水着の誘惑
武彦は海水浴に来ていた。
目的はナンパ……。
と言っていたのは友人の拓哉である。
武彦は初対面の相手に声をかけるなどできない奥手な性格だった。
そのため二十歳になるこれまで女の子と付き合った事が無い。
無論童貞である。
一方拓哉は武彦と違って経験が豊富そうだった。
何しろ顔が良くて勉強もスポーツも何でもでき、金持ちのボンボンで性格まで良いときている完璧な男だったからだ。
これほどあらゆる面で優れていると同性には嫌われそうなものだが、何故か男にも好かれているという、言う事のない完璧ぶりだった。
そんな彼が一緒に海へ行こうと誘い、そこでナンパをしようと言ってきた。
武彦は最初断ったのだが、「どうしても」と言う言葉に逆らえず、つい来てしまったのだが、やはり止めれば良かったと思い始めていた。
拓哉は通りすがりの女の子に気さくに声をかけ、これがまた上手い話術によって仲良くなっていくのだが、武彦は一言も喋れずにいたのである。
どうしても隣にいる拓哉と自分を比較して、「どうせ駄目だ」と思ってしまうのだ。
人間、あまりに敵わないと思っている相手だと嫉妬すら感じないらしい。
拓哉は気を使っているのか、武彦が乗り気でないのを感じると、すぐにその子たちと別れてしまう。
「趣味じゃなかった」と言うのだが、どう考えてもこちらの反応を気にしているとしか思えない。
そんな事を繰り返しているうちに、どうやらこの旅行自体、拓哉が自分に彼女を作らせようといった趣旨で計画したのではないかと思えてきた。
何ともいいヤツだと思いつつ、無駄な事をさせている様で申し訳なさを感じる。
どうも自分は拓哉と一緒にいると自信を失い、積極的に出られないらしいからだ。
しかし勘のいい拓哉はその事にも気づいたのか、「趣味の合いそうな女の子を見つけたら知らせるから」と言い残して、一人でどこかへ行ってしまった。
(こんなの……やっぱ悪いよな……)
自分には初めからナンパで彼女を作る気はないのだから、ハッキリ告げた方がいいだろう。
武彦は立ち上がると、拓哉を探しに歩き始めた。
ところがしばらくして、今自分がいるのがとんでもない場所である事に気がついた。
ここは海水浴場から少し離れた小島なのだが、どうやらかなり開放的な環境の様なのだ。
少し島の奥に入り込んだだけで、若い男女の抱き合う姿が目に入ったのである。
裸に近い格好をしている男女がくっついている状態というのはかなり衝撃的で、さらにはアダルトビデオでしか聞いた事のない女の子の甘い喘ぎ声まで聞こえてくるのだから始末に悪い。
思わず股間の一物を硬くし、それを隠すように微妙に前かがみになりながら、できるだけ人の居なさそうな場所へ移動していった。
それは拓哉を探すという目的からは外れる行為になっていたのだが、他人の行為を見せ付けられているのはどうも恥ずかしい。
しばらく歩いているとどうやら誰も居ない場所へ出たらしく、周りには波の音しか聞こえない様になった。
(ふ〜〜、やれやれ……凄い所だよ、まったく……)
大きな樹に寄りかかりながら溜め息を付く。
あまりに強烈な刺激の連続で、先ほどから肉棒はずっと硬くなったままだ。
先漏れの液までが出ている様で、冷たい感触が股間にあった。
(俺も……あんな風に……)
チラッと見えた豊満な乳房と、それを揉みしだいている手の動きが脳裏に焼きついている。
ゴクリと唾を飲み込みながら、どこかでこの猛りを処理したいと思い、人に見つからない場所を探して森の中に入った。
(どのみちこんな外で出すのは恥ずかしいよなぁ……)
他の連中は相手を見つけてしているというのに、自分だけがいつも通り手で処理するのかと思うと虚しさを感じる。
(拓哉に誰か紹介してもらって……)
雄の本能が奥手の性格を駆逐したのか、先ほどまでとは違ってとにかく女が欲しかった。
(でも……ナンパであんな風にできるんなら……したいよな……)
出会ったばかりでセックスできるのでは、確かにナンパは止められないだろう。
(俺ももうちょっと度胸があれば……)
だが初対面の女の子といきなり何を話せばいいのか分からない。
(それにキツイ女にあたったりしたらヤダからなぁ……)
自分は童貞なのだから、それを馬鹿にされたらトラウマになるかも知れない。
(優しくて……明るくて……俺の話を喜んで聞いてくれる様な……)
しかしそんな女の子とそうそう出会えるはずもない。
虚しい想像をしている事に気がつき、溜め息を付きながら仕方なくオナニーをしようかと思った時だった。
「ああんっ……」
突然、甘い喘ぎ声が耳に入った。
どうやらここでも男女が行為に及んでいる様で、少し離れた場所で抱き合っている姿が見えた。
(やれやれ、ここでもかよ……だけどこれをおかずにして……って、虚しいよな……)
赤の他人のセックスでオナニーするのは、普段アダルトビデオを見ながらしているのと同じ事なのだが、実際に目の前でしているのを見ながらするのはどうも嫌な感じがした。
「あっ、あっ、ああっ……はっ、はっ、はぁんっ……」
武彦が悩んでいるうちに、どんどん女の子の声が大きくなっていく。
「あんっ、あんっ、ああんっ……凄いよぉ、はぅっ……凄いの、拓哉さぁんっ……」
(!……)
女の子の言葉に武彦は衝撃を受けた。
(た、拓哉……拓哉なのか……?)
改めて見てみると、確かにその後姿は拓哉にそっくりだ。
「ふふっ……もっとっ……もっと凄くなるよっ……」
(拓哉だっ……)
声と共に男の顔が見え、それが自分の友人である事を確認する。
「あんっ、あんっ、あああんっ……こんな、はぅっ……こんなのぉっ……」
女の子が拓哉にギュッと抱きつき、頭を激しく振っている。
拓哉の腰が動くたびに女の子の胸がブルンブルンと激しく揺れ、そのいやらしい様子に武彦の肉棒がビクンビクンと震えた。
(お、俺もしたい……したいよぉ……)
今までずっと拓哉がいい男だというのは分かっていたが、モテるというのがどういった意味を持っているのか理解していなかった。
モテるというのは、つまりこういう行為を沢山できるという事なのだ。
(何て……何て羨ましいんだ……)
気持ち良さそうに腰を振る拓哉の姿を見つめながら溜め息を付く。
(でも……見てるだけじゃしょうがないよな……)
いつまでもこんな所で友人の行為を覗いている事に虚しさを感じた武彦は、引き返そうと来た方へ歩き出した。
(ん……?)
視線に何かがよぎった。
もう一度その方向に顔を戻すと、一人の女の子が拓哉たちの行為に魅入っているのが見えた。
(お仲間か……って、あれ……?)
同じ様に一人で覗きをしている女の子に奇妙な共感を覚えつつ、その顔に見覚えがある事に気がついた。
いや、見覚えどころかよく知っている顔だったのである。
(瑞希……瑞希じゃないか……なんでこんな所に……)
それは妹の瑞希だった。
妹は友人と旅行に行くと言っていたのだが、まさか同じ場所に来ているとは予想もしなかった。
しかも同じ様に覗きをしているのでは悲しすぎる。
(あいつもあぶれてるのかよ……)
自分たちは何とも寂しい兄妹だ、と思っていると、向こうもこちらに気づいた様で驚いた表情をしている。
武彦は指で「こっちに来い」と指示し、先ほど居た大きな樹の場所まで移動した。
「わぁ〜〜、ビックリしたぁっ。まさかお兄ちゃんとこんな所で会うなんてぇっ」
妹が大きな声を上げている。
「それはこっちの台詞だ。お前が来てるとはなぁ……」
兄妹は顔を見合わせて苦笑する。
「しかしお前、一人なのか? 友達はどうした?」
「お兄ちゃんこそ、どうしたのよ?」
一瞬間が空き、二人は同時に今来た方を見た。
「もしかして、あの女の子が……」
「もしかして、あの男の人が……」
同じ言葉を発したことに可笑しさを感じ、兄妹は大声で笑い出した。
「スゲェなぁ……俺たちの友達同士がくっついてるのかよぉ……」
「参っちゃうよねぇ……私たちはどうしたらいいのって感じぃ……?」
しばらくそうして笑い合った後、声が小さくなっていき、力のない吐息が漏れる。
「ふぅ……何でこんな所に来てまで兄妹で一緒にいるんだか……」
「ホントだよ……これじゃ家にいるのと同じじゃない……」
二人は同時に溜め息を付き、ゆっくりと座り込んだ。
波の穏やかな音がまるで慰めているかの様に聞こえてくる。
「でもこの島って凄いよねぇ……そこら中でみんな、あんな……」
最後の方で声が小さくなり、妹は気まずそうに黙り込んだ。
あまり兄妹で話す様な内容ではないと気づいたのだろう。
だが武彦はその事で逆に意識してしまった。
(こいつも……結構いい体してるんだな……)
今まで女として見た事がなかったが、改めて見ると妹はなかなか男の肉欲をそそる体型をしていた。
特にさすがビキニを着ているだけあって、高校生にしてはかなり豊かな乳房をしている。
腕を前に出す形の、いわゆる体育座りをしているためか、胸が寄せられて驚くほどの谷間ができていた。
腰もキュッと締まり、太ももも太すぎず細すぎず、実にいい感じの肉付きをしている。
(柔らかそうだなぁ……)
抱きしめたら気持ち良さそうに思える妹の体を舐める様に見つめながら、武彦はゴクリと唾を飲み込んだ。
(って、瑞希に何欲情してるんだよ……こいつは妹だぞ……)
慌てて頭を振って肉欲を追い払う。
だが一度意識してしまうと気になってしまい、チラチラと見ることを止められない。
「キャっ!」
突然妹が声を上げて抱きついてきた。
生の肌同士が触れ合い、思っていた以上に柔らかい肉体の感触が広がる。
「ど、どうしたんだ?」
一気に硬くなった肉棒を悟られまいと気をつけながら、妹に問いかける。
「へ、蛇っ。蛇だよぉっ。蛇がいるのぉっ」
妹が見ている方へ視線をやると、確かに長さが二メートルもあろうかという巨大な蛇が這っている。
昔から妹は蛇が苦手だった。
「や、やだっ。こっち、こっち来るよっ。やっ、お兄ちゃん。な、何とかしてっ」
できるだけ蛇から離れようとしているのか、こちらにグイグイ体を押し付けてくる。
首にすがり付く様に腕を絡ませ、胸にその豊かな乳房を擦り付けながら、腿の上に乗って腰に脚を絡めてしがみ付いている。
怖がって動くたびに、その柔らかな肉体が激しい圧迫感を肉棒に与えるため、たまらない快感が押し寄せてきた。
(う……凄い……ああ……気持ちいい……)
妹の温かくて柔らかい肉体の感触に、武彦は今まで感じたことのない快感を得ていた。
しかも恐怖が分泌させているのか、妹の体からは甘い香りが漂い、思考を狂わせる。
「おにぃっ、お兄ちゃんっ。は、早くっ。早く何とかしてっ。早くしてよぉっ」
妹はできるだけ体を上に押し上げ逃げようとするのだが、そのせいで乳房が武彦の顔面に押し付けられる状態になった。
(ああ……柔らかいぃ……オッパイ……オッパイって柔らかいんだなぁ……)
武彦はもう何がなんだか分からなかった。
今抱きつかれているのが妹だといった事すら頭から消えてしまい、とにかくこの柔らかい女体の中に己の肉棒を押し込み、精液をぶちまけたい欲求が押し寄せていたのである。
「は、早くっ。早くしてよぉっ」
まるで行為を促す様に聞こえる妹の言葉がスタートの合図となった。
「キャッ……お兄ちゃん、何っ?……ちょっと、あんっ……」
武彦は妹を押し倒すと、ビキニの上からその豊かな乳房を鷲掴み、思いっきり揉んでいった。
(柔らかい……ああ、凄いぃ……)
手のひらに広がる気持ちの良さに恍惚となりながら、初めて触れるその感触に夢中になって揉んでいく。
ギュッと掴むと指が食い込み、力を抜くと強い勢いで押し返してくる。
若い妹の体は、武彦の中にある雄の肉欲を刺激するに十分な魅力を持っていた。
「あっ、あっ、やんっ……って、ちょっとお兄ちゃん、ああっ……何やって、はぁんっ……止めて、ああっ……やめ、やぁんっ……」
妹は蛇に対する恐怖を感じつつ、突然の兄の行為に混乱している様だ。
視線を蛇と武彦の交互に動かしながら、どちらにも動揺した目をして見つめている。
「あっ、駄目っ、そんな事より、あんっ……蛇を、ああっ……蛇をお兄ちゃ、はぅっ……」
蛇は呑気に二人の隣を這っていく。
武彦はビキニをずらしてその豊かな乳房をさらけ出した。
(うおぉっ……綺麗だっ……)
日焼け跡が白さを強調し、まるで宝石の様に輝いて見える。
その頂点には桜色をした乳首があり、吸って欲しいと言わんばかりに微妙に勃起していた。
その様子にたまらなくなった武彦は、可憐な乳首を口に含み、思いっきり吸い上げた。
「ああんっ、あっ、やぁっ……お兄ちゃん止めてぇ、はぅっ……そ、そんな事ぉ、あっ、あっ、はぁんっ……」
蛇が通りすぎたためか、妹は意識を武彦の方へ集中しだしたらしく、体を押しのけようと肩に手を当てて力を込めてくる。
「あっ、あんっ、はぁっ……だ、駄目だよぉ、あんっ……こんなぁ、ああっ……こんな事、あっ……しちゃぁ、やっ、やっ、いやぁんっ……」
だがすぐにガクリと力を抜き、ただ添えるだけになってしまっている。
「はぅっ、ああっ、やんっ……お兄ちゃん止めて、ああっ……お願い、はぅっ……止めてぇっ……」
必死に静止する妹の言葉は武彦に届いていなかった。
初めて触れる女体の魅力にすっかり脳が麻痺していたのだ。
「あっ、あっ、あああんっ……いやっ、やだぁっ、やっ、やぁんっ……はぅっ、はっ、はぁんっ……」
チュパチュパと何度も吸い付き、舌先で乳首を強く弾く。
乳房をギュッと掴むと、何とも言えない快感が手のひらに広がり揉むことを止められない。
(スゲェ……スゲェよ……女の体って……スゲェ……)
高校生にしてはかなり豊かな妹の乳房は、何度揉んでも飽きることがなく、舐めると蜜でできているかの様に甘い味がした。
乳首を吸っては放し、吸っては放しを繰り返し、まるで餓死寸前の者が食べ物を与えられたかの様に乳房にがっついていく。
そのたびにその豊かな塊がポヨヨンと揺れるのが興奮を誘った。
「あんっ、ああっ、おにぃ、はぁんっ……こんなの、やっ……駄目、あんっ……駄目だよぉっ……」
妹は頭を激しく振り、押し寄せてくる快楽から逃れる様に体を上にずらしていく。
だがそれに合わせて武彦は移動し、ますます強く吸い付いていった。
「あっ! 駄目っ! それだけは駄目ぇっ!」
ビキニのパンツを脱がそうとすると、妹が慌てて手で押さえてくる。
「いいだろっ? 瑞希っ、ヤらせてくれよっ」
「な、何言ってるのっ。私たちは兄妹なんだよっ。こんな事しちゃいけないんだよっ」
「そんなの関係ないっ。俺はお前としたいんだっ。だから……ゴメンっ」
さすがに無理やりしている罪悪感があるのか、武彦は目をそらして謝ると、一気にパンツを脱がした。
「ああんっ……お兄ちゃんの馬鹿ぁっ……」
妹は両手で顔を隠して涙を流している。
泣くのを見るのは何年ぶりだろう。
昔はよくいじめて泣かせたものだ。
その頃の記憶が甦り、当時の少女の体とは違う女らしい肉体に、武彦は妹の成長を感じて何やら感慨を覚えた。
(こいつも大きくなったよな……ここも……どうなってるんだろ……)
両脚をグイと開き、顔を近づける。
昔一緒に入った風呂で見た時はただの縦の線だったが、今見ているそこはとても複雑な様子をしていた。
(これが……女か……)
貝の様な柔らかい印象のある妹の秘所は、夏の強い日差しを受けてテラテラと光っている。
(濡れてる……)
女は感じると濡れる。
妹は自分の愛撫で感じているのだ。
(なんだ……泣いてるくせに気持ち良かったんだな……)
その事に、まるで妹が嫌がる演技をしているかの様な印象を覚えた武彦は、嘘つきな妹をもっと泣かせたくなった。
昔いじめていた時の感覚が甦っているのかも知れない。
「瑞希、濡れてるじゃないか。気持ちいいんだろ?……ホントはもっとして欲しいんだろ?」
意地悪な口調で問いかける。
「ち、違うよっ……私、気持ち良くなんかっ、あんっ……ちょっと止め、ひゃんっ……そんなとこ、ああっ……触っちゃ、やぁっ……駄目ぇっ……」
秘所を軽く撫でると、途端に甘い声を上げる。
「何言ってるんだよ。そんな気持ち良さそうな声あげて……ほらこうすると……どうだ? いいんだろ?」
「あっ、あっ、ああんっ……ちが、やんっ……駄目、あっ……駄目だよぉ、ひゃんっ……そんな風にしたら、ああっ……わたしぃ、やぁっ……おかしくなっちゃうぅっ……」
妹は頭を激しく左右に振り悶えている。
その振動で乳房が微妙に揺れ動き、肉欲をそそられた武彦は、秘所を撫でながらもう片方の手で乳房をギュッと掴み、乳首を吸っていった。
「ああんっ、あっ……やめ、はぅっ……胸をそんな、やんっ……駄目、はぅっ……ああああんっ……」
頬を赤く染め、潤んだ瞳でこちらを見上げてくる妹はたまらない女の顔をしていた。
少し開いた唇の間から赤い舌が見え、それが喘ぎに合わせて小刻みに蠢くのがゾクゾクする様な興奮をもたらす。
その誘う様な動きに我慢できなくなった武彦は急かされる様に吸い付いていった。
「んんっ! んっ! んんっ……!」
妹が目を見開き、慌てて放そうとしてくる。
だがギュッと乳房を掴むと、ビクッと体を震わせて大人しくなった。
「んっ……んんっ……んふぅっ……」
舌を絡みつかせ、強く吸い上げる。
(ああ……甘い……何て甘いんだろ……瑞希の舌って……美味い……)
体を重ねて肌を擦り合わせると、全身にとろける様な快感が走る。
(スベスベだ……ああ……気持ちいい……何て凄いんだ……)
胸で潰れる豊かな乳房がぷよぷよとした感触を伝えるのがたまらない。
股間の一物が柔らかな肉に擦れるたびに射精しそうになる。
(入れるか……)
ここまできたら最後までしたい。
今股間で痛いほど勃起している肉棒を、妹の柔らかい肉に入れてみたかった。
きっと信じられないくらいの気持ち良さがあるだろう。
「んんっ、んっ……んんっ……んぁっ……」
唇を離すと、妹が荒い呼吸を吐きながらボンヤリとした表情で見つめてくる。
武彦は落ち着きなく海水パンツを脱ぐと、妹の脚の間に体を入れ、肉棒を持って秘所に近づけていった。
「瑞希……入れるぞ……」
囁きながら腰を進めていく。
ズブっと亀頭の先が膣穴にハマり、それだけでたまらない快感が押し寄せてきた。
「んっ……あっ! お兄ちゃん、何やって、あぅっ!」
妹の驚きの声が上がり、それに誘われる様に腰を押し進める。
ズブズブと肉棒が妹のキツイ膣の中に入り込んでいく。
「あっ……ああっ……ああっ……」
妹は目を見開いて地面に爪を立てている。
(うぁっ……スゲェっ……気持ちいいっ……)
亀頭が柔らかくてヌルヌルした感触に包まれ、とんでもない快感が押し寄せてくる。
自然と腰が押し出され、肉棒が奥へ奥へと進んでいく。
「あっ……あぐっ、あああああっ!」
ツブっと何かを突き破る感じがしたかと思うと、妹が今までと違った苦痛の叫びを上げた。
「いっ……痛っ……痛いぃっ!」
体を硬直させ、痛みを訴えてくる。
だがその言葉は武彦の耳に届いていなかった。
奥まで押し込んだ事により、肉棒全体が気持ちの良い肉襞に包まれ、信じられない快楽に脳が犯されていたからである。
(うぅっ……気持ちいいっ……気持ちいいっ……気持ちいいっ……)
背骨を通じて体全体に快感が広がっていく。
武彦は目を瞑り、体を仰け反らせながら股間から押し寄せてくる耐え難い気持ちの良さに意識を溶かされ、口からだらしなく涎を垂らしていた。
「いっ、痛っ、ぐっ……止めてっ、お兄ちゃんっ……動かないでっ……いっ……」
腰が無意識のうちに動き出し、妹が苦痛の声を上げる。
しかしその声はやはり武彦の耳には届かず、肉棒が擦れることでさらなる快感が湧き起こった事により、逆に激しく腰を動かし始めた。
(うわぁっ、凄いっ、凄いぃっ……セックスがっ……こんなっ……こんな気持ちいいなんてっ……女のここってっ……なんてっ……なんて気持ちいいんだっ……)
一度動かし始めてしまうと、その信じられない快楽に、武彦は夢中になって腰を振っていった。
「ぐっ、痛いっ……お兄ちゃん痛いぃっ……止めてっ、痛いよぉっ……」
妹の泣き叫ぶ声が遠くに聞こえる。
それが幼い頃の自分にいじめられて泣いている姿と重なった。
(ふふっ……相変わらず瑞希は泣き虫だな……しょうがないヤツだ……)
快楽に朦朧としている頭の中で、泣いている妹の姿がたまらなく愛おしく思えてくる。
(瑞希を泣かせていいのは……俺だけだ……こうやって……瑞希の中に入れて……泣かせていいのは……俺だけなんだっ……)
妹に対する独占欲が湧き起こり、その事が興奮を高め、武彦はすぐにでも射精したくなった。
「ぐっ……出るっ……瑞希出るぞっ……」
その言葉に妹が驚愕の表情をする。
「駄目っ! 抜いてっ! 外っ、外に出してっ! 中は駄目っ! 駄目だよっ!」
だがそれは逆に武彦に中で出すことを決意させてしまった。
それまでは一応ギリギリで抜くつもりだったのだが、妹が嫌がっている姿を見てしまったため、絶対に中で出したくなったのだ。
それは妹を愛おしく思いつつも虐めたいという、微妙な感情がさせたものなのかも知れない。
「いっ……駄目っ……ぐっ……抜いてっ……痛っ……お兄ちゃん、うっ……抜いてぇっ……」
妹の苦しげな声を気持ち良く聞きながら激しく腰を動かす。
「うっ……もう駄目だっ……イくぞっ……瑞希っ……イくっ……うがぁっ!」
獣の様な絶叫と共に妹の中に精を放つ。
ドクドクドク、と凄まじい勢いで精液が放出されていく。
「あっ……ああっ……あああああっ!」
それを感じているのか、妹が目を見開き叫び声を上げている。
「ぐっ……瑞希ぃっ……うぅっ……瑞希ぃっ……」
ガクガクと腰を前後に激しく振り、そのたびに射精が行なわれていく。
歯を食いしばり、何度も何度も精を放つ。
「あがっ……うぐっ!」
最後の射精を終えると、そのまま妹の体に倒れこむ。
温かくて柔らかい肉体が受け止め、その心地良い感触と、初めてのセックスを終えた満足感で武彦はうっとりとした表情で力を抜いた。
荒い呼吸が耳にうるさいほど響き、やがてそれが収まってくると穏やかな波の音が聞こえてくる。
自分の下にいる妹の顔を見ていると、たまらなく愛おしく思えてきて軽く唇を合わせる。
「んっ……んんっ……お兄ちゃん……どうしてこんな……」
悲しげな顔をして妹が見上げてくる。
その表情が何やら色っぽく見え、今精を放ったばかりの肉棒がグンっと力を増した。
「どうしてって……それはお前が欲しいからさ……お前の……この気持ちのいい体……俺のモノにしたいんだ……いいだろ?……もっとヤらせてくれよ……」
そう言いながら体のあちこちに唇を押し付け吸っていく。
「あっ……ああっ……駄目っ……止めてっ……お兄ちゃんどうしちゃったのっ?」
「どうもしないよ……お前の体……凄く気持ちいいんだ……俺、お前に夢中だよ……」
武彦自身も自分がどうかしてしまったのではないかと思った。
心の隅では、実の妹とセックスし、中に出してしまった事に恐怖を感じているのだが、それを遥かに上回る欲望が渦巻いていたのだ。
今味わった快感、それをもっと得たくてたまらなかったのである。
「こんな……こんな大きくて柔らかいオッパイ……凄いっ……凄いよ瑞希っ」
ムニムニと手に余る乳房を揉みしだき、夢中になって乳首を吸い上げる。
「あっ、やんっ……駄目っ……もう止めてっ……こ、こんなの、あんっ……こんなのいけない、やぁっ……兄妹なんだよぉっ」
妹が愛撫から逃れようと体を上へと動かす。
「そうだな……いけない事だな……でも……いけない事だから……俺はしたいんだっ」
妹の言葉で、自分がしているのが禁断の行為だと改めて認識する。
だがその事で余計に興奮が高まり、肉棒がビクンビクンと激しく脈打った。
「お、お兄ちゃんおかしいよっ。どうしちゃったのっ?」
「さっきも言ったろ。俺はお前に夢中なんだ……こんなに綺麗で気持ちのいい体……最高だよ。お前は最高の女だっ」
グイっと両脚を開いて、再び肉棒を押し込もうとする。
「あ、駄目っ。もう駄目だよっ。入れちゃ駄目ぇっ」
妹は体をひねって入れさせない様にする。
「いいだろっ? ヤらせてくれよっ。俺、我慢できないんだっ」
「嫌よっ。あんな痛いのもう嫌っ。止めてよっ」
兄妹は激しく争う。
「あっ……んっ……んんっ……んぅっ……」
武彦は妹の桜色の唇に吸い付き、舌を激しく絡ませた。
「んっ……んんっ……んっ……」
すると、強く抵抗していた妹の体から力が抜け、ガクリと体が崩れる。
その様子を満足げに見下ろしながら、ヤワヤワと乳房を揉みしだき、肉付きのいい太ももを開いて体を重ねていく。
「入れるぞ……」
妹は朦朧とした表情を浮かべたまま何も言ってこない。
ズブっと亀頭が膣穴にハマった。
「あっ……」
妹がピクンと体を震わせる。
そのままズブズブと押し進め、今度は何も抵抗なく肉棒が全て収まる。
「あっ……あっ……」
ピクッ、ピクッ、と肉棒の脈打ちに合わせて妹は体を小刻みに動かしている。
(ああ……やっぱいい……スゲェ……こんな気持ちいいの……もう止められないよ……)
その温かく柔らかでヌルヌルとした感触は、肉棒が最も快感を得られる様に調整されているかと思われるほどの最高の快楽だった。
時折妹が動くのに合わせて膣内が蠢き、そのたびに細かな襞が微妙に擦り上げてくるのがたまらない。
「はっ、はっ、はぁっ……あっ、あっ、ああっ……」
腰が自然に動き出し、それに合わせて妹が微かな吐息を漏らす。
すでに苦痛の声はない。
二回目でもう痛みは無くなった様だ。
「ああっ、ああっ、あああんっ……やっ、やっ、やぁんっ……」
どうやら快感を得始めたらしい可愛らしい甘い声に腰の動きが早くなっていく。
先ほどの痛がる声も興奮を誘ったが、やはり感じている喘ぎの方が快感が強まる。
「瑞希っ……気持ちっ……いいのかっ?」
腰を激しく振りながら尋ねる。
「あっ、あっ、ああっ……はぅっ、はぁっ、はぁんっ……」
妹は答えない。
その態度に再び嗜虐心をくすぐられた武彦は、絶対に気持ちいいと言わせようと、腰をそれまで以上に激しく動かし始めた。
「あぅっ、あぅっ、ああんっ……やっ、凄い、ああっ……激し、やぁんっ……」
思わず出たらしいその言葉は、妹の快感の度合いを示していた。
(やっぱり気持ちいいんだな……)
己の行為で妹が感じている事を知り興奮が高まった武彦は、さらに肉棒を出し入れする速度を上げた。
「ああっ、ああっ、あああんっ……こ、こんな、はんっ……こんなの凄い、あんっ……凄いよぉっ……やっ、やっ、やぁんっ……おにぃ、はぅっ……お兄ちゃん凄いぃっ……」
初めて経験するであろう、セックスの快感に浸り始めた妹を満足げに見下ろしながら、武彦は乳房をギュッと握り締めた。
「あやぁんっ……胸、はんっ……胸ぇっ……駄目、やんっ……胸駄目ぇっ……」
どうやら妹は乳房が弱いらしい。
腰を突き込みながら乳房を揉みしだくと、それまで以上に激しく悶えた。
「オッパイがいいのかっ?……こうかっ?……これがいいのかっ?」
何度も何度も強く掴み、乳首をクリクリと摘む。
「ひゃぁっ、やっ、はやぁんっ……乳首ぃ、やんっ……駄目ぇ、あぅっ……それ駄目ぇっ……」
頭を激しく左右に振り、地面に強く爪を立てている。
「どうだっ?……いいんだろっ?……気持ちいいんだろっ?……気持ちいいって言えよっ」
ガンガンと強く腰を突き込み妹に促す。
「ああっ、ああっ、あふぅんっ……駄目だよぉっ……兄妹なのに、あんっ……そんなこと言えないぃ、やっ、やぁんっ……」
どうやら妹は自分よりも禁忌の思いが強く、快感を得ていてもそれを認める事を理性が許さないらしい。
だがその言葉は武彦により興奮を与えた。
禁断の行為をしていると思えば思うほど肉棒が猛り、心臓が激しく鼓動するからだ。
「兄妹だからっ……いいんじゃないかっ……俺たちは実の兄妹なのにっ……血が繋がってるのにっ……セックスしてるんだっ」
「い、いやっ……駄目っ……言わないでっ……」
妹は聞きたくないという様に頭を振っている。
「お前も俺にっ……兄貴に入れられて感じてるんだろっ?……俺は最高だぞっ……妹のお前とセックスしてると思うとっ……チンポがスゲェ硬くなってっ……精液を出したくなるっ……」
その言葉を証明するかの様に、武彦は激しく腰を突き込む。
「あっ、ああっ、ああんっ……駄目っ、そんな風にしちゃ駄目ぇっ……はぅっ、はっ、はぁっ……そんな風にされたら、ああっ……わたし、わたしぃっ……やっ、やっ、やぁんっ……」
今度は快感に耐えられない様子で激しく頭を左右に振る。
「こんな風にするとっ……どうなんだっ?……気持ちいいのかっ?……いいんだろっ?……素直に言えよっ」
ますます腰の動きを早め、ズンズン突き込んでいく。
「ああんっ、ああんっ、いやぁんっ……駄目なのぉ、あっ……駄目なのにぃ、やんっ……こんな、はぅっ……こんな風にされたらぁっ……あんっ、あんっ、やぁんっ……いい、はんっ……いいよぉっ……気持ちいいのぉっ……」
ついに妹が認めた。
というより快楽によって理性が駆逐されてしまったのだろう。
だがその言葉は武彦に喜びを与えた。
嫌がっていた妹に「気持ちいい」と言わせたのだ。
そこには男として女を自分の物にした満足感があった。
「瑞希っ……可愛いぞっ……お前は可愛いっ……最高の女だぁっ」
妹を抱きしめると、荒々しく唇を合わせる。
「んんっ……んっ、んっ……んんっ……」
意識が朦朧としているためか、妹は積極的に舌を絡ませてくる。
「んっ……んんっ……んはぁっ……お兄ちゃん凄いよ、やっ……お兄ちゃん凄いぃっ……あっ、あっ、ああんっ……おにぃ、はんっ……おにぃちゃ、あぅっ……」
妹が腰に脚を絡ませ、背中に手を回してギュッと抱きついてくる。
「お前も凄いぞっ……瑞希の体っ……全部気持ちいいっ……」
体を密着させ、そのすべらかな肌に触れながら腰を動かしていると、まるで妹と一つになったかの様な錯覚が起こる。
「お兄ちゃん好きぃっ、大好きぃっ……もっと、はぅっ……もっとして、ああっ……もっとお願ぁいっ……あやっ、はぁっ、ひゃぁんっ……」
背中に痛みが走り、妹が爪を立ているのが分かる。
だがその痛みすら快感として感じてしまうほど武彦は快楽に囚われていた。
「はぐっ、はぐっ、はやぁんっ……おにぃ、あぐっ……おにぃちゃ、ああっ……おにぃちゃぁんっ……あんっ、あんっ、あやぁっ……」
妹が自ら唇を合わせ、舌を絡めてくる。
「んんぅっ……んふぅっ……んんっ……んっ、んっ……んんっ……」
武彦は唇を離すと、地面に手を付いて今まで以上に強く腰を振った。
妹もそれに合わせる様に腰を動かし、肉棒を包む膣襞が強烈に締め上げ吸引してくる。
「瑞希っ……俺っ……もう駄目だっ……出るっ……出るぞっ……」
極限まで高まった興奮は、経験の少ない肉棒に射精を急かしてくる。
「あふっ、ああっ、やぁんっ……私も、はんっ……私もイっちゃうの、あんっ……はっ、はっ、はぁんっ……一緒に、やっ……一緒にイこうっ……お兄ちゃん一緒にぃっ……」
可愛らしい事を言ってくる妹に、武彦はますます興奮を高め、最後とばかりに腰を激しく振った。
「あっ、あっ、ああっ……もうイくっ、やっ……お兄ちゃんイくよぉっ……わたしイくのぉっ……はぐっ、あぁっ、はやぁんっ……あんっ、あんっ、ああんっ……おにぃ、やぁっ……おにぃちゃ、はふっ……おにぃちゃぁんっ!」
「瑞希っ、瑞希っ、瑞希ぃっ!」
兄妹はお互いを呼びギュッと抱き締め合った。
その瞬間、限界まで耐え切った肉棒から、凄まじい勢いで精が放たれていく。
ドピュッ、ドピュッ、ドクドクドクドク……。
信じられないほどの快感と、とてつもない開放感が押し寄せ、精液が先を争う様に放出される。
「おにぃ……おにぃちゃ……おにぃ……」
朦朧とした声で妹が呟いている。
「瑞希ぃ……瑞希ぃ……瑞希ぃ……」
武彦も意識を失くしかけながら腰を振り、その度に射精が行なわれ快楽が増していった。
ビクビクと肉棒が震えると、いつまでも続くかと思われた放出が終わり、武彦はそのまま体の力を抜いた。
ハァハァという二人の息遣いが周囲に響き、兄妹はお互いを確かめるかの様にキツク抱き合ったままジッと動かなかった。
あれから一週間が経った。
あの後、朦朧としている妹を何度も抱き、夕方になってから宿泊しているホテルまで送っていった。
その間妹は何も言わず、怒っているのか悲しんでいるのか分からないまま別れた。
家に帰ってからも一切口を利かないため、妹がどう思っているのかは未だに分からない。
ただ両親には告げていない様で、その事が武彦にとって救いであり、また妹の肉体に対する執着を助長することとなっていた。
とにかく武彦は妹とセックスしたくて仕方がなかったのである。
初めてを経験した相手、というだけでなく、実の妹であることが余計に狂わせてしまったのかも知れない。
昔から自分が上の立場であり、何でも言う事を聞かせ、逆らわせなかった妹という存在は、普通の女性を相手にするのと違って歯止めが利かないようなのだ。
さすがに家では両親がいるのでする事が出来なかったが、いつか機会があればしようと毎日モンモンとしていたのである。
そしてついにその日が訪れた。
父は出張、母は友人と遊びに行くという事で、今夜は妹と二人きりだ。
武彦は朝からずっと夜のことを妄想し、肉棒をしごいていた。
無論、射精はしない。
そんな事をせずとも、あと少しすればたまらない快感の中で射精できるのだから。
肉棒はしごくだけにし、ずっと肉欲を高めていたのである。
(早く……早く帰ってこい……このチンポを……お前の中に入れて……気持ち良くしてやるぞ……)
もうすぐ妹の帰宅時間だ。
武彦は一物を丸出しにしたまま妹の部屋で待った。
周囲には女の甘ったるい匂いが充満しており、それだけでも肉棒がビクンビクンと力を増す。
(瑞希……ああ……瑞希ぃ……)
ベッドに顔を押し付け、妹の香りを思いっきり吸い込む。
たまらない快感が脳に伝わり、もう何度も妄想している妹の裸体が浮かぶ。
(可愛い……最高に可愛いぞ瑞希……)
豊かな乳房を揉みしだいているのを想像する。
(あんっ……お兄ちゃん……)
潤んだ瞳で見つめてくる妹が愛おしくてたまらない。
(ああ……早く……早くお前の中に入れたいよ……)
布団に一物を押し付け腰を動かす。
射精感が高まり慌てて動きを止める。
(もうすぐだ……もうすぐ……)
何度も寸止めを強要されている肉棒が、文句を言うかの様にビクンビクンと激しく震えている。
その様子を誇らしげに見つめながら、再び布団に肉棒を押し付けようかと思った時、ようやく待ちわびたものが聞こえてきた。
玄関のドアが開く音がしたのである。
ようやく妹が帰ってきたのだ。
トントントンと階段を昇る足音が聞こえ、部屋のドアが開く。
赤いタイに白いブラウス、深緑色のチェックのスカートといった典型的な女子高生の夏服を身に付けた妹が部屋に入ってくる。
海で女として意識して以来、武彦は妹の制服姿を見かけるたびに股間が硬くなって仕方が無かった。
ブラウスの胸を押し上げる豊かな膨らみ、そしてミニスカートから伸びる太ももが肉欲を刺激し、肉棒を押し込みたい欲求を高める。
「瑞希ぃ〜〜」
あらかじめ死角となる場所に潜んでいた武彦は、妹の体を背後から抱きしめると、その豊満な乳房をギュッと掴んだ。
「あんっ……えっ? なにっ? 嘘っ?……お、お兄ちゃんっ?」
妹は驚きの表情を浮かべ、慌てて体を離そうともがいている。
「待ってたぞ瑞希……兄ちゃんお前が欲しくて欲しくてたまらなかったんだ……」
白いブラウスの上から胸をムニムニと揉みしだき、首筋に唇を這わす。
「ちょっ、止め、あんっ……嫌っ……お兄ちゃん、駄目、やっ……」
必死に体を離そうとするが、腕だけでなく脚さえも絡めている武彦の体は決して離れることはなかった。
「俺、ずっとお前が欲しかったっ。今日まで我慢してたんだっ。ヤらせてくれぇっ」
回す様に乳房を揉み、強引に顔を向かせると唇を荒々しく重ねる。
「んんっ……んっ……んんっ……」
妹はイヤイヤといった感じで顔を振るが、舌を捉えてチューっと吸い上げるとガクリと力を抜いた。
「ふふ……気持ちいいだろ?……もっと良くしてやるからな……」
ブラウスのボタンを外して手を差し入れ、ブラジャーを押し上げると直接乳房を掴む。
手のひら全体で回す様に揉みしだき、チロチロと首筋を舐め上げていく。
勃起してきた乳首を指で摘み、クリクリと動かす。
「はぅっ、はっ、はんっ……あっ、ああっ、あっ……」
ビクッ、ビクッ、と小刻みに体を震わせるのが可愛らしい。
スカートを捲くり、パンティの中に手を入れると秘所をなぞる。
「ひゃっ、あっ、ああっ……駄目、やっ……おにぃ、ああんっ……」
すでにそこは、肉棒を入れても大丈夫なくらい濡れていた。
「ははっ。お前も興奮してたんだな。もしかして俺がこうするのを待ってたんじゃないのか?」
「ち、違、あんっ……止めてお兄ちゃん、やぁっ……」
机の前に移動すると、両手をつかせてパンティを脱がし、スカートを捲り上げる。
「もう入れちゃおうな……俺、我慢できないんだ」
ずっと夢見ていた制服姿の妹とのセックスがついに現実となる。
海でした裸での状態も興奮したが、こういった制服姿はまた違った激しい肉欲を誘うのだ。
プリンとした白い尻を掴むと、肉棒を秘所に近づけていく。
「駄目っ。お兄ちゃん駄目だよっ。入れちゃ駄目ぇっ……」
だがそんな言葉で止まるわけがない。
ズブッと亀頭が膣穴にハマり込んだ。
「あぅんっ……」
「うぅっ……」
兄妹の声が重なり、数日ぶりに禁じられた肉体が繋がった。
「おおっ……これだよこれっ……これなんだぁっ……」
肉棒がヌルヌルとした温かい場所に入り込み、その今まで想像していた以上の気持ちの良さに、武彦は夢中になって腰を振り始めた。
「やっ、やっ、やぁっ……お兄ちゃん馬鹿、あんっ……駄目だよ、ああっ……」
「いいじゃないかっ……お前だって気持ちいいんだろっ?」
「そういう問題じゃ、はぅっ……私たちは兄妹、あんっ……しちゃいけないんだよ、やっ、やんっ……」
「何言ってるんだっ……もうしちまってるじゃないかっ……海で何度も何度もっ……」
「だからって、していい訳じゃ、あんっ……」
「でも嫌じゃないんだろっ?……海でのことっ……父さんたちに言ってないじゃないかっ」
そう、その事が武彦にとっての免罪符だった。
嫌であったのなら、両親に言えばいいのだ。
そうすれば武彦も恐らくこうしてまた抱こうとは思わなかっただろう。
「言える訳ないでしょ、ああんっ……言ったら、あぅっ……変な風に気を使われちゃう、あっ、ああんっ……」
確かにそれはそうかも知れない。
性犯罪が表に出にくい理由の一つに、被害者である女性がさらし者になる事があるからだ。
妹にしても、両親に告げて自分が色眼鏡で見られる様になるのは耐え難いに違いなかった。
だがそれは武彦にとって好都合なことだった。
これからいくらしても妹は決して両親に言わないという事なのだから。
「だったら俺がっ……もっと気持ち良くしてっ……するのが楽しくしてやるよっ……ほらっ、ほらっ、ほらぁっ」
「あっ、あっ、ああんっ……そんな楽しいって、やんっ……お兄ちゃんとして、やっ……そんな訳ないでしょ、はぅっ、はぅっ、はぁんっ……」
「この間はっ……大好きって言ったくせにっ……」
「そ、それはっ……」
妹は押し黙った。
「いいんだろっ?……俺のチンポがいいんだろっ?……もっと突いて欲しくてしょうがないんだろっ?」
ズンズンと押し込む。
「良くなんか、あんっ……良くなんかないよ、やぁんっ……」
「嘘つけっ……そんな可愛い声出してっ」
「これは、あんっ……しょうがないんだもん、はぅっ……体が勝手に、やぅっ……でも心は、あっ……心は嫌なのぉっ」
妹は涙を流している。
だがそれは武彦の嗜虐心を刺激しただけだった。
「お前は昔からっ……そうやって嫌だ嫌だって言いながらっ……泣きながらっ……それでも俺に懐いてきたじゃないかっ……そうやってっ……泣くのが好きなんだっ……虐められるのが快感なんだよっ……」
「ち、違っ……」
「違わないっ……ホントは気持ちいいんだろっ?……俺にっ……こうして罵られるのが好きなんだお前はっ……どうだっ?……この淫乱な妹めっ……お前は俺のっ……兄貴のチンポが欲しくてしかたないんだっ」
腰を激しく突き込む。
「あんっ、あんっ、ああんっ……違うもん、やっ……私は淫乱なんかじゃ、あふっ……淫乱なんかじゃ、やぁっ……淫乱、ああっ、ああっ、あやぁんっ……」
否定する言葉とは裏腹に、妹はうっとりとした嬉しそうな表情を浮かべている。
相変わらず涙は流れているが、それはどうみても嬉し泣きにしか見えなかった。
「どうだっ……お前はこういうのが好きなんだよっ……虐めて欲しいんだっ……」
妹の上半身を持ち上げ仰け反らせると、ギュッと乳房を掴む。
指が肉に食い込み気持ちいい。
「ああっ……あっ、ああんっ……」
妹は頭を振って悶えている。
「瑞希っ……俺に従えっ……お前は俺の肉奴隷だっ……これから毎日っ……俺を満足させろっ……いいなっ」
「あっ、ああんっ……何言って、やんっ……そんな、あっ……そんなのぉっ……」
「言うことを聞けっ……ほらっ、ほらっ、ほらぁっ!」
ズンズンズンと腰を重々しく突き込む。
「あっ、あっ、ああああっ……凄、ああぅっ……凄いよぉっ……あんっ、あんっ、ああんっ……お兄ちゃん、やぁっ……お兄ちゃん凄いのぉっ……」
妹は涎を垂らしながら送られてくる快感に体を震わせている。
「これでもかっ……これでもかっ……これでもかぁっ……」
「やっ、やっ、やぁんっ……やぁっ、やふっ、あやぁんっ……あぅっ、あぅっ、あああんっ……」
武彦の続けて行なわれる強烈な突き込みに、妹は甘い声を上げ続ける。
「あやぁっ、やっ、いやぁんっ……はぅっ、はぅっ、はぅんっ……はひっ、はひっ、はひゃぁっ……」
目を虚ろにしながら悶え狂い、快楽に蕩けている。
「どうだっ?……肉奴隷になるかっ?……ならないとぉ……」
不意に腰の動きを止める。
「ああっ! そんなっ……お、お兄ちゃん止めないでっ」
妹が慌てて振り返ってくる。
「肉奴隷になるんなら動いてやる……」
「なるっ、なるよぉっ……だから動いてぇっ……もっと突いてぇっ……」
快感の絶頂で止められてはたまらないだろう。
妹は必死な顔でおねだりしてくる。
「そうか……ならご主人様と呼べ……」
遊び心をくすぐられた武彦はそんな要求をしてみた。
「ご、ご主人様ぁ……う、動いて……お願いぃっ……」
呼ばれた瞬間、体に震えが走った。
その言葉は思った以上に興奮を誘う様だ。
「ふふ……よし、動いてやるぞ……それっ」
いきなり今まで以上の早さで腰を動かし出す。
「ああっ、ああっ、あああんっ……いいっ、いいのぉっ……たまらないよぉっ……」
妹は涙を流しながら自らも腰を振っている。
「ほらっ……どうだ瑞希っ……肉奴隷は気持ちいいだろっ?」
「うん、ああっ……気持ち、あんっ……気持ちいいよぉ、ああっ、ああっ、あああんっ……」
机に手をつき、スカートから白い尻をさらけだして背後から肉棒に貫かれている姿は、まさに肉奴隷という言葉がピッタリだった。
「あぅっ、あぅっ、あやぁんっ……凄い、やっ……凄いのぉっ……もっと、あんっ……もっとお願い、ああっ……ご主人さまぁっ……」
腰の動きに合わせて白いブラウスからこぼれる豊かな乳房が揺れるのがたまらない。
「うぉっ……瑞希っ……可愛いぞっ……もっとしてやるっ……もっとしてやるぞぉっ……」
自分におねだりしてくる妹の姿に興奮が高まり、さらにご主人様と呼ばれる事にゾクゾクする様な快感があった。
自然と突き込みに力が入り速度が増していく。
「ああっ、あっ、はふぅっ……やっ、激し、あんっ……こんな、やぁっ……こんなにされたら、ひゃんっ……わたし、あっ……おかしく、はんっ……おかしくなっちゃうよぉっ……」
自らも腰を振り、頭を滅茶苦茶に振り回して乱れる妹の姿は、まさに肉欲の奴隷だった。
「うぉぉっ……瑞希っ……瑞希ぃっ……」
背後から妹の体を抱き締め、密着感を高めている状態で激しく腰を小刻みに動かすと、今までにない快感が体全体を襲う。
「やっ、やっ、やぁんっ……もう駄目っ、あっ……もう駄目だよぉっ……あっ、あっ、ああんっ……私イっちゃう、はぅっ……イっちゃうのぉっ……駄目っ、駄目っ、駄目ぇっ……あんっ、あんっ、あああああああんっ……!」
「瑞希ぃっ……!」
体を仰け反らせている妹の体の中に思いっきり精を放つ。
ドクドクドクと凄まじい勢いで膣の中に精液が流れ込んでいく。
妹の体を抱き締めたまま、体をブルブルと震わせて何度も何度も射精を繰り返す。
ビクビクと最後の放出を終えると、武彦は妹の体に体重を預けた。
柔らかな肉体が受け止め、その感触に心地良さを感じる。
だんだんと治まってきた荒い呼吸を聞きながら、武彦は妹の髪を優しく撫で、凄まじいまでの快感の余韻を楽しんだ。
「お兄ちゃん……」
下から抜け出そうとしているのか、妹がモゾモゾと体を動かしている。
「違うだろ瑞希。ご主人様、だ」
近くにある椅子に腰掛けながら武彦は意地悪く指摘した。
「い、言えないよ……そんなの……」
「さっきは喜んで言ったくせに」
「だって……」
「お前は肉奴隷なんだからな。俺をご主人様って呼ばなきゃ駄目だろ」
「……」
妹は困った様な顔をしている。
「それより舐めてくれ。もうこんななんだよ」
股間の一物は、今射精したのが嘘の様にすでに硬くそそり立っている。
困っている妹の表情が悩ましげであったのと、床に座っている姿が何ともいやらしかったのだ。
妹は尻をペタリと床につけ、両足を体の左右に曲げて座っているのだが、ブラウスに隠れている乳房がまるで誘惑しているかの様に時おりチラリチラリと見えるのがたまらなかった。
さらに動くたびに微妙にスカートがずり上がり、小麦色に焼けた太ももがこれまた隠れたり現れたりするのも肉欲をそそった。
そんな様子を眺めているうちに体の奥底からゾクゾクする様な興奮が押し寄せ、肉棒が激しく反応したのである。
「な、舐めるって……私が?」
妹は目を丸くして驚いている。
本来排泄器官でしかない男の肉棒を舐めるなど信じられないことなのだろう。
「当然だろ。他に誰がいるんだよ」
「で、でも……」
「いいからしろっ」
手を引いて強引に妹の顔を肉棒に近づける。
「う……」
妹は視線をあちこちに向けながら、どうしようかという風にとまどっている。
「ふふ……やっぱりお前はこういうのが好きなんだな……ホントに嫌ならすぐ逃げるはずなのに……舐めようかとも思ってるだろ……?」
「ち、違っ!」
慌てて否定しているが、赤くなった顔がそれを肯定してしまっている。
「さ、咥えてくれ……ご主人様のチンポを綺麗にするんだよ……」
「……」
妹はチラチラと肉棒を見ながら、一瞬手を添えようとして慌てて止めている。
その姿が何やら可愛らしく、ますます肉棒が猛った。
「しょうがないなぁ……ほら、こうして持って……口開けて……」
強引に持たせると肉棒を口に押し込む。
「んっ……んぐっ……んんっ……」
「おぉ……いぃ……」
妹は辛そうな声を上げ、兄は快楽の溜め息を付いた。
膣の感触には及ばないにしても、口の中には自由に動く舌があり、それが時折触れるのがたまらない刺激をもたらしてくる。
それに何と言っても、妹の可愛らしい顔に己の醜悪な肉棒が収まっている様子は興奮を誘った。
「舌で舐めろ……アイスをじっくり食べる感じで……包み込む様にするんだ……」
妹は不満そうな顔をしながら見上げてくる。
上目遣いの表情が興奮を誘い、思わず武彦は腰を動かした。
「んんっ……んっ……んんっ……」
途端、妹が苦しそうにする。
「ちゃんとしないと俺が動くぞ……そうしたら今みたいに辛い思いをするんだ……それは嫌だろ?」
妹はコクリと頷くと舌を動かし始めた。
「おおぅっ……おっ、おおっ……何だ上手いじゃないか……はぁ……いい……いいぞぉ瑞希ぃ……」
舌が亀頭を包み込み、ねっとりと擦り上げてくる。
それが微妙に武彦の最も感じる部分を刺激し、かなりの快感を起こしていた。
やはり兄妹だけに相手が喜ぶ場所を無意識のうちに見つける事ができるのだろうか。
「んぐっ……んぐっ……んぐぅっ……」
妹は熱心に舌を動かし、いつしかチュポチュポと肉棒を口から出し入れし始めた。
「うぅっ……うっ……凄いっ……ああっ……瑞希っ……凄いぃっ……」
武彦はブルブルと体を震わせながら妹の肩に手を置いて快感に耐える。
その様子を妹は面白そうな表情で見つめており、さらに舌と口の動きが激しくなった。
「ああっ……駄目だっ……いいっ……いいっ……出るっ、出るっ、出るぅっ!」
叫びと同時に凄まじい勢いで精が放出される。
「んっ! んんっ……んっ……」
妹は一瞬顔を歪ませたものの、吐き出されている精液をゴクゴクと飲んでいる。
(み、瑞希が……俺の精液を飲んでる……飲んでるんだ……)
可愛いらしい妹の口の中に精を放ち、それを飲まれている事に武彦の興奮はますます高まった。
ビクビクと肉棒が震え、射精を終えた武彦はガックリと椅子に体を預けた。
妹も疲れた様に腰を落としている。
頬を赤くし、トロンとした表情を浮かべながら、はだけたブラウスから豊かな乳房をさらけだしている姿は、たまらないいやらしさを感じさせた。
制服姿の妹は普段に増して可愛らしく、さらに女としての色気をかもし出しているその表情は、武彦の中にある雄を刺激しないではいられなかった。
「瑞希……」
強く抱きしめ、唇を重ねる。
「んっ……んんっ……んっ……」
顔を左右に動かし、激しく唇を擦り合わせる。
そのままゆっくりと移動し、ベッドに押し倒すと上にかぶさる様にして体を重ねていく。
「んんっ……んっ……んっ……」
舌を強く絡めながら乳房を回す様に揉んでいく。
唇を放すと下に移動し、愛らしく勃起している乳首を口に含む。
「あんっ……あっ、あっ、ああんっ……」
チュパチュパと何度も吸い付いては放し、舌先で強く弾く。
ピンク色をした乳首は唾液でテラテラと光り、そのコリコリとした感触は何か懐かしい思いをもたせて口で弄ぶのを止められない。
「あっ、ああっ……やんっ……」
チューっと吸い上げると妹がビクビクっと体を震わせて仰け反った。
高校生にしてはかなり豊かな乳房に顔を押し付け、その柔らかな感触を味わう。
手で頬に押し付ける様にして擦り上げると、甘い香りと共に肉の温かさが伝わり肉棒がグンっと力を増した。
起き上がって上から舐める様に妹を見つめる。
ハァハァと熱い呼吸を繰り返しながら、上気した赤い頬にボンヤリした表情をし、はだけた制服で横たわる妹の姿はたまらなくいやらしかった。
「瑞希……可愛いぞ……」
心の底から思いつつ、再び肉棒を押し込んでいく。
「あっ、あぁんっ……」
妹の可愛らしい声と共に、ズブリと収まった肉棒から慣れることのない強烈な快感が押し寄せてくる。
「ぐっ……うぅっ……」
歯を食いしばり射精感を抑えながら、さらなる快感を引き出そうと腰を動かし出す。
「はぅっ、はっ、はやぁっ……はっ、はっ、あはぁっ……」
武彦の体の動きに合わせて妹の体が揺れ、甘い声がその愛らしい唇から漏れる。
(ああ……なんて……なんて可愛いだ……これが……これが俺の妹……妹なんだぁっ……)
兄は妹を自由にしていいと思い込んでいる今の武彦にとって、これほど可愛い女の子の兄になれた事を心の底から神に感謝しないではいられなかった。
「あっ、あっ、ああっ……駄目、やっ、あふんっ……いいっ、いいよぉっ、はやぁんっ……」
ますます可愛らしくなっていく妹の喘ぎ声に、自然と腰の動きも早まっていく。
「はんっ、はんっ、はぁああっ……激し、あっ……激しいの、ああっ……激しいよぉっ……」
ブルンブルンと豊かな乳房を揺らしつつ、勢い良く頭を振る妹を見つめながら、武彦は男としての満足を感じ、このいやらしい肉体を自由にしていい資格を自分が持っている事を嬉しく思った。
無論それは間違いなのだが、肉欲に脳を支配されている今の武彦にとっては絶対の真実だったのである。
「やっ、やっ、やぁんっ……お、お兄ちゃん、あっ……お兄ちゃぁんっ……はぅっ、はぁっ、はぁんっ……」
快感からかギュッと抱きついてくる妹を可愛らしく思いながらも、武彦はその呼び方が気に食わなかった。
「ご主人様だっ……ちゃんと呼べっ……」
先ほど言われた時にたまらない興奮を感じたのを思い出し、また言わせたくなったのである。
「だって、あんっ……だってぇ、やんっ……お兄ちゃん凄いんだもん、あっ……凄いんだもん、やっ……凄いから、はぅっ……お兄ちゃんって、あんっ……凄いんだよぉっ……」
凄いからどうなのか分からないが、どうやら強烈な快感のためにまともに喋れないらしい。
その事に男としての満足感を感じつつも、やはりご主人様と言わせたいと思った武彦は腰の動きを止めた。
「ちゃんと言わないと、動かないぞ……」
意地の悪い表情を浮かべながら妹を見つめる。
「いやぁんっ……動いてぇっ……お兄ちゃん動いてよぉっ……」
妹はイヤイヤといった感じで体を左右に振りながらダダをこねる。
そのまるで幼い少女の様な仕草は、武彦の中の妹に対する愛らしさと庇護欲を高めた。
「だったら言えよ。ご主人様、だ」
もっと嫌がる顔が見たくてニヤリと笑いながら要求する。
「そんなの恥ずかしいよぉ……お兄ちゃんの意地悪ぅ……」
唇を尖らせて拗ねる妹の姿に武彦の心臓はバクンと脈打った。
今まで以上の愛おしさが湧き起こり、無性に妹を自分の物にしたい思いが脳を支配していく。
「瑞希ぃっ!」
体全体を包む様に抱き締め唇を合わせる。
「んっ……んんっ……」
舌を激しく絡めながら、ズンと強く肉棒を突き込む。
「んんっ! んっ……んふぁっ……おにぃちゃぁん……好きぃ……大好きぃ……」
朦朧とした表情を浮かべながら潤んだ瞳で見つめられると、耐え切れない興奮が体の奥底から押し寄せてくる。
「瑞希っ!」
たまらなくなった武彦は、まるでそれが妹に対する想いを伝える行為であるかの様に、これまで以上の強さと早さで肉棒を出し入れしていった。
「はっ、やっ、あぅっ……おにぃ、やんっ……お兄ちゃんすご、あっ……お兄ちゃん凄いよぉ、やっ……はんっ、はやぁっ……」
涎を垂らしながらうっとりとした表情をしている妹は、可愛さと淫乱さの両方を兼ね備えたたまらない雌だった。
さらにその状態にしているのが自分だと思うと、誇らしさが増し、もっと妹を乱したい思いが強くなってくる。
「あっ、はっ、やぁっ……あんっ、あんっ、あやぁんっ……やっ、やんっ、ひゃはぁんっ……」
ギシギシとベッドが軋み、兄妹の肉のぶつかり合いを受け止めている。
(そういや……こいつと同じベッドにいるなんて久しぶりだな……昔は同じ布団で寝たりしたよなぁ……)
突然そんな思い出が甦り、温かな感覚が湧き上がってくる。
「あんっ、あんっ、はぁんっ……はぐっ、やっ、やぁんっ……」
幼い頃から一緒に暮らし育ってきた最も身近な存在である妹が、目の前で快楽に顔を歪め気持ち良さそうに悶えている。
(あんな小さかった瑞希が……こんなエッチな体になって……俺を気持ち良くしてくれてる……)
肉棒を締め付ける膣の温かさが、まるで妹の自分に対する愛情の様に感じられ嬉しくなってくる。
「はっ、はふっ、やんっ……あっ、あっ、あやぁんっ……」
快楽に歪んだ顔がたまらなく愛おしく思え、武彦はその桜色の唇に吸い付いていった。
「んっ……んんぅっ……んふぅっ……ぷはぁっ……おにぃちゃぁんっ……」
うっとりと見つめてくる妹の瞳は、武彦が昔から良く知っている光を放っていた。
それは兄である自分に対する信頼と甘えに溢れているものであり、その様子を見ているうちに、武彦の中に幼い頃からの妹との思い出が甦ってきた。
(おにぃちゃんまってよぉ……)
いくら駄目だと言っても必ず後に付いてきた姿……。
(おにいちゃんのばかぁ……)
意地悪をされて泣いている姿……。
(お兄ちゃん、どう……?)
中学の制服を得意げに見せる姿……。
それらの記憶が妹の成長に合わせて脳に浮かび上がってくる。
(瑞希っ……俺の可愛い瑞希っ……)
武彦の中で妹に対する激しい愛情が湧き起こり、それが肉体的な快感に混ざり合ってこれまで以上の興奮を促す。
「あっ、はぁんっ……やっ、お兄ちゃんっ……あっ、ひゃぁんっ……」
肉棒からドクンドクンと妹の鼓動が伝わり、一体となっている感覚が強まる。
(俺は……俺は……瑞希と……妹の瑞希と……セックスしてるんだ……)
自分が肉棒を押し込んでいる相手が実の妹だと改めて認識する。
そうすると心臓がバクバクと脈打ち、肉棒がグンッと力を増した。
それは強烈な快感として脳を甘く蕩けさせていく。
「あっ、あっ、ああっ……はんっ、はんっ、はぁんっ……」
乱れる妹の体を抱き締め、武彦は涎を垂らしながら狂った様に腰を振っていった。
(ああ……こんな凄いの……うぅ……凄いよ瑞希ぃ……)
海で妹の肉体を味わい、それが忘れられず再び襲った武彦だったが、すでにそれがただのセックスの快感とは違うものである事を理解しつつあった。
相手が妹だったからこそ、これほどまでに自分は狂い、肉体を求めてしまうのだ。
それは近親相姦という禁断の実を食べた者だけが知る、蕩ける様な甘さだった。
「あふっ、あんっ、やっ……お兄ちゃん、あんっ……お兄ちゃん凄いよぉっ……」
他人には存在しない家族としての思い出、そして男女のものとは違う愛情。
それらを意識しながらセックスする事が肉体的な快感に作用し、脳を悦楽に浸らせていくのである。
「やぁっ、やっ、いやぁんっ……はんっ、はんっ、はふぅっ……」
もう血の繋がらない女では満足できないのではないか。
そんな思いが脳裏を掠め、自分が戻ることのできない禁忌の快楽を知ってしまったのだと武彦は思った。
それが何やら怖さと共にゾクゾクする様な快感をもたらし、妹に対する執着を高めていく。
(いいじゃないか……これからも瑞希としていけば……そうだよ……これからずっと……瑞希としていけばいいんだ……)
そう思いながら目の前で可愛らしく喘ぐ妹を見つめる。
「あんっ、あんっ、ああんっ……お兄ちゃん、あっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……」
快感にうっとりとした表情を浮かべる妹は、たまらない可愛らしさに溢れていた。
「瑞希っ……瑞希っ……大好きだぁっ……愛してるぞぉっ……」
限界に近づいていた射精感をさらに高めようと激しく腰を振る。
「はぅっ、はっ、ひゃぁっ……おにぃちゃ、あっ……おにぃちゃぁん、あんっ……瑞希、あんっ……瑞希ぃ、やっ……もう駄目なのぉ、ああんっ……瑞希駄目だよぉっ……」
幼い頃の様に自分の事を名前で呼んでいる妹に興奮が増し、意識せずとも肉棒の出し入れがそれまで以上の早さになっていく。
「やんっ、やんっ、はやぁんっ……もう、あっ……もう駄目ぇっ……おにぃちゃん、はんっ……瑞希、あっ……もう駄目なのぉっ……はっ、はっ、ひゃぁんっ……イっちゃう、ああっ……イっちゃうのぉ、あんっ……瑞希イっちゃうぅっ!」
妹が仰け反り体を激しく震わせるのと同時に、膣が強烈に収縮し肉棒が締め上げられる。
「瑞希っ、瑞希っ、瑞希ぃっ!」
そのたまらない快感に武彦は叫び声と共に凄まじい勢いで精を放った。
ギュッと締め付けてくる膣内にドクドクドクと精液が流れ込み、ガクガクと体が激しく震え、妹の体を抱き締める。
肉棒が最後の放出を終えると、力の抜けた武彦は妹の体に倒れこんだ。
ハァハァと自分と妹の荒い呼吸が部屋に響き渡り、体の下に感じる柔らかな肉体が心地良さを伝えてくる。
「瑞希……」
妹の顔を見つめると、ぼんやりとした表情をしており、口元には満足した様に微笑が浮かんでいた。
(そうか……気持ち良かったんだな……でも……なんて可愛いんだろ……)
上気した頬に潤んだ瞳をしている妹はたまらなくいやらしかった。
自然と肉棒がまた硬くなっていく。
「あっ……」
まだ膣に収まったままの肉棒が大きくなったためか、妹がビクンと反応した。
「瑞希……可愛いぞ……」
ギュッと抱き締め、その気持ちのいい肌に頬擦りをする。
(俺はこれからずっと瑞希を抱く……こいつが嫌がろうが……絶対に抱いていくんだ……)
おそらく妹は自分を受け入れまい。
強引にしているのだから当然だ。
だが何と言われようと抵抗されようと、妹とのセックスを止めることなどできはしなかった。
このたまらない肉体と、実の妹としているという禁忌の思いが見えない触手となり、すでに排除することのできない所まで武彦の体を侵していたのである。
「お兄ちゃん……もう……止めて……」
妹が小さな声で呟いている。
その言葉を無視し、武彦は再び腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、ああっ……おにぃ、あんっ……駄目ぇ、やぁっ……」
悲しげに喘ぐ妹の姿を見つめていると、体の奥底から元気が湧き起こってくる。
「瑞希っ……愛してるぞっ……お前は俺の女だっ……」
自らの愛情を示すかの様に、武彦はさらに激しく腰を振っていくのだった。
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