ラブホテル


「ここってどこだろ……?」
「さあ……」
 母子は押し黙った。
 そこは周囲に人家がなく、ただ長い道が伸びている場所だった。
 高明は両親と一緒に親戚の家に遊びに行っていたのだが、その帰りにどうやら道に迷ってしまった様なのだ。
 父は仕事の都合で一足先に帰っており、母の運転する車で家路についていたのだが、父に教わった近道を間違えたらしく、だんだんと他に車が走っていない道へと来てしまった。
 近くに人がいれば道を聞くことができるのだが、周りは畑やら田んぼやらで人がいる様な建物はない。
 しかも暗くなり、街灯すらない真っ暗な状態で知らない道をずっと進んでいたのである。
「母さんどうする?……取りあえず車を止めて明るくなるまで野宿しようか?」
 すでに時間は遅くなり、このまま走り続けても人に出会えるとは思えないし、疲れた状態で運転を続けるのも危険だった。
「いやよ野宿なんて……せめてどこか人里に出てホテルに泊まりましょ」
 先ほどからずっとそう言って、母は車を止めない。
 もうかなりの時間運転を続け、疲れているはずなのに、あまりそれを見せないのは大したものだった。
「でも、このまま行っても何もないんじゃない? どう考えてもここって人がいなさそうだよ……」
「だから人がいる所まで行こうって言ってるんじゃない……あんたは黙って周りを見てなさい」
 気の強い母に逆らっても仕方が無い。
 昔からこうと決めたら絶対に譲らないのだ。
 高明は仕方なく、周囲に何か人の住んでいる建物がないか探した。
「あ、あれって何かしら?……何かあるわよ……」
 しばらくした後、突然母が叫んだ。
 その方向を見ると、確かに光が見える。
「ん? 何かビルみたいだね……」
 そこまで確認して押し黙る。
 だんだんと見えてきた建物の正体が、少々母に告げるには恥ずかしいものだったからだ。
「ホテルはホテルよね……よしっ、泊まりましょう」
「え? で、でも……」
「私たちは親子なんだから気にしない気にしない……」
「だけどさ……」
 いくら親子だといっても、そこに二人きりで泊まるのは抵抗がある。
「いいじゃない……それともあんたはこのまま当ても無く走り続けたいの?」
 そう言われては反論できない。
 高明もそろそろ尻が痛くなってきていたのだ。
 そこがどんな所であろうと泊まれるものなら泊まりたい。
「じゃ、決定ね……入るわよぉ……」
 母はホテルの駐車場に車を入れる。
 高明はこのホテルに対して激しい興奮と緊張を感じていた。
 まるで西洋の城の様な作りをしたそこは、親子で泊まるにはあまりにそぐわないもの、ラブホテルだったのである。


「へ〜〜、結構綺麗じゃない……こんな辺鄙な所にあるから汚いかと思ったわ……」
 母は部屋に着くと、楽しそうに中を見回している。
(ダブルベッドか……)
 当然のことながら、部屋には大きなベッドが一つしかない。
(これで寝るのか……母さんと一緒に……)
 母と同じ布団で寝るのは何年ぶりだろうか。
 そう思って母の姿を見ると、驚いた事にいつの間にか服を脱ぎ始めている。
「ちょ、ちょっと何してるの?」
 慌てて視線をそらす。
「何って、お風呂に入るのよ……そうだ一緒に入る?……どうせ見えちゃうんだし……入ろうよ、ね?」 
 この部屋の作りは、浴室がガラス張りになっており、部屋から丸見えだったのだ。
「い、いいよ……俺はいい……」
「何言ってるの……あんたも汗かいてるでしょうが……お風呂に入らなきゃ汚いわよ……一緒の布団で寝るんだし、臭いのは嫌よ……ほら、脱いで脱いで……」
 下着姿の母が近づいてきて服に手をかける。
「わっ、わっ、止めろよっ……」
 母とはいえ、女の体が目の前にある事に動揺し、慌てて顔を横に向けて見えないようにする。
「なぁに恥ずかしがってるのよぉ……私たちは親子なんだから気にしない気にしない……大体、高明の裸なんて見慣れてるんだから、母さんは気にしないわよ……」
 確かに数年前まではそうだろう。
 だが思春期を迎えてからは母に裸を見せたことなどない。
 毛が生え、皮の抜けた一物を見られるのはたまらなく恥ずかしかった。
「止めろってっ、あっ、止めっ……」
 逆らおうとしても、その度に母の白い肌が見え、思わず目をそらしてしまうため上手くいかない。
 そうこうしている内に高明は裸にされてしまった。
「ふふ……さ、入ろう……」
 母は自分も残った服を脱ぐと浴室へと歩いていく。
 こんな状態にされてはもう観念するしかないと思った高明は、黙って母の後についていった。
「うわ〜〜、さすがねぇ……二人で入っても広いわぁ……」
 母は浴室の広さに感嘆している。
(母さんって……結構綺麗な体してるんだ……)
 後ろを向いている母から見えないのをいい事に、高明はジックリとその体を眺めた。
 肌は雪の様に白く、腰の線もまるで若い娘の様にキュッと締まっている。
 時折見える乳房もかなり大きく、垂れている様には見えない。
(あっ……やべっ……)
 思わず股間の一物が硬くなるのを慌てて抑える。
 こんな状態を見られたら笑われるに違いない。
「じゃ、高明ここに座って……背中流してあげるから……」
 急に振り向いた母から急いで視線をそらし、股間の盛り上がりを隠す様に横を向く。
「ふふっ……元気にしちゃってぇ……高明も大人になったのねぇ……」
「えっ?」
 母の視線は自分の股間に向いている。
「あっ!」
 横を向くことで、逆に一物の元気な様子がハッキリと分かってしまったのだ。
「立派立派……それだけあれば、どんな女の子でもヒィヒィ言わせられるわよぉ……」
 母のいやらしい言葉に顔を赤くしてしまう。
「ほら、もう恥ずかしがってないで……こっちに座りなさい……」
 股間の状態を知られた恥ずかしさで何も考えることができず、黙って母の言う通り椅子に腰掛ける。
「じゃ、かけるわよぉ……」
 母は桶にお湯を入れると背中にかけてくる。
 その程よい温かさに体が気持ち良い感覚に包まれた。
「背中も大きくなったわねぇ……ホント一人前の男ねぇ……」
 母はタオルに石鹸をつけて背中を洗い始めた。
 後ろを向いたため、母の裸が見えなくなり少し落ち着くかと思えたが、今度は逆に見えないせいで妄想がたくましくなってしまった。
(今……母さんは……裸で俺の背中を洗ってるんだ……)
 先ほど見た豊かな乳房さが自分の背中の近くにあるのかと思うと、興奮が高まり肉棒は一向に大人しくならない。
「じゃ、今度はあんたが背中流してよ……」
 母はお湯をかけながらそんな事を言ってくる。
「え? 俺が?」
「あんた以外誰がいるのよ……背中流してあげたんだから、今度はやってくれたっていいでしょ」
 確かにその通りだ。
 だが思春期の少年にとって、母親とは言え、女の体に触れるというのは大事件だった。
「ほら、早くぅ……」
 母は背中を向けながら急かす。
 仕方なくタオルに石鹸をつけ、母の背中を洗い始める。
「あ……ああ……いい気持ちぃ……」
 突然あがった甘い声に思わず体を震わせてしまう。
 それは単に普通の気持ちの良さを表す声なのだが、どうしてもいやらしい方向へと思考がいってしまうのは、高明の年齢としては仕方のないことだろう。
 何よりタオル越しとはいえ、女の体に触れているのだ。
 興奮しない方がどうかしている。
 しかも少し頭を動かせば、豊かな乳房が見えるのだからたまらない。
(揺れてる……)
 背中を擦る動きに合わせて、時折見える乳房がユラユラと揺れている。
 高明は鼻息を荒くしながらその様子に見入った。
「じゃ、お互いの背中を流して親子の親睦を深めたところで、後は自分で洗って、それから湯船に浸かりましょう」
 一通り背中を洗い終えると、母はまるで何かの司会をしているかの様に自分たちのこれからの行動を告げた。
(母さんの肌って綺麗だよな……)
 言われた通り自分の体を洗いながら、高明は今触れた母の肌の美しさを思い返していた。
 久しぶりに見、そして触れた母の体は、男の欲情を誘う女の魅力に溢れていた。
(母さんも女ってことか……)
 今まで意識したことのなかった母の肉体に興奮しながら、高明は体を洗い終えると湯船に浸かった。
(ちょっと、狭いな……)
 浴室は広かったが、浴槽はそれほど大きくはなく、このまま母と一緒に入るのはきつそうだった。
(その前に出るか……)
 自分は元々カラスの行水なので、ゆっくりと湯船には浸からない。
 体を洗い終えた母が入ってきたら交代で出ればいいのだ。
「あら、ちょっと狭いかしらねぇ……」
 そんな事を思っていると、ちょうど母が湯船に入ろうとしてきた。
「あ、俺出るから……」
 母の体を見ない様に目をそらしながら立ち上がる。
「なぁに言ってんのよぉ……せっかくだから一緒に入りましょう……」
「一緒にって、狭いだろ……」
「いいのいいの……仲良くしましょ……」
 母は出ようとする高明の肩を押さえると、湯船に押し返してくる。
(うっ……)
 生の肌に母の手が触れたことを意識してしまった高明は、逆らう気力を失い、そのまま座ってしまった。
「やっぱりちょっと狭いわねぇ……」
 入り込んでくる母の肌が触れ、そのたまらない感触に肉棒が硬くなる。
 それを見られない様、高明は慌てて膝を抱えた。
「あ、そうか……何も横に並ぶことないのよね……縦に並びましょ……」
「縦って……?」
「私がこうして座るから……あんたはその前に座るのよ……」
 要するに母に抱えられる様に座るという事らしい。
(そ、それって……)
 下手をしたら、いや、下手をしなくても母と密着することになる。
「だ、駄目だよそんなのっ……」
「何が駄目なのよぉ……いいじゃない、昔はよくこうやって抱っこしてあげたんだしぃ……」
 母は強引に体を動かそうとしてくる。
「だ、駄目だってっ……」
 それに逆らおうとするのだが、股間の一物が気になるのと、生の肌に触れられているのが力を削ぎ、結局背後から抱きしめられる姿勢をとらされてしまった。
 背中に柔らかなものを感じ、体が硬直する。
(オッパイ……)
 先ほどまで惹き付けられる様に見ていたあの膨らみが、今自分の背中に触れている。
「ふふ……懐かしいわねぇ……」
 そう言いながら母は両腕を高明の前に持ってくると、ギュッと抱き寄せてきた。
(!……)
 背中に乳房が密着し、その柔らかさ、気持ちの良さに自然と顔が緩んでいく。
(ああ……柔らかい……何て柔らかいんだ……母さんの体……ああ……気持ちいいよぉ……)
 肉棒がギンギンに硬くなり、今にも射精しそうなほどだ。
「あんたも……大人の男になったのねぇ……ガッチリとしてて……ここもこんなに……」
 母がうっとりとした声を上げている。
 頬にかかる息がくすぐったい気持ちの良さを伝えてくる。
 心臓が激しく鼓動し、頭がクラクラとして何も考えられなくなる。
「こうして一緒にお風呂に入るのなんて何年ぶりかしらねぇ……あの頃はまだ小さくて……」
 母は昔を思い出す様にしているが、高明の耳にはほとんど聞こえていなかった。
 背中に感じる母の肉体の柔らかい感触にそれどころではなかったのだ。
「あの頃はさぁ……」
 母はそうして思い出話を続け、高明は背中の感触に集中し、二人は時が経つのを忘れて風呂に浸かった。


「あ〜〜、何か長湯しちゃったわねぇ……つい昔のこと思い出しちゃって……」
 ベッドに横たわる母の傍らで高明はボォっと立っていた。
「って、何やってるの? 早くベッドに入りなさいよ」
「え? だってその……狭くないかな……?」
「何言ってるの、これダブルベッドよ……大丈夫だから早く入りなさい」
 グイと腕を引っ張られ、ベッドに引きずり込まれる。
 その時チラリと見えた母の白い肌にゴクリと唾を飲み込む。
 実は母は裸で寝ているのだ。
 高明にしてもバスタオルで体を覆っているだけである。
「裸で寝るのは気持ちが良くていい」という母の意見でそうなったのだ。
 すでに裸を見せ合い、密着までしたのだから、もう何も気にすることもないと思い素直に従ったのだが、いざ同じベッドに入るとなると抵抗があった。
「ほら、こんなものも取って……素肌に触れる布団って気持ちいいんだから……」
 強引にバスタオルを取られてしまう。
「ふふ……ようやく裸になった……た・か・あ・きぃ……」
 母がギュッと抱きついてくる。
「あっ、か、母さん……?」
 風呂の時にも触れたが、今度はお湯という介在のないまさに素肌、しかも正面向きである。
 先ほどとは比較にならない柔らかさ、すべらかさが直接伝わってくる。
 しかも高明の顔はその豊かな乳房に押し付けられ、頬に心地良い弾力の感触が広がっていた。
(ああ……柔らかい……ああ……たまらない……気持ち良すぎるぅ……)
 体全体で感じる母の肉体の感触は、今まで感じたことのない快感を伝えてきた。
「ああ……高明ぃ……可愛いわぁ……」
 母の顔が迫り、いやらしく微笑む。
 これほど近くで母の顔を見た事はなかったが、予想以上に美しいその作りに高明はドキドキしてしまった。
「高明ぃ……キス……したことあるぅ……?」
 もう触れんばかりに近づいた唇が、誘う様に形を変える。
「し、したことないよ……」
 その唇に吸い付きたい。
 してもいいのではないか。
 そう思いつつもそれ以上は動くことができない。
「ふふっ……まったくぅ……どうして自分からしないのよぉ……?」
 母は微笑みながら、高明の思いを見透かした様な言葉を言った。
「な、何を、んんっ……」
 誤魔化そうとした口を母が塞いだ。
 柔らかな感触が唇に広がり、次の瞬間、にゅるりと何かが口の中に進入してくる。
 それは舌に絡みつくと強く吸い上げてきた。
 頭が母の腕でガッチリと掴まれ、唇が激しく擦り合わされる。
(キス?……母さんとキスしてるのか……?)
 朦朧とする意識の中で、どうして母とこんな事をしているのか考えてみるが訳が分からない。
「んんっ、んっ……んんっ、んはぁっ……ああんっ、高明ぃ……」
 母がうっとりした瞳で見つめてくる。
「ど、どうして……母さん……どうしてこんな事……」
 初めての激しすぎるキスにクラクラとしながら尋ねる。
「どうしてって……高明が欲しいからよ……高明とセックスしたいの……」
 ストーレート過ぎる答えに驚愕する。
「なっ……俺たちは親子だよ……」
「そうよ親子よ……だけど私は高明が好き……好きな人とセックスしたいと思うのは普通じゃない?」
 どう考えても普通ではないことをサラリと言う。
「でも……親子でしちゃいけないんだよ……」
「あら? 誰が決めたのかしら?」
「誰って……」
 そう言われると誰が決めたのかは分からなかった。
 ただ漠然と親子でするのは良くない事だと思っていたのだ。
「それに、親子でセックスしたって犯罪じゃないのよ……結婚は禁じてるけど、親子でセックスしちゃいけないなんて法律ないんだから……」
「そ、そうなの……?」
 それは驚きだった。
 許されない事であるはずなのに、なぜそれを取り締まる法律がないのだろう。
「だから、ね……私としましょう?……セックスして気持ち良くなるのぉ……」
「で、でも……」
「高明は童貞?……それとも経験があるの……?」
「な、ないよ……」
 恥ずかしく思いながらも正直に答える。
「ふふっ……嬉しいわ……あんたの童貞もらえるなんて……」
「ま、まだするなんて……」
「でもここはこんなにしたがってるわよぉ……」
 ギュッと肉棒を掴まれる。
「お風呂に入ってる時もずっとこんなになってて……いつ襲ってくれるのかと思ってたのに……あんたったら全然何もしてこないんだもん……せめて偶然を装っ て触るとか考えなかったの?」
「そ、そんなの考えるわけないだろっ」
「せっかくあれだけ誘惑してあげたっていうのに……全くそんなんだから彼女ができないのよ……」
「い、いいだろそんなの……」
 確かに高明は女の子に対して奥手な部分があった。
「だから、ね……私がレッスンしてあげる……あんたが彼女作れる様に……色々教えてあげるわ……まずは女の体をね……」
 ドキリとする様ないやらしい声で囁く。
「な、何を、あぅっ……」
 肉棒を握っていた手が上下に動き出したため、言葉も体も止まってしまう。
「ほら、自分でするより気持ちいいでしょ……?」
 確かにその通りだった。
 母の温かく柔らかな手の感触が包んでいるだけで気持ちがいいというのに、その上それを擦る様に動かされてはたまらなかった。
「ふふっ……もっと気持ち良くしてあげるね……」
 母は起き上がると隣に座った。
(オッパイ……)
 布団から出たため、何も身につけていない母の裸体がさらけ出される。
 浴室でもその格好ではあったが、それまでずっと目をそらしてばかりいた高明は、この時初めてハッキリとその白く豊かな膨らみを目の当たりにしたのである 。
「あら?……動いてる……」
 母が可笑しそうに笑う。
 乳房に興奮し、肉棒がビクビクと反応を示したのだ。
「ふふっ……さっきも見たのに……そんなに私の裸がいいの……?」
「だって……綺麗だから……」
 恥ずかしく思いながらも素直に答える。
「ありがと……それじゃ取り合えず……一度出しちゃおうか……?」
 そう言いながら母は前かがみになり、パクリと肉棒を口に含んだ。
「あぅっ!……うぅっ……」
 途端、今までの人生で経験した事のないたまらない快感が押し寄せてくる。
 手でしごかれた時も凄く気持ち良かったが、この温かくて柔らかく、そしてヌルヌルとした感触とは比較にならなかった。
「んぐっ……んんっ……んぐっ……」
 母が口をすぼめ、チュポチュポと肉棒を出し入れし始めた。
「はぅっ!……はっ、あぅっ……!」
 とてつもない刺激に、高明は体を仰け反らせた。
(す、凄いぃっ……凄いよぉっ……)
 頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなる。
 口の中で擦られる事で強烈な快感が湧き起こり、体をブルブルと震わせてしまう。
「はっ! うぅっ……ああっ!」
 舌が亀頭を包み込み、にゅるんと舐め上げるのがたまらない。
 母を見ると、今までに見た事のないいやらしい表情を浮かべ、まるで美味しいアイスを食べるかの様に肉棒を舐め上げている。
 目が合うと、ニッコリと微笑みながら顔にかかった髪をわずらわしそうにかき上げた。
 それが強烈ないやらしさを感じさせ、高明は一気に射精してしまった。
「うぁっ! あっ! ああああああっ……!」
 ドクドクドクと、オナニーでは決して出る事のなかった凄まじい量の精液が放出されている。
 母は一瞬顔を歪ませたが、すぐにそれをゴクゴク飲み込んでいった。
 実の母の口に精を放ち、それを飲まれていることに、高明はたまらない背徳感を感じていた。
(俺の……俺の精液を……母さんが飲んでる……あんな……チンポから出ている様なものを……母さんが飲んでる……)
 ゾクゾクする様な興奮が湧き起こり、心なしか射精の勢いが増した様に思えた。
 ビクッ、ビクッ、と最後の放出を終えると、高明はガックリと力を抜いた。
「ふふっ……どう? 気持ち良かったでしょう?」
 母は舌で唇をペロリと舐めると、いやらしく微笑んでいる。
「凄い……凄いよ……母さん……」
 これまでの人生で最大の快感と共に射精した事に朦朧としながら母を褒め称える。
「うふっ……ありがと……でもまだまだこれからよ……今度はあんたが私を気持ち良くしてちょうだい……」
 甘く囁くと体を重ねてくる。
 体全体に母の柔らかな肉体が感じられ、それだけで肉棒が一気に硬くなった。
 特に胸で潰れる乳房の感触がたまらない。
「あら、さすが若いわね……もう元気になるなんて……」
「母さんっ……」
 たまらなくなり、ギュッと母を抱きしめてしまう。
 肉棒を擦り付ける様に動かし、その柔らかな肉体から快感を得る。
「ふふっ……駄目よそんな事しちゃ……オチンチンはちゃんと入れてから動かすの……」
 母のいやらしい言葉に体が止まる。
(入れる?……母さんの中に……?)
 さらなる未知の行為に対する期待に心臓がバクバクと脈打つ。
「でも……それってやっぱりいけない事なんじゃ……」
 高明の中には、さすがにそこまでするのはマズイのではないかという思いがあった。
「いいのよ……それともしたくないの?……さっき口でしたのより気持ちいいのよ……」
 先ほどよりも気持ちがいい。
 その予想もできない快楽に対する思いが倫理観を駆逐していく。
(あれより凄いなんて……入れてみたい……母さんの中に……)
 実際に入れたらどれだけ気持ちがいいのか。
 想像するだけでそれまで以上に鼓動が激しくなった。
「ふふっ……興奮してるのね……じゃ、上になって……私の体を好きな様にしなさい……」
 母は体を反転させると高明を上にする。
「か、母さん……」
 起き上がって見ると、その肉体の美しさが良く分かった。
 白い豊かな膨らみが誘う様にプルプルと震えているのがたまらない。
「ほら、オッパイ触って……」
 手を取られ、乳房に導かれる。
(柔らかい……)
 初めて触れたそこは、他の何にも例えようがないくらい気持ちのいい柔らかさを持っていた。
「あんっ……」
 思わずギュッと掴むと、母が顔を歪ませて声を上げた。
「ご、ゴメン……」
 慌てて手を放して謝る。
「馬鹿ね、いいのよ……今のは気持ちが良くて出た声なんだから……」
「そ、そうなの?」
「そうよ……ほら、もっと揉んで……舐めたり吸ったりしてちょうだい……そうしたいでしょう……?」
 母は手を頭に回すと、グイと胸に引き寄せてきた。
 目の前に男の肉欲をそそる塊がある。
 それは白くて柔らかくて、吸い付きたくなるものだ。
「あっ、ああっ……そう、そうよぉっ……ああんっ、いいっ……」
 思い切って唇を乳首に押し当て、激しく吸い上げると母が大きな声を上げた。
 だが今度はそれで止めることなく、さらにチュパチュパと吸い、舌先で乳首を弾いていく。
「あっ、あっ、ああんっ……高明、あんっ……高明ぃっ……やぁっ……いいっ、いいのぉっ……」
 頭をギュッと抱きしめられ、グイグイと押し付けられる。
 体の奥底から湧き上がってくる肉欲に急かされ、高明は凄まじい勢いで乳房を揉み、吸っていった。
「あっ、ああんっ、やっ……はぅんっ、あっ、はぁんっ……」
 乳房を力強く揉み、親指と人差し指の間から乳首を出してチューっと吸い上げる。
「あああんっ、あっ、やぁんっ……それ、ああっ……それいいっ……高明、ああんっ……高明いいよぉっ……」
 母は頭を左右に激しく振って悶えている。
 その様子に興奮した高明は、さらに乳房を揉み、乳首を吸っていった。
「やぁんっ、あっ、ああっ……高明ぃ、はんっ……高明ぃ、やぁっ………」
 普段の母からは想像もできない可愛らしく乱れた姿に、高明の雄の本能が刺激され、行為に熱がこもっていく。
 しばらくそうして乳房に対する愛撫を続けた後、続いて舌を様々な部分に押し付け、体全体を舐め回す様に動かしていった。
「はぁんっ、あっ、はぅっ……」
 腹に舌を這わせつつ下半身まで移動すると、脚の内側を吸い、太ももにむしゃぶり付く。
 チュパチュパと何箇所も吸っていき、徐々に舌を脚の付け根へと近づけていく。
「ああんっ、あっ、そこぉ、はんっ……早くそこ舐めてぇ、ああっ……高明ぃ、あっ……早くぅっ……」
 母が待ちきれない様に、頭を股間へ押し付けてくる。
 高明は母の要求に答え、グイと両脚を開くと秘所へ顔を押し付けた。
(これが……)
 初めて見る女の部分。
 すでにダラダラと愛液を垂らしているそこは、まだ入れたことがないにも関わらず、自分にとてつもない快感を与えてくれる場所だという事が分かる。
 ゴクリと唾を飲み込みながら舌を押し付けていく。
「はぅっ、あっ、ああんっ……いいっ、いいよぉっ、ああっ……高明いいっ……もっとっ、はぅっ……もっとぉっ、ああっ……もっと舐めてぇっ……」
 激しく舌を動かすと、母が体を仰け反らせて悶える。
 続けてレロレロと舐め上げ、チューっと吸い上げていく。
「あっ、あぅっ、ああっ……やっ、はんっ、やぁっ……」
 まるで幼い少女の様にブンブンと激しく頭を振り、体を震わせるのが可愛らしい。
 高明は母をもっと喜ばせたくなり、舌の動きに力が入っていった。
「高明ぃ、はっ、ああっ、ああんっ……ちょうだいぃ、やんっ……早く、ああっ……あんたのオチンチン、はぁんっ……早くぅ、早くぅっ……早く入れてぇっ……」
 もう我慢できないといった感じの母の言葉に、自分も入れたくなっていた高明は、顔を離すと起き上がった。
 そして震える手で肉棒を持ちながら、母の秘所へと近づけていく。
 ズブッといった感じで亀頭が膣穴に収まった。
「うぅっ……」
 それだけでたまらない快感が体を走り抜ける。
「はぅっ……あっ、そうよ……そのまま押し込んでぇっ……」
 ビクッビクッと体を震わせる母に急かされ、一気に押し込んでいく。
「はっ、はぅっ、ああっ……いいっ、いいわぁっ……あんたのオチンチン……いい……」
 うっとりする様な母の言葉に男としての自尊心をくすぐられつつ、肉棒から押し寄せるとてつもない快感に高明は体を仰け反らせた。
(ああ……凄い……凄い……なんだこれ?……凄すぎるよぉ……)
 母の口に咥えられた時も信じられない気持ちの良さだったが、今入れている膣の感触は、それとは比較にならない凄まじいものがあった。
 肉棒を包み込むヒダヒダが、さらに奥に引き込む様に蠢き、その動きだけでたまらない快感があったのだ。
「ああんっ……動いて、あっ……高明動いてぇ……」
 言いながらも、母の腰が動きだす。
「うぅっ……」
 肉棒が擦り上げられ、体の全てを吸い取られる様な感覚に悶える。
 それがキッカケとなったのか、腰が勝手に動きだした。
「あっ、あっ、ああっ……高明、はんっ……いいわ、ああぅっ……高明いいのぉっ……上手ぅ、ああんっ……上手よぉっ……」
 母の悶える様子に、体の奥底から何やら元気が沸いてくるのを感じる。
(俺の……俺のチンポが……母さんを気持ち良くさせてる……俺の……俺のチンポが……)
「あんっ、あんっ、ああんっ……いいっ、いいっ、いいよぉっ……」
 腰を激しく動かすと、それに合わせて母の悶えが大きくなるのがたまらない。
「はぅっ、あっ、やぁんっ……高明凄い、ああっ……高明凄いよぉっ……もっとぉ、ああっ……もっとしてぇっ……」
 自分の肉棒によって母が凄まじく乱れている。
 普段は気が強く、逆らうことのできない母が、自分の行為を求めて甘い声を上げている。
 それは高明にとって最高の快楽だった。
「はぅっ、はぅっ、はぁんっ……高明ぃ、あんっ……高明ぃ、ああんっ……高明たまらないよぉっ……」
 母の悶える姿がもっと見たい。
 その思いが腰の動きを早くし、高明自身の快感も高めていった。
「やぁぅっ、あっ、いやぁんっ……凄い、あぅっ……凄いのぉ、やんっ……高明凄いぃっ……」
 母がギュッと抱きつき、唇を合わせてくる。
「んんっ……んっ……んっ、んはぁっ……あっ、やっ、はぅんっ……高明、ああっ……私もう駄目、はぁんっ……もうイく、やぁっ……もうイくのぉっ……あっ、あっ、ああんっ……一緒に、はぁっ……一緒にイこう、やぁんっ……高明ぃっ……」
 母の乱れる姿に興奮し、高明も限界が近くなった。
 最後の動きとばかりに、激しく腰を突き込んでいく。
「やっ、やっ、やぁんっ……あぅっ、あっ、ひゃぅんっ……高明ぃ、あっ……高明ぃ、ああっ……高明ぃっ……イくっ、イくっ、イくぅっ……ああああああんっ……!」
「母さぁんっ……!」
 母の絶叫に合わせて精を放つ。
 ドクドクドクと激しい勢いで精液が放出されていく。
(ああっ……俺っ……母さんのっ……母さんの中に出してるっ……俺のっ……俺の生まれてきた場所にっ……射精してるんだぁっ……)
 そのたまらない背徳感と共に、高明は精を放っていった。
 肉棒を包み込む膣は、まるで己が生み出した存在を再び捕らえようかとする様にギュッと掴んでくる。
 周囲の肉襞は、母の呼吸に合わせてヌメヌメと蠢き、もっと精を寄越せと肉棒を刺激してきた。
 それに答える様に、ドピュッ、ドピュッ、と何度も何度も射精は続き、ようやく最後の放出を終えると、激しい脱力感と共に、高明は母の体の上に倒れこんだ。
 はぁはぁと荒い息を吐きながら、柔らかな母の肉体の感触を心地良く感じる。
「高明……凄いわ……これならどんな子でも……あんたに夢中よ……」
「そう……なの……?」
「ええ……あんたのオチンチン……凄いんだもん……少なくとも私はあんたに夢中……たまらないわ……」
 母がうっとりとした表情で抱きついてくる。
「そういや俺、中に出しちゃったけど……大丈夫かなぁ……」
「ふふっ……そんなこと気にしないでいいの……全部まかせておきなさい……あ、でも他の子とする時はちゃんと避妊しなさいね……」
 どういう事なのか分からないが、母とする時はどうやら中に出しても平気らしい。
 それは嬉しいことだった。
 初めてを避妊具無しで体験したせいか、コンドームを着けてするのでは快感が下がる様な気がして何だか嫌だったのである。
 だが、母は生でしていいと言っている。
 他の女の子とする時は避妊具を着けろと言うが、母とならば直接性器を擦り合わせてできるのだ。
 高明は、母の自分に対する愛情を感じて嬉しくなった。
「じゃあ、もっとしていい?……俺、もっと母さんとしたい……」
 一度経験してしまったセックスの快楽は、すでに高明から近親相姦の禁忌の思いを奪ってしまっていた。
「いいわよ……今日は好きなだけしなさい……そのつもりで来たんだから……」
「え? どういうこと?」
「初めから……あんたとするつもりだったってことよ……」
「え〜〜!」
 あまりの事に驚く。
「実はね……私ずっと欲求不満だったの……お父さんったら、最近全然なんだもの……私の方はしたくてしょうがないっていうのに……でも浮気する訳にもいかないし……そしたらいるじゃない……目の前に活きのいい男が……」
「それって……俺のこと……?」
「そう……あんたなら息子だから浮気にはならないし、しちゃおうって思ったのよ……で、後はお父さんが昨日一足先に帰るのは知ってたから……このホテルの場所を調べて……わざと迷ったフリして連れてきたってわけ……」
 何とも驚く母の行動だった。
 いくら浮気をしたくないからといって、実の息子に手を出すだろうか。
 だがそのおかげで、信じられないほど気持ちのいい体験ができたのだから感謝すべきなのかも知れないが。
「だから……今日はずっとしていいのよ……あんたが飽きるまで……好きなだけしなさい……若いから沢山できるわよね……?」
 母はうっとりとした表情で唇を押し付けてくる。
 舌がにゅるりと入り込み、絡めて強く吸い上げてきた。
「んんっ、んっ……んんっ……」
 母の体をギュッと抱きしめると、生の肌が擦れ合って気持ちがいい。
「んっ……んんっ、んはぁっ……さ、オチンチンも大きくなったし……また動いて頂戴……」
 キスによって回復した肉棒を、膣襞が歓迎するように締め上げてくる。
 言われるまでもなく、その刺激にたまらなくなった高明は腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、ああんっ……やっぱいいっ……あんたの最高よぉっ……」
 母の絶賛に嬉しさが込み上げる。
「そんなにっ……いいのっ……?」
「ええ、あっ……こんなの、あんっ……凄いぃっ……」
 確かにまだ数度しか動いていないのに、母はすでにかなり乱れ始めている。
「じゃあっ……父さんとっ……どっちがいいのさっ……?」
 男としてそれが気になった。
 父の代わりである以上、どれだけ母を満足度させているか知りたかったのだ。
「あっ、そんなの、はぅんっ……決まってるじゃない、ああっ……お父さんのなんか、あんっ……知らないわぁ、やんっ……あんたよ、はぁっ……あんた、ああんっ……高明のオチンチンが、あっ……最高、はぅっ……最高よぉっ、あああっ……」
 父に勝った。
 その思いが高明の興奮を高めた。
 まるで父から母を奪った様な誇らしい思いに捉われたのである。
(母さんは……俺のものだ……俺が……俺だけが抱いていいんだ……)
 激しい独占欲と肉欲が交じり合った興奮に、肉棒がそれまで以上に猛り、腰の動きが強くなっていく。
「あんっ、あんっ、あああんっ……高明、あっ……どうしたの? あっ……凄い、やんっ……凄いよぉ、ああんっ……こんな、はぅっ……こんなのぉっ……」
 頭を左右に振りながら母が悶えている。
(もっとだ……もっと……もっと母さんを俺のものにしたい……)
 母を自分に従わせたい。
 そう思った高明は、背後から貫いてみたくなった。
 その姿勢は、母をより従わせている様な印象を思わせたのだ。
「母さんっ……俺っ……バックでヤりたいっ……いいでしょっ……させてっ……」
「あっ、あっ、やぁんっ……いいわよ、はぅっ……後ろから、あっ……思いっきり突いてぇっ……」
 母は起き上がると、四つんばいになった。
 後ろから見ると全ての穴が丸見えで凄く卑猥だった。
「じゃ、入れるよ……」
 ゴクリと唾を飲み込みながら一度抜いた肉棒を持つと、母の尻を掴んで押し込んでいく。
 ズブズブと一気に肉棒が収まり、たまらない快感が再び押し寄せてくる。
 背後からというそれまでとは違う感触に、高明は新たな気持ちの良さを感じた。
「ああっ、はぁっ……いいわぁっ……後ろからも……いいっ……」
 母のため息にも似た声を聞きながら、腰を動かし出す。
「あっ、ああっ、ああんっ……ちょっと、あっ……何これ、やっ……凄い、ああんっ……後ろからだと、ああっ……凄く響くぅっ……」
 どうやらバックのスタイルに新たな快感を得たのは高明だけではない様だ。
 母は今まで以上に大きな喘ぎ声を発し、たまらない様に頭を激しく左右に振っている。
 そのたびに髪が乱れ動くのが色っぽい。
「ああっ、ああっ、あああんっ……凄い、あっ……凄い、はっ……凄いよぉっ……やぅっ、あっ、やぁんっ……もっとぉっ、もっとぉっ、もっとしてぇっ……」
 耐え切れない様に腕を崩すと、頭を布団に押し付けて喘いでいる。
 腰だけが高く突き出されたその姿は、いつも気の強い母に言い負かされている高明にとって、たまらない興奮を誘った。
 母を完全に屈服させた様な思いを持ったのだ。
(ああ……母さんが……母さんが俺のチンポで……俺のチンポでおかしくなってる……もっとしてって俺に頼んでる……)
 普段なら「もっとしなさい」とキツク言ってくるはずなのに、今は「もっとしてぇ」と可愛らしくおねだりしてくるのだ。
(母さんっ……ああっ……母さんは俺のものだぁっ……)
 母を今完全に自分のものにした。
 その思いが強烈な快感となって高明の心を高揚させ、肉棒が激しく猛り、腰の動きが凄まじい早さになっていく。
「あっ、あっ、いやぁんっ……高明、あんっ……高明ぃ、あぅっ……わたしぃ、あんっ……わたしぃもう駄目ぇ、あっ、あっ、ああんっ……激し、はぅっ……激しいのぉ、ああっ……もっと頂戴ぃ、やんっ……もっと、ああっ……もっと突いてぇっ……」
 シーツをギュッと掴み、息も絶え絶えに悶え狂う母の姿は、高明にとてつもない征服感、満足感をもたらした。
 自分に泣きながらおねだりしてくるその姿は、もはや普段の気の強い母ではなかった。
 そこにいるのは、ただの女。
 自分の肉棒で悶え狂う一匹の雌がいるだけだった。 
 その思いが高明の興奮を高め、腰が信じられないほどの早さでズンズンと母の膣を犯していく。
「はぅっ、はっ、ひゃぁんっ……あっ、あっ、あああんっ……もう駄目、やんっ……イくぅ、あっ……イくのよぉ、あああっ……高明イっちゃうぅっ……わぁたしぃ、やぁんっ……イっちゃうのぉっ……」
 母は頭を激しく振りながら叫んでいる。
 その母の絶頂に合わせる様に、高明の射精感も高まっていた。
「母さんっ……母さんイくよっ……俺もイくっ……イくんだっ……一緒にイこうっ……」
 最後とばかりに腰を今まで以上に力強く叩きつけていく。
「あぅっ、あぁっ、やぁっ……いいわ、ああんっ……イきましょう、やんっ……イくっ、イくのぉっ……高明ぃ、ああっ……高明ぃ、ああんっ……たぁかあきぃっ……!」
「かぁさぁ〜〜んっ……!」
 親子の呼び合う声が重なり、その瞬間、高明は精を放った。
 ドピュドピュドピュと、凄まじい勢いで射精が行なわれていく。
 あまりの快感に頭を真っ白にしながら、高明は母の膣にめがけて精液を放ち続けていった。


「あっ、あっ、ああんっ……」
 自分の体の上で母が悶えている。
 豊かな乳房を上下に激しく揺らしながら、より快楽を得ようと腰をいやらしくくねらせている。
 その乳房に手を伸ばし、ギュッと掴み力強く揉み上げる。
「ああんっ、あっ、やぁっ……そうっ、いいわっ……もっと揉んで、はんっ……もっとぉっ……」
 母は甘い声でおねだりし、吸って欲しいと言わんばかりに体を倒してくる。
 目の前で誘う様にフルフルと揺れる乳首に吸い付く。
「やぁんっ……あっ、ああっ、はふぅっ……あっ、あっ、ああんっ……高明いいよぉ、やんっ……高明いいっ……オッパイの吸い方ぁ、はぁっ……昔と同じぃ、やぁんっ……」
 本来許されない母親とのセックス。
 何度も母の胎内に精液を注いでいることに高明は背徳感を感じ、その思いが激しい興奮となって射精時における快感を高めていた。
 母親とセックスする。
 自分を生んでくれた相手に、生まれてきた場所に、肉棒を押し込み射精する。
 それは何にも変えがたい快楽だった。
(きっと……他の女の人としても……こんなに興奮しないよ……)
 母親だからこそ、血の繋がりがある母親だからこそ、今感じている背徳的な興奮があるのだ。
 してはならない相手。
 まるで高嶺の花であるかの様に、セックスをするのが困難な存在。
 その事が、優れた個体に遺伝子を残したいという生物の本能に錯覚を起こさせ、他の異性とする時よりも激しい興奮を感じさせる原因となっているのではないか。
 もう何度も母の胎内に射精しているというのに、もっと母としたいという欲求が体の奥底から湧き上がり、肉棒を押し込まずにはいられない激しい肉欲となって肉体を突き動かしていく。
(もっとだ……もっと……もっと母さんの中に出すんだ……)
 まるで雄の本能が、もう触れられなくなるかも知れない雌の体に、今のうちに精を注ぎ込めと言っているかの様に、母の膣に射精したくてたまらない欲求が湧き上がってくる。
 高明は起き上がると、母と向かい合わせに抱き合う様な体勢をとった。
「はぅんっ……はぁっ……ああんっ……たぁかあきぃ、いやぁんっ……」
 ピクピクと母が体を震わせる。
 その姿を可愛らしく思いながら、ギュッと抱きしめて腰を上下に激しく動かす。
 母の柔らかな肉体が体全体に感じられ、胸で潰れている乳房の感触が心地良さを伝えてくる。
「あっ、あっ、ああっ……この姿勢も、はぅんっ……響くわ、やんっ……響くのぉ、あんっ、あんっ、やぁんっ……」
 肉棒をズンズン押し込むたびに母が激しく頭を振り、髪の毛がバサバサと乱れ動く。
 上気した頬と潤んだ瞳、そしてだらしなく開かれた口からは舌が小刻みに蠢いているのが見える。
 その姿にたまらないいやらしさを感じた高明は、母の唇に吸い付いていった。
「んっ、んんっ……んっ……」
 上下に揺れ動く豊かな乳房をギュッと掴み、激しく揉み上げていく。
「んんんっ……んっ、んはぁっ……あんっ、ああんっ、やぁっ……」
 何度掴んでも母の乳房は飽きる事がなく、その気持ちの良さに一度揉み始めると止められず、高明は腰を動かしながらいつまでも揉み続けていった。
「ああっ、ああっ、あああんっ……いいの、やぁっ……いいのぉ、ああっ……高明いいよぉっ……」
 ギュッと抱きついてくる母が可愛らしい。
 今までは母を可愛いなどと思うことは無かった。
 常に力強く、頼れる存在としてしか意識していなかったのだ。
 だが、今自分の腰の上で悶える母は、まるで年下の幼い少女であるかの様に愛らしい。
(これが……女……女なんだ……)
 幼い頃から「女の子は守らなきゃ駄目だ」と母に言われてきた意味がようやく分かった。
 母の様に強い女であっても、本当はこんなにも弱く、可愛らしい存在なのだ。
 それを男が守るのは当然ではないか。
 そう思うとますます母が愛おしく思え、腰の動きに力がこもっていく。
「やんっ、やっ、はぅんっ……高明、あっ……高明いいよぉ、はんっ……高明のオチンチン、ああんっ……最高、やぁっ……」
 もう何度聞いたか分からない、母の自分を称える言葉。
 それを聞くたびに、誇らしい満足感の震えが体に走る。
 この体を悶えさせたい。
 この体に精を放たずにはいられない。
 この体と離れるなど考えられない。
 高明は母の肉体の虜となっていた。
 どの部分に触れても快感が湧き上がり、興奮が高まっていくのだ。
 母の体を後ろに倒すと、上になってガンガンと腰を叩きつける。
「ああっ、ああっ、あああんっ……高明、はぅっ……高明凄いぃ、やんっ……高明凄いのぉっ……」
 母は頭を左右に激しく振り、涎を垂らしながら悶え狂っている。
 その母の自分に従う姿が、とてつもない興奮を誘い射精感を高めていく。
「やっ、あっ、ああんっ……駄目、はぁぅっ……私駄目ぇ、やぁんっ……高明駄目ぇっ……あんっ、あんっ、あああんっ……もうイく、はんっ……もうイくのぉ、やぁっ……イっちゃうぅっ……」
「俺もっ……イくよっ……母さん一緒にイこうっ……」
 母の絶頂に合わせる様に、さらに激しく腰を動かす。
「はぅっ、はぅっ、はぁんっ……あっ、あっ、あああっ……高明、あっ……高明ぃ、ああんっ……たぁかぁきぃっ……やぁああああんっ……!」
「母さぁんっ……!」
 ドピュドピュドピュと激しい勢いで精液が母の膣に注がれていく。
(ああぅっ……凄いっ……何回出しても……凄いよっ……母さん凄いぃっ……)
 膣がギュッと締め上げ、より多くの精を得ようと絞る様に蠢く。
 その動きに耐えられず、高明は何度も何度も精を放っていった。
 ビクビクっと最後の放出を終えると母の上に倒れこみ、はぁはぁと荒い息を吐きながら至福の時に浸る。
 母の柔らかな肉体の感触が心地いい。
「高明……良かったわ……こんなに満足したの……久しぶり……」
 母が優しく頭を撫でている。
「俺も良かった……すっごく気持ち良かったよ……母さんありがと……」
 母に対する感謝の言葉を述べる。
「ふふ……そうでしょ?……私はこれをずっと我慢してたんだから……分かるでしょ? あんたを誘惑しちゃった気持ち……」
「うん……分かるよ……もうこれでできないと思ったら……凄く辛い……」
 もう母とはできないのだろうか。
 明日、というかもう今日だが、このホテルを出て家に帰ってしまえば、二人の関係は、再びただの母子に戻ってしまうのだ。
 普通の母子はセックスなどしない。
 それは耐え難いことだった。
「ねぇ……これからも私としたい……?」
「え?」
 その思いを読み取ったかの様に母が尋ねてくる。
「家に帰っても……しちゃおうか……?」
「ええっ?」
 母がとんでもない事を言ってきた。
 さすがにそれはマズイだろう。
 何しろ家には父がいるのだ。
 いくら居ない時が多いにしても、家でするのは危険が大きすぎる。
「私したいもん……あんたともっと……あんたのオチンチン……凄く良かったし……あんたもいつもより男らしくて……何だかカッコ良くて……好きになっちゃったの……あ、母親としてじゃなく、女としてってことよ……」
 母が恥ずかしそうに呟く。
「お、俺だって……母さんのこと……一人の女性として……好き……だよ……」
 まるで同い年の少女の様にはにかむ母につられ、高明は顔を赤くしながら答えた。
 元々思春期の少年にしてみれば、母とはいえ、異性に「好き」と告げること自体、かなり恥ずかしいことである。
「ふふぅん……高明可愛いぃ……」
 母がギュッと抱きしめてくる。
 その柔らかな気持ちのいい感触に肉棒がムクムクと大きくなった。
「あら、またぁ? ホント元気ねぇ……でもそんな所が好ぅきぃ……」
 母は唇を合わせると、激しく舌を絡めてくる。
「んっ、んんっ……んんっ……」
 口内から伝わる快感が、ますます肉棒を硬くしていく。
「んんっ、んっ……んっ、んはぁっ……ああんっ……もうっ……こんなになったら、またしたくなっちゃうじゃないぃ……」
「うぅっ……」
 母がギュッと肉棒を掴んできたため、その刺激に思わず仰け反ってしまう。
「ね、しよ?……まだまだ朝まで時間あるしぃ……たくさんしよぉ……」
 母がいやらしく誘ってくる。
「うん……俺もしたい……したいよ……母さんの体って気持ちいいんだもん……何度でもしたいぃ……」
「ふふっ……ありがと……でもこんなんじゃ、もう家で我慢するなんてできないよね?……そうだ、あんたこれからは早く家に帰ってきなさいよ……お父さんが帰って来る前に毎日するの……ね、そうしよ?……毎日し・ま・しょ……」
 母が甘く囁きながらギュッと抱きついてくる。
「うん、しよう……毎日しよう……」
 それを可愛らしく思いながら、高明は猛った肉棒を押し込んでいった。
「あぅんっ……これよ、ああんっ……あんたのオチンチン、はぁんっ……最高っ……」
 悶え始めた母のいやらしい姿を見つめながら腰を動かし始める。
「あっ、ああっ、やぁんっ……いいっ、いいっ、いいのぉっ……高明ぃ、やぁっ……高明もっとぉ、ああんっ……もっとおねがぁぃ……」
 確かに母の言う通り、我慢することなど出来るわけが無い。
 もし母が止めると言っても、自分は襲ってでもするのではないか。
 それほど母とのセックスはたまらなかった。
(家だからって……かまってられないよ……)
 家ですれば父に見つかる可能性は高い。
 だが見つかったからどうだと言うのだ。
 自分と母は愛し合っている。
 愛する二人がセックスして何が悪いだろう。
 こんな魅力的な母を放っておいた父がいけないのだ。
(そうだよ……父さんが悪いんだ……)
 すでに母は自分のもの。
「あっ、あっ、ああんっ……」
 この甘い喘ぎも、いやらしく動く体も、肉棒を包み込む気持ちのいい膣も、全て自分のものなのだ。
「母さんっ……愛してるっ……大好きだよぉっ……!」
 母への愛の言葉を叫びながら、高明は腰を激しく打ち付けていくのだった。












あとがき

 気の強いお母さんの誘惑です。
 自分の欲求不満を息子にぶつけちゃうという、母親失格ですな(笑)
 まあ、息子の場合はヤりたいからOKになっちゃうかも知れませんけど、これが父×娘だったらかなり不幸でしょうね。
 処女の女の子でヤりたがってる人ってそういないでしょうし。
 しかし実際、母親に誘惑されたらどれくらいの人がしちゃうのかなぁ。
 あ、もちろん童貞の時にね。
 ちょっと興味あります。
(2004.10.16)



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