆は一人で会いに来たという訳だった。
一度大きく呼吸した後、恐る恐る呼び鈴を押す。
キンコーンと響く音に緊張を高めながら、中の住人が出てくるのを待つ。
「はい……」
小さな声と共に扉が開き、一人の女性が姿を現した。
(うわっ。き、綺麗だ……)
年齢は二十代くらいだろうか、背中辺りまで髪を伸ばしているその女性は、白いブラウスに短めの赤いスカートを穿き、非常に美しい顔をしていた。
「あ、あの……俺、和隆と言います。ここに住んでいる人に会いに来たんですけど……」
まさかこの女性が母親ではないだろうと思った和隆は、呼んでもらおうとそう告げた。
「……あなたが、和ちゃん?」
すると女性は、ハッとした表情を浮かべた後、体を震わせながらジッと見つめてきた。
「そうですけど……」
「まあ、こんなに大きくなって……嬉しいわ。私があなたのお母さんよ……」
「え?」
予想外の言葉に驚く。
よもやこれほど若いとは思わなかったからだ。
「驚いた? でもそうなの。信じてもらえるかしら?」
「あの……あんまり若いんで、ちょっと信じられません……」
「ふふ、若いのはね、あなたを産んだのが十五歳の時だからよ。だから普通の母親とはちょっと違うかも知れないわね……さ、とにかく中に入って。ゆっくり話をしましょう」
その女性、どうやら本当に母親らしい人物は、微笑みながら家に入る様に促してきた。
「あ、はい……」
和隆は玄関に入ると、靴を脱いで女性の後に続いて奥へ進んだ。
後ろから見ても女性は若々しく、家にいる育ての母とは全く違っていた。
これでは母親というより姉という感じだった。
先ほど言っていた「産んだのが十五歳」から推測するに、どうやらこの女性は三十歳らしいが、見た目はさらに若く見え、下手をしたら二十五、六歳と言っても通用するだろう。
そのくらい女性は若く、さらには美しかったのだ。
「ようやく会えて……嬉しいわ……」
居間に案内されて腰を下ろすと、女性はお茶を出しながら改めて嬉しそうに涙ぐんだ。
「あなたが赤ん坊の頃に引き離されて、それからずっと会えなかったのよ。母親としてこれほど悲しい事はなかったわ」
潤んだ熱い視線を向けられ、思わず心臓が跳ねる。
人に見つめられる事に慣れていないという事もあったし、何よりこの女性は美しいのだ。
母親というより、綺麗なお姉さんという意識が強いため、落ち着かない状態になってしまうのである。
何より今は思春期真っ盛りであり、恥ずかしさから顔が熱くなった。
「どうして引き離されたんですか?」
両親からも理由を聞いてはいたが、改めて女性に尋ねてみた。
「十五歳で子供を産むってのは大変な事なのよ。父はそれを家の恥と思ったのね。あなたを私から取り上げて、私が産んだという事実を無かった事にしたの。私自身も罰としてここに一人で住む様に言われたわ。周囲は親族しか住んでいないから、ここは本当に隔離された場所なの……」
女性は疲れた様に呟いている。
確かに十五歳で子供を産むなど世間体を考えれば大変な事だろう。
実際和隆は十五歳だったが、自分の級友が子供を産むなど想像もできなかった。
「だけどようやくあなたに会えた。和ちゃん、私がお母さんよ」
女性は涙ぐみながら笑っている。
「その……俺、何て言っていいか……すみません、あなたを母親って思えないんです……」
和隆は正直に答えた。
実際姉だと言われた方がまだ信じられただろう。
それだけ目の前の女性は若々しく、とても母親という存在には思えなかったのだ。
「仕方ないわよ、ずっと離れていたんですもの。突然私みたいな人間を母親だなんて思えないわよね……でも嘘でいいから、ここにいる間は私のこと、『お母さん』って呼んでくれないかしら」
「それくらいなら……」
「ありがとう、嬉しいわ。じゃ、早速呼んでもらえる?」
「え? あ、その……お母さん……」
「!……」
女性、母は嬉しそうに微笑むと、両手を握り締めて震えている。
よほど感激したらしい。
その事に驚くと共に、この女性は本当に自分の母親なのかも知れないな、と和隆は思うのだった。
その後、和隆は自分について色々語った。
十五年間離れていたため、話す事は沢山あり、母にしてもいくらでも聞きたい事がある様で、ずっと質問をしてきた。
母はこちらの言葉に何でも反応を示してきたため、会話する事自体が楽しくなり、和隆は夢中になって話し続けた。
何より美しい女性が嬉しそうにする様子は、これまで経験した事のない喜びを感じさせ、その事がかなり気分を高揚させたのだ。
そうして楽しく話していたせいか、気がつくとすでに周囲は暗くなっており、帰らなければならない時刻になっていた。
「あの、俺、そろそろ帰ろうかと思うんですけど……」
「え? もう? そんな……」
母は和隆の言葉に悲しそうな表情を浮かべた。
「ね、ねぇ……今日は泊まっていかない? せっかく来たんだし、もう少し一緒に居ましょうよ?」
そう言いながら身を乗り出し、こちらに顔を寄せてくるのに心臓が跳ねる。
「十五年間あなたに会えなくて、やっと会えたのに、こんな短い時間でお別れなんて寂しすぎるわ……お願い、泊まっていって」
(!……)
不意に手を握られたため、その事に体が硬直した。
温かで柔らかな手の感触が伝わり、何か気持ちのいいモノが体の中に溶け込んでくるかの様な感覚が起きる。
「わ、分かりました。泊まっていきます」
この様にされては逆らえず、和隆は泊まる事を了承した。
「ありがとうっ。お母さん嬉しいわっ」
(!……)
母はそう言うなり抱き付いてきた。
年頃になってから異性にその様にされた事など無かったため、和隆は仰天するのと同時に心臓が激しく鼓動するのを覚えた。
触れている部分から柔らかな肉の感触が広がり、甘い体臭が鼻を擽ったため、頭が朦朧となる。
股間の一物がムクムクと大きくなり、落ち着かない気分になっていく。
(馬鹿、母親相手に何やってるんだ……)
節操の無い自分の体を叱るが、それも無理はないだろう。
何しろ母親というより一人の女性としての意識の方が強いのだ。
そしてこれからその女性と一つ屋根の下で夜を過ごすのかと思うと、心臓はさらに激しく鼓動した。
とはいえ相手は自分を息子と思っているのだから、何も起こるはずもないだろう。
和隆にしても、いくら美しいからといって、出会ったばかりの女性に襲いかかるなどあり得なかった。
そんな馬鹿な妄想に苦笑していると、母は夕飯の用意をすると言って立ち上がり、隣にある台所へと向かって行った。
和隆はその後ろ姿を見つめつつ、自分の母は何と美しく若いのだろうと、改めて嬉しく思うのだった。
目の前には二つの布団が並んで敷かれていた。
あれから食事を終え、風呂に入った和隆は母と話をしていたのだが、夜遅くなってようやく寝る事になったのだ。
二人して浴衣姿でいると、まるで旅館に泊まっているかの様だった。
実際母の家は古い造りであるため、そうした雰囲気があったのだ。
浴衣姿になった母は色っぽく、風呂上がりという事もあって思春期の少年には耐え難い色気を感じさせた。
特に動くたびに合わせの隙間から胸の膨らみが覗き、白い太ももがチラリと見えるのに、心臓の鼓動はいやがおうにも高まっていった。
あまりに若く美しい母は、どうしても母親という意識を持てず、一人の魅力ある女性として和隆の心と体を動揺させていたのである。
「ねぇ、ちょっとお願いがあるんだけど……いいかな?」
「え? いいですけど……」
不意に母がそう言ってきたため、一体何だろうと思いつつ、特に断る理由の無い和隆は素直に頷いた。
「抱き締めさせて欲しいの……」
(!……)
その言葉にドキリとする。
先ほどもされたが、非常に心地良く、また興奮を誘う行為だったからだ。
そしてそれは、実の母親に興奮してはいけないと思っている和隆としては、されたくもあるがされてはいけない行為でもあった。
「嫌、かしら……?」
黙っている和隆に、母は不安げに尋ねてくる。
「いえ、別にいいですよ……」
要は自分が我慢すればいいのだ。
出来るだけ意識しない様にして、興奮を抑えるようにしよう。
そう思いながら体の力を抜く。
「ありがとう。じゃ、するわね?」
母は和隆の了承に嬉しそうにそう告げると体を近づけてきた。
細い両腕が背中に回され、ゆっくりと体が引き寄せられる。
(う……気持ち、いぃ……)
母の体に触れた瞬間、全身に快感の痺れが走り抜けた。
着ているのが浴衣同士であるせいか、先ほどより密着感が強く感じられ、女体の柔らかさに和隆はうっとりとなった。
女の体とは何と柔らかく、気持ちのいいモノなのだろう。
(駄目だ……母親相手にそんなこと思っちゃ……)
必死に自分を戒めようとするが、押し寄せてくる女肉の感触は、和隆の幼い雄を刺激し、今や肉棒は痛いほどに勃起してしまっていた。
「可愛いわぁ……和ちゃん、可愛いぃ……ああっ、こうして抱けるなんて……嬉しい……」
母はそう呟くと、さらにギュッと抱き締めてきた。
かなり感激している様で、目を瞑ったままグイグイ体を擦りつけながら抱いてくる。
それは和隆にとってはかなり辛い行為だったのだが、喜んでいる母を引き離す訳にもいかず、されるがままジッとしていた。
(あ……)
だが次の瞬間、目の前に白い膨らみが見えたため体を硬直させた。
あまりに母が動いたせいか、いつの間にか和隆の顔は母の胸元へと移動させられていたのだ。
豊満な乳房が迫り、甘い香りが漂ってくるのに激しい興奮を覚える。
浴衣はすでにはだけ気味になっており、白い乳房のほとんどが見えていた。
豊かな膨らみが体の動きに合わせてタプンと蠢く様は、たまらない刺激となって和隆に襲いかかった。
「和ちゃぁん……」
(!……)
そして次の瞬間、顔が乳房に押しつけられた。
そのままグリグリと押され、柔らかい肉に包まれる。
(う、うわ……はぁ……き、気持ちいぃ……)
生の肌の感触と温かさが顔中に溢れ、蕩ける様な快感が押し寄せてくる。
そのあまりにたまらない感触に、和隆は体中の力が抜けていくのを覚えた。
意識の全てが触れている乳房に集中し、その刺激に頭がおかしくなっていく。
「和ちゃん、可愛いわぁ……もうたまらないのぉ……」
不意に顔を放されたかと思うと、そのまま額にキスをされた。
驚いて見つめると、続けて顔中にキスの雨が降り注いでくる。
美しい女性にキスをされている事に頭が朦朧とし、柔らかな唇の感触が顔中に溢れるのに嬉しさが込み上げる。
そうこうしている内に、ついに唇に唇が触れ、チュッチュッと軽く何度もキスを繰り返された。
(俺、キスしちゃってる……ファーストキス……)
あっさり奪われてしまった初めてのキスに衝撃を受けながら、唇に起きているくすぐったい快感に心地良くなる。
それは痺れる様な感覚をもたらし、自分が美しい女性とキスをしているのだという喜びで心と体が一杯になった。
(!……)
次の瞬間、ニュルリと何かが口の中に入ってきた事に驚き、続けてそれが舌である事が分かった和隆は驚愕した。
そのまま舌は口内を舐め回した後、こちらの舌に絡んで吸い付いてくる。
まさかディープキスまでしてくるとは予想外だった。
普通のキスをするのまでは、感激したためとして理解できたが、今しているのは完全に性的行為だからだ。
母親が息子にするにしては、あまりに逸脱した行為と言えるだろう。
「んっ……んんっ……んふぅっ……んっ、んっ……」
だが母はその様な事を気にした風もなく、ますます大胆にキスを繰り返した。
顔が左右に入れ替わる様にして動くと共に、母の荒い鼻息が耳に響き、唇と舌、そして口内が擦れ、痺れる様な快感が走り抜ける。
そうやって母に唇を吸われていると、和隆は何が何だか分からない状態になっていった。
唇と口内から蕩ける様な快感が体中に広がり、全身の力が抜けて何も考えられなくなったのだ。
一方で股間の一物は痛いほどに勃起し、早く何か刺激を与えて欲しいとばかりにビクンビクン震えている。
「んんっ、んっ……んはぁ……あぁ……和ちゃん可愛いわぁ……本当に可愛い……食べてしまいたいくらいよぉ……」
しばらくして唇を放した母は、そう言いながらうっとりとした表情を浮かべ、優しく頬ずりしてきた。
初めての激しいキスに朦朧となった和隆は、荒い呼吸を吐きつつ、力を抜いて母に身を預けた。
「ね、オッパイ吸って……お母さんのオッパイ、吸って頂戴……」
目の前の浴衣がはだけられ、真っ白な塊が目に飛び込んできた事に、和隆は激しい興奮を覚えた。
何と美しく、柔らかそうな物体なのだろう。
これまでグラビアなどで女性の乳房を見た事はあったが、生で見るのは迫力が違った。
存在感と言うべきものがあり、見ているだけで襲いかかりたくなる様な魅力に溢れているのだ。
激しいディープキスで朦朧としている和隆は、ピンク色の乳首がプクンっと立っているのをボンヤリ眺めつつ、何故母がこんな事をしてくるのだろうと不思議に思った。
「赤ちゃんの頃には一度も吸ってもらえなかったから……吸って欲しいの……お願い吸って……お母さんのオッパイ吸ってぇ……」
泣きそうな顔でそう告げられては逆らえなかった。
子が母の乳房に吸い付くのは当然のことの様に思えたし、何より雄として吸わずにはいられない衝動が起きていたのだ。
和隆は体を激しく震わせると、目の前に突き出された乳房にむしゃぶりついていった。
「あっ……」
白い乳房の中で、唯一ピンク色をした突起をチュっと吸うと、母が小さく息を漏らした。
口内に甘い味わいが広がり、乳房の柔らかさと乳首の硬さが心地良く感じられ、いつまでも吸っていたい気分にさせられる。
「もっと……もっと吸ってぇ……」
頭を包む様にして抱き締められ、和隆は温かい気持ちで一杯になった。
優しげな母の笑みがこちらを見下ろしており、まるで赤ん坊に戻ったかの様な気分になる。
そうしていると「自分はこの人の子供なのだ」といった感覚が強まり、和隆はこのままずっと抱かれていたい気持ちになった。
「あっ……んっ……はぁっ……あぁっ……」
だがそれは、不意に発せられた母の色っぽい吐息によってかき消された。
母親が子に向けるにはいやらしすぎる声が、和隆の中の雄を刺激したのだ。
ハァハァと呼吸が荒くなり、先ほどまであった母性的な温かみに対する意識が消え、雌的な肉の熱さへの認識が強まっていく。
雄としての本能が、子として母を求めるよりも、男として女を求める方を優先させ、目の前の女を喘がせたい欲求に包まれる。
優しく抱き締められて慈しまれるより、肉棒を押し込んで喘がせたい衝動が強まったのだ。
「あんっ、あっ……あっ……あぁっ……」
性的意識が強まる事で乳首の吸い方も変わり、快感を与えようとする動きになった。
舌先で乳頭を弾き、強弱を付けて吸うのを繰り返す。
チュパチュパと音を立てて吸い、擦りあげる様にして舐めると、母は体をピクピク震わせて悶えた。
そうした様子を見ていると、股間の一物が強く震え、どうにかしたくて仕方のない衝動が押し寄せてきた。
(うっ……)
思わず母の体に股間を押しつけ動かすと、たまらない快感が湧き起こり、和隆はその行為に夢中になった。
普段自慰をする時とは異なる何とも言えない良さがあり、擦りつけているだけで蕩ける様な快感が押し寄せてくるのだ。
やはり実際に女体を感じ、女体に擦りつけているのが大きいのかも知れない。
このまま擦りつけ続け、思い切り射精したい。
そんな衝動に押されるまま、和隆は何度も肉棒を擦りつけていった。
「ぐっ……」
不意に肉棒がギュッと握られたため、体を硬直させる。
その事で少し冷静さを取り戻した和隆は、自分がとんでもない行為をしていた事に心臓が激しく鼓動させた。
よりにもよって、母親に肉棒を擦りつけていたのだ。とんでもない事だろう。
「和ちゃん、辛いの……?」
だが母はそんな事を気にした様子もなく、優しげな、包み込む様な表情を浮かべながら尋ねてきた。
それはまさに母性を感じさせる慈愛に溢れた顔だった。
その事にホッとしつつ、肉棒を掴まれている以上、していた事はバレているのだと恥ずかしくなる。
「凄くビクビクしてる。たまらないのね?……ごめんなさい、お母さんがオッパイ吸わせたりしちゃったから……和ちゃんも年頃なんですものね。私ったらついその事を忘れて……」
母は済まなそうに呟いている。
それは母親としての優しさを感じさせる口調ではあったが、その一方でいけない行為に誘う女のいやらしさも含んでいる事に、和隆の中の雄が反応した。
この女性は自分を勃起させてしまった事を悔やんでいるだけではない。
その事を悦んでもいるのだ。
その証拠に未だに肉棒から手を放さないし、微妙に握る力の加減を変え、こちらに快感を与えて来ているではないか。
まさか母親が息子にその様な事をするはずがない、と否定する一方で、優しいこの女性は自分を受け入れ、未知の快楽の世界へ連れて行ってくれる、といった期待が心に溢れ、心臓が激しく鼓動して体が小刻みに震えた。
「和ちゃん……お母さん、和ちゃんには何でもしてあげたいの……和ちゃんが辛いなら……それを楽にしてあげたい……さっき和ちゃんがお母さんのオッパイ吸ってくれたみたいに……お母さんも和ちゃんの……」
そこまで言うと、母は不意に黙った。
そしてそのままこちらをジッと見つめると、ゆっくり和隆の体を放した。
その動きで肉棒がパンツと擦れ、微妙な快感が走り抜ける。
その刺激に体を硬直させながら布団の上に腰を下ろした和隆は、母の次の言葉を待った。
母の視線は股間に向けられており、浴衣を押し上げる肉棒をジッと見つめている。
「楽にして、あげる……」
そう呟くと同時に母の頭が股間に寄り、浴衣を開いてパンツを引き下ろした。
現れた肉棒はすでに限界一杯までいきり立っており、ビクンビクンと蠢いて透明な汁を垂らしていた。
「ふふ、元気ね。でも辛そう……今お母さんが、楽にしてあげるから……」
そう告げると共に細い指で肉棒を掴むと、赤い唇を大きく開いて口に含んだ。
「! うっ……くっ……」
その瞬間、たまらない快感が押し寄せてきた事に和隆は体を硬直させた。
柔らかな湿った肉に亀頭が包まれ、経験した事のない気持ちの良さが股間に溢れる。
これまで己の乾いた硬い手のひらの感触しか知らなかった和隆は、信じられないほど気持ちのいい母の口の感触に驚きと悦びを覚えた。
「んふ……ああ、熱いわ……和ちゃんのオチンチン……」
母は一旦口を離してそう告げると、再び肉棒を含んだ。
「ぐっ……うぅっ……」
亀頭がベロリと舐め上げられた瞬間、脳天を貫く快感が走った。
そのままチュウっと強く吸い付かれ、何度も舐められていくたびに、和隆の体は壊れたオモチャの様にガクガクと震えた。
肉棒から押し寄せる快感は、自慰などとは比較にならない気持ちの良さがあり、その信じられない快楽の津波に頭がおかしくなりそうだった。
「うっ、くっ……うぁっ!」
そうした強い刺激に童貞の少年が耐えるなど出来るはずもなく、和隆は前触れもなく突然射精した。
それは自分の意志で精を放ったというより、母の舌技によって射精させられた感じだった。
それほど自分でも分からない内に精を放っていたのである。
(うぁ……気持ち、いぃ……)
ドクドクドクと吐き出される白濁液を感じながら、クラクラする射精の快感に和隆の意識はボンヤリとなった。
股間では母と呼ぶには若すぎる美しい女性が、うっとりとした表情で己の放出する精液を飲んでいるのが見える。
まるで貴重品を扱うかの様に丁寧に吸っているその様子に、和隆は嬉しさと満足感で一杯になった。
「く……う……はぁ……」
しばらくして射精を終えると、ゆっくりと力を抜く。
(き、気持ち良かった……)
女性に肉棒を舐められ吸われ、射精するのは何と気持ちがいいのだろう。
特に自慰とは違って射精後に虚しさがないのが素晴らしかった。
グラビアを見ているのと違って、目の前に存在する女性が自分の精液を飲んだという現実が、誇らしげな想いをもたらしたのだ。
自分は今、女に射精したのだという事実が強い悦びとなっていたのである。
股間には、未だ肉棒を口に含んだ美しい女性の顔があった。
この女性が己の射精を飲んでくれたのだと思うと、激しい満足感が押し寄せてくる。
「うっ……」
不意に肉棒が強く吸い上げられ、たまらない快感が押し寄せてきた。
あっという間に肉棒が硬く大きくなり、痛いほどに勃起していく。
「まだ元気ね……じゃあ、次はもっと気持ち良くなりましょう?」
母はそう言うと浴衣を捲り上げた。
すると下着を着けていない秘所が現れ、初めて見るそこに和隆の興奮は激しく高まった。
まさか母はこのままセックスをしようとしているのだろうか。
強い期待が起きると共に、親子でしていいのかという想いが起きる。
「私は世間の母親がする様な事をしてあげられなかったわ……だから世間の母親がしない事を、あなたにしてあげる……」
その言葉に心臓が跳ねる。
母は、この美しい女性は、自分に女の体を味合わせてくれると言っているのだ。
それは思春期の少年にとって逆らえない誘いだった。
頭のどこかで「相手は母親だぞ」と囁く声が聞こえるが、そんな事は目の前にある女体の前には無意味だった。
この白くて柔らかな肉体を貪れるのなら、何を構う事があるだろう。
すぐそこに未知の快楽が待っているのだ。
止める事など出来るはずがなかった。
「さあ、いらっしゃい……」
こちらの浴衣をはだけながら背中に手を回し、ゆっくり後ろに倒れていく母に引かれ、和隆は体を重ねていった。
(うぁ……き、気持ちいぃ……)
体の下に柔らかで温かな生の女体の感触を感じた瞬間、頭が真っ白になった。
女の体とは何と気持ちのいいものなのだろう。
まだ肉棒を入れてさえいない、ただのし掛かっただけで信じられないほどの快感が押し寄せてくるのだ。
呼吸が荒々しくなり、心臓がバクバクと激しく鼓動するのを感じながら、目の前にある豊満な膨らみをギュッと掴む。
「あっ……」
ピクンッと母が反応を示すのに、興奮が恐ろしいまでに高まっていった。
「あっ、あっ……やっ、あんっ……」
続けてムニュムニュと両手で乳房を揉みしだくと、母が顎を仰け反らせ、いやらしく体をくねらせる。
自分の行為で女体が反応を示すのは、何とも言えない快感だった。
自分がこの女を支配しているのだと思うと、男としての誇りが充足されていく様な気がしたのだ。
自分は凄い、俺は男だ、といった誇らしさが暴走し、とにかく目の前の女体を無茶苦茶にし、思い通りにしたい欲求で一杯になっていく。
「いい、あっ……いいわ、あんっ……和ちゃんいいの、あぁっ……」
その言葉にさらに誇らしさが強まる。
初めての愛撫で女を気持ち良くさせられている事に、男としての悦びが溢れたのだ。
自分は優れた男なのだという意識が強まり、もっと女を悶えさせたい衝動に包まれる。
「あんっ、やっ……そんな激しい、あぁっ……和ちゃん激しいの、やぁっ……」
体中に舌を這わせ、何ヶ所も強く吸っていくと、母が眉を悩ましげに寄せ、一見苦悩している様な表情を浮かべた。
それが自分の与えている快感なのだと思うと、誇らしさがさらに高まる。
「あっ、ああっ……あんっ……は、はぁっ……」
はだけた浴衣から白い肌を顕わにし、長い黒髪を乱して悶える母の姿はとてつもなくいやらしかった。
柔らかな肉がこちらの体を受け止め、微かな吐息が耳を擽ってくる。
甘い喘ぎは「もっとして、もっとして」と言っている様に聞こえ、和隆は身も心も母の肉体に夢中になった。
(ここが……女……)
下半身に移動し、肉付きのいい両脚をガバッと開くと、内蔵を思わせる肉の襞が現れた。
そこは自らが得ている快感を表す様に濡れており、誘う様にピクピクと震えている。
和隆はハァハァと呼吸を乱しながら、そこをジッと見つめた。
どこからか「ここに入れろ」という囁きが聞こえ、股間で肉棒がビクンビクンと震える。
本能が教えるのか、肉棒をこの穴に入れるのが最高に気持ちいいという確信が起き、和隆は居ても立っても居られない衝動に包まれた。
だが初めての体験であるせいか、未知への不安が躊躇を生んだ。
入れたい、だが入れられない、といった葛藤が起きたのだ。
「和ちゃん……いいのよ、いらっしゃい……お母さんが、入れてあげるわ……」
その言葉にホッとする様な感覚と、これで出来るのだといった興奮が湧き起こった。
相手の了承、そして「お母さんが入れてあげる」という言葉に安心感が起きたのだ。
それにより「この女性は母なのだ」という実感が込み上げ、母の中に肉棒を押し込むのだという背徳感に、強烈な快感が起こる。
自分はこれから母親にするには許されない行為をするのだ。
母に導かれて童貞を捨てるのである。
そういった想いに罪悪感と興奮が混じり合い、複雑だが強烈な快感が心と体に渦巻いていく。
「さあ、ここへ……入れてちょうだい……」
柔らかな手が肉棒を掴み、母の腰が動いて亀頭の先が何かに触れるのが分かる。
「うっ……」
信じられないほどの気持ちの良さが体に走り抜け、和隆は無意識のまま腰を前に押し出した。
ズブリと肉棒が収まり、ゆっくりと中へ進入していくのが感じられる。
「あんっ……そう、そうよ、あっ……そのままお母さんの中へ、あっ……入って来て、あぁっ……和ちゃぁんっ……」
「うぅっ……くっ……」
母の喘ぎが遠くに響くのを聞きながら、和隆は股間から押し寄せてくるとんでもない快感に頭を仰け反らせた。
肉棒が温かで柔らかな湿った肉に包まれ、膣襞に絡みつかれるのに頭がおかしくなりそうだった。
亀頭が擦れるたびに快感が発生し、体が震えて声にならない声が口から漏れる。
もうこれ以上進めない、というところまで肉棒が辿り着くと、まるで体全体が何かに包まれているかの様な感覚が起きた。
(あぁ……何だろこれ?……不思議な感じ……)
温かで柔らかな安心感のあるものに己の全てが覆われている様な、今まで経験した事のない状態になっているのが分かる。
やはりこの人は母親なのだ。
このホッとする様な感覚は、目の前の女性が自分の母親だからとしか思えなかった。
そうした想いが心に広がり、ようやく自分が居るべき場所に帰ってきた様な感覚を覚える。
そしてそれと共に、同じく今まで経験した事のない気持ちの良さで体中が一杯になっていった。
「あぁ……大きいわぁ……和ちゃんのオチンチン……素敵よぉ……」
その言葉に男としての喜びを感じた瞬間、腰が勝手に動き、ピストン運動を行い始めた。
一度もした事がないにも関わらず、腰は見事なまでに動き、肉棒を勢い良く出し入れしていく。
「あっ、あっ、ああっ……いい、あっ……いいわ和ちゃん、あっ……いいわぁっ……」
母の甘い喘ぎと共に、たまらない快感が股間から押し寄せてくる。
入れた時も信じられないほどに気持ち良かったが、肉棒を擦り出すとそれ以上の気持ちの良さがあった。
(スゲェ……女の中って……スゲェ気持ちいぃ……)
涙が出そうなほどの快感に、和隆は夢中になって腰を振った。
とにかく肉棒を擦りつけさえすればたまらない気持ちの良さが押し寄せてくるのだ。
それはこれまでの人生で経験した事の無い刺激であり、頭がおかしくなりそうなほどに気持ちが良かった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……和ちゃん上手いわ、あっ……和ちゃん素敵、あっ……和ちゃん凄いのぉっ……」
さらに目の前でいやらしく乱れる母の姿は、精神的な快楽となって襲いかかってきた。
自慰では経験した事の無い肉の感触、甘い喘ぎ、そしてこちらの動きに合わせて揺れる体の様子は、今自分が女を抱いているという実感を持たせて興奮を強めた。
生の女と繋がり、喘がせているのだという想いは、一人前の男になった様に感じられて最高だった。
(俺って凄い……俺って凄いんだ……)
腰をガシガシ振りまくると、母の体が前後に動き、豊満な乳房が揺れまくる。
一突きごとに悩ましい声が耳に響き、肉棒がグンッと力を増した。
「やっ、やっ、やぁっ……いいのっ、いいのっ、いいのぉっ……和ちゃんもっと、あっ……もっとよ、もっとしてぇっ……」
頭を左右に振り、半開きになった唇から赤い舌を見せて喘ぐ母の姿は最高にいやらしかった。
その瞬間、急激に射精感が強まり、和隆はもう我慢できない自分を感じた。
「俺っ……俺もうっ……俺もう駄目ですっ……」
「いいわっ、いいわよ、あぁっ……出して、あんっ……出して和ちゃん、あっ……お母さんの中に、ああっ……思い切り出してぇっ……」
母が背中に手を回し、腰に脚を絡めてギュッと引き寄せてきた。
密着した体から柔らかな感触が伝わり、蕩ける様な快感が湧き起こる。
「あっ、あっ、ああっ……イくっ、イくっ、イくぅっ……お母さんもイくわ、あんっ……和ちゃん一緒に、和ちゃん一緒、ああっ……和ちゃぁんっ……やっ、やっ、やぁあああああああああああっ!」
「うあぁっ!」
母が絶叫すると共に膣内がキュウッと締まり上がり、その刺激に耐えられなくなった和隆は、一気に精を放った。
ドピュッドピュッドクドクドクドクドクドク……。
激しい勢いで精液が迸り、膣内へと放出されていく。
「がっ……ぐっ……うっ……」
呻き声をあげながら、ガクガクガクと体を震わせて射精を繰り返す。
それは今まで自慰で経験したどの射精とも比較にならない気持ちの良さだった。
多量の精液を放つ快感に、和隆はうっとりとなりながら、いつまでも精を放ち続けていった。
しばらくしてようやく射精を終えると、ガクリと倒れ込む。
母の柔らかな肉体が受け止めてくれるのに安堵の想いを抱きつつ、これで自分も男になったのだと認識する。
「あぁ……良かったわぁ……和ちゃん素敵ぃ……」
母のうっとりした声が聞こえ、頭を優しく撫でられた。
だが落ち着いてくると、実の母親とセックスしたという事に恐怖が湧き起こった。
誘われるがまま抱いてしまったが、一体何故母はこの様な事をしてきたのだろう。
「ふふ、気にしてるのね……私と、母親としちゃった事……」
「は、はい……」
どうやら不安が顔に出ていたらしく、和隆が尋ねる前に母はそう聞いてきた。
「でも気持ち良かったでしょ?」
「え……?」
予想外の言葉に一瞬戸惑う。
「セックスって気持ち良かったでしょ?」
「き、気持ち、良かったです……」
再び問いかけてきた言葉に、ギクシャクと頷く。
それは確かに否定できなかったからだ。
これまでの人生の中で、これほど気持ちのいい事はなかったのである。
「ならいいじゃない。お母さんはね、あなたに気持ち良くなってもらいたかったの……オチンチンを硬くして辛そうにしてた和ちゃんを、楽にして、気持ち良くしてあげたかったのよ」
「だけどそれは……」
「親子じゃいけない事?」
「は、はい……」
先回りして尋ねてきた母に頷く。
「でも私たちは普通の親子じゃないでしょ? だったら普通の親子が守らなきゃいけない決まりなんて、守らなくたっていいじゃない」
似たような事をセックスする前に母が言っていたのを思い出す。
「それにお母さん、和ちゃんに抱かれて、和ちゃんのオチンチンを入れられて、凄く気持ち良かったわ。和ちゃんはどう? お母さんの体、気持ち良くなかった?」
「き、気持ち良かったです……」
再び同じ事を聞かれ、肉棒を押し込み腰を動かしていた時の快感が蘇り、和隆は肉棒が大きくなっていくのを感じた。
「あなたのオチンチンが私の中に入っている時、ああ、和ちゃんが、私の息子が帰ってきた。私の中に帰ってきたって思えて嬉しかったの……あなたと一つになって、和ちゃんが私の体で気持ち良さそうに動いているのを見たら、私は母親、和ちゃんのお母さんなんだって実感を持てたのよ……」
それは和隆も思った事だった。
母の中に肉棒を入れた瞬間、安心感と懐かしさを覚え、この女性が自分の母親なのだと実感したのだ。
「俺も……俺も感じました……あなたが俺のお母さんだって……」
「本当?」
「はい……あなたの中に入れた時に……何故かそう思えたんです……」
「ああっ!」
母は和隆の言葉に感激したように涙を浮かべると、ギュッと抱き付いてきた。
「あなたはやっぱり私の息子なのねっ。感じ方が同じだなんてっ、最高よっ」
そう言いながら強く抱き締め、頬ずりを何度も繰り返し、顔中にキスを繰り返してくる。
そうされていると、すでに大きくなっている肉棒が刺激を受け、強い興奮が湧き起こった。
「ふふ、またしたくなってるのね?……いいわよ、しなさい。和ちゃんの好きなだけ、お母さんを抱いてちょうだい。んんっ……」
唇を押しつけられ、舌が入り込んで絡みついてくるのに快感が走り抜ける。
その事で我慢できなくなった和隆は、落ち着き無く母の体から浴衣を剥ぎ取ると強く抱き締めた。
そのまま体を擦りつける様に動かしながら、再びその柔らかな肉体にのし掛かる。
生の肌同士が擦れ合い、強烈な快感が湧き起こるのに思わず息を飲む。
「さあ、いらっしゃい……お母さんの中に、入ってきてぇっ……」
一度体を起こし、母の真っ白で柔らかな肉体をジッと見つめた和隆は、その美しくもいやらしい様子に急かされる様にして肉棒を押し込んでいった。
「あぁっ……和ちゃんのオチンチン大きい、あっ……硬い、あんっ……逞しいわぁっ……」
入り込んだ肉棒を賛美する母の言葉に、和隆は誇らしさで一杯になった。
今までこれほど自分に自信を持てた事などあるだろうか。
美しく素晴らしい肉体を持つ女性に認められるのが、これほど自尊心を満足させる事だとは思わなかった。
男としての自信が湧き起こり、もっと褒め称えさせたい気分になっていく。
「あっ、あっ、ああっ……いいっ、いいっ、いいぃっ……」
母の柔らかな肉体を抱き締めながら、さらなる快楽を求める様に、腰を強く振り、性器を擦り合わせていく。
そうしていると温かな気持ちが湧き起こり、その事で自分たちは親子なのだという実感が強まり、和隆は幸せな気分になった。
「うぅっ……気持ち、いぃっ……気持ちいいですっ……気持ちいいよぉっ……」
涙ぐみながらそう叫び、白い首筋に舌を這わせて強く吸っていく。
「お母さんも、あっ……お母さんも気持ちいいわ、あんっ……和ちゃんのオチンチン、凄く気持ちいいのぉっ……」
顎を仰け反らせ、シーツをギュッと掴み、潤んだ瞳で見つめてくる母の姿に快感が増す。
自分の母は何と美しく、いやらしく、そして素晴らしい女性なのだろう。
育ての母は決してこの様な事はしてくれなかった。
そもそも自分もこの様な事をしようとは思わなかった。
だがこの母は、自分をこれほどまでに気持ち良くし、愛してくれている。
何と幸せな事だろうか。
「ぐっ、凄いっ……凄いよぉっ……気持ち良すぎるぅっ……」
あまりにたまらない快感に、涎を垂らして何度も腰を強く叩き付ける。
「あんっ、あんっ、ああんっ……いいのよ、あっ……もっと気持ち良く、あぁっ……もっと気持ち良くなってぇっ……」
叫びと共に膣内がキュウッと締め付けられ、自分を気持ち良くさせたいとする母の気持ちが伝わってきて嬉しくなる。
これほどまでに自分のために尽くしてくれる母に、和隆は強い感謝の念と、愛情を感じた。
「やっ、やっ、やぁっ……そう、そうよ、あんっ……和ちゃんそうして、あっ……和ちゃんがしたいように、あんっ……もっとぉっ……」
背中に両腕が、腰に両脚が絡み付き、グイと引き寄せられる。
顔を近づけると唇に吸い付かれ、荒々しく擦り合わされた。
上と下で繋がる事で、それまで以上の快感が押し寄せ、和隆は頭がどうにかなりそうだった。
「ぐっ……俺っ、俺もうっ……」
限界に近づいた事を告げながら、さらに強く腰を突き込む。
「いいわ、あっ……いい、あっ……出して、あんっ……出したくなったら、やっ……出していいからぁっ……」
自分の自由に抱かせ、好きな様に射精させてくれる事に嬉しさが込み上げる。
母はとにかく和隆が望む事を受け入れ、好きにさせてくれるのだ。
何しろ自らの体を抱かせてくれるほどに、何でもさせてくれるのだから素晴らしいだろう。
この様な母親などそうそう居るはずがなかった。
「ああっ、あっ……あんっ、あっ……和ちゃんいいっ……和ちゃんいいのぉっ……お母さんももう、あっ……お母さんももう、ああっ……」
そして自分がする事でこれほど喘ぎ、悶える様子に、この女性は、母は自分の物なのだという実感が込み上げた。
それにより興奮が強まり、腰がそれまで以上に激しく動いて肉棒を叩き付けていく。
「あっ、やっ、あぁっ……和ちゃん急に、あっ……和ちゃん急に凄い、あぁっ……和ちゃん急に凄いのぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
豊満な乳房が前後に激しく動き、持ち上がった両脚がブランブランと揺れる。
母は長い髪を乱しながら頭を左右に振り、シーツをギュッと掴んだ。
それはまさに女を支配している状況と言えた。
自分の一突き一突きで母は甘く喘ぎ、激しく悶えるのだ。
何と気持ちが良く、たまらない光景だろうか。
「いいっ、いいっ、いいぃっ……和ちゃんっ、和ちゃんっ、和ちゃぁんっ……やっ、やっ、やぁあああああああっ!」
「うぅっ!」
母の叫びと共に和隆も精を放った。
ドクドクドクと放出されていく精液を感じながら、女の体とは何と気持ちのいいものなのだろうと思う。
セックスをしないでいたのが馬鹿らしく感じられ、これまでしなかった分を取り戻さなければ、などという事を考えながら、和隆は何度も何度も射精を繰り返していった。
あれから和隆は母を何度も抱いた。
自慰であれば一度射精すると満足出来たが、母の肉体を感じ、甘く誘われると肉棒がすぐさま復活したのだ。
初めて知った女の体が、思春期の少年を夢中にさせているのかも知れない。
「あっ、あっ、ああっ……」
自分に跨り、腰を激しく動かして悶えている母を見ると、そのいやらしさに肉棒がビクンと疼いた。
特に長い黒髪を振り乱している様は、強烈な色っぽさを感じさせ、自分が極上の女を抱いているのだという実感を持たせた。
「あんっ……和ちゃん、あっ……和ちゃんも突いてぇっ……」
母の要求に頷き、腰を強く突き上げる。
「ああんっ、あっ……いいっ、和ちゃん、あっ……和ちゃんいいのぉっ……」
頭を仰け反らせ、これまでより激しく体を揺らしながら甘い喘ぎを漏らす母にたまらなくなった和隆は、上半身を起こすと体面座位の状態になった。
目の前にある乳房を揉みしだき、乳首を強く吸うと、母がビクンッと体を震わせる。
「あっ、あんっ……和ちゃんやぁっ……それ駄目、あっ……それ駄目よぉっ……」
これまでに無く可愛らしく悶えた母に興奮が高まる。
どうやら母はこの行為が弱いらしいと思った和隆は、それまでより強く腰を突き上げ、チュウッと乳首を吸い上げた。
「ああんっ、やっ、駄目ぇっ……駄目って言ってるのにぃ、あっ……和ちゃんの意地悪ぅっ……ああっ、やぁんっ……」
母親とは思えない可愛らしい口調で叫びながら、母はギュッと抱き付いてきた。
だが実際十五歳の子供がいる年齢としては若いし、さらに童顔のせいか実年齢よりも若く見えたため、その口調は素直に可愛らしく感じられた。
「あんっ、もう馬鹿ぁっ……駄目って、あっ……駄目って言ってるのにぃっ……はぅぅ、んっ、あぅっ……」
和隆が同じ行為を繰り返すと、母は耐えられない様に頭を仰け反らせ、くぐもった声で呻いた。
「はぅっ、はっ、はぁっ……もうやぁっ……もうやめぇっ……和ちゃぁんっ……やっ、やぁんっ……」
極上の可愛らしい声をあげ、体を仰け反らせて倒れる母に満足な想いを抱く。
自分が母をここまで気持ち良くしているのだという自信が強く感じられたのだ。
横たわった母の体を裏返し、四つんばいにさせた和隆は、膝立ちになると肉棒をズンッと強く突き込んだ。
「あんっ、あぁっ……和ちゃんの太いぃっ……硬いのぉっ……」
頭を仰け反らせ、ピクピク震えている母の背中を見下ろす。
真っ白な背中に、長い黒髪がかかっていて何とも色っぽかった。
自分を産んだ母は、何と美しく、そしていやらしいのか。
そしてその素晴らしい女性を、自分はこうして従えている。
それは何とも言えない悦びを和隆の中にもたらした。
「あっ、あっ、ああっ……いいわっ、和ちゃんのいいっ……和ちゃんのオチンチンいいのぉっ……」
腰を動かし出すと、母が嬉しそうに悶えた。
膣の中で肉棒がキュウッと締め上げられ、たまらない快感が押し寄せてくる。
母の肉体はまさに極上だった。
自分の肉棒を取り込み、信じられないほどの快楽を与えてくるとんでもない存在だった。
そして母の中に肉棒を押し込み抱き締めていると、まるで体の全てが母に包まれている様に感じられ、愛されているという実感が込み上げてきた。
それは育ての母には感じた事の無い、この母にだけ感じる愛情だった。
つい数時間前までは知らなかった母に、子として甘えたくなる感情が高まるのだ。
「ああんっ、あっ、ああっ……和ちゃんいいわぁっ……いいっ……和ちゃんいいのぉっ……」
さらにこうして甘く喘がせていると、母を一人の女性としても感じ、従えている満足感で一杯になった。
女を自由にする悦びとは、これほどまでに気持ちが良い事だったとは驚きだった。
和隆は母に対し、子としての甘えと、男としての支配欲の充実を感じていた。
甘えつつ支配する。
その状態に何とも言えない快感を覚えていたのだ。
「あっ、あっ、ああっ……凄い、あんっ……和ちゃん凄いぃっ……駄目、あっ……お母さんもう駄目よぉっ……」
膣内で肉棒がキュウッと締め上げられ、強烈な快感が押し寄せる。
まるで母の中に全てが取り込まれてしまうのではないかと思われる吸引に、和隆は口を半開きにしながらうっとりとなった。
「俺っ……俺もうイくっ……イくよっ……」
「いいわっ……イって、あっ……お母さんもイくから、あんっ……一緒に、あっ……一緒にイきましょぉっ……」
膣内の締め付けがさらに強まり、和隆はもうこれで終わりだとばかりに腰を激しく振りまくった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……もうっ、もうっ、もぉっ……和ちゃん、あっ……和ちゃ、ああっ……和ちゃぁんっ……やっ、やっ、やぁあああああああああんっ!」
「うぅっ!」
ドピュッドピュッ、ドクドクドクドクドクドク……。
二人の絶叫が重なると共に、肉棒の栓が開かれる。
激しい勢いで精液が迸り、母の胎内に注がれていく。
ビクンビクンと肉棒が震え、そのたびに吐き出されていく精液の動きを感じながら、和隆はたまらない満足感に包まれた。
「あぁ……和、ちゃぁ……はぁ……」
母がうっとりとした表情で、こちらを見つめてくるのに悦びを感じる。
自分がこの美しい女性を、母を抱いたのだ。
この素晴らしい肉体の中に己の精液を注ぎ込んでいるのだと思うと、たまらない気持ちの良さで心と体が一杯になった。
「くっ……うっ……ふぅ……」
しばらくして射精を終えると、ゆっくり体を倒し、母の柔らかで温かな肉体に身を預ける。
「和ちゃぁん……素敵だったわぁ……お母さん、和ちゃんが大好きよぉ……」
母親としての愛、そして女としての媚びを感じさせながら、母はいやらしく体を擦りつけてくる。
そうされていると、あっという間に肉棒が回復し、再び母の中に入れたくてたまらない衝動が湧き起こった。
「あら、もう出来るのねぇ……さすが和ちゃんは凄いわぁ……お母さん嬉しいぃ……」
肉棒をゆるゆると愛撫しながらそう甘く囁き、潤んだ瞳で見つめてくる母に、居ても立ってもいられない気分になっていく。
最初に抱きしめられて以来、和隆は母に触れられ、甘く囁かれる事に耐えられない自分を認識していた。
この女性は、母は、何と凄まじい魅力を持っているのだろう。
誘われれば逆らえない、魔力の様ないやらしさを持っているのだ。
和隆は我慢できずに母にのし掛かると、肉棒を再び押し込んでいくのだった。
気がつくと朝になっていた。
あれから数度母を抱いて疲れた和隆は、いつの間にか寝てしまったらしい。
傍に母の姿はなく、台所から食事を作っているらしい物音が聞こえてくる。
(俺……母親と、しちゃった……)
自分が裸である事と、布団に残る情事の名残りに、あれが夢でなかった事を認識する。
よりにもよって血の繋がった母親を相手に童貞を捨て、何度も抱いてしまったのだ。
それは何とも言えない気分を和隆の中に呼び起こした。
抱いている最中は快楽を求めるのに夢中で気にならなかったが、落ち着いて考えてみれば、いくらこれまで会っていなかったとはいえ、実の母親とセックスしてしまったのだ。
それは許されない行為であり、自分がそれをしたのだと思うと、ゾッとする恐怖が湧き起こった。
(俺……)
どうしたらいいのか分からず、大きく息を吐き出す。
取り合えず裸のままでは落ち着かないので、浴衣を身に着けて起き上がった。
隣から聞こえてくる調理の音を聞きながら、取り合えず母に挨拶をしようと台所へ向かう。
「あら、起きたのね。今ご飯作っているから、シャワーを浴びていらっしゃい。服は洗濯しておいたから」
「は、はい……」
何事も無かった様に明るく告げてくる母に頷く。
自分はまともに顔すら見られないのだが、母は平気なのだろうか。
そんな事を考えながら、浴室へ行き、浴衣を脱いでシャワーを浴び始める。
体にお湯を浴びせていると、昨夜自分のした行為がまざまざと脳裏に浮かび、和隆は複雑な想いに包まれた。
(母親と……セックス、か……)
近親相姦など物語の中だけの事だと思っていたのに、自分はそれをしてしまった。
他人の様な感覚しかない相手ではあるが、それでも確かに母親なのだ。
その体に夢中になり、何度も精を放つなど、自分はおかしいとしか思えなかった。
(でも……気持ち、良かったよな……)
昨夜触れた滑らかな肌と熱い肉の感触を思い出し、肉棒が硬く大きくなっていく。
母の体は若く、十五歳の少年を夢中にさせるだけの魅力に溢れていた。
甘い吐息、誘う喘ぎ、絡みつく腕と太もも、柔らかな乳房、そして肉棒を受け入れる膣……。
それら全ての感触が一瞬にして蘇り、再び母を抱きたい衝動を呼び起こした。
思わず肉棒に手が行きそうになるのを必死に堪える。
(あの人は、俺の母親だ……)
そう認識した途端、ゾッとする様な恐怖が湧き起こった。
母親とセックスするなどまともな神経ではない。
それを自分はしてしまった。
呼吸が乱れ、心臓が爆発しそうなほどに鼓動する。
恐怖が淫靡な記憶を消し去り、体に打ち付けられる熱いお湯が、母の体の感触を洗い流していくかの様に、和隆の意識から性的な感覚が薄れていった。
やがて落ち着いた心に広がったのは、激しい罪の意識だった。
母親とセックスをする。
何と許されない事だろうか。
自分は何という事をしてしまったのだろう。
強烈な罪悪感が襲い、和隆は泣きそうになる自分に必死に耐えた。
(そうだよ……俺は悪い事をしたんだ……しちゃいけない事を……しちゃったんだ……)
冷酷な理性が、己の犯した罪を責めてくる。
母親を抱くなど、許される事ではない。
一体どんな顔で両親の下に帰ればいいだろう。
特に母には会わす顔が無かった。
ここまで自分を慈しみ育ててくれた母を裏切った様な感覚を覚えていたからだ。
育ての母よりも産みの母を選び、その体に強い愛情を覚えてしまった事が、申し訳ない想いで一杯にさせたのである。
別に育ての母を抱きたい訳ではない。
だがそれだけに、産みの母を抱いた事が余計裏切り行為として思え、許せなかったのだ。
(和ちゃん、素敵よぉ……)
不意に頭の中に、昨夜の母の甘い喘ぎが蘇った。
肉棒が一瞬にして硬くなる。
(駄目だっ……!)
頭を強く振り、シャワーの温度を上げて火傷しそうな熱いお湯を体にかける。
そうしていると徐々に勃起は収まり、母の喘ぎは頭から消えていった。
(このままじゃ、俺……)
もうここに来てはならないだろう。
今日帰ったら、もう二度と来るまい。
もしまた来たら、絶対に母を抱かずにはいられないからだ。
和隆は自分の理性に自信がなかった。
育ての母を裏切らないためには、この家に来ない事が最良の選択なのである。
自分が来た事に嬉しそうにしていた母の顔が横切り、それを悲しみに変えてしまうのかと思うと辛かったが、育ての母を裏切る事に比べれば耐えられる様に思えた。
(ご飯を食べたら……帰ろう……)
出来るだけ他の事は考えず、とにかく早くこの家から出るのだ。
自分の家に帰って何日か過ごせば、この家での事は、夢の出来事の様に思えてくるに違いない。
そうだ、そうするんだ。
自分に言い聞かせながら大きく頷いた和隆は、ゆっくりと体を洗い始めた。
「ごちそうさまでした……」
「ふふ、沢山食べてくれて嬉しいわ。ありがとう」
食事を食べ終えた和隆は箸を置いた。
食事中、母は色々と話しかけてきたのだが、全て上の空で応えてしまった事を申し訳なく思う。
だが母に意識を向けると、どうしても昨夜の事を思い出し、母に対する執着が湧き起こってしまうのだから仕方がなかった。
このまま母を無視し、この家を出るのだ。
そうすれば自分は昨夜の行為の記憶に耐えていけるだろう。
「それじゃ俺、そろそろ帰ります……」
「え?……もう?」
母の悲しそうな声に心が痛む。
だがそれに怯んではならなかった。
「ええ、本当は昨日帰るはずでしたし……」
もっともな理由を言いながら、傍にあった鞄を引き寄せる。
「そうよね……仕方ないわよね……」
母は引き留められない事を悲しげに呟いている。
その口調に思わず視線を向けそうになるが、母の顔を見たが最後、立ち去れない事が分かっていたため必死に耐えた。
「それじゃ……」
見えない手で掴まれているかの様な感覚を覚えながら、それを振り切る様にして立ち上がる。
そのまま部屋を出ようと歩き出し、後もう少しで玄関に辿り着く、という時だった。
「あ、待って……」
不意にかけられた声に、体の動きが止まる。
本当なら止まっては駄目だった。
何故なら、一度止まれば再び動くのに決意が必要となるのが分かっていたからだ。
「また、来てくれるわよね?」
「!……」
母の問いかけに、体がビクンッと震える。
それは一番聞かれたくない言葉だった。
否定すれば母を悲しませ、肯定すれば再び来る自分を止められなくなり、そのどちらも和隆は耐えられないからだ。
「ね、和ちゃん……また来て、くれるわよね……?」
母は同じ言葉を繰り返したが、それは先ほどとは異なる、どこか甘い雰囲気のある口調だった。
何か目に見えない、ねっとりとしたモノが体に絡みついてきたかの様な感覚があった。
股間に痺れが走り、昨夜の交わりが稲妻の様に脳裏に浮かび上がる。
呼吸が荒くなり、背後にある気持ちのいい肉体を抱き締めたくてたまらなくなっていく。
「お母さん待ってるから……和ちゃんのこと、待ってるから……」
ついに母の両腕が背後から絡み付き、頬に顔が密着して、滑らかな肌が擦りつけられてきた。
体中が母の柔らかな肉体に包まれ、その事に耐え難い興奮が湧き起こる。
背中に柔らかな二つの膨らみが感じられ、そこに顔を埋めたい衝動を覚えると共に、
肉棒が硬く大きくなっていくのを感じる。
ハァハァと呼吸が乱れ、和隆の我慢は限界に近づいていった。
「そしてまた愛し合いましょう……私たちは、世間の親子がしている事ができなかったから……世間の親子がしない事を、するの……」
そう囁かれると共に、耳に熱い吐息が吹きかかる。
痺れる様な快感が走り抜け、一瞬それだけで射精してしまったのではないかと思った。
「また昨日みたいに、ね?……お母さん待ってるから……お母さん、和ちゃんのためなら、何でもしてあげるから……」
その言葉に和隆の我慢は限界を超えた。
「うおぉっ!」
勢い良く振り返り、母の体を抱き締めて首筋に吸い付き、豊満な乳房を揉みしだく。
「あっ、やっ……和ちゃん、ああっ……駄目よこんな、あんっ……」
そう言いながら母が体を押しのける様にしてきた事にカッとなる。
自ら誘っておいておきながら、抵抗をしてきた事に和隆の中の暴力的な衝動が反応したのだ。
「嫌っ、あっ……駄目、あんっ……和ちゃん、やぁっ……」
何故か抵抗し続ける母に、和隆の暴力的衝動はさらに強まり、その場に押し倒して両腕を掴み、動きを抑える。
「やっ、駄目っ。乱暴は駄目よ、あんっ……和ちゃん止めてぇっ……」
母の抵抗を封じて従える事に激しい高揚が湧き起こる。
これまでこうして相手の自由を奪い、無理矢理何かをした事のない和隆にとり、今の状況は新鮮な興奮だった。
視線の先に豊かな膨らみが目に映り、それを征服したい欲求に駆られた和隆は、ブラウスを引き千切る様にして開くと、ブラジャーを押し上げて乳房を顕わにした。
一瞬その美しさに見とれるものの、美しいからこそ征服したい欲求に押され、荒々しく鼻息を吐きながら白い膨らみにむしゃぶりついていく。
「あっ、あんっ……やっ、あっ……」
その瞬間、こちらの体を押していた手から力が抜けた。
ピクンッと体が震え、顎が軽く仰け反る。
その様子に満足感を覚えながらピンク色の乳首に吸い付き、思い切り吸い上げると、母の体から完全に力が抜け、手がだらんと床に落ちた。
「ああ……嫌ぁ、駄目よぉ……ここじゃ、あっ……ここじゃ嫌ぁっ……」
甘い吐息を漏らしながら、和隆を否定してくる母の態度に嗜虐的な悦びが広がる。
どうやら母はここでするのが嫌らしい。
だがあそこまで誘惑しておいて、そんな事が受け入れられるとでも思っているのだろうか。
和隆にしてみれば、もうこの場で母を犯すしか、湧き起こった性衝動を発散する事は無理なのだ。
それにしても、嫌がる女を押さえ込み、無理矢理犯す行為とは何と興奮する事なのだろう。
昨夜の導かれてしたセックスも最高だったが、今の興奮にはそれとは全く異なった気持ちの良さがあった。
まさに女を支配する、自分が男となった悦びがあったのだ。
力でねじ伏せ、愛撫によって従える。
それは獣じみた快感をもたらし、和隆は自分が凄くなった様な想いで一杯だった。
「あっ、あんっ……駄目、やっ……和ちゃん、あっ……和ちゃんここじゃ、あんっ……やっ、やぁっ……」
母は相変わらず否定の言葉を吐き、抵抗を示してくるが、もうすでにそれがおざなりである事が和隆には分かった。
何しろ昨夜あれだけ愛し合った間柄なのだ。
いつまでも本気で抵抗しているはずは無いのである。
だがそうであっても抵抗されている事には変わらず、それを従える事に和隆の興奮は最高潮に達していた。
「あっ、ああっ……やっ……あんっ、あっ……はぁっ……」
乳房を荒々しく揉みしだき、乳首を強く吸いながら、スカートの中に手を入れてパンティの上から秘所をなぞると、すでにそこは濡れ濡れだった。
母もかなり興奮しているのだろう。
それが自分を求める母の愛情の強さの様に感じられて嬉しくなった和隆は、落ち着きなくズボンとパンツを下ろすと、肉付きのいい太ももの間に腰を挟み込んだ。
膣穴へ亀頭の先を触れさせ、一旦動きを止める。
ハァハァといった二人の呼吸が響き、母がまっすぐこちらを見上げているのと目があった。
(入れるから……)
目でそう告げながら腰を前に押し出していく。
「あっ……」
「うっ……」
ズブリと肉棒がハマり込むと共に、気持ちのいい刺激が体中に広がっていった。
肉棒が温かで柔らかで湿った膣襞に絡みつかれ、ぐにゅぐにゅと擦られるのに涎が出そうになる。
母の中はやはり最高だった。
この感触を、気持ちの良さを諦めようとしたなど、自分は馬鹿なのではないかという想いで一杯になる。
母は自分にセックスをさせてくれる。
いくらでも抱いていいと言っているのだ。
そうする事で世間とは異なるけれど、親子としての絆を感じ、自分と親子の繋がりを持ちたいと望んでいるのである。
それを先ほどまでの自分は踏みにじろうとしていたのだ。
何と申し訳ない事か。
これほど強く愛してくれている母を、何故自分は捨てようとしたのか。
愚かな選択だった。
そのお詫びとばかりに腰をグイッと強く押し込み、続けて激しく出し入れし始める。
「あぁんっ……あっ、あっ、ああっ……駄目って、あっ……こんな所で、やっ……するのやぁっ……」
母は泣きそうな顔になりながら、頭を左右に激しく振った。
どうやらここでするのは本気で嫌な様だ。
その事を申し訳なく感じるものの、そうした嫌がっている母を無理矢理従えてセックスする事に、和隆は激しい興奮を覚えていた。
何より膣内で擦られている肉棒からたまらない快感が押し寄せてきており、一旦止めて場所を変える、などといった行為をする事など考えられなかったのだ。
とにかくこの気持ちのいい穴の中で擦れる事をしたくてたまらなかったのである。
(あったかいっ……気持ちいぃっ……お母さんの中って最高だっ……)
頭の中は母の肉体に対する賛美で一杯だった。
どうして母の体はこんなに気持ちがいいのだろう。
見下ろせば美しく若い顔が快楽に歪み、薄桜色をした唇からは、甘い喘ぎが漏れ聞こえた。
この素晴らしい女性を今自分が抱いているのだと思うと、誇らしくてたまらない気持ちになっていく。
「ああっ、あっ……和ちゃん、あっ……和ちゃんいい、やっ……和ちゃんいいのぉっ……お母さん、あっ……お母さんおかしくなっちゃうぅっ……」
快楽に染まり始めたらしい母の口から否定の言葉が消え、息子を讃える言葉が吐き出される。
そして自らを「お母さん」と呼ぶ母の言葉に、自分が抱いている相手が母親なのだという実感が強まり、背徳感が湧き起こった。
母親の中に肉棒を押し込み、喘がせている息子の自分。
何と恐ろしい状況だろうか。
だがそれだけに、感じられる快感も恐ろしいまでの気持ちの良さがあった。
そうした精神的な快楽、そして元々の肉体的な快楽が合わさり、和隆は今後自分が母の体を抱かずにはいられないであろう確信を持った。
こんな気持ちのいいセックス、いくら家に帰って時間が経とうと、忘れる事など出来るはずがない。
(俺は……俺はお母さんを抱きたい……これからももっと……お母さんを抱きたいんだ……)
育ての母を裏切る決意を強く心で述べ、罪悪感を振り切る様にして腰を激しく叩き付けていく。
「あんっ、あんっ、ああんっ……和ちゃん凄い、あっ……和ちゃん凄いわ、ああっ……和ちゃん凄いのぉっ……」
母の両腕が背中に回り、両脚が腰に絡んで引き寄せてくる。
目の前に迫る美しい顔に快感が強まって、この綺麗な女性を支配下においている悦びに和隆の心は溢れた。
膣内がキュウッと締め上げられ、その事で射精感が高まっていく。
元々まだまだ初心者である事に加え、強姦という初めての興奮を味わっていた事で我慢ができなくなっていたのだ。
「うぅっ……俺っ、俺もうっ……」
「いいわっ、出して、あっ……お母さんもイくから、あんっ……一緒に、あぁっ……お母さんと一緒にイきましょう、ああんっ……」
母の嬉しそうな笑顔に強い愛情を覚える。
この女性は何と強く自分を愛してくれているのか。
肉体が繋がり、快楽の絶頂にある状態だからなのか、そうした想いが感じられた。
「やっ、やっ、やぁっ……いいっ、いいっ、いいぃっ……もう駄目、あっ……もう駄目よ、あっ……イくから、あんっ……和ちゃんお母さんイく、あっ……もうイくぅっ……あっ、あっ、あぁああああああああああん!」
「うぅっ!」
母がギュッと抱き締めてきた瞬間、和隆は精を放った。
ドピュッドピュッ、ドクドクドクドクドクドク……。
激しい勢いで精液が迸り、膣内へと注がれていく。
「あぁ……和ちゃ……はぅ……素敵よぉ……」
うっとりとした表情を浮かべ、自らの体に放たれる息子の精液を、母は満足げに受け止めている。
そうした様子を見ていると、自分の精液がとても価値のあるモノの様に思え、それを母に捧げられている事に和隆は嬉しくなった。
そして今後も母と愛し合い、こうして母の中に精液を放ち、親子としての愛情を深めていこうと決意した。
「大好きだよ、お母さん……」
「お母さんもよ……お母さんも、和ちゃんが大好き……」
射精を終えると共に母の体に身を預け、愛の言葉を交わしながらゆっくりと口づける。
入り込んでくる舌がこちらの舌に絡み、抱き締めてくる母に強い愛情を感じながら、和隆も母の体を強く抱き締め返す。
目の前に迫る美しい顔を眺めつつ、この女性と今後もずっと愛し合っていくのだと想った和隆は、そのまま愛情溢れるキスを繰り返していくのだった。
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