添い寝
昭雄は何度目かの寝返りを打った。
どうも寝付けない。
ここ最近はずっとそうだった。
数日前、叔母の家に泊まって以来、昭雄は落ち着かない日々を過ごしていた。
それというのも、叔母の家にいる間に十歳の子供としては早すぎる初体験をしてしまったからだ。
叔母に誘惑され、童貞を捧げたのである。
セックスという事を理解しないままでの喪失だったが、行為の後に叔母によって性についての様々なことを教わった。
昭雄にとってそれは驚きの連続であったが、そんな事よりセックスの快楽は信じられないほどの気持ちの良さがあったし、本来なら高校生くらいで経験することを自分はすでにしたのだという優越感に嬉しくなった。
そしてその日から三日間、昼夜問わず叔母とセックスし続け、今までの人生において最も充実した日々を送った。
だが楽しい状態は長続きしないものである。
三日後には自分の家に戻り、その日から叔母とはセックスができなくなってしまったのだ。
一応自慰行為を叔母に教わっていたが、すでに甘美な叔母の肉体を知ってしまった昭雄にとって、己の手で出す事など物足りなくてたまらなかった。
あの柔らかくて温かい叔母の肉体に包まれながら射精する快感。
その信じられない快楽と比較すれば、どう考えても満足できるものではなかった。
(ああ……叔母さん……叔母さんとしたいよ……)
もう何度目か分からない寝返りを打ちながら肉棒をしごく。
まだ小学生でしかない昭雄にとって、気軽に遊びに行くには叔母の家は遠すぎた。
こずかいを貯めれば行けない距離ではないが、それまで我慢するには若い肉体は堪え性が無かった。
(叔母さんっ、叔母さんっ、叔母さんっ)
叔母のことを思いながら激しくしごき快感を高める。
(うっ……出るっ……)
慌ててティッシュを押し当てると一気に精を放出する。
ドクドクドクと精液がほとばしり、体がグッタリとする。
(何か、つまんないな……)
興奮が高まっている時は自分の手であってもある程度気持ちの良さを感じられる。
だが出してしまった後の虚しさ。
それがどうにも悲しかった。
(叔母さんとした時は……そんな事なかったのに……)
叔母の柔らかく温かい肉体が受け止め、頭に置かれた手が優しく撫でてくれ、甘い囁きが耳に響いたものだ。
その全てが叔母という存在を、昭雄の中で女神の様に崇拝させる原因となっていた。
元々美人で優しい叔母を慕っていたが、セックスをした事により、自分にたまらない快感を与えてくれる存在として想いが強くなっていたのである。
そしてそんな叔母の肉体を自由にする時の快感。
甥として叔母に対する甘えとは別に、雄として雌を自分の物にしているという感覚が、たまらない気持ちの良さを与えていたのである。
叔母に甘えながら喘がせる。
再びその快楽を味わいたかった。
(でも叔母さんちは……遠いんだよな……)
深い溜め息をつきながら、尿意をもよおした昭雄は起き上がるとトイレに向かった。
「あら、昭ちゃんトイレ?」
トイレから出た途端声をかけられ、驚いた昭雄は体をビクッと震わせた。
見るとパジャマ姿の母が立っている。
「う、うん……」
おどおどしながら答えてしまう。
普段ならそんな事はないのだが、少し前に「いけない事」をしていたせいかも知れない。
叔母から小学生の自分がオナニーやセックスをするのは「いけない事」だと教わっている。
母にバレない様、処理したティッシュも一度水で洗ってから捨てているくらいなのだ。
「……」
母は昭雄の様子を怪訝に感じたのか、探る様にこちらを見ている。
「ね、昭ちゃん……もしかして、お母さんと一緒に寝たいの?」
「え?」
何を勘違いしたのか、母はそんな事を言ってきた。
「もしそうなら……今日はお父さんもいないし、内緒にしてあげるからいらっしゃい」
母は優しげな微笑を浮かべながら誘っている。
昭雄は少し前まで母とよく一緒に寝ていた。
だが「もう十歳なのだから一人で寝なさい」と父に言われ、それ以来母と寝たことはなかった。
昭雄にしても父の言う通りだと思っていたため、それを不満に感じたことはない。
しかし母にしてみれば、まだ甘えたい盛りの息子が、それを嫌々我慢していると感じてもおかしくはなかった。
そして、父のいない今日くらいは久々に甘えさせてやろうと思ったのかも知れない。
今までならば、「もう子供ではない」という自尊心からそんな母の思いに答えることもなく一人で寝ただろう。
だが叔母との経験により、女体の感触に取り憑かれてしまった昭雄にとって、今の母の言葉は非常に魅力的に聞こえた。
母に叔母との様な行為をする訳にはいかない。
そのことは叔母にキツク言われている。
それに昭雄自身、母をそういった対象としては見ていなかった。
精のはけ口としての存在は、あくまで叔母だけなのである。
しかし叔母の温かな肉体と一緒に寝た経験により、一人寝の寂しさを知ってしまった昭雄は、母とはいえ女体と一緒に寝る誘惑に勝てそうもなかった。
「うん。じゃ、そうする……」
返事をすると母の傍に近寄り、一緒に部屋に入る。
「さ、いらっしゃい……」
母は布団に横になると、場所を空けて昭雄に入ってくる様に促した。
昭雄は今までにない興奮を覚えながら母の布団に入り込んだ。
セックスをするつもりはないのだが、母とはいえ女体の横で寝るのは緊張するのだ。
「ふふ……何か久しぶりね……ちょっと抱き締めていい?」
「え? う、うん……いいよ……」
母の言葉に肉棒がビクンと跳ねる。
近くで見て気づいたのだが、母の肉体はかなり魅力的だったのだ。
(お母さんって……結構胸大きかったんだ……)
今まで意識してなかった豊かな胸の膨らみにドキドキしてしまう。
母の腕が背中に回りギュウッと抱き締められると、胸で乳房が潰れる感触が伝わって気持ちいい。
(あ……まずい……)
母の体に触れている肉棒がビクンビクンと蠢き、どういう状態であるのかを知られてしまいそうだ。
「ぁ……」
吐息の様な声が聞こえ、母がその事に気づいたのが分かる。
(どうしよ……このままじゃ叔母さんとの事がバレちゃう……)
この程度で分かるはずもないのだが、今まで母に抱かれてこの様な状態になった事がない以上、何かあったのではないかと勘ぐられるかと思ったのだ。
「ふふ……昭ちゃん……」
母は意味ありげに笑っている。
以前の昭雄なら分かるはずもなかったが、今ならその笑みの意味が分かる。
(お母さん……もしかして興奮してるのかな……?)
そう思った瞬間、目の前にいる母が女に見えた。
それまでは母の肉体に性欲を感じたとしても、それはあくまで叔母に対する想いの代償でしかなかった。
だが今の昭雄は、叔母に対するのと同じ様に母を女として見始めていた。
(お母さんも……女……なんだよな……)
自分を産んでくれた母に対してその様な思いを抱くのはいけない事だと思ったが、自分が産まれる過程として母は父とセックスしているのだ。
何も叔母と違うところはないのである。
(叔母さんみたいに……お母さんも……なるのかな……?)
父に抱かれて喘ぐ母の姿を想像し興奮が高まる。
今体に触れている柔らかで温かな肉体。
それを父は自由に舐め回し、逞しい肉棒を押し込んだに違いない。
父の一物は一緒に風呂に入った時に見たが、かなり大きくて黒かった。
(僕のって……まだ子供なのかな……?)
自分のモノと比較して悲しくなる。
(だけど……叔母さんは喜んでくれた……)
自分の様な子供のモノであっても、叔母は激しく悶えたのだ。
それなら母だってきっと同じ様に快感を感じるに違いない。
そう思うと、今股間で痛いほど硬くなっているモノを、母の中に入れたい欲求がムラムラ湧き起こってくる。
(少しくらいなら……いいよね……)
さすがに入れる事はできないが、母の肉体を感じるくらいはいいはずだ。
昭雄は母の体をギュッと抱き締めると、股間を押し付ける様に動かした。
「あ……昭ちゃん、何してるの?」
まさか息子がセックスを経験しているとは思いもしない母は、昭雄の行為を笑いながら問いかけてきた。
「あの……何か……気持ちいいんだ……こうすると……」
無知な子供を装って答える。
「そ、そう……気持ちいいんだ……」
母は微妙に呟きながら止めようとはしない。
まさかセックスの事を話す訳にもいかないから、無理に止める理由が思いつかないのだろう。
「うん……凄くいい……何かいいんだ……」
昭雄は腰をさらに動かしながら胸で潰れる乳房の感触を楽しむ。
(ああ……気持ちいい……お母さんの体……凄くいいよ……柔らかくて……ああ……気持ちいい……)
激しく擦り付ける様に動かすと、幼い肉棒がビクンビクンと蠢き、早く精を放ちたい様に訴えてくる。
「あの……昭ちゃん……お母さんそろそろ寝たいから、止めてくれる?」
「え? あ、うん……」
そう言われては続ける訳にはいかない。
盛り上がっていたのを止められ、内心不満に感じながらも、昭雄は体の力を抜いて母から離れた。
「じゃあ寝ましょうね……」
「うん……」
このままでは中途半端な状態だ。
感触として味わってしまった母の肉体は、昭雄の頭から「母としてはいけない」という叔母の言葉を消し去ってしまっていた。
(したい……僕……お母さんとしたいよ……)
叔母と同じ様に柔らかで温かい母の肉体。
その魅力的な女体の中に、今股間で猛り狂っているモノを押し込み、思いっきり精を吐き出したい。
そんな思いが昭雄の頭を犯していく。
(オッパイ……)
目の前に母の豊かな胸の谷間が見える。
パジャマから少しはみ出たその谷間は、まるで昭雄を誘っているかの様だ。
すぐにでも手を差し込み、揉みしだきたい欲求が湧き起こってくる。
「お母さん……」
せつなげに呼びかける。
「ん? なに?」
母は優しい顔で覗き込んでくる。
「あ……僕……その……」
まさかセックスさせてくれとは言えない昭雄は、どうしたものかとチラチラ視線を胸の谷間に向けながらボソボソと呟く。
「ふふ……もしかして昭ちゃん……オッパイが欲しいの?」
「え?」
あまりに意外な母の言葉に驚く。
「お母さんのオッパイ吸いたい? 吸ってもいいのよ」
母にしてみれば、久しぶりに甘えたがっている息子を見て嬉しいのかも知れなかった。
「で、でも……」
「今日は特別……お父さんもいないし……内緒にしてあげるから……ね? 吸いなさい」
母は慈愛に満ちた表情でパジャマのボタンを外し始めた。
プルンといった感じで目の前に生の乳房が現れる。
それは白くて大きくて柔らかそうな塊だった。
「お、お母さん……」
昭雄は信じられない展開に驚きながらも、この魅力的な乳房に吸い付きたくて仕方がなかった。
「さ、いいのよ……吸って……」
グイと頭を引き寄せられ、顔が乳房に埋まる。
その瞬間、昭雄の頭は真っ白になった。
鼻息を荒くしながら膨らみの頂点にあるピンクの乳首にチュウっと吸い付く。
「あっ……」
母の思わず漏らしたらしい吐息が聞こえる。
それはいつも聞いている母の声と違い、微妙に甘いモノを含んでいた。
その事に興奮を感じながら、少し勃起してきた乳首をチュパチュパと吸い上げ、舌先で激しく弾いていく。
「あっ……ぁっ……あふっ……」
母は体を震わせながら甘い吐息を漏らしている。
息子に変に思われない様、抑えているのだろうが、すでにセックスを経験している昭雄にとってそれは意味のないことだった。
(お母さん感じてるんだ……やっぱりお母さんも女……女なんだ……)
叔母を相手にした時と同じ反応を母がしている事で昭雄は自信を持った。
(もっと……もっと感じさせれば……)
そうすれば母は自分とセックスしてくれるに違いない。
叔母との経験により、「女はセックスの快楽に耐えられない」という事を昭雄は学んでいた。
我慢できないほどに快感を与えれば、自ら肉棒を欲しがるはずだ。
(それが……女だもんね……)
乳房に手を伸ばし、ギュッと掴む。
「あんっ……昭ちゃん、あっ……何を……」
「オッパイ揉みたいんだ……いいでしょ?……お母さんのオッパイって柔らかくて気持ちいいんだもん」
何度も揉みながら乳首を強く吸い上げる。
「ぁっ、んっ……駄目、ぁっ……駄目よ……揉むのは駄目、ぁっ……それにもう止め、んっ……吸うの止め、ぁっ……」
母は必死に快感の声を抑えながら止めてくる。
「え? なに? もっとして欲しいの?」
昭雄は聞き間違えたフリをして、さらに乳房に対する愛撫を強くしていく。
「あんっ、やっ、駄目、はんっ……昭ちゃ、んんっ……もうお願い、あっ……止めてぇっ……」
「やだよ。僕もっとお母さんのオッパイ吸いたいもん。いいでしょ? せっかくお父さんがいないんだし、もっと吸わせてよ」
叔母に比べて柔らかさのある母の乳房は、揉むとどこまでも吸い込まれ、まるでクッションの様だ。
その感触が面白く、昭雄は飽きることなく揉み続けた。
「あっ、ああっ、はぁんっ……やっ、あっ、はふぅっ……」
もう母は、甘い吐息を隠すことなく激しい喘ぎを漏らしている。
体もビクビクと震え、かなり感じているらしい事が分かった。
顔を見上げると、目が虚ろに何も見ていない様に朦朧としている。
(ふふ……オッパイだけでこんなに感じちゃってる……)
昭雄は母の感じやすい体に興奮しながら、さらに先に進みたくなった。
(入れよう……もう我慢できないよ……)
今股間で激しく蠢いている己の肉棒を、母の膣に入れたかった。
叔母に「親子でセックスするのはいけない事だ」と言われた時、何となくだがそれは正しい事の様に思えた。
だが目の前で乱れている母の痴態を見ていると、そんな思いは吹き飛んでしまう。
それに母とセックスするのかと思うと、叔母とした時には無かったゾクゾクする様な興奮があったのだ。
(お母さんって……どんな感じがするのかな……?)
未知の存在である母の肉体にドキドキしながら、パジャマのズボンとパンティを脱がしていく。
母は快感に朦朧としているのか何も言ってこない。
昭雄は自分もパジャマとパンツを脱ぐと、母の股間に己の肉棒を近づけていった。
(入れるよ……お母さん……)
グイっと腰を進めると、幼い亀頭が膣穴に入り込む。
「あっ……え? 何?……いやっ、昭ちゃん何してる、あぅっ……」
突然のことに、母は驚愕の表情を浮かべながら昭雄の顔を見つめている。
「うぅ……お母さんいい……いいよ……」
入り込んだ部分からたまらない快感が押し寄せてくる。
たまらず腰を進めると、ズブズブといった感じで肉棒が収まっていった。
「あっ、あっ、駄目、あんっ……入れちゃ、ああっ……駄目よぉっ……」
母は昭雄の肩を掴んで押し返そうとするが、その程度で抜けるはずもない。
「うぅっ……お母さぁんっ……」
グイっと強く押し込むと、ついに肉棒全部が母の膣に収まった。
「はぅっ……凄い……凄いよぉ……」
入り込んだ肉棒がヌメヌメとした襞に絡みつかれ、たまらない快感が押し寄せてくる。
その気持ちの良さに耐え切れず、自然と腰が動き始めた。
「あっ、ああっ、昭ちゃん、あんっ……どうしてこんな、あぅっ……」
母はどうして昭雄がセックスを知っているのか混乱しているのだろう。
喘ぎながら驚きの表情を浮かべ、こちらをジッと見つめている。
「うぅっ、凄いっ……お母さん凄いよぉっ……気持ちいいぃっ……」
三日間叔母に鍛えられただけあって、すでに昭雄の腰の動きは一人前の男のものだった。
力強い動きで、母の膣穴から肉棒を出し入れしていく。
「あっ、あっ、やっ……昭ちゃ、あっ……駄目、はんっ……嫌ぁ、ああっ……」
ただ入れられただけならば、母も耐えられたかも知れない。
だがここまで見事に腰を動かされては、快感を抑えることはできないだろう。
甘い喘ぎ声がだんだんと大きくなっている。
(うぅ……凄いや……お母さんの中に入れてると……何か凄く元気になる……)
叔母の時には感じなかった高揚感。
それが母とのセックスにはあった。
肉棒を包み込む膣の感触が、叔母の時よりもたまらなかったのである。
特に押し込むとさらに引き込もうとし、抜くと逃がすまいと絡み付いてくる肉襞の動きが強烈だった。
まるで体全体が引っ張られる様な快感に、昭雄は歯を食いしばって耐えた。
「ああんっ、あっ、駄目ぇ、はぅっ……お願い、あんっ……昭ちゃん止め、やぁっ……」
母は涙を流しながら、頭を左右に激しく振って悶えている。
それは息子と繋がってしまった事に対する悲しみからくるものなのか、それとも快感によるものなのか分からなかったが、どちらにせよその悶える様は、昭雄の中にある雄の征服欲を満足させるには十分だった。
嫌がる女を強引に自分の物にする快感。
その甘美な味を、昭雄は叔母との経験によりすでに知っていたのである。
(ふふ……嫌がっていても、そのうちお母さんの方から「もっとして」って言う様になるんだよね……)
素直にならない母を可愛く思いながら、ますます腰の動きを早めていく。
「あんっ、あんっ、ああんっ……昭ちゃ、はぅっ……駄目、あっ……止め、ああっ……こんなこと、やっ……しちゃ、あぅっ……いけないの、ああんっ……」
「どうしてさっ……こんなに気持ちいいのにっ……僕お母さんと繋がってるとっ……凄く気持ちいいっ……」
それを証明するかの様に腰の動きを早める。
「ああっ、あっ、ああんっ……駄目、あんっ……そんなの、やっ……そんな風にしたら、ああっ……駄目よぉっ……」
言葉とは裏腹に、母の声は快楽を求める女そのものだった。
制止の言葉が催促の言葉に聞こえ、昭雄はますます腰の動きを強めていく。
「はぅっ、はっ、はぁんっ……だ、駄目、あっ……それ、ああっ……駄目、あっ……駄目なのぉっ……」
母の言葉は昭雄を受け入れるものになりつつあった。
その証拠に腕が背中に回され、脚が腰に絡みついていく。
「お母さんっ……いいんだねっ?……僕のチンチンっ……いいんだねっ?」
母が叔母の様に喜んでくれている。
そう思った昭雄は、嬉しくなって腰を「の」の字に動かした。
その動きを叔母が喜んだため、母もそうではないかと思ったのだ。
「ああんっ、あっ、やぁっ……それ、あっ……それ凄い、あっ……それ凄いのぉっ……やぁっ、あっ、やぁんっ……昭ちゃん、あっ……凄いぃっ……」
ビクビクと母が体を震わせ、シーツをギュッと掴んでいる。
やはり母にとってもこの動きはたまらない様だ。
自分を褒め称える母の言葉に嬉しくなりながら、何度も何度も同じことを繰り返す。
「あぐっ、あっ、はぁんっ……やっ、あっ、はぁっ……それ駄目、あんっ……それ、あっ……それいやぁんっ……」
母のあまりに可愛らしい声に興奮する。
こんな母を見るのは初めてだった。
叔母とした時も、年上の女性が可愛らしく悶える姿に驚いたものだが、母という自分にとって絶対とも言える存在が、まるで少女の様に甘い声を上げてギュッと抱きついてくる様は、何とも言えない征服感と優越感を昭雄に感じさせた。
(お母さんも……叔母さんと同じ……僕の……僕の物だ……)
自らの腰の動きによって自由にしている状態が、母を自分の物にした錯覚を持たせた。
「あっ、あっ、ああんっ……いいっ、いいっ、いいのぉっ……やんっ、やんっ、やぁんっ……」
頭を左右に振り、さらなる快感を求める様にしがみついてくる母の姿は、それだけで射精しそうなほどの快感があった。
昭雄は精を出すまいと歯を食いしばって耐えながら、腰を激しく振り続けた。
何としても母と一緒にイきたかったのだ。
叔母と過ごした三日間の経験で、ある程度我慢できる様になっていた昭雄は、母が絶頂に至るまで射精を抑えるつもりだった。
「あぅっ、あっ、あやぁんっ……駄目、あんっ……昭ちゃんそんな、やっ……駄目、はぅっ、駄目よぉっ……そんな、あんっ……そんな腰の動きぃっ……やんっ、やんっ、やぁっ……そんな風にされたら、ああっ……お母さん、やぁっ……お母さんおかしくなっちゃうぅ……」
だが思ったより耐える必要も無いようだ。
どうやら母も絶頂が近いらしく、聞こえてくる喘ぎが限界に近い様に思えたのである。
「あんっ、あんっ、ああんっ……凄いっ、凄いっ、凄いぃっ……昭ちゃんっ、昭ちゃんっ、昭ちゃぁんっ……お母さんもう駄目っ、お母さんもう駄目なのぉっ……はんっ、はぅっ、はぁんっ……お母さんイっちゃうっ、お母さんイっちゃうよぉっ、お母さんイっちゃうのぉっ……ああああああああっ!」
「お母さぁんっ!」
母の絶叫に合わせて精を放つ。
ドピュドピュドピュドクドクドク……。
凄まじい勢いで多量の精液が母の膣に注がれていく。
昭雄はそのたまらない快感に体をガクガクと震わせながら、何度も何度も精を放っていった。
(ああ……お母さん……お母さんの中に出してる……僕の……僕の赤ちゃんの種……僕が産まれてきた場所に……僕の赤ちゃんの種を出してるんだ……)
その状態に禁忌の思いを感じつつ、昭雄は終わりがない様に思える射精をし続けた。
しばらくしてようやく精を放ち終えると、余韻を味わいながら母の上に倒れ込む。
ハァハァと、荒く乱れる自分と母の呼吸が部屋に響く。
それがだんだん治まっていくのを聞いていると、昭雄は今自分がした行為について恐怖心が湧き起こってくるのを感じた。
(僕……いけない事しちゃった……叔母さんにしちゃいけないって言われたのに……)
興奮から冷めてみると、とんでもない事をしてしまったのだと気づいて怖くなる。
なぜいけないのか分からないが、叔母がいけないと言っていたし、母もかなり抵抗していた。
そこから考えると、かなりマズイ事なのだというのは分かる。
それに自分にしても、先ほど母の中に射精した時、何やら悪い事をしている様な思いがあったのだ。
(でも……気持ち良かったんだよな……)
しかしそういった罪悪感と共に、たまらない気持ちの良さがあったのも確かだった。
「昭ちゃん……」
母の小さな声に意識を戻す。
近くにある母の顔を見ると、悲しげな表情をしてこちらを見つめている。
「どうしてこんな……こんな事したの?……それにどうしてこんな事知ってるの?」
母にしてみれば当然の問いであろう。
だが「どうしてしたのか?」というのはともかく、「どうして知っているのか?」という問いには答える訳にはいかなかった。
「僕……お母さんのオッパイ吸ってるうちに……何か止まらなくなっちゃって……分からないんだ……」
そう言って誤魔化そうとする。
「……」
母は疑う様にこちらを見つめており、それに耐えられない昭雄は目を逸らした。
元々平気で嘘を付ける様な人間ではないのだ。
強い視線で見られては、動揺せずにはいられなかった。
「叔母さんに……教わったのね……」
「え? ち、違うよ……叔母さんは関係ない……」
いきなり図星をつかれ、昭雄は慌てて否定した。
だがその目は落ち着き無く動いており、それが嘘だというのが丸分かりだった。
「やっぱりそうなのね……」
母は溜め息をつきながら目を瞑っている。
「だから違う……」
「いいのよ、叔母さんに内緒にする様に言われたんでしょう?」
否定しようとする言葉を遮られ、母に強く言われてしまう。
「う、うん……」
こうなっては誤魔化すことはできなかった。
昭雄は母が好きであったし、今まで嘘を突き通したことなどなかったのだ。
(ごめん、叔母さん……)
心の中で叔母に謝りながら、母の様子を伺う。
「まったくあの子にも困ったものね……こんな……昭ちゃんみたいな子供に変なこと教えて……」
母は溜め息をつきながら叔母を非難する。
だが昭雄はそれに反論したくなった。
確かにいけない事なのかも知れないが、自分は凄く気持ち良かったし、実際に何も悪い事が起こらない以上、してはいけないという事に納得がいかなかったのである。
「でも……気持ちいいじゃない……どうしてしちゃいけないのさ?」
「!……どうしてって……」
昭雄の言葉に驚いたのだろう、母は目を丸くして見つめている。
「僕は凄く気持ち良かった……叔母さんも気持ちいいって言ってくれたし……お母さんだって『凄い』って褒めてくれたじゃないか」
「そ、それは……」
「みんなが気持ちいいのに……しちゃいけないなんて……分からないよ……」
少年らしい素直な疑問の言葉に、母は困った様な顔を浮かべている。
「あのね、昭ちゃん……その、セックス自体はいいの……」
「え?」
「確かに気持ちいいことだし……お母さんにもどうしてしちゃいけないのかって事は言えない……でもね、セックスっていうのは赤ちゃんを作るためにする事なの……親子で赤ちゃんを作ると体の弱い子ができるから……だから親子で赤ちゃんを作らない様にしてるのよ……」
「それ……ホント……?」
「ええ。だからね、いくら気持ち良くても親子でしちゃいけないの……」
母は諭す様に優しく語っている。
確かに赤ん坊ができては大変だろう。
それに両親が親子だという話は聞いたことがない。
それだけ考えれば母の言っていることは理解できる。
だが昭雄は納得いかなかった。
「でも必ず赤ちゃんができる訳じゃないよね? 叔母さんは叔父さんとセックスしてるけど子供いないし」
「え……?」
予想外の反論に、母は驚いた表情を浮かべている。
「セックスするだけならいいんでしょ? 赤ちゃんができないようにしてセックスすれば、僕とお母さんがしても問題ないんだよね?」
「そ、それは……」
確かに赤ん坊さえできなければ、親子でセックスしてはいけない理由はない。
どうしたら赤ん坊ができないで済むのか昭雄には分からなかったが、その事について語っていた叔母の様子にかなり気楽な印象を持っていたため、母が気にしているほど大変なことだとは思わなかったのだ。
「だったらいいじゃない。もっとしようよ……僕、お母さんの中に入れてるとすっごく気持ちいいんだ……ね、しよぉ。もうこんななんだよ」
再び硬くそそり立っている幼い肉棒を母に見せ付ける。
「あ……」
母は一瞬物欲しそうな表情をした後慌てて目を逸らしている。
「いいでしょぉ? 僕のこれをまた入れて、お母さんを気持ち良くしてあげるから、ね?」
昭雄は一人前の男の様に母を組み敷くと、ギンギンに硬くなった肉棒を、再びその禁忌の穴へ押し込もうとする。
「あ、駄目。いけないわ……昭ちゃん駄目ぇっ」
必死に抵抗する母の動きは、肉欲の獣と化した昭雄にとってさほどの障害にはならなかった。
「あんっ、あっ、やっ……そんなとこ、あんっ……」
力では敵わなくとも、どこをどういじれば女が力を失うのか、叔母との経験で熟知していたのである。
「あっ、嫌、あんっ……駄目、ああっ……昭ちゃん駄目よぉっ……」
母の制止の言葉を無視し、グイとばかりに腰を進めると、まるで待ち構えていたかの様に肉襞が奥へ奥へと引き込んでくる。
(ふふ……お母さんもホントはしたいんだ……)
肉体の動きを母の内心の思いとして捉えた昭雄は、さらに肉棒を押し進め、ついに全てを収めた。
「うぅ……凄い……やっぱりいい……気持ちいいよお母さん……」
母と繋がっていると思うと、信じられないほど元気が湧いてくる。
肉棒はヌメヌメとした肉襞に絡みつかれ、最高の快楽を与えられている。
その気持ちの良さに我慢できなくなった昭雄は、腰を前後に動かし始めた。
「あっ、あっ、ああんっ……駄目、嫌、あんっ……止めて、あっ……昭ちゃんお願い、はぅっ……いやぁっ……」
涙を流しながら肉棒を抜こうとする母の動きに、昭雄は慌てて追いかける様にズンっと突き込む。
「はうぅっ……あんっ、あんっ、ああんっ……そんな、やっ……昭ちゃん、あぅっ……そんな動き、やんっ……駄目よぉっ……」
そのまま連続で激しく腰を動かすと、驚いたことに母が股間を押し付けてきた。
(ふふ……やっぱりお母さんもしたいんだね……)
口では色々言うが、結局は母も自分との行為で気持ち良くなっているのだ。
その事が昭雄にとっての免罪符となった。
自分しか快感を得てなければ、それは独りよがりな快楽となってしまうが、母も喜んでいるならば、それはお互いを気持ち良くしている、いわば共同作業という事になるからだ。
(もっともっと気持ち良くしてあげるからね……)
さらに腰の動きを強める。
「ああっ、あっ、やんっ……はぅっ、はっ、はぁっ……昭ちゃん、あんっ……昭ちゃぁん、やぁっ……」
母の肉体に収まっている部分からとてつもない快感が押し寄せ、その乱れる姿を見ているとたまらない甘美な思いが湧き上がってくる。
自分はそれほどの快楽を与えてもらっているのだから、母にも同等の気持ちの良さを与えたい。
そんな使命感にも似た感謝の思いが、本来なら自らの快楽追及に向きそうな意識を、母への熱心な奉仕の行為に促していた。
すでに叔母との三日にわたるセックスを経験しているため、相手を気持ち良くさせる行為が、自分の快感に繋がるという事を昭雄は理解していたのである。
「あんっ、あんっ、やぁんっ……そんな、あっ……凄い、やっ……凄いのぉっ……」
母の腕が背中に回り、脚が腰に絡んでくる。
さらにグイと引き寄せられ、母の美しい顔が目の前に迫った。
潤んだ瞳がせつなげに見つめ、少し開いた唇からはいやらしく蠢く舌が見える。
その様子に我慢できなくなった昭雄は、母の唇に吸い付いていった。
「んんっ……んっ……んんっ……」
すでに快楽に朦朧としているのか、母の舌が積極的に絡んでくる。
叔母とのキスも気持ち良かったが、母とのそれはさらに快感が強く、何より上でも下でも繋がっているというのが興奮を高めた。
「んっ、んっ、んんっ……んぷはぁっ……あっ、あっ、ああんっ……昭ちゃん、あっ……凄いわ、あんっ……昭ちゃん凄いぃっ……」
もう母は息子と繋がっている禁忌を意識できなくなっているのだろう。
まるで普段成績が良かったのを褒める時の様に昭雄の行為を褒め称えている。
無論それに昭雄が嬉しくならない訳がない。
さらに腰の動きに力を入れ「の」の字を何度も描く。
「はぐっ、はっ、はやぁんっ……あぅっ、あぅっ、ああんっ……凄い、あっ……凄いのぉっ……こんな、やんっ……こんなのぉ、あぅっ……久しぶり、ああっ……こんな凄いの久しぶりぃっ……」
母は狂った様に頭を振り、ギュウッと抱き締めてくる。
「久しぶりってっ……お父さんとしてないのっ……?」
夫婦はセックスをするものだと叔母に教わっていた。
そしてそれが続く夫婦もあれば続かない夫婦もいるという事も聞いていた。
叔母はずっとご無沙汰だったため、昭雄とできて嬉しかったと言っていたのだ。
そして今の発言からすると、どうやら母も父としていない様に思えた。
「あっ、ああっ、やんっ……はぅっ、はっ、はぁんっ……」
だが母はそれに答えない。
気になった昭雄はどうしてもそれを聞き出したかった。
「ねぇっ……どうなのっ?……してるのっ? してないのっ……お父さんとっ……こんな風にっ……こんな風にさっ……」
ズンズンと強く突き込み答えを促す。
「あぅっ、あっ、あんっ……そう、あっ……そうよ、ああっ……ずっとしてない、あんっ……ずっとしてなかったの、はんっ……お父さんはずっと、ああっ……してくれなかったのよぉっ!」
母が吹っ切れた様に叫んだ。
叔母からセックスできない辛さは聞いているし、自分にしても、この数日酷く辛かったのだから母の気持ちは良く分かった。
「じゃあっ……僕とできてっ……気持ちいいっ?……こうやってチンチン入れられてっ……気持ちいいっ……?」
繰り返しグルグルと「の」の字を描く。
「あふっ、あっ、はやぁんっ……凄い、あんっ……凄いのぉっ……昭ちゃん凄いわぁっ……あっ、あっ、ああんっ……お母さん気持ちいい、やっ……昭ちゃんの凄いから、はぅっ……お母さん気持ちいいのぉっ……」
母は自ら唇を押し付け舌を入れてきた。
チューっと吸い上げられると、不思議な事に膣内でも肉棒が吸い込まれる。
(うあぅっ……す、凄いぃっ……お母さん凄いよぉっ……)
上下で吸い付かれ、昭雄は体全体が母の体に取り込まれる錯覚を覚えた。
自然と腰の動きが早くなり、射精感が高まっていく。
「はぐっ、はっ、はやぁんっ……ああっ、もう駄目、あんっ……お母さんもう駄目、あぅっ……もう駄目なのぉっ……」
「僕もっ……僕も駄目だよっ……お母さんっ……イくっ……僕もうイくよっ……」
ギュッと抱き締めながら、小刻みに腰を振っていく。
「ああっ、あっ、ああんっ……でも、あんっ……出しちゃ駄目よ、あっ……中には駄目、やっ……中に出しちゃ駄目よぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……赤ちゃんが、やんっ……赤ちゃんができちゃうから、あふっ……中で出しちゃ、ああっ……いやぁんっ……」
可愛らしく悶える母の様子に興奮しながら、昭雄は母の言葉とは裏腹にどうしても中で出したかった。
(赤ちゃんができたって……いいじゃないか……僕とお母さんの子供……最高だよ……)
嫌がれば嫌がるほどそれをしたくなり、快感に繋がるのだから不思議だ。
母が中に射精して欲しくないのなら、自分は絶対出したい。
そんな嗜虐的な思いにかられ、昭雄は母の膣に思いっきり精を放とうと腰を激しく振っていった。
「何言ってるのっ……さっき出したじゃないっ……だったら二度も三度も一緒だよっ……」
もうすでに中に出してしまっているのだから、今さら気にしても仕方がないだろう。
「やんっ、やんっ、やぁんっ……駄目、あっ……それでも駄目、あんっ……さっきは平気だったかも、あぅっ……知れないけど、あっ……今度のでできちゃうかも、ああんっ……だから抜くの、あっ……昭ちゃん抜くの、はうっ……早く抜いてぇっ……」
経験の少ない昭雄が、いつ我慢できずに射精してしまうのかを恐れているのだろう、母は恐怖とも快楽との分からない表情を浮かべながら悶え狂っている。
そんな母の思いとは裏腹に、膣内はキュッと締まり、幼い肉棒を逃がすまいと掴み、早く精を吐き出せと言わんばかりにヌメヌメと蠢いていた。
「うぅっ……僕出すよっ……お母さんの中にっ……僕は出すんだぁっ……」
まるで膣全体に吸い付かれているかの様なたまらない快感に耐え切れなくなった昭雄は、ラストスパートとばかりに布団に手をつき、これまで以上の速度で腰を振っていった。
「あぐっ、ああっ、あやぁんっ……駄目、あっ……駄目ぇ、ああっ……駄目なのぉっ……あんっ、あんっ、はぁんっ……昭ちゃ、やっ……昭ちゃん出しちゃ、あぅっ……あっ、あっ、ああっ……出しちゃいやぁっ……ああああああああっ!」
「お母さんっ、お母さんっ、お母さぁんっ!」
ドピュッ、ドピュッ、ドクドクドクドク……。
激しい勢いで精が放たれていく。
母の願いも虚しく、幼い息子は己の産まれ出た場所へ多量の精液を注ぎ込んだ。
(あぁ……凄いぃ……お母さんの中に出すのって……何か凄いぃ……)
先ほど中に出しては赤ん坊ができると言われた。
それが分かっているのに、自分は敢えて中に出してしまった。
その事に恐怖を覚えながらも、それ以上のとてつもない快感を得ている己を昭雄は感じていた。
(お母さんは僕の物……僕の物なんだぁ……)
精液が母の体に入り込むことが、まるで自分の物にしたかの様な錯覚を覚えさせる。
その快感に比べれば、母子の間に子供ができる事くらいどうってことない様に思えた。
(そうだよ……もしできたって、普通に育てればいいじゃないか……僕の子供だなんて誰にも分からないんだから……ふふ、僕の子供か……凄いや……)
自分の子供の姿を想像しながら、何度も何度も精を放っていく。
ビクビクと肉棒が震えると、長く続いた射精がようやく終わり、力の抜けた昭雄は母の上に倒れこんだ。
温かくて柔らかい母の肉体が優しく受け止めてくれる。
ハァハァと母子の荒い呼吸が部屋に響き渡り、それがだんだん治まってくると、昭雄は柔らかな乳房に頬擦りした。
「昭ちゃん……」
母のぼんやりとした声が聞こえてくる。
「お母さん気持ち良かった?」
ニコリと微笑みながら母を見返す。
「昭ちゃんあなた……自分がした事が分かってるの? 赤ちゃんができちゃうかも知れないのよ……」
昭雄が事の重大性を理解していないと思ったのだろう、母は暗い顔をして見つめている。
「分かってるよ。でもいいじゃない、赤ちゃんができたらできたで」
「え? あ、昭ちゃん……?」
昭雄の言葉に母は目を丸くして驚いている。
「だって僕との子供だなんて言わなきゃ分からないじゃない。だから平気だよ。もっとしよう。それで僕の子供産んでよ」
「あ、昭ちゃんっ。どうしちゃったのっ?」
母子で子供を作ることに禁忌の思いを感じていない息子に母は動揺している。
「僕、お母さんとの子供欲しいんだ。きっと凄く可愛いよ。可愛がるからさ。ね、いいでしょ?」
まるで拾ってきた猫を飼う許可を得るかの様におねだりしてくる息子の様子に、母はもう何が何やら分からないといった感じで呆然としている。
「じゃあするよ。もうこんなになってるから早くしたいんだ」
すでに硬くそそり立っている肉棒を見せる。
「凄い……もうそんな……」
本来ならばそんな事を気にしている場合ではないのだが、頭がかなり混乱しているのだろう、母は見せ付けられた肉棒の状態に素直に感心している。
「入れるよ……」
「え? ちょっと待っ、ああんっ……」
手を添えて膣穴に押し込もうとすると、母が慌てて制止してきたが構わず入れてしまう。
「駄目っ、もう駄目よ、あっ……ちょっと、あんっ……そんな、やっ……腰を動かしちゃ、ああっ……いやぁっ……」
すぐに肉棒を出し入れし始めると、母は快感に耐え切れない様に頭を仰け反らせた。
「ふふ……こうしちゃ駄目だってっ?……ホントはして欲しいんでしょっ?」
母の言葉を笑って否定しながら、ズンズンと強く突き込んでいく。
「ああっ、ああっ、ああんっ……そんな、やんっ……して欲しくなんか、あぅっ……して欲しく、ああっ……して、あっ……はんっ、はんっ、はぁんっ……やぁっ、昭ちゃんもっと、やんっ……昭ちゃんもっとよ、あんっ……昭ちゃんもっとしてぇっ……」
快楽が理性を駆逐したのだろう、母は昭雄を求める様に腰を振り始めた。
(やっぱりお母さんは可愛いよね……)
最初は嫌がっているくせに、いざ肉棒を押し込んでしまうと、すぐに自分を求めてくる母を、昭雄はたまらなく愛おしく感じた。
「お母さん大好きだよっ……僕、お母さんが大好きだっ……」
息子が発するにはしごく真っ当な言葉を言いながら、息子が決してしてはならない行為を行なう。
それは激しい矛盾だった。
いや、世間がそう決めているだけで、自分と母には関係のないことだ。
(大体、こんなに好きなお母さんを抱けないなんて、おかしいじゃないか……)
愛し合っている者が行なうのがセックスだと叔母は言っていた。
だったら最も愛し合っている母子がなぜそれをしてはならないのか。
そしてその結果産まれる生命。
それはとても素晴らしいことだろう。
(僕の赤ちゃん……僕の子供……あれ? それって僕の兄弟なのかな? それとも子供なのかな……?)
母から産まれる自分との子供は戸籍上どうなるのか。
小学生には難しい疑問を考えながら、昭雄は激しく腰を振っていった。
「あっ、ああっ、あやぁんっ……昭ちゃん、やっ……昭ちゃん、ああっ……やんっ、やんっ、いやぁんっ……」
そんな思いも、目の前で可愛らしく悶える母を見ているとどこかへ行ってしまう。
「お母さん可愛いよっ……お母さんは僕の物だぁっ!」
母に対する執着を叫びながら、昭雄はますます腰の動きを激しくしていくのだった。
薄暗い部屋の中、二人の男女が交わっている。
男の方はまだ少年である。
四つんばいになった女の後ろから、幼い肉棒が出入りしているのが見える。
彼らは親子だった。
母の膣に息子の肉棒がハマっているのだ。
それは禁じられた交わりであったが、それと同時に甘美な快楽でもあった。
息子はすでにその近親相姦という甘い果実の虜となり、母の肉体を貪ることを止められないでいた。
母は微かに残った理性によって、自らがいけない事をしているのだと認識し、自分を責めていた。
しかしその責めが、いけない事をしているという認識が、己の快楽を高める要因になっている事には気づいていなかった。
いや、気づいていて敢えてそうしているのかも知れない。
何しろ夫とする時の何倍もの快楽を得ているのは確かだったのだから。
母子は初めて禁断の交わりを持ってから、表面上の思惑は違ったとしても、お互いの肉体を求めずにはいられない事だけは共通していた。
母は嫌々、息子は嬉々として相手の肉体を貪りつつ、快楽の渦へと飲み込まれる事にたまらない興奮を覚えていたのだ。
それは母子のみが知ることのできる、蕩ける様に甘い果実の味だった。
そして、夫であり父であるもう一人の家族の目を盗み、もう何日もその禁じられた交わりを続けていたのである。
「ああっ、あっ、ああんっ……昭ちゃん、やっ……もう止め、あんっ……駄目よ、はぅっ……それ駄目ぇっ……」
「なにっ?……これをして欲しいのっ?……お母さんはしょうがないなぁっ……」
母の制止する言葉とは裏腹に、昭雄は腰の動きを早めた。
そうする事が母を喜ばせるのだと、無意識のうちに理解していたのだ。
嫌がっている事、それはして欲しい事なのだと、昭雄はこれまでの母との行為によって理解していたのである。
「あぅっ、あっ、やぁんっ……そんな、ああっ……そんなのぉ、やぁっ……それいいのぉっ……」
案の定、母は激しく悶えている。
「ふふっ……もっとしてあげるねっ……」
母親に褒められる事が最上の喜びに思える年頃である。
昭雄は、母が快感を得れば得るほど腰の動きを激しくしていった。
「あぐぅっ、あっ、あやぁんっ……昭ちゃんどうして、あんっ……どうしてこんな、はんっ……どうしてこんな凄いのぉっ……やっ、やっ、やぁんっ……凄すぎて、ああっ……お母さん、はぅっ……おかしくなっちゃう、あっ、あっ、ああんっ……」
子供らしい飽きることのない熱心さが、いつしか少年を一人前の男として、並以上のテクニックを身に付けさせる原因となっていた。
もはや昭雄は、母の肉体ならば隅から隅まで知り尽くし、どこをどういじればより快楽を与えられるか理解していたのである。
「お母さんっ……ああっ、凄いよっ……うぅっ……僕もたまらないっ……」
昭雄にしても、母とのセックスはとてつもない快楽だった。
肉棒に吸い付いてくるヌメヌメとした肉襞は、まるで昭雄の感じる部分を知っているかの様に的確に刺激を与えてくるのだ。
「ぐっ……はぁっ……出ちゃうっ……もう出ちゃうよぉっ……」
体を仰け反らせながら、小学生らしい幼い声で限界を訴える。
「あんっ、まだよ、ああっ……まだ駄目ぇっ……昭ちゃんもうちょっと、あぅっ……もうちょっと我慢してぇっ……あんっ、あんっ、ああっ……お母さんもう少しだから、やっ……もう少しだから、はぅっ……もう少しぃっ……」
母の要求に答えるべく歯を食いしばって射精を耐える。
「駄目だよっ……僕もう駄目だっ……お母さんゴメンっ……」
だがいくらテクニックを身につけようと、やはりまだまだ経験不足な少年である。
若い肉体は甘い刺激に耐えられるほど鈍感ではなく、むしろより早く精を吐き出させようと快感を伝えてくるのだ。
「いいのよ、ああっ……昭ちゃんはまだ若いんだから、あんっ……お母さんが、やっ……お母さんが合わせるわ、あっ、あっ、あぅっ……」
母親らしい優しさを見せながら、一方で幼い雄を求める様にギュッと抱きついてくる。
その瞬間、膣内が強烈に締め上げられ、今まで以上に肉襞が絡みつき吸引してきた。
「うぅっ……出ちゃうっ……出るよっ……お母さん出ちゃうっ……出るぅっ……」
おしっこを我慢できない子供が漏らしてしまうかの様な声を上げながら、昭雄は母に限界を訴えた。
「ああっ、あっ、あんっ……いいのよ、ああっ……出して、あんっ……お母さんも、やんっ……イく、はんっ……イくの、ああっ……イくからぁっ……はぐっ、はっ、はひゃぁっ……昭ちゃんっ、昭ちゃんっ、昭ちゃぁんっ……あああああああっ!」
「お母さんっ、お母さんっ、お母さぁんっ!」
母の絶叫に合わせて精を放つ。
ドクドクドクと、凄まじい勢いで放出された精液が母の膣に注がれていく。
「あぅ……ああ……ああん……」
それを感じているのだろう、母がピクッ、ピクッ、と体を震わせながらうっとりとした表情を浮かべている。
「うぅ……お母さん……ああ……お母さぁん……」
昭雄はガクガクと体を前後させながら、何度も何度も射精していった。
もう数え切れないほどセックスしてきたが、いつまで経っても母の中に精を放つ時の快感に慣れることはなかった。
(凄い……凄いよ……やっぱりお母さんは最高だ……)
ドピュッ、ドピュッ、と肉棒が最後の放出を終えると、昭雄は満足した表情を浮かべながら母の体に倒れこんだ。
激しい鼓動が体を伝わって聞こえてくる。
(お母さん……大好きだよ……)
柔らかな肉体に包まれ心地良さを感じながら、昭雄はこれまでの母との行為を思い返した。
初めての交わりをもってから数ヶ月が経過している。
父が出張でいない日は、こうして母を抱いて楽しんでいた。
毎日できないのは辛かったが、その分できる日には燃え上がり、結果激しいセックスとなった。
母は口では嫌がるものの、決して本気で止めようとはしない。
本当は自分もしたいのだが、母親としての体裁を保つために自分に言い聞かせているのではないかと昭雄は思っていた。
「昭ちゃん……」
息を整えた母が声をかけてくる。
「なに?」
「あのね……この間叔母さんと電話で話したんだけど……」
突然叔母の話題が出たので身構える。
叔母は昭雄の筆下ろしをしてくれ、母とこの様な関係になるキッカケを与えてくれた恩人である。
だが、母にしてみれば良い印象を持っているとは思えないため、何を言われるか不安だったのだ。
「叔母さんに、赤ちゃんができたらしいの……」
「え?」
あまりに予想外の言葉に固まる。
赤ん坊ができたとなれば、本来めでたい事だったが、ずっと叔母を自分の物の様に感じていた昭雄にとって、それは面白くない事だったからだ。
どうも叔父に叔母を取られた様な気がしてしまうのである。
「へ〜〜、そりゃ凄いね。いつ頃産まれるのかなぁ……」
「予定日は4月らしいわ……」
「ふ〜〜ん……」
平静を装いながら、内心叔母が自分から離れていく様な気がして悲しくなる。
「昭ちゃん分かってるの……?」
「え? 何が?」
母が辛そうな表情をしてこちらを見ている。
「赤ちゃんってのはね……十ヶ月くらいで産まれるの……だからいつのセックスでできた赤ちゃんなのか、逆算すると分かるのよ……」
「へ〜〜」
知らなかった知識に感心しながら、言われた通り赤ん坊ができたセックスの日を計算してみる。
(え〜〜っと、四月ってことはそこから数えると……)
考えている最中にギクリとする。
(あれ? もしかしてその日って……)
思い浮かんだのは、叔母の家に遊びに行った記憶。
童貞を失い、激しいセックスを叔母と三日間に渡ってした甘い記憶である。
(ま、まさか……)
「どうやら分かったみたいね……そう、昭ちゃんが叔母さんの家に泊まった日なの……この意味が分かる? もしかしたら今度産まれてくる赤ちゃんは、昭ちゃんの子供かも知れないのよ……」
母が疲れた様に溜め息を付いた。
(ぼ、僕の子供……)
母に対して子供が欲しいと言ってはいたが、実際に突きつけられた現実はかなり衝撃的だった。
「ハハ……僕と叔母さんの子供か……凄いや……」
力なく笑う。
だが別に嫌な訳ではない。
あまりの事に現実感が持てないのだ。
「それとね……お母さん、ここのところ生理がないの……」
「え?」
「何だかおかしいから……昨日病院に行ったのよ……そしたら……」
母は辛そうに顔をそむけた。
「そ、それって……」
セックスを経験してから昭雄は妊娠について勉強していた。
女性の生理がなくなるという意味がどういう事なのかは理解している。
「お母さんも……赤ちゃんできたの……?」
「……」
恐る恐る尋ねてみるが、母は悲しげに俯くだけで何も言ってこない。
「それって僕の……僕の子供……?」
「お父さんともセックスはしてたの……でも……予定日は私も四月で……その頃……お父さんは忙しかったから……」
セックスをしていたのは昭雄とだけだ。
母はそう言いたいのだろう。
だが口にできずに黙っている。
「凄いや……ハハ……お母さんと叔母さん二人を妊娠させるなんて……しかも予定日が近いなんて……面白い……」
避妊せずにセックスをしまくっている以上、いつかは父親になるのを考えてはいた。
だがさすがに小学生のうちになるとは思っていなかったのだ。
大人にならなければ人の親になる事はないと安易に想像していたのである。
だが現実は違った。
子供であろうが精子がある以上、セックスすれば赤ん坊ができるのだ。
「それで……お母さんはどうするの? 産むの?」
「え? そ、それは……」
母は困った様に目を逸らしている。
「いいじゃない、産めば」
「あ、昭ちゃん……」
ハッとした様に母がこちらを向いた。
「僕との子供って言ったって、それを知ってるのは僕とお母さんだけでしょ。普通はお父さんとの子供と思われるから大丈夫だよ」
「で、でも……」
「それに中絶って、赤ちゃんを殺すことなんでしょ? 僕はそんなの嫌だなぁ」
子供らしい純粋な思いから、昭雄は母に産むことを望んだ。
「昭ちゃん……」
母はどうしたものかと目をあちこち彷徨わせている。
「凄いなぁ……僕の子供か……ふふっ、小学生で父親になるヤツなんて世界中探してもいないよね……」
昭雄は嬉しそうに母の腹に頬擦りした。
すると、まだほとんど形がないはずである赤ん坊の存在を感じられる様な気がして温かな気持ちになってくる。
「昭ちゃん……」
母の手が頭に添えられ優しく撫でてくる。
そうしていると、幼い頃の記憶が蘇り、自分も子供に同じことをしたい思いが湧き起こってきた。
「お母さん産んでっ。お願いだよっ。僕の、僕の赤ちゃん……」
目に涙を浮かべながら母にすがり付く。
「あ、昭ちゃん……で、でも……」
「僕、赤ちゃんが欲しいっ。お母さんとの子供が欲しいんだっ」
必死に見つめてくる息子の姿に、母は悲しげな表情を浮かべながら困った様に俯いている。
「それともお母さんは……僕との子供じゃ嫌なの……?」
「え……?」
不意に思い浮かんだ想像に、悲しくなりながら昭雄は尋ねた。
「僕、お母さんに無理やりしてるから……それでお母さん、嫌なんじゃないかって……」
「そんな……そんなことはないわ……」
「ならどうして嫌なのさっ。産んでよっ。お願いっ」
「で、でも……」
「僕が凄く悪い子だっての分かってる。でも……でも産まれてくる赤ちゃんは何も悪くないんだよっ。僕が父親だってだけで、あとは普通の赤ちゃんなんだっ……せっかく産まれてくるのに、それを途中で殺しちゃうなんて酷いよっ」
自分の言葉に感極まってしまった昭雄は、涙を流しながら訴えた。
「昭ちゃん……」
「お母さん……お願い……」
愛する息子の必死の言葉に心を動かされない母親はいるまい。
母は愛おしげに昭雄を見つめながら、優しく抱き締めてきた。
「ええ……いいわ、産みましょう……昭ちゃんの赤ちゃん……きっと……きっと凄く可愛い赤ちゃんよ……」
涙を流しながら母は強く抱き締めてくる。
「ああ……お母さんありがとうっ」
昭雄も母をギュッと抱き締め、その豊かな乳房に頬擦りする。
頬に当たる柔らかな感触にうっとりとしていると、股間の一物が激しく反応しているのが分かる。
自分の子供ができたこと。
それを母が産むと了解してくれたこと。
それらの興奮が激しく性欲を刺激したのだ。
「お母さん……愛してるよ……僕、お母さんが大好きだ……」
「お母さんも……お母さんも昭ちゃんを愛してるわ……この世の誰よりも昭ちゃんが大好き……」
母子はお互いを求める様に顔を寄せると、そのまま激しく口付けを交わした。
チュパチュパといやらしい音が部屋に響き、そのままそれが自然であるかの様に、息子の幼い肉棒が母の熟れた膣穴に収まっていく。
「ああんっ……昭ちゃん、あっ……素敵、あんっ……素敵よぉっ……もっと、やっ……もっとしてぇっ……」
「うんっ……僕もっと、もっとお母さんを気持ち良くしてあげるからねっ……」
許されざる交わりに興奮を高めながら、母子の間で赤ん坊を作ったという禁忌の秘密を共有することになった二人は、今まで以上に強く相手を欲していくのだった。
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