妻の母
幹也が結婚して三年経っていた。
妻の涼子とは大学で知り合い、卒業後三年してから結婚したのだが、お互い今も会社勤めの共働きだ。
金銭面で不安は無いのでそうする必要は無かったのだが、涼子は母子家庭で育ったせいか働いていない事に不安がある様で、特に女手一つで育ててくれた母親に対する感謝の想いが強いらしく、できるだけ自分が稼いで楽をさせたいのだと言っていた。
そうした涼子が母親と別居するはずもなく、その想いを受け入れた幹也は涼子の母親と同居していた。
義母は涼子の勧めからもう仕事はしておらず、久々の専業主婦を楽しんでいる様だった。
性格は明るく優しいため、初めは同居に気後れしていた幹也もすぐに慣れてしまった。
何より義母は涼子に似ているせいか幹也にとっても好みの容姿であり、そうした女性に世話をしてもらう事に密かな楽しみを覚えていたのだ。
特に最近、涼子は仕事が忙しくなったため帰りが遅くなったり帰らなかったりする日が多く、完全に義母に世話になる形になっているせいで感謝の念を強くしていた。
幹也には熱心に働く涼子を応援する気持ちがあるのでそうした生活に不満は無かったのだが、唯一物足りなかったのが夜の夫婦生活だった。
長くなると一ヶ月ほど抱く事ができなかったのだ。
しかもたまにそういう機会があったとしても、疲れている涼子はセックスする事を嫌がった。
幹也にしても働いている以上その気持ちは分かるのだが、長い間お預けを食らうとどうにもやるせなくなるのも仕方の無い事だった。
優しく世話してくれる義母の存在が無ければ喧嘩になり、離婚という状況になっていたかも知れない。
そういう意味でも義母は夫婦にとって大きな存在であり、幹也は感謝の気持ちで一杯だった。
(そういや……もう二ヶ月もしてないなぁ……)
自宅への帰り道、幹也はふとそんな事を思った。
先月今月と自分も忙しかったため気が付かなかったが、最後に涼子とセックスしたのは二ヶ月前だった。
(何と言うか……寂しいよね……)
結婚する前は仕事もそれほど忙しくなく、ちょくちょくデートをして何度もセックスしたものだった。
涼子の柔らかで温かな肉体に包まれていると身も心も心地良くなり、とても幸せな気分になれたのだ。
それが結婚した理由の一つでもあったのである。
(だけど最近は……)
全く抱く事ができない。
こうして疲れている時にこそ涼子に子供の様に甘え、癒されたかった。
仕事が忙しく時間が取れないのはお互い様であったため、一方的に文句を言う訳にはいかないのだが、そういう時にはやはり専業主婦をしてもらえば良かったと後悔の念を持ったりもした。
疲れた状態で家に帰る自分を優しく温かく迎えてくれる妻。
それは青春時代に妄想した理想の新婚家庭だった。
(ま、しょうがないんだけどね……)
家にたどり着いた幹也は、虚しい想いを振り払うと玄関のドアを開けた。
「おかえりなさぁ〜〜い」
すぐさま奥から声が聞こえ、義母が姿を現した。
「ただいま」
「お疲れ様、お食事になさいます?」
「あ、食べます。いつもすみませんお義母さん」
優しく微笑む義母の姿を見ていると疲れが取れていくかの様だ。
(まるで理想の夫婦像みたいだな……)
涼子は母親に良く似ていたため、もし専業主婦をしていたら日常的にこうした事が行なわれていたのだろう。
そう想うと現実との違いに寂しさを覚える。
(ま、そんなこと考えてもしょうがないよな。せっかくお義母さんがしてくれてるんだからありがたく思わなきゃ)
前を歩く義母を見ながら、幹也は改めて感謝の想いを持った。
食事を済ませた後、風呂に入った幹也はテレビを観ながら居間でのんびりとしていた。
番組がCMとなり、ビールでも飲むかと立ち上がりかけたところで義母が部屋に入ってきたのに気が付く。
風呂に入ったのかパジャマを身に付けているのだが、少し浮かない顔をしているのが気になった。
「あの……幹也さん、申し訳ないんですけど……ちょっと来ていただけます?」
「え? 構いませんけど……」
何事かと思いながら義母の後を付いていく。
どうやら用事は義母の部屋らしく、ほとんど入った事のない幹也は少し緊張しながら部屋に足を踏み入れた。
中には大きなダブルベッドが置かれてあり、これは結婚した時に買ったものだそうで、夫との思い出の品であるため今も捨てられず、広いベッドを一人で使っていると以前聞いた覚えがあった。
傍らには亡くなった涼子の父親の写真が飾られており、何やら夫婦のプライベートな空間に入った気がして幹也は少々気が引けた。
「これなんですけど……何だか動かなくなっちゃって……」
義母はラジオを差し出しながら、困った様に呟いている。
受け取ってスイッチを入れてみるが、確かに電源が入った事を示すランプが付かない。
「う〜〜ん、何でしょうねぇ。落としたりとかしました?」
「この棚から落としたんですけど……やっぱりそれが原因かしらねぇ……」
義母は不安そうにラジオを見つめている。
故障となれば素人の自分ではお手上げだが、ちょっとした不良であれば何とかなると思い、色々スイッチをいじってみる。
しかしラジオは何の反応も示さなかった。
「これは故障ですかねぇ。どうにも俺じゃ無理かも知れないです」
「そう? やっぱり電気屋さんに持っていくしかないのかしら……」
義母は困った様に呟きながら、少し体を寄せてきた。
するとパジャマの隙間から胸の谷間が見えたため、思わずドキリとしてしまう。
年齢の割に若く見える義母はスタイルもなかなかのものだったのだ。
胸はかなり大きく、まだまだ張りのあるその膨らみは十分に魅力的だった。
普段は意識しないのだが、パジャマという格好にダブルベッドがある部屋という状況が意識させたのだろう。
幹也は慌てて視線をラジオに戻した。
「あ……」
そこである事に気が付き、思わず声を上げてしまう。
「どうかしました?」
義母が体をさらに寄せてきた。
「げ、原因が分かりました。これです、電池」
その事に動揺し、どもりながら指摘する。
背後に収まっている電池が少しずれ、外れてしまっていたのだ。
「これを入れれば……動くはず……」
ガチャっと電池をハメ込み、電源を入れる。
するとランプが光り、スピーカーから音が聞こえてきた。
「あっ、動いたっ。動きましたねっ」
義母が嬉しそうな声を上げて体を寄せてくる。
興奮して気が付かないのか、体をグイグイ押し付けてくるのに幹也は動揺してしまった。
(う……)
柔らかな肉の感触が伝わり、心臓がドクンっと跳ねる。
腕に乳房と思われる弾力が押し付けられ、先ほど見た膨らみを想像して肉棒が一気に硬く大きくなった。
(ま、マズイ……お義母さん相手に何してるんだ……)
だが意識してしまうと逆に高ぶりを覚えてしまい、思わず義母の体を見つめてしまう。
親子であるせいか義母の体つきは涼子に良く似ており、こうして体を寄せられていると、いつも涼子を抱いている時の事を思い出してますます興奮が高まった。
(あ……匂いが……)
近くにいるためかプンっとシャンプーの香りが漂ってくる。
それは涼子を抱いている時にいつも嗅いでいる、体臭と混じり合った独特の匂いだった。
親子だけあってそうした部分も似ているのだろう。
(お義母さんって……綺麗だよな……体も凄くいやらしいし……)
匂いを嗅いだことで興奮が高まった幹也は、鼻息を荒くしながら義母の体を舐める様に見ていった。
特に胸の谷間を何度も眺め、微妙に動く肉の塊にゴクリと唾を飲み込む。
(このまま抱き締めて……舐めて揉みたい……そんでチンポを入れて……)
出来るはずも無い事を妄想し、幹也は肉棒を震わせた。
いや、出来るはずも無いと理解しているからこそ妄想してしまうのだろう。
妻の母に手を出すなどとんでもない事だ。
それに幹也は浮気をする度胸というか、そういった発想自体を持っていなかった。
結婚した以上抱くのは妻のみ、といった考えに縛られていたのだ。
「助かりました。てっきり故障かと思ったものだから……ありがとうございます」
「いえいえ、大したことじゃないですから……」
義母が礼を言いつつ体を離すのを少々残念に思いながら返事を返す。
「落とした時に電池がズレちゃったのね。もう、私ったらこんな簡単な事に気が付かないなんて……」
「いや、俺もしばらく気が付きませんでしたからね、しょうがないですよ。ラジオはここでいいですか?」
幹也は近くにある棚の上にラジオを置こうとした。
「いいんですよ私が、あっ!」
「え? うわっ!」
慌てて手を伸ばしてきた義母がバランスを崩し、そのまま幹也は義母と重なる様にして後ろに倒れた。
激しい衝撃があるかと思いきや、運良くベッドの上だったせいか痛みは特に無く、その事に安堵すると同時に、自分の上に乗っている柔らかで温かな感触に意識が向いた。
(ああ……き、気持ちいい……)
二ヶ月ぶりに接触した女体は蕩ける様に甘く、ジンワリとした快感を幹也の肉体に伝えてきた。
親子であるせいか義母の体は涼子を抱いた時に感じる心地良さを思い出させたのだ。
その感触に誘われ、思わずギュッと抱き締めてしまう。
「あっ……」
(え? あ……)
耳に義母の声が響き、相手が妻でない事に気が付いた幹也は慌てて手を放した。
「す、すみません……涼子と間違えて……」
言い訳になっていない言葉を発しながら、急いで体をどかそうと動く。
しかし体勢が悪いせいか上手く力が入らず、逆に義母の肉体と擦り合わせる結果になってしまった。
その柔らかな肉の感触に心臓がバクバクと脈打ち、硬く大きくなった肉棒が義母の体に触れているのに激しく動揺する。
「えっと……その……」
どうしたものかと困っていると、義母が可笑しそうに笑いながらこちらを見つめているのに気が付いた。
「落ち付いて下さい。そんなに慌てなくてもいいですから……ふふ、まるで中学生の男の子みたいですよ」
「す、スミマセン……」
何とも子ども扱いされてしまった事に赤面する。
義母と同居すると決まった時から、家庭でただ一人の男して頼られるべき存在であろうと思っていたにも関わらず、ここまで無様な醜態をさらしてしまうとは情けなかった。
体が重なった程度で動揺してしまうのでは大人の男として格好悪すぎるだろう。
「その……スミマセン……何か突然だったもんで……」
義母に圧し掛かられた状態のままであるため頭を下げる訳にもいかず、少し顔を動かすことで謝罪する。
「そんな謝らなくてもいいですよ。私が悪いんですから……それに、幹也さんみたいな若い男の人に抱き締められて……嬉しかったですし……」
少し顔を赤らめながら義母は微笑んだ。
「いえ……あれはその……」
「それに……私みたいなオバサンでも興奮してくれるんだと思うと……女として嬉しいですしね……」
言葉は冗談に聞こえるものであったが、口調はふざけておらず、どちらかと言うと淫靡な雰囲気を持っていたため幹也は激しく動揺した。
義母は美人でスタイルも良いので、そうした態度を取るとたまらなく色っぽさを感じさせたのだ。
特に涼子には無い熟女の色気がそこにはあり、まさに女肉といった淫靡さが存在していたのである。
思わずゴクリと唾を飲みつつ、義母に対してその様な事を考えてはいけないと己を律しようとする。
(!……)
だが次の瞬間義母の脚が動き、肉棒を擦る動きをしてきたため心臓が激しく跳ねた。
「もしかして……涼子と最近してないの?」
「え?」
「私なんかにこんなに……元気に反応しちゃってるから……凄く溜まってるんじゃないかと思って……」
一向に起き上がる様子を見せず、逆に顔を寄せてきた義母はそう囁きながら潤んだ瞳で見つめてきた。
それは奇妙な迫力を伴っており、幹也は視線を逸らすことができずにジッと見つめ返した。
「別にそういうんで……こうなってる訳じゃ……」
「そうなの? じゃあ涼子とはしてるの?」
甘い囁きが耳に響き、ドクンドクンと心臓が激しく鼓動する。
「……いえ……してないです……でも、もししててもお義母さんは魅力的ですから……こういう風になったとは思います……」
「ふふ、嬉しい……ありがとう……」
義母はニコリと微笑むと、ようやく体を起こした。
その事に残念な想いを持ちつつも、やっと落ち着けることにホッとする。
だが幹也が起き上がりベッドに腰掛けると、義母は再び体を寄せてきた。
「お礼に……私にご奉仕させていただけるかしら?」
「え……?」
意味の分からない問いかけに首をかしげる。
「涼子がサボってる分、母親である私がフォローしようと思って……」
そう言いながら義母は股間に手を当ててきた。
「え? ちょ、お義母さん?」
「手で出すくらいなら問題ないでしょう?」
「そ、それは……」
それでもマズイ行為には違いないと思うのだが、長期間お預けを食らっている幹也にとって魅力的な誘いだった。
何しろ現在義母の肉体に対し欲情していたばかりであり、他でもないその相手に肉棒をしごいてもらえるとなれば興奮せずにはいられないからだ。
「ね? して差し上げますから……」
黙っているのを了承と取ったのか、義母はズボンを脱がしてきた。
「ちょっ、マズイですよ。止め、うぅっ……」
遮る言葉は肉棒から押し寄せる快感によって飲み込まれた。
義母がパンツの上から肉棒をギュッと掴み、軽くしごいたのだ。
「そんな遠慮なさらないで……いつもお世話になっているお礼ですから……」
「で、でも……」
遠慮という次元の問題ではないはずなのだが、義母が真摯な表情で言ってくるとその様に思えてくるから不思議だった。
躊躇しているうちに肉棒がさらけ出され、直接掴まれてしまう。
「こんなに硬くして……凄くつらそう……」
「くっ……」
ゆっくりと手が上下に動き出し、それに伴って快感が押し寄せてくる。
義母の温かな手の感触にうっとりする様な気持ちの良さを感じた幹也は、もはや止める気力を失い、逆にもっと快感を与えて欲しい想いを強めていった。
「気持ちいいですか……?」
「はい……うぅっ……」
コクリと頷いて答えつつ、湧き起こってくる気持ちの良さに頬を緩める。
妻の母に肉棒をしごかれているといった背徳的な状況による興奮と、二ヶ月間射精していなかった事で溜まっていたためか射精感が激しく高まっていった。
「うっ……くっ……」
それを察したのか義母の手の動きが早まり、回転を加える様にしてしごいてきたためさらに快感が強まる。
「お、お義母さんっ、俺っ……うっ」
情けない声で呻いた瞬間、義母の頭が股間にかぶさり、肉棒が温かくてヌルリとした感触に包まれた。
驚いた事に義母が肉棒を口に含んだのだ。
ヌルヌルとした温かい肉に肉棒が包まれ、舌が亀頭にベロリと絡まり舐め上げ吸い付いてくるのに体が硬直する。
見れば義母はトロンとした何ともいやらしい表情をして肉棒を頬張っており、そのあまりに淫靡な様子に、幹也は心臓が止まるのではないかと思えるほどの興奮を覚えた。
(こ、こんな……いくらなんでもこれはマズイよ……)
先ほどまでの行為は、手で擦るといったある意味肌と肌の接触でしかなかったためまだ言い訳ができそうな気がしたが、今されているのは口内という粘膜による接触だ。
フェラチオをされているのである。
それを義理とは言え親子でして良いはずがなかった。
しかも幹也には妻がいるのだ。
これは不貞行為以外の何物でもなく、完全な浮気と言えただろう。
(ま、マズイよこれは……お義母さんを止めな、あぅっ……)
理性が現状を否定しようとするが、次の瞬間押し寄せてきた快感によって意識を奪われた。
(凄い……上手い……お義母さん最高だぁ……)
亀頭を包み込み、裏筋をベロリと舐め上げ、チロチロと舌を這わせてくる義母のテクニックは、幹也にとって初めて経験する極上の快感だった。
やり方がどことなく涼子と似てはいるが、やはり経験の違いなのか、ここぞという男の弱みを的確に刺激してくるのである。
「んぐっ……んぐんぐっ……んぐっ……」
ふと視線を下に向けると、義母が「どうですか?」といった様子で見つめているのと目が合った。
「さ、最高です……たまりません……」
内心の動揺とは裏腹に思わず褒める言葉を告げると、義母は嬉しそうに微笑みながらキュウ〜〜っと強烈に吸引してきた。
「ぐぁっ……くっ……」
たまらず体を震わせ、射精しそうになるのを必死に堪える。
このまま義母の口に出しては、さらに一歩禁忌の行為をしてしまうという恐怖と、この快楽をもっと続けていたいという欲求がそうさせたのだ。
だが二ヶ月という女断ちの状況は思ったよりも耐久力を奪っていた様で、幹也はもう我慢できない己を感じた。
「お、お義母さんっ……俺っ、俺ぇっ……」
情けない声を上げながら義母の頭を抱えて腰を激しく振ると、それまで以上に舌が亀頭に絡み付いて強く吸引された。
「ぐっ、くっ、うわぁっ!」
その瞬間肉棒の栓を開き、一気に精を放出する。
ドピュドピュドクドクドクドク……。
これまで経験した事がないほどの精液が先を争う様な勢いで放たれていく。
義母は一瞬顔をしかめたものの、そのままゴクゴクとそれを飲み込んでいる。
そうしている間も舌が蠢き亀頭を擦ってくるため、その何とも言えない快感に幹也は何度も何度も精を放ち続けた。
しばらくして射精を終えるとガックリと力を抜く。
「あぐっ……!」
だが次の瞬間、亀頭がベロリと舐め上げられたため体を硬直させた。
見ると義母がペロペロと肉棒に舌を這わせており、その表情はまさに男を欲している女の顔だった。
まるで愛おしい相手を求める様に熱心に口を動かしているのだ。
(もしかして、お義母さんも欲求不満なのか……?)
不意にそんな考えが脳裏によぎる。
思えば夫を亡くしてから一人で涼子を育ててきた義母だ。
その間恋人がいなかったとすれば、十数年に渡って男に抱かれていない事になるだろう。
そう考えればこれほど夢中になって肉棒に奉仕するのもよく分かった。
義母は男を欲しているのだ。
(だったら俺が……)
フェラチオをしてもらったお返しに、今度は自分が義母を気持ち良くさせてあげるべきではないだろうか。
そんな使命感にも似た欲求が幹也の心に湧き起こった。
(そうだよ……俺が……俺がお義母さんを抱いてあげるんだ……)
それは単に自分が義母を抱きたいという肉欲を正当化しているだけなのだが、すでに再び欲情してしまっている幹也には意識できない事だった。
体の奥底から押し寄せてくる興奮は、目の前にある魅力的な女体を抱かずには治まらなかったのである。
「お義母さんっ!」
叫ぶと同時に起き上がり、義母をベッドに押し倒す。
「キャッ……な、何?……んんっ……」
驚く義母の唇に吸い付き、荒々しく舌を絡める。
そのまま豊満な乳房を揉みしだきつつシャツのボタンを一つ一つ外して服を脱がせていく。
「んっ、んんっ……あっ……ダメよ幹也さん、あっ……こんな事ぉっ……」
唇を放すと義母は否定の言葉を発してきた。
フェラチオまでしておいて今更何を言うのかと、幹也はシャツの間からまろび出た巨大な肉の塊に一瞬目を奪われながら、そのままをブラジャーを押し上げて豊満な乳房をあらわにした。
その白くて柔らかな物体は、幹也が良く知る涼子のモノより大きく、さらには熟女ならではの色気を内包した存在だった。
すでにピクンと起き上がっている乳首はピンク色をしており、何とも美しくもいやらしさを主張している様子に我慢できなくなった幹也は、乳首にチュパと吸い付き、乳房を回す様にして荒々しく揉んでいった。
「ダメよ、あっ……ダメぇっ……あっ、ああっ……こんなのは、あんっ……いけないのぉっ……」
その言葉にゾクリと体が震え、心臓が跳ねる。
そう、自分は今いけない事をしているのだ。
妻の母を押し倒し、その熟れた肉体を舐め回し吸っているのである。
この様なことは許されるはずがなかった。
だが肉欲によって理性が無くなっている今の幹也にとりその罪悪感は快楽を高める要素にしかならず、ますます猛った肉棒を擦り付けながら義母の肉体を味わっていった。
「あんっ、あっ……そんな、あぅっ……そんな風に、ああっ……そんな風に吸っちゃ嫌ぁっ……」
乳首を思い切り吸い上げると、義母がビクンビクンと体を震わせて悶えた。
よほど気持ちが良かったらしい。
「あっ、あぅっ……それも、ああっ……それも駄目よぉっ……それダメぇっ……」
ギュッと乳房を握り締めてグニグニといじると、さらに甘い声を上げて喘いでいる。
「あっ、駄目、あんっ……そこは、そこだけはぁっ……あっ、ああんっ……」
パンティを引き下ろすと義母が慌てて両脚を閉じようとした。
しかしすでに幹也の頭が入り込んでいるため挟む形になっただけであり、そのまま秘所をペロリと一舐めすると、ビクリと体を震わせて脚の力を抜いている。
「あっ、ああっ……ダメ、そんな、ああんっ……そ、そんなの、あぅっ……そんなの良すぎるわぁっ……」
ついに快楽を受け入れる言葉を発し、義母は幹也の頭に手を添えるとグイグイ股間に押し付けてきた。
その事に嬉しさを覚えながら、勃起してきたクリトリスを荒々しく舐め回し、膣穴に指を入れてクニクニといじる。
「ああんっ……あっ、あふっ……凄い、ああっ……凄いの、あっ……凄くいいのぉっ……」
頭を左右に振り、口からは涎を垂らして義母は悶え狂った。
その様子に我慢ができなくなった幹也は、体を起こすとすでにいきり立っている肉棒を手に取り、そのまま熟れた女肉の中へ一気に押し込んでいった。
「あぅんっ……ああっ、いいわぁっ……男ぉっ……あふんっ……男なのぉっ……」
ズブズブと肉棒がハマっていくのに合わせて義母の震える声が部屋に響く。
そこにはもう行為を否定する様子はなく、男に貫かれる喜びに悶える女がいるだけだった。
「くっ……ぐっ……」
幹也にしても二ヶ月ぶりに味わう女肉はたまらず、うめき声を漏らすと同時に体をビクビクと震わせた。
特にこれまで涼子相手では経験できなかった熟女独特のまとわり付く様な膣の締め付け具合は、思わず涎が出てしまうほどに気持ちが良かった。
(凄い……たまらね……これが熟女の体か……)
入れただけで絡み付き、今すぐにでも精を吐き出させようと蠢く膣は、若い涼子では味わえない熟れた女の魅力に溢れていた。
そのまま自然と腰が動き出し、激しい前後運動を開始する。
「あっ、あっ、ああっ……こんな、あぅっ……こんなのぉ、ああっ……こんなの凄いぃっ……」
義母が頭を仰け反らせ、シーツに爪を立てながら悶えている。
その様子に興奮が高まり腰の動きがますます早まっていく。
それは幹也が意識してしているというより、肉体の欲求として勝手に体が動いていると言った方が正しいだろう。
「あっ、あぐっ、ああんっ……激し、ああっ……激しいの、あっ……激しいわぁっ……」
強烈な突き込みに義母は頭を左右に振り、握り締めた手を口元に当てながら悶えまくった。
その様子を見ていると、普段涼子としている時には感じられない凄まじい高揚を感じ、幹也は自分がおかしくなってしまったのではないかと思うくらい激しく腰を振り続けた。
「ああっ、あっ、あはぁんっ……やっ、やぁっ、やはぁっ……幹也さん、ああっ……幹也さぁんっ……」
義母に名前を呼ばれ、ドクンっと心臓が跳ねる。
そうして名前を呼ばれる事で、自分が今まさに義母を抱いているのだという認識を改めて持ったからだ。
興奮が激しく高まり、「の」の字を描く様にしながら腰を動かし、これでもかこれでもかと貫かんばかりに突き込んでいく。
「やっ、やぁっ……それ凄い、あぅっ……それ凄いのぉっ……幹也さん、ああっ……幹也さん素敵ぃっ……ああんっ、あっ、あはぁっ……もっとっ、もっとっ、もっとぉっ……」
背中に手が回り、腰に脚が絡み付いてギュッと引き寄せられる。
すると柔らかな肉に体が取り込まれるかの様な錯覚を感じると共に膣内がキュッキュッと締まって射精感が高まっていく。
「ああっ、もうわたし、あっ……もうわたしっ、もうっ、ああっ……もう駄目なのぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……イっちゃうっ、イっちゃうっ、イっちゃうわぁっ……あっ、あっ、あぁああああああああああっ!」
「ぐぉっ、ぐっ!」
義母の絶頂に合わせて幹也も精を放つ。
ドクドクドクと、激しい勢いで精液が注ぎこまれていくのが分かり、その事に背徳的な満足感を得ながら、何度も何度も射精を繰り返していく。
「あ……ああ……あふ……」
それを感じているのか、義母は虚ろな声を上げながらギュッとしがみ付いてくる。
そうされていると、義母を己のモノとした様な感覚を感じて幹也は嬉しくなった。
しばらくして射精を終えた後、力を抜いて義母の体に身を預ける。
柔らかで温かな肉の感触に安堵を感じながら、幹也はハァハァと荒い呼吸を繰り返した。
(ヤっちまった……)
肉欲が治まると同時に背中に冷水を浴びせられたかの様に恐怖が湧き起こり、先ほどまで感じていた満足感もあっという間に消えていった。
何しろ妻の母親を犯してしまったのだ。
許されない不貞行為を働いてしまったのである。
「す、スミマセンでしたっ!」
幹也は慌てて起き上がるとベッドに正座して頭を下げた。
「え?……あ……はぁ……」
義母はまだ快楽の余韻が冷めない様で、ボーっとした表情であやふやな言葉を発している。
「その……俺、お義母さんに対してとんでもない事を……申し訳ありませんでしたっ!」
再び頭を下げる。
「あ……ああ……はい……そうねそう……私たちとんでもない事しちゃいましたね……」
義母は何やら可笑しそうに笑っている。
「その……スミマセン……俺、何と言っていいのか……」
その義母の様子を不審に思いながら、幹也はとにかく謝り続けた。
「そんな気になさらなくてもいいんですよ。元はと言えば私が幹也さんのオチンチンを触っちゃったせいなんですから。あんな風にされたら男の人なら当然の反応です」
「で、でも妻の母親に手を出すなんて……許されることじゃありません」
「その妻の母親が先に手を出したんだからしょうがないじゃないですか」
「で、ですけど……」
言いかける幹也の口を義母は人差し指で押さえた。
「あなたは涼子としばらくしてなかったんでしょう? それを私が解消して差し上げただけです。最初に言いましたけど娘の代わりをしただけですから」
義母は熟女ならではの色気に溢れた妖しい微笑みを浮かべながらそう告げた。
「それに……私も久々に抱かれて……その、嬉しかったですし……」
(!……)
その言葉にドクンっと心臓が跳ねる。
はだけた服が今更ながらにいやらしさを感じさせ、再び肉棒が硬く大きくなっていく。
「あら、まあ……ふふ、元気なのね……」
それに気づいたのだろう、義母が口に手を当てて笑っている。
「いえ、その……スミマセン……」
幹也は節操のない己の一物を恥ずかしく感じながら視線をそらせた。
「いいんですよ。殿方が反応して下さるというのは、女にとって嬉しいことなんですから……特に私の様なオバサンはね……」
「そんな、お義母さんは若いですよ。凄く魅力的です」
「ふふ、ありがとう」
嬉しそうに微笑む義母は、これまでに無いほど可愛らしく見えた。
元々が好みの容姿をしている相手であるため、そうされると思わず再び抱き締め、むしゃぶりつきたくなる欲求が湧き起こってくる。
だが間違いは一度で抑えるべきだ。
これ以上義母を抱いてしまえば、涼子に対する完全な裏切りとなってしまうだろう。
それだけは避けなければならなかった。
(そうだよ我慢我慢……俺は涼子を愛しているんだ。もう二度とさっきの様な事はしちゃいけない……)
だが幹也の目はその意思に逆らい、義母の体を舐める様に見ていた。
目の前には先ほど思う存分味わった肉体がある。
見ているだけでおかしくなりそうなほどに美しくいやらしい体だ。
それに手を出さず、これからも暮らしていく事が果たして出来るのだろうか。
すでに思う存分貪ってしまったその熟れた肉体を、全て忘れて以前の様に暮らしていく事ができるのか。
(無理だ……)
今までは知らなかった。
義母の肉体がたまらなく心地良いことを。
その熱い吐息を、甘い喘ぎを、潤み求める瞳を……。
そして全てを受け止める柔らかで温かな肉は、幹也の猛りを優しく包み込み、極楽とも思えるほどの快楽と共に精を引き出しほとばしらせたのだ。
あれほどの気持ちの良さ。
それを知ってしまった状態で、二人きりになる事の多い環境で、義母に手を出さずに暮らしていく事などできるのだろうか。
幹也には自信が無かった。
(でも我慢しなきゃ駄目なんだ……)
目を合わさず、その存在を意識から外し過ごしていけば……。
そう、今あった事を夢とし、熱が冷めるまで接触しない様にして暮らせば……。
耐えられるのではないか。
幹也はそう思った。
「ねぇ……」
かけられた義母の声にビクリと体が反応する。
それはネットリとした女の媚びに溢れた声だった。
幹也の理性を蕩けさせる、甘い誘いの声だ。
「しても……いいのよ……」
許されない、娘の夫に対して発してはならない言葉が義母の口から零れ落ちる。
「まだしたいのなら……私が……涼子の代わりに……」
母親として娘を裏切る内容を義母は口にしている。
「黙っていれば分からないわ……私は絶対に言わない……だから……幹也さんが満足するまで……」
雄を求める雌のフェロモンを発し、妻の母は娘の夫を禁忌の行為へと誘っている。
「私を好きなだけ……」
その言葉に幹也の決意が薄れていく。
義母は望んでいる。
自分に抱かれる事を。
幹也のためと言ってはいるが、義母自身がそうしたいのだ。
若い男の体が、精が欲しいのだ。
逞しい肉棒で貫き、擦り上げてもらいたいのだ。
その熟れた肉体は男を、雄を求めて震えているのだ。
ならば何をためらう事があろう。
思い切り、心行くまでその望みを叶えてやれば良い。
男と女が互いを求め、快楽を与え合いたいと欲している。
その想いに素直になるだけだ。
そう、自分は義母が、目の前の女が欲しいのだ。
「うぉおおおっ!」
絶叫を発しながら義母に飛び掛ると勢い良く押し倒し、形のいい唇に吸い付いていく。
「んんっ、んっ……んふっ、んっ……んんっ……」
クチュクチュといやらしい音をたて、義母の舌に己の舌を絡ませ吸いながら口内を激しく舐め上げていく。
後頭部に義母の手が回り、強く引き寄せられつつ左右に顔を入れ替えてお互いを求める様に体を擦り合わせる。
胸に潰れる乳房の感触が感じられ、手を伸ばしてそれをギュッと掴んで揉みしだく。
「んんぅっ、んっ……んんぁっ……はぁ、あ……幹也さん……ああっ、あっ……幹也さぁんっ……」
義母が歓喜の声を上げるのに興奮を高めながら荒々しく服を脱がせ、自らも裸になると体を起こしてその熟れた肉体をジッと見つめる。
熟女らしく肉の付いた白い体は男にとって極上の存在であり、ハァハァと荒い呼吸を繰り返しているその様子は、まさに欲に取り付かれた女そのものだった。
これまで知っていた貞淑な姿はそこにはなく、ただ雄を求める浅ましくもいやらしい雌が存在しているだけだ。
「お義母さんっ」
幹也は弾ける様にしてその熟れた肉体にむしゃぶりついていった。
「ああっ、あっ……いい、あっ……いい、あんっ……いいのぉっ……」
豊満な乳房を両手で持ち上げる様にして揉みながら、ピンク色をした乳首を舌で弾く様にして舐めると、義母はもっとして欲しいと言わんばかりに胸をそらし、快感に体を震わせている。
その熟女ならではのネットリとしたいやらしさに溢れた反応は、若い幹也を狂わせるのに十分な魅力に溢れていた。
生の肌同士で触れ合って改めて分かったのだが、こちらの体を受け止め、温かく包み込む義母の肉体の感触は、触れているだけで射精しそうになるほどたまらないものがあったのだ。
体を動かし、その肉と肌と擦れるだけで涎が湧き起こり堪えられない肉欲が押し寄せてくるのである。
この肉の中に早く入りたい。
本能の欲求とも言える衝動が幹也の心と体を走り抜けた。
今すぐにでも己が肉棒で貫き、義母の全てを味わい知り尽くしたい。
先ほど経験した快楽が蘇り、居ても立ってもいられない興奮を呼び起こした。
「お義母さんっ……俺っ、もう我慢できないですっ……!」
叫ぶと同時に体を起こし、ズブズブと一気に肉棒を押し込んでいく。
「ああっ、あっ……はぅっ……いいっ……ああ、いいのぉっ……」
体を硬直させ、入り込んでくる肉棒に義母は甘く呻いた。
温かで柔らかな肉が亀頭を包み込み、膣襞がグニュグニュとたまらない気持ちの良さを与えてくる。
(あ、あったかい……はぁ……)
義母の中は涼子と違ってどこか安心を感じさせる感覚をもたらした。
この肉に包まれていれば自分は絶対に安全で幸せで居られると思わせる様な心地良さがあったのだ。
それは肉体の快楽とは違った精神の快楽だった。
「お義母さん……俺……お義母さんが大好きです……」
体を倒し、義母をギュッと抱き締めながらその首筋に吸い付いていく。
「あ……はぁ……私もよ……ああ……私も幹也さんの事が……あ……大好き……」
義母の手が背中に回り、脚が腰に絡んでギュッと抱きつかれる。
幹也は美しい義母の顔を見つめると、白い首筋に舌を這わながらゆっくりと肉棒を出し入れし始めた。
「あっ、あっ、ああっ……幹也さん、あっ……幹也さんっ……」
「お義母さんっ……ぐっ……お義母さんっ……」
二人はお互いを呼びながら激しく腰を振り合った。
そうしてもたらされる快楽は、精神的に高揚しているせいもあるのかこれまでの人生で感じた事のないほどの気持ちの良さがあった。
「ああっ、凄い、あっ……凄いわぁ、はぅっ……こんな凄いの、あっ……初めてぇっ……あっ、ああんっ……」
「俺も、ぐぅっ……俺も凄いです、くっ……こんな凄いの産まれて初めてだぁっ……」
どちらからともなく唇が重ねられ、舌が絡み合い、互いの頭を抱える様にしながら激しい交わりを繰り返す。
「んんっ、んっ、んぁっ……あっ、あっ、あはぁっ……ダメ、ああっ……ダメよこんなの、あっ……こんなになったらわたしぃっ……やっ、やっ、やぁんっ……」
頭を左右に激しく振りながら、義母はシーツをギュッと掴み何度も体を仰け反らせた。
肉棒がキュッキュッと締め上げられると共に膣襞の蠢きによって揉みくちゃにされ、脳を破壊せんばかりの快楽を与えてくる。
「お、お義母さん、ぐっ……凄すぎる、くっ……お義母さんって凄すぎですっ……」
押し寄せてくる快感に歯を食い縛り、ベッドに両手をついて貫かんばかりの勢いで前へ前へと体を動かしながら義母への賛美を叫ぶ。
「あんっ、あんっ、ああんっ……こんな激しいの、ああっ……激しくて、あんっ……激しくておかしくなっちゃうぅっ……」
目は虚ろに、口から涎を垂らして義母は悶え狂った。
これほどの痴態を見せられて興奮しない男はいないだろう。
何しろそうさせているのは他でもない自分なのだ。
支配欲と征服欲が刺激され、たまらない快楽に幹也の心と体は包まれた。
それと共に射精感も高まり、一気に精を放出しようと思った幹也は腰の動きをさらに早めていった。
「あっ、あっ、ああっ……もうっ、もうっ、もぉっ……イっちゃうっ、イっちゃうっ、イっちゃうのぉっ……わたし、あぅっ……わたしぃっ……」
「俺もっ……俺もイきますからっ……一緒にぃっ……」
義母の腕に引き寄せられ、体を密着させながら幹也は腰を振りまくった。
「あんっ、あんっ、あはぁっ……凄いっ、凄いっ、凄いぃっ……幹也さんっ、幹也さんっ、幹也さぁんっ……あっ、あっ、あぁああああああああああっ!」
「お義母さんっ!」
ドピュドピュドクドクドクドク……。
義母の絶頂と共に幹也は精を放った。
激しい勢いで精液が義母の膣に注ぎこまれ、信じられないほどの快感が股間から背骨を通じて全身に広がっていく。
ビクッビクッと数度射精を繰り返した後、幹也は力を抜いて義母の横に倒れ込んだ。
ハァハァといった呼吸が部屋に響き、二人はジッとしたまましばらくそうしていた。
(また、ヤっちまった……)
冷静になるとすぐさま恐怖が湧き起こってくる。
だが二度目のせいか先ほどよりは落ち付いていた。
ヤってしまったものは仕方が無いだろう、といった自棄になっている部分があったためだ。
そんな想いを持ちながら義母に視線を向けると、穏やかな表情を浮かべてこちらを見つめているのと目が合った。
「ふふ、素敵だったわぁ……」
そう言いながら義母は幹也の胸に顔を寄せ、ギュッと抱き付いてくる。
「その……俺……」
「気にされなくていいんですのよ。これはただ娘の代わりを母親がしただけのこと……問題は無いんです」
義母は何も悪い事をしていないかの様にケロリとした表情をしてそう言って来る。
いざという時に女の方が度胸があるというのはこういう事なのだろうか。
「そうは言っても……」
「黙っていれば誰にも分からないんですから……私たちだけの、二人だけの秘密にしましょう?」
ふふ、と義母は嬉しそうに笑うと甘える様に頬擦りしてくる。
確かに黙っていれば涼子にバレる事はないだろう。
赤の他人と浮気したのと違い、相手は家族である義母だ。
いくらでも誤魔化しは利くのである。
「そうですね……秘密にしておけば……」
「だからこれからも我慢できなくなったら仰って下さい……私が涼子の代わりに、いくらでもお相手をしますから……」
「え……?」
その言葉にさすがに唖然とする。
幹也はこれっきりのつもりでいたのだが、義母はどうやらこれからもセックスしようと誘っているからだ。
「幹也さんはお若いんですもの、毎日でもしたいでしょう?」
「い、いえ……毎日というほどでは……」
「それはいけませんわ。『男は女を抱くことで活力が生まれる』と言いますもの。ご遠慮なさらずに好きなだけ私を抱いて下さいまし」
義母は驚くほど積極的に誘ってくる。
どうやら自分の方がしたくてたまらないのだろう。
幹也を見つめる瞳が肉欲に潤んでいるのがその証拠だった。
「で、でも……」
「それとも、私みたいなオバサンではお嫌かしら?」
「そ、そんな事はありません。お義母さんは魅力的ですから」
「ふふ、だったら宜しいでしょう? これから毎日、涼子がいない時は私を抱いて活力を付けて下さいな。私たちは義理とは言え親子なんですから遠慮は無用ですわ」
本来なら親子であれば絶対にしてはならない行為だろう。
だがそんな事は気にならないのか、義母は嬉しそうに抱き付いてくる。
その様子に少々呆れつつも、確かに義母とセックスができるというのは魅力的だと幹也は思った。
妻の母親とセックスするなど背徳の極みでしかないが、義母の言う通りバレなければいいのだ。
そう考えればこれからこの熟れた肉体を好きな時に好きなだけ味わえるというのは実に素晴らしい事ではないだろうか。
そう思うと肉棒が硬く大きくなっていく。
「ふふ、やっぱり若いのね。もうすっかり元気……さ、早く満足するまで抱いて下さいな」
義母は肉棒を掴むと軽くしごきながら唇を寄せてくる。
そうされてはすでに二度も禁忌を破っている身としては逆らえるはずもなかった。
幹也は義母の髪を梳きながらその肉付きのいい唇に吸い付くと、再び肉棒を潤んだ膣へと押し込んでいくのだった。
「あっ、あっ、ああっ……」
甘い喘ぎが部屋に響いている。
幹也は四つんばいになった義母を背後から貫き、激しく腰を振っていた。
股間から湧き昇ってくる快楽は魅惑のものであり、それを止めるなど考えもできない事だった。
真っ白な肌に肉付きのいい熟れた体をした義母の中は、肉棒が蕩けてしまうのではないかと思えるほどに気持ちが良かった。
妻の涼子と何度もセックスをしてきたが、これほどの快楽を味わった事は一度も無い。
熱い肉が肉棒を優しく包み込み、ジワジワと締め付けてくる何ともぬるま湯に浸かっているかの様な心地良さ、そして絡みついた膣襞がグニュグニュと精を引き出そうと貪欲に蠢く様は若い涼子には無いものだったからである。
これほどの快感。
これを味わってしまったら、もう二度と義母の肉体から離れることなど不可能だろう。
「あんっ、あっ、あはぁっ……幹也さん、あっ……幹也さん、ああっ……幹也さん素敵よぉっ……」
義母が振り返りいやらしい顔を浮かべながら自ら腰を振る。
それに対し強く突き込む事で答えつつ、幹也は押し寄せてくる快感に頭を仰け反らせて悶えた。
ふと視線をベッドの傍に向けると、涼子の亡くなった父親の写真が飾られてあり、それを見た瞬間ゾクリとした快感が体を走り抜けた。
自分は今、妻の母親と交わっている。
夫が亡くなっているのを良いことに、夫婦が愛をかわすべきベッドの上で許されざる繋がりを持っているのだ。
本来ならば妻への裏切り、そして亡くなった義父への罪悪感を覚えそうなものだったが、今の幹也にはそれすらも快楽となっていた。
妻の居ぬ間に義父の遺影を見ながら義母を犯す。
その何とも言えない背徳感にハマっていたのである。
他の女ではこうはいかないだろう。
義母だからこそ、妻の母であるからこその快楽がそこには存在していたのだ。
自分は許されない行為をしている、自分は妻を裏切っている。
そう思うと激しい興奮が湧き起こってくるのである。
それは凄まじい媚薬であり、涼子との交わりでは感じた事のない肉体的・精神的快感が存在していた。
その快感は義母の素晴らしい肉体と相乗効果を生み、幹也を夢中にさせるのに十分以上の効果があった。
もう自分は義母から離れられない。
この肉体を抱けないくらいなら死んだ方がましだ。
そうした狂わんほどの快楽に取り憑かれていたのである。
「あんっ、あんっ、ああんっ……凄い、あっ……凄いわ、ああっ……凄いのぉっ……あっ、あっ、ああっ……」
義母が両腕を崩し、尻をかかげる姿勢になった。
その事に己の与えている快楽の強さを感じ、幹也は満足な笑みを浮かべつつさらに腰の動きを早めていった。
「駄目、あっ……駄目よぉ、あぐっ……そんな、ああっ……そんな風にされたらぁっ……あんっ、あっ、ああっ……」
尻をギュッと掴み、回転させる様に腰を振ると、義母はシーツを引き寄せて激しく悶えた。
それと同時に膣内がキュッキュッと締め上がり、肉棒にたまらない快感が押し寄せてくる。
そうした膣の蠢きは信じられないほどにたまらず、幹也は一気に射精しようと勢い良く肉棒を突き込んでいった。
「ああっ、あっ、ああんっ……それっ、それっ、それぇっ……やぁっ、やっ、やぁんっ……もうっ、もうっ、もうぉっ……幹也さんっ、幹也さんっ、幹也さぁんっ……あっ、あっ、あぁあああああああああっ!」
「お義母さんっ!」
ドピュドピュドクドクドク……。
義母の絶頂に合わせて精が放たれる。
凄まじい勢いで精液が注がれていくのが伝わり、幹也は快楽の中で満足な笑みを浮かべながら繰り返し腰を振り射精していった。
しばらくして精を放ち終えると、肉棒を引き抜き義母の隣に倒れ込む。
ハァハァといった二人の呼吸が部屋に響き、幹也はジッとしたまま快楽の余韻に浸った。
「ふふ、良かったわぁ……素敵よぉ、幹也さぁん……」
甘えた声を発しながら義母が胸に頬を寄せ、ギュッとしがみ付いてくる。
そうされると豊満な乳房の感触が伝わり、その柔らかさに幹也は心地良い思いを持った。
義母との交わりはしている最中も良かったが、行為後の状態も最高だった。
こうして義母に抱き締められていると何とも気持ちが安らぐのである。
やはり母親だからなのか、包み込む様な温かさがあったのだ。
「いつもスミマセン……俺、どうしても我慢できなくて……本当はお義母さんにこんな事しちゃいけないのに……」
している間はそれが逆に快感になるのだが、こうして落ち着くと己のしている行為に罪悪感を覚えてしまう。
何しろ妻を裏切っているのだ。
しかも相手はその母親である。
自分だけならまだしも、義母に不貞行為をさせているのだと思うと申し訳なさを感じてしまう。
「何を言っているの? あなたは義理とはいえ私の息子なんですからね。息子の辛さを解消させるのも母親の役目なんですよ。前にも言ったけれど、私は涼子の代わりをしているだけ。気になさらないで下さいな」
その言葉に幹也は己を誤魔化し、甘え、もう数え切れないほど義母を抱いてしまっていた。
それゆえそうした悔恨は今更なのだが、やはりたまに思い出しては罪悪感を覚えてしまうのである。
「ふふ、どうせなら赤ちゃんも代わりに産みましょうか?」
「え……?」
義母の突然の言葉にギョッとする。
セックスはともかく子供ができるのは大問題だからだ。
「あの子ったら忙しいから、きっと赤ちゃんなんて作る余裕ないでしょう? でも私なら大丈夫ですから、幹也さんさえ宜しければ代わりに産んで差し上げますよ」
「い、いえ……いくらなんでもそれは……というか、その……もしかしてお義母さん……?」
「安心して、まだ妊娠はしてません」
その言葉にホッと息を吐く。
意味ありげな事を言い出したため、ひょっとしたら妊娠したのかと思ったのだ。
さすがにそうなってしまっては、涼子に二人の関係を誤魔化すことなど不可能になってしまうだろう。
「でも幹也さんとの子供なら本当に作っても構わないわ。きっと可愛い子が産まれるでしょうし」
義母はそう言いながら嬉しそうに微笑んでいる。
そんな顔を見ていると、「妊娠していない」という言葉が嘘の様に思えてきて怖くなった。
それにこうして避妊もせずに義母を抱いている以上、いつか本当になる可能性だってあるのだ。
これまで義母が特に言わなかったため何もしなかったのだが、良く考えてみれば避妊は絶対必要だろう。
「冗談はこのくらいにして……まだ大丈夫よね?」
そう言いながら肉棒を掴んでくる。
するとそれに反応してムクムクと肉棒が硬く大きくなった。
「ふふ、素敵だわぁ……幹也さんのは本当に素敵……私、幹也さんが大好きよ……」
「あの……お義母さん……これからはその……」
避妊しようと言いかけるが、その前に義母の唇によって口が塞がれた。
「んっ……んっ……んんっ……」
義母の舌が激しく口内を刺激し、幹也の舌に絡んで強く吸い上げてくる。
そうされると肉棒に強烈な快感が走り、目の前の肉体を抱かずにはいられない衝動が湧き起こった。
肉付きのいい義母の体をギュッと抱き締め、覆いかぶさる様にして上になると荒々しく唇を貪っていく。
「んんっ、んっ……んっ、んっ、んふぅっ……ああ、幹也さん……早く、早く入れて下さいな……」
我慢できないといった様子の義母に見つめられると、幹也の頭からは避妊の事などあっという間に消え去ってしまった。
それほどその姿はいやらしく、男を誘う媚に溢れていたのだ。
すでに義母の体に魅了されている幹也にとり、それは耐え難い誘惑だったのである。
「お義母さんっ、いきますっ……」
荒々しい興奮が体中に溢れるのを感じつつ、すでに激しく猛っている肉棒を持つと、そのまま熟れた女肉の中へと突き込んでいく。
「あぅんっ……いいわぁ、いいのぉ……幹也さんいい……」
ズブズブと肉棒がハマっていくと義母が甘い声を漏らした。
それと同時に股間からたまらない快楽が押し寄せてきて頭がおかしくなりそうになる。
「あっ、あっ、ああっ……」
腰を動かし始めると義母が甘い声を漏らしていやらしく悶え、その様子と股間から湧き起こってくる快感を感じているうちに、子供ができるなどというのは大した事ではない様に思えてくる。
それよりも今味わっている快感の方が何十倍も大切だろう。
これほどの快楽、その程度の理由で止めることなどできるはずがなかった。
もっと自分は義母を貪りたいのだ。
幹也はそう思いながらベッドに両手を突くと、それまで以上に激しく腰を振っていった。
それが妻への裏切り、そして義母との不実の子を作る行為だと分かっていながら……。
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