愛娘


「お帰りなさ〜〜い」
 玄関に入ると可愛らしい声が出迎えた。
 今年十歳になる従妹の梨琉(りる)だ。
「ただいま」
 昭雄は返事をすると靴を脱いで玄関に上がった。
「ね、お兄ちゃん、ゲームしよ」
 二つに分けた長い髪を揺らしながら、梨琉が明るくおねだりしてくる。
「ああ、いいよ」
 その愛らしい顔を見つめながら昭雄は頷いた。
「わぁ〜〜い。じゃ、私部屋で待ってるからっ」
 梨琉は跳ねる様に走りながら、二階へ上がって行った。
(もう十歳か……)
 梨琉が生まれた時の事は今でも強く記憶に残っている。
(俺の……可愛い娘……梨琉……)
 梨琉は従妹ということになっているが、実は昭雄の娘だった。
 叔母との間にできた、近親相姦という禁じられた交わりの結果として生まれた娘なのである。
 当時昭雄は十歳でしかなかったが、すでに子を作る能力はあったらしく、叔母は妊娠した。
 叔父とはその頃セックスしていなかったから、確実に昭雄の子だと後で叔母に言われ、昭雄もそれを疑っていない。
 理屈ではなく、感覚でそう思うのだ。
 それに実際生まれた赤ん坊を見た時、「自分の子供だ」と、何か魂の繋がりの様なものを感じ、確信を持ったのである。
 近親交配によって生まれた子供は、どこか欠陥が生じると言われているが、梨琉は身体的にも精神的にも何も問題なく生まれ、成長していた。
 叔母との性行為を悪い事とは思っていなかったが、生まれてくる子供に、何か欠損があるのではないかという事だけが心配だった昭雄にとって、日々スクスクと育っていく梨琉を見るのはこの上ない幸せだった。
「あら昭雄くん、お帰りなさい」
 荷物を置いて居間に顔を出すと、テレビを見ていた叔母が声をかけてきた。
「ただいま、叔母さん」
 返事をしながら叔母の横に腰掛ける。
「ねぇ、今夜も梨琉が寝たら……いい?」
 耳元で囁かれ、股間の一物が硬くなる。
「叔母さん、そういう事は夜になってから……梨琉ちゃんに聞こえちゃいますよ……」
「ふふ、ごめんなさい。でも昭雄くんが毎日いるなんて夢みたいなんだもの。嬉しくって……」
 叔母はいやらしく微笑んでいる。
 昭雄は少し前から叔母の家で暮らしていた。
 叔父が仕事の都合で家を離れなければならなくなったため、その間女子供ばかりになってしまうのを心配し、昭雄に一緒に住んでくるよう頼んできたのだ。
 ちょうど大学に通うのに便利という事もあったので、昭雄は快く引き受けた。
 叔母と毎日セックスできるのは魅力的であったし、何より梨琉と一緒にいられる事が嬉しかったのだ。
 自分の家と叔母の家は少し離れているため、今までなかなか梨琉とは会えなかったのである。
「じゃあ、夜にまた……私はしばらく買い物に行ってるから、あと宜しくね」
 叔母はそういって軽くキスをし、立ち上がると玄関へ歩いていった。
「お兄ちゃんっ、早くゲームしよっ」
 それと入れ替わりにドアが開くと、元気一杯な梨琉が飛び込んできた。
「お、何だ。部屋で待ってるんじゃなかったのか?」
「だってぇ、お兄ちゃん遅いんだもぉん。迎えに来たんだよぉ。ね、早く、早くゲームしよぉ」
 腕に抱きついて引っ張ってくる。
「分かった分かった」
 昭雄は呆れた様な声を出しながらも、顔を嬉しさに緩ませて歩き出した。
 この家に住んでからまだ少ししか経っていないが、梨琉はやたらと甘えてきた。
 どうやら昔から兄が欲しかったらしく、昭雄との同居はまさにそれが実現した様なものであったため、はしゃいでいるみたいなのだ。
 昭雄にしても愛する娘に懐かれて嬉しくないはずがない。
 ついつい何でも言う事を聞いてしまっていたのである。


「ああ〜〜ん、また負けたぁ……」
 梨琉の悲しげな声が部屋に響く。
「まだまだ修行が足りませんな。俺に勝つにはもうちょっと練習しないとねぇ」
 昭雄は意地悪な口調で答えた。
「うわ〜〜、お兄ちゃん酷ぉい……ね、もう一回、もう一回ぃ〜〜」
 梨琉が腕を掴んで軽く揺さぶってくる。
「あ〜〜、もうかなりやってるぞ。そろそろ疲れてきたよ」
「え〜〜、そんなぁ……もうちょっといいじゃない、ね? お願いお兄ちゃ〜〜ん」
 可愛らしい顔をせつなげにしながらおねだりしてくる。
「どうしようかなぁ〜〜」
 昭雄はその表情を見てすぐに付き合う気になったのだが、焦らすことで梨琉の反応を楽しもうと敢えて答えをはぐらかした。
「うう……お兄ちゃんの意地悪ぅ。ね、いいでしょ? お願いぃ〜〜」
「でもなぁ〜〜」
「しないとこうだぞっ、こうっ……どうだっ、これでもかっ」
 梨琉は立ち上がると、座っている昭雄の頭を抱えてギュッと抱きついてきた。
 腕を首に回しているところから、プロレス技を真似ているらしい。
 だが表面上真似ているだけなので少しも痛くない。
 昭雄はその行為を微笑ましく感じながらも、背中に当たる感触に意識を集中させていた。
 微妙に柔らかなものが触れているのだ。
(そうか……梨琉ちゃんももう十歳だもんね……女になってきてるんだ……)
 娘の成長を嬉しく感じ、昭雄は顔を緩ませた。
「あっ、お兄ちゃん笑ってるなっ。もぉっ、酷いよぉ」
「ははっ、ゴメンよ。だけど何だか楽しくてさ」
「しょうがないなぁ。ま、私も楽しいけどさ」
 梨琉は首から腕を外すと、今度は背後から手を回してギュッと体に抱きついてきた。
「お、どうした? 今度は違う技か?」
「違うよ……ちょっとこうしたかったの……」
 今までと違うしんみりとした声で梨琉は呟いている。
「そうか……」
 昭雄もそれに合わせて静かな口調で返す。
「ね、お兄ちゃん……」
 しばらくすると、梨流は首を前に回りこませて覗き込む様にしてきた。
「ん? 何だ?」
「あのさ……お母さんと……その、お兄ちゃんって……キス、してるよね……」
 ドキンっと心臓が跳ね上がる。
 一緒に暮らし始めてから、昭雄は叔母とよくキスをしていた。
 気をつけていたつもりだったが、どこかで見られてしまったのだろう。
「あ、ああ……」
 誤魔化しても仕方がないだろうと思い、正直に答える。
「ね、どうしてしてるの? お母さんにはお父さんがいるんだよ……お兄ちゃんとは恋人になれないのに……」
「いや、その……叔母さんのこと……好きだから……」
 昭雄の言葉に梨琉は体をピクッと震わせた。
「いつから?」
「梨琉ちゃんが生まれるずっと前……俺が小学生の頃からだよ……」
「そうなんだ……」
 かすれた声で梨琉は呟いている。
「嫌だったかい? もしそうならしない様にするから……」
 小学生の梨琉にしてみれば、母親が父親以外の男とキスするなど許せないことかも知れない。
「うん……だけどお兄ちゃんは、お母さんのこと……好き……なんだよね……」
「ああ……」
「だったらしょうがないかな……好きなのに……キスできないなんて……辛いもん……」
 まるでそういった経験があるかの様に、梨琉は悲しげに呟いている。
「梨琉ちゃんは、好きな人がいるのかい?」
「えっ?」
 梨琉は激しく体を震わせた。
 どうやら図星らしい。
 幼いながらも好きな男の子が出来て、その事に悩み、それを昭雄と叔母の関係にダブらせてあんな風に言ったのだろう。
「誰なの? 同じクラスの男の子?」
「ち、違うよっ。そんなんじゃないっ」
 梨流は体を離すと、頭を左右に激しく振っている。
 そのたびに二つに分けた髪が揺れて可愛らしい。
「じゃあ、どんな人? 先生とか?」
「違うっ。違うよっ」
 梨琉は困った様に目をあちこちに動かしながら否定している。
「え〜〜、それじゃ分からないなぁ。どんな人なのかだけでも教えてよ」
「う……言えないよ……」
 小さな声で呟く。
「いいじゃない。俺と梨琉ちゃんの仲だろ? 誰にも言わないからさ」
 可愛い娘が惚れた男はどんなヤツなのか。
 穏やかな言葉とは裏腹に、昭雄はまだ見ぬ相手に憎しみを感じていた。
(俺の梨琉に手ぇ出したら許さんっ)
 恋が実らず悲しむ梨流を見るのは辛かったが、自分以外の男に甘える姿も見たくなかった。
「で、でもぉ……」
「いいじゃん。教えてよ」
 必死になって何度も尋ねる。
 最初は冗談のつもりだったのだが、今や本気になってしまい、体を反転させて梨琉の正面に座ると、強い目で覗き込んでしまう。
「お、お兄ちゃん……怖い……」
 梨琉が悲しそうな顔をしている。
「ご、ゴメン……俺、梨琉ちゃんが心配だったから、つい……」
 娘を怖がらせてしまった事を反省しながら頭を下げる。
「ううん……私の方こそゴメンね……言うよ、私の好きな人……お兄ちゃんに言うっ」
 何かを決意したかの様に、梨琉はキッと顔を上げた。
「え? い、いや、いいんだよ。嫌だったら言わなくていいから……」
「ううん。私、言いたいのっ。お兄ちゃんに言いたいっ。私の好きな人……好きな人のことを……」
 言おうと決意したものの、やはり恥ずかしいのだろう、梨琉は顔を真っ赤にしている。
 昭雄はジッと梨琉の次の言葉を待った。
「私……私の好きな人は……」
 梨琉は顔を下に向けたまま、小さな声で呟いている。
「私の好きな人はね……そのぉ……うんと……お、お兄ちゃ……お兄ちゃんなのぉっ!」
 突然顔を上げると、大きな声で梨琉は叫んだ。
「え?」
 その予想外の言葉に、昭雄は一瞬何を言われたのか分からなかった。
 それから徐々に意味を理解していく。
(梨琉ちゃんが……梨琉ちゃんが俺のこと……俺のことを好き……だってぇ……?)
 昭雄にしてみれば、梨琉は娘である。
 しかもまだ十歳という幼い年齢だ。
 二十一歳の自分が、恋愛対象として見られているとは思わなかったのである。
「……」
 梨琉は顔を真っ赤にしたまま、視線を落ち着かなくあちこちに動かしている。
「その……梨琉ちゃん……?」
「わ、私っ……お兄ちゃんがお母さんのこと好きでも構わないからっ……だから、だから一番じゃなくていいからっ……私、私のこともっ……お母さんと同じ様に好きになってっ……好きになって……好き……」
 だんだんと声が小さくなり、最後には黙ってしまう。
 顔を真っ赤にし、小刻みに体を震わせているのが愛らしい。
 その様子を見ているうちに、昭雄は己の中に激しい興奮が湧き起こっているのを感じていた。
(梨琉ちゃんが……梨琉ちゃんが俺のこと……)
 娘に好きだと言われて喜ばない父親がいようか。
 しかもどこかの誰かに取られるのかと思っていた矢先だけに嬉しさは格別だった。
「もちろんだよ……俺は梨琉ちゃんが大好きさ」
 その言葉にハッと梨琉が顔を上げる。
「それに梨琉ちゃんが一番だよ。俺の一番は梨琉ちゃんなんだ」
「嘘ぉ……」
「嘘じゃないよ。ホントに一番好きさ」
 梨琉は恥ずかしそうに顔を俯かせた。
 昭雄にしてみれば、それは梨琉が生まれる前から抱いていた感情である。
 確かに叔母も好きだが、やはり娘への愛情には敵わない。
 梨琉は何にも代え難い、最も大切な存在なのだ。
「じゃ……キス……キスして……」
「え?」
「お母さんより好きだって言うなら……私にも……お母さんと同じ様に……して……」
 顔を上げた梨琉は、ジリジリと体を寄せてくる。
 潤んだ瞳がせつなげに見つめ、幼いながらも女としての媚を伝えてきた。
 今まで少女として、娘としてしか見ていなかったが、その幼い体から溢れ始めた色気は、梨琉を一人の女に感じさせた。
 ビクンっと股間の肉棒が反応する。
(お、俺……こんな小さい女の子と……したくなってる……十歳の……自分の娘と……)
 だがよく考えてみれば、己が初めて性体験をしたのも同じ年齢の時だ。
 何も早いことはないだろう。
 それに先ほど感じた胸の膨らみを考えれば、すでに肉体は女として成長を始めている。
(できるの……か……?)
 昭雄の頭には、梨琉と、己の娘とセックスする思いが渦巻き始めていた。
 梨琉はキスをせがんでいるだけなのだが、昭雄はその先、娘の処女を奪うという興奮に包まれていたのである。
(俺が……俺が梨琉の初めての男になる……)
 それは甘美な誘惑だった。
 先ほど感じた、誰かに娘を奪われる恐怖。
 見たこともない男に、大事な娘の処女を散らされる事を考えれば、父親である自分が同じ事をするのに何を躊躇うことがあろう。
(俺は……俺はヤるっ……梨琉の処女を……梨琉の処女をもらうんだっ……)
 興奮が高まった昭雄は、梨琉の体をグイと引き寄せた。
「あ……」
 梨琉がビクッと体を震わせ、不安そうな表情でこちらを見ている。
「大丈夫だよ、梨琉ちゃん」
 笑いかけながら、ギュッと抱き締める。
「あ……お兄ちゃ……」
 梨琉もオズオズといった感じで背中に手を回してくる。
 小さな体が自分の中に収まり、昭雄はたまらない気持ちの良さを感じた。
(ああ……なんて……なんて可愛いんだ……梨琉……俺の梨琉……お前は俺の物だ……)
 頬を擦り付ける様に動かすと、梨琉がビクビクと体を震わせる。
 その様子にたまらなくなった昭雄は、体を離すと梨琉の顎をクイと持ち上げ、その小さな唇に吸い付いていった。
「んっ……んんっ……」
 まずは軽く唇を合わせてすぐに放す。
「お兄ちゃ……」
 ボーっとした顔で梨琉がこちらを見つめている。
 そのせつなげな表情に抑えが利かなくなった昭雄は、そのまま再び可愛らしい唇に吸い付いていった。
「んんっ、んっ! んんぅっ……んっ!」
 今度は舌を梨琉の口内に押し込み、驚いて体を震わせているのに構わず小さな舌に絡みつかせ、思いっきり吸い上げる。
「んふぅっ……んっ、んっ、んはぁっ……おにぃちゃぁん……」
 唇を離すと、梨琉は体から力を抜いてクタクタと肩を落とした。
「どうだい? キスは良かった?」
「何か凄い……何か凄いよぉ……キスって……凄ぉい……」
 梨琉は脱力した様な声で答えながら、トロンとした顔を浮かべている。
「じゃ、もっと凄くしてあげるね……」
 昭雄は梨琉をゆっくり後ろに押し倒すと、そのまま服を捲り上げた。
「やん……お兄ちゃん、何するの……?」
 梨琉が恥ずかしそうに服を戻そうとする。
「大丈夫だよ……気持ち良くしてあげるだけだから……」
「で、でもぉ……恥ずかしいよぉ……」
 梨琉は顔を赤くしながら服をギュッと掴んでいる。
「何でさ……凄く綺麗な体じゃないか……見せてよ……」
「だけどぉ……」
「俺、梨琉ちゃんの裸……見たいんだ、お願い……」
 昭雄がジッと見つめると、梨琉は恥ずかしそうに顔を俯かせた。
「う、うん……お兄ちゃんがそこまで言うなら……」
 了承を得た昭雄は、再び服を捲くり上げ、真っ白な肌をさらけ出した。
 淡いピンク色をした乳首が見え、その周辺だけがプクッと膨れているのがいやらしさを感じさせる。
「梨琉ちゃん……綺麗だよ……」
 そう言いながら幼い乳首に吸い付いていく。
「あっ……んっ……なに?……お兄ちゃ、あっ……」
 チュウチュウと何度も吸うと、そのたびに梨琉がビクッ、ビクッ、と反応を示す。
「可愛いよ……梨琉……」
 まだ膨らみのほとんどない胸を指で摘む様にして揉みながら、激しく乳首を吸い、舐め上げていく。
「はぅっ……あっ……やっ……おにぃ、あっ……はっ……やぅっ……」
 梨琉は体を小刻みに震わせながら、頭を左右に落ち着き無く動かし、手を握ったり開いたりしている。
 その様子に興奮した昭雄は、さらに強く乳首を吸い、胸を揉んでいった。
「あっ……はんっ……やっ……ああっ……あんっ……はぁっ……」
 幼い胸をさらしながら快感に呼吸を乱す梨琉の姿は、昭雄に震えるほどの興奮をもたらし、股間の肉棒がビクビクと激しく暴れた。 
「次は……梨琉ちゃんの大事なところを……見せてね……」
 昭雄は体を下に移動させると、スカートを捲くり上げ、パンツを引き下ろした。
 梨琉は快感に朦朧としているのか、先ほどの様に止めてはこない。
(ここが……梨琉ちゃんの……)
 顔を近づけると、毛の生えていない縦の筋が見える。
 だがその幼い割れ目からは、テラテラと光る液体が垂れていた。
(ふふ……まだ子供だけど……女なんだ……)
 自分の愛撫で梨琉が感じている事に嬉しくなった昭雄は、舌を伸ばすと、まだ誰も触れた事のない秘所に押し込んでいった。
「あぅっ、あっ、ああっ……おにぃ、あっ……なにを、ああっ……あっ、あっ、あひゃぅっ……」
 激しく舌を動かすと、梨琉が頭を勢い良く仰け反らせた。
 その反応を嬉しく感じながら、さらに舌の動きを活発にしていく。
「あんっ、あっ、やぁっ……何か凄い、あぅっ……お兄ちゃ、はんっ……おにぃちゃ、あぅっ……お兄ちゃん凄いよぉっ……あっ、あっ、あふぅっ……」
 頭を左右に激しく振り、梨琉は耐えられない様に悶えている。
 昭雄はそれを見つめながら、梨琉の腰を抱えて持ち上げると、ペチャペチャ音を立てて幼い割れ目を犯していった。
「やっ、やんっ、やはぁっ……お兄ちゃん、あっ……これ何? ああっ……これ何なのぉ? やんっ……何かが、ああっ……何かがぁっ……」
 両手をバタバタさせ、両脚を昭雄にぶつけてきながら、梨琉は快感に染まっていく。
「はっ、はっ、はぁんっ……お兄ちゃ、お兄ちゃ、お兄ちゃぁんっ……梨琉、あっ……梨琉ぅっ……何か変、ああっ……何か変だよぉ、ひゃぅっ……何か変なのぉっ……あぅっ、あぅっ、あっ、ああああああああんっ!」
 ビクビクビクっと体を震わせると、梨琉は体の力を抜いた。
 どうやら絶頂に至った様である。
 幼い肉体でありながら、女としての快感を得たのだ。
 昭雄は荒い呼吸をしている梨琉を見下ろしながら、手を伸ばしてゆっくり服を脱がしていくと、自分も裸になった。
 絨緞の上に浮かぶ真っ白な肌が、そこだけまるで宝石の様に輝いて見える。
 胸は膨れているものの、まだ幼児体型を残す梨琉の肉体は、成人女性しか相手にした事の無い昭雄にとって、まさに未知の存在だった。
 覆いかぶさり肌を接触させると、幼い少女のすべらかな肌の感触がたまらない快感を伝えてくる。
(うう……何て気持ちいいんだ……)
 擦り付ける様に体を動かし、その感触を何度も味わう。
 スベスベとした梨琉の肌は、まるで快楽の塊であるかの様にジワリジワリと淫靡な快感を染み込ませてくる。
「あっ……」
 細い首筋に吸い付くと、梨琉が微かな声を上げ、その可愛らしい様子にたまらなくなった昭雄は、そのままチュパチュパと何度も舐め上げていった。
「あっ……はっ……あんっ……」
 首筋から胸、腹、太ももと順に舌を這わし、最後に足の指を舐め回す。
「はぅっ……はっ……ああっ……」
 太ももまで舌を戻すと、何箇所かに激しく吸い付いていく。
「やっ……あっ……ああっ……はぅっ……」
 再び胸の辺りまで移動し、乳首の周辺をいやらしく舐め上げる。
「お、おにぃちゃ、ああっ……おにぃちゃぁん……」
 せつなげな梨琉の声が聞こえ、それが早く肉棒を入れて欲しいと言われている様に思えた昭雄は、体を起こすと、すでにギンギンに硬くなっている肉棒を、その幼い膣穴に近づけていった。
 最後にもう一度梨琉の唇に吸い付き、安心させる様に笑いかける。
「これからちょっと痛いかも知れないけど……ゴメンな……」
「おにぃ……わぁたしぃ……」
 虚ろな表情を浮かべながら、梨琉は微かに笑う。
 それを了承の意味だと思った昭雄は、ゆっくりと肉棒を押し進めていった。
 ズプッ……。
 亀頭の先が割れ目を広げる。
「あ……なに……?」
 ボーっとした梨琉の声が聞こえる。
 そのまま腰を進めると、ズブズブと肉棒が幼い膣に収まっていく。
「あ……は……ん……あぅっ! いぐっ! いぁっ!」
 何かを突き破る感触と共に、梨琉が苦痛の声を上げた。
 どうやら処女膜を破ったらしい。
 梨琉を苦しませている事に悲しさを感じながらも、肉棒から押し寄せる快感に昭雄は歯を食いしばった。
(何て……何てキツイんだ……)
 ギリギリと締め付けてくる少女の膣は、その狭さゆえか耐え難い快感を与えてくる。
(ぐ……凄い……うう……凄いぃ……)
 かなり強烈な締め上げがあり、しかも苦痛の声を上げている割に肉体の方は雄を引き入れる本能があるのか、ヌメヌメと膣襞が絡みついてくるのだ。
 そのたまらない感触に、昭雄は腰を動かし始めた。
「いっ! うっ! 痛っ!」
 梨琉の辛そうな声を聞きながらも、股間から押し寄せる快感に昭雄は顔を快楽に緩めた。
(うぅ……凄い……梨琉ちゃんのここ……凄い締め付けて……ああ……たまらないよ……)
 まるで快感を押し付けてくるかの様な締め上げに、昭雄は夢中になって腰を振り続けた。
「あぐっ……おにぃっ……うぐっ……」
 相変わらず苦痛の声ではあったが、だんだんとそれが和らいでいる様に感じられ、それと共に肉棒の動きも滑らかになっていく。
「あっ……はっ……いぅっ……ああっ……いぐっ……」
 声にも甘いものが含まれ始めている。
 処女がどれくらいで痛みを感じなくなるのか分からなかったが、どうやら梨琉はそれが早いらしい。
「あっ、あっ、ああっ……はっ、あぅっ、ああんっ……」
 しばらくすると、すっかり甘い声になっている。
「梨琉ちゃんっ……気持ちいいのっ……?」
 腰を激しく振りながら昭雄は囁いた。
「あんっ、あっ、ああっ……うん、あっ……何か、ああっ……何か気持ちいいっ……やっ、やっ、やぁんっ……お兄ちゃん、はぅっ……これ、ああっ……これ何? ああんっ……これ何なのぉっ?……はっ、はっ、はぁんっ……」
 瞳を潤ませ、まるで大人の女の様な色気を放つ梨琉を、昭雄はたまらない思いで見つめた。
(ああ……梨琉ちゃん……何て可愛いんだ……ああ……俺の梨琉……俺の梨琉……俺の梨琉ぅっ!)
 爆発しそうなほどに心臓を鼓動させながら、昭雄は腰の動きを早めていく。
「あっ、あっ、ああんっ……お兄ちゃ、あぅっ……何か凄い、あんっ……お兄ちゃん凄いよぉ、ああっ……はんっ、はんっ、はぁんっ……わたし、あぅっ……わたしぃっ……あっ、あっ、あやぁっ……」
 頭を左右に振りながら、梨琉は可愛らしい喘ぎを上げ続けた。
「やっ、やぁっ、やぁんっ……わたしおかしい、あっ……わたしおかしいよぉっ……はぐっ、はっ、はぁっ……お兄ちゃん、ああっ……わたし飛んじゃうの、やっ……飛んじゃう、あんっ……わたし飛んじゃうぅっ……」
 助けを求める様に梨琉はギュッとしがみついてくる。
 その瞬間膣内がキュウッと締まり、昭雄の耐久力を一気に奪った。
「ううっ……梨琉っ……梨琉っ……俺はっ……梨琉が大好きだぁっ……愛してるっ……愛してるぅっ……」
 梨琉への愛情を言葉にしながら、激しく腰を振っていく。
「やぁんっ、あっ、はぅっ……おにぃ、あんっ……おにぃちゃ、はんっ……おにぃちゃぁんっ……やんっ、やんっ、やぁんっ……わたしも、ああっ……わたしもお兄ちゃん、あっ……わたしもお兄ちゃん大好きぃっ……やぅっ、やっ、やはぁんっ……」
 梨琉が力を込めて抱きつき、顔を擦り付けてくる。
 その子猫の様な仕草にたまらなくなった昭雄は、最後とばかりに腰の動きを強めた。
「あっ、あっ、ああっ……凄い、あっ……凄いぃ、ああっ……凄いよぉっ……はんっ、はんっ、はひゃぅっ……何か来る、あっ……何か来るよ、ああっ……何か来るぅっ……やっ、やっ、やぁんっ……おにぃちゃ、ああっ……おにぃちゃ、あぅっ……おにぃちゃぁんっ……あんっ、あんっ、あやぁっ……やっ、やっ、やぁあああああああんっ!」
「梨琉ぅっ!」
 今まで以上に膣内が締まり、その瞬間昭雄は精を放った。
 ドピュドピュドピュ、ドクドクドクドク……。
 信じられないほどの量が放出され、そのたびに押し寄せる快感に、昭雄は体をガクガクと震わせた。
「梨琉っ……ああっ……梨琉ぅっ……」
 愛しい娘の名前を叫びながら、何度も何度も精を放っていく。
 終わりが無いのではないかと思えるほどのたまらない射精を繰り返しながら、しばらくしてようやく放出を終えた昭雄は、ゆっくりと梨琉の体の上に倒れ込んだ。
 はぁはぁと荒い息を吐きながら、愛する娘の中に精を放った満足感に浸る。
(俺……梨琉と……自分の娘とセックスしちゃった……)
 叔母との禁忌の交わりによって生まれた娘。
 ただでさえ許されぬ関係であるのに、さらにその娘とセックスをしたのだ。
(地獄に落ちるかな……)
 自嘲しながらも、娘の初めての男になったという事実に興奮を感じる。
(ふふ……世の中にどれくらいいるのかな……自分の娘としちゃう父親って……)
 愛情が過ぎれば襲ってしまう人間もいるだろう。
 だがそれは、世間に知られれば大問題になる行為だ。
(だけど俺の場合……従妹だもんね……)
 バレたとしても、イトコ同士ならば結婚すらできるのだ。
 何の問題があろうか。
 あるとすれば梨琉の年齢だが、その事は昭雄の頭にはなかった。
 自分が初体験をした年齢と同じであったため、「何が悪いのだ」という思いがあったからである。
(って、まてよ……)
 昭雄は何か引っかかるものを感じた。
(俺と梨琉はイトコ……イトコ同士は結婚できる……結婚……)
 とんでもない考えが頭に閃く。
(俺……梨琉と結婚できるんだ……娘と結婚……スゲェや……)
 戸籍上はイトコであるため、堂々と結婚できるのである。
 娘とセックスする父親はいても、娘と結婚する父親はいるまい。
(はは……結婚……梨琉と結婚……)
 その考えに昭雄は興奮していた。
 愛する娘を自分の物にできるのだ。
 普通の父親であれば、いつかはよその男に娘を奪われてしまう。
 だが自分は、一生娘を自分の物にできるのである。
「おにぃちゃん……」
 自分の考えに興奮していた昭雄は、梨琉の小さな声に意識を戻した。
「あ、梨琉ちゃん……大丈夫?」
「うん……今の凄いねぇ……あれって何なのぉ……?」
 まだボンヤリとしているらしい梨琉は、穏やかな口調で聞いてくる。
「あれはセックスって言うんだよ……愛し合ってる人がすることなんだ」
「愛し……」
 梨琉は顔を真っ赤にして恥ずかしがっている。
「お兄ちゃん……私のこと……好き……?」
「ああ、大好きだ……」
 昭雄の言葉に梨琉は嬉しそうに笑った。
「私も……私もお兄ちゃん大好きぃっ」
 満面の笑みを浮かべながら抱きついてくる。
 自分の体にスッポリと収まる小さな体がそうしていると、まるで梨琉を己の物にしたかの様に思えてくる。
(ああ……可愛い梨琉……俺の、俺の梨琉……)
 昭雄は梨琉の体をギュッと抱き締めると、再び軽く唇を合わせた。
「んっ……んふぅっ……ね、お兄ちゃん……今したこと……お母さんともしてるの……?」
 梨琉がうっとりとした顔でこちらを見つめながら聞いてくる。
「してるよ……だから梨琉ちゃんにもしたんだ……」
「え?」
「だって言ったろ……お母さんと同じ様にしてって」
「そう言えばそうかも……」
 梨琉は嬉しそうに笑っている。
「俺は梨琉ちゃんが大好きだからね。叔母さんにしてる事はしたいんだ。いや、それ以上の事がしたい」
「それ以上って?」
「そりゃ……梨琉ちゃんを俺のお嫁さんにする事さ」
 昭雄は先ほど考えていた事を告げた。
「お、お嫁さんっ?」
 梨琉は目を丸くして驚いている。
「そうだよお嫁さんさ。梨流ちゃんはまだ小さいからすぐには無理だけど、十六歳になったら結婚したいんだ。どうだい? 俺と結婚してくれる?」
「わ、私がっ、お兄ちゃんとっ?」
「うん」
 昭雄の言葉に、梨琉は顔を真っ赤にして落ち着きなく目を動かしている。
「すぐに返事をくれなくてもいいから。それこそ十六歳になるまで何年もあるからね。じっくり考えて。俺、待ってるから」
「う、うん……だけど待たなくていいよ……なるから……私、お兄ちゃんのお嫁さんになるから……」
 梨琉はギュッと抱きついてくる。
 だがその言葉は、まだまだ幼い少女の思いでしかない。
 思春期を迎えれば、気になる男の一人や二人はできるかも知れないのだ。
 しかしそれでも昭雄は嬉しかった。
 今だけの言葉でしかなくても、梨琉は自分を選んでくれたのだから。
「ありがとう。俺、嬉しいよ」
 昭雄は梨琉を強く抱き締めると頬を擦りつけた。
 すべらかな肌の感触が心地良く、股間の肉棒がグンと力を増す。
「あ……何か当たってる……」
 梨琉が不思議そうな声を上げた。
「ん? これかい? これはオチンチンだよ」
「オチン……」
 恥ずかしそうに途中で言うのを止めている。
「ほら、これだよ。見てごらん」
 体を離して股間の一物を見せる。
「うわっ……すごぉい……」
 ピクピクと小刻みに震える肉棒に、梨琉は興味津々の表情を浮かべている。
「これがさっき梨琉ちゃんの中に入ったんだよ」
「え? これが? あ、そういえば何か入ってきてた……これなんだぁ……へぇ……凄いなぁ……こんな大きなのが入っちゃうなんてぇ……」
 梨流は己の股間の縦筋と肉棒を交互に見つめている。
 それはあまりに大きさが違っていたため、よく入ったものだと今さらながら昭雄は思った。
「何かプルプルしてるね。面白ぉ〜〜い」
 梨琉は手を伸ばすと、肉棒をギュッと掴んだ。
「うぅっ……」
 その感触に昭雄は声を上げてしまう。
「痛かった? ゴメンね……」
 梨琉はビックリして慌てて手を放している。
「いや、そうじゃないよ。気持ち良かったんだ」
「気持ち良かった?」
「うん。さっき梨琉ちゃんも俺に舐められて気持ち良かったでしょ? それと同じ」
「へぇ〜〜、そうなんだぁ。あ、じゃあ舐めたらもっと気持ちいいのかな?」
「え? うん。そりゃあ気持ちいいけど」
「それじゃ舐めて上げるねっ」
 梨琉は再びギュッと肉棒を握ると、顔を近づけてペロリと舐めた。
「はぅっ……」
 その微妙な刺激に昭雄は体を硬直させた。
「気持ちいいの?」
 昭雄の反応に驚いた顔をしながら梨琉が尋ねてくる。
「うん。凄く気持ちいい……」
「そうなんだ……じゃあ、もっとして上げるね」
 梨琉はペロペロと続けて舐めてくる。
「はっ……うっ……ああっ……」
 快感が少しずつ感じられ、その物足りない感触が逆に激しい肉欲を起こさせる。
「梨琉ちゃん……口に入れて……口に入れて舐めてくれないか?」
「え? どういう意味?」
「アイスを食べるみたいに口の中に入れて、オチンチン全体を舐める感じでして欲しいんだ」
「ふ〜〜ん、こんな感じ?」
 小さな唇を大きく開いて、梨琉は昭雄の肉棒をパクッと口に含んだ。
「あぅっ!」
 突然強烈な快感を与えられ、昭雄は体を仰け反らせた。
「んぐっ、んぐっ、んんぐぅっ……」
 梨琉は肉棒を口の中でモゴモゴ動かしながら、舌を様々な箇所に絡ませてくる。
「はぅっ……ああっ……うぅっ……」
 昭雄はたまらない快感に体を激しく震わせた。
 初めてであるにも関わらず、梨琉の舌は的確に昭雄の弱いところを責め、さらには幼い少女が小さな手で醜悪な肉棒を掴み、桜色の可愛らしい唇に含んでいる姿はたまらないものがあった。
「んぐっ、んぐっ……んぐっ、んぐぅっ……」
 梨流は、男の性器がどうすれば感じるのかまるで知っているかの様に、たまらない快感を昭雄に与えながらチュポチュポと激しく肉棒を擦り上げていく。
「梨琉ちゃん……ああ……いいよ……いい……もう出る……出るからね……出るぅっ!」
 昭雄は体を強く硬直させると、一気に精を放った。
「んっ!……んんっ……んっ……」
 梨琉は一瞬顔を歪ませた後、ゴクンゴクンと精液を飲み込んでいる。
(ああ……俺の……俺の精液を……梨琉ちゃんが飲んでる……)
 幼い少女が己の肉棒から注がれる精液を飲んでいるのかと思うと、嗜虐的な興奮が押し寄せてくる。
 昭雄は何度も精を放った後、最後に体をブルブルと震わせて力を抜いた。
「梨琉ちゃん……大丈夫?……飲んじゃったけど……」
「うん……何か変な味だったけど飲んじゃった……これってオシッコじゃないんだよね?」
「これは赤ちゃんの種だよ」
「赤ちゃんの種?」
 梨琉は驚いた顔をしている。
「そう。これが女の人の体に入ると、そこにある赤ちゃんの卵とくっついて赤ちゃんになるんだ」
「え〜〜? じゃあ、私、赤ちゃんの種飲んじゃったんだぁ」
 肉棒に残っている白い液体を見つめながら、梨琉は呟いている。
「別に飲んでも平気だから……それにまだ梨琉ちゃんの体には赤ちゃんの卵はないから赤ちゃんはできないしね」
 昭雄は梨琉の様子を微笑ましく見つめながら説明した。
「ふ〜〜ん……そうなんだ……卵ないんだぁ……でもいつかはできるんだよね?」
「あ、うん……もうちょっと大きくなると、作られるんだって……」
「へぇ〜〜……まあ、私まだ子供だもんね……しょうがないか……」
 梨流は残念そうな口調で呟いている。
「何がしょうがないの?」
「え? う、ううん……な、何でもないよ……」
 昭雄の問いかけに梨琉は慌てて頭を左右に振ると、顔を真っ赤にして俯いた。
 その様子を可愛らしく見つめながら、昭雄はこの娘を絶対に誰にも渡したくないと思った。
 先ほどは「思春期になれば好きな男ができるかも知れない」などと諦めた思いを持ったりもしたが、今やそんな事はどこかに消えてしまい、この可愛らしい少女を己の物にしないではいられない激しい欲求が湧き起こってきていたのである。
(こんな可愛い……可愛い娘を……誰かにやってたまるか……)
 触れているスベスベとした肌の感触と温かなぬくもり、そして自分を信頼しきった目で見つめてくる愛らしい笑顔。
(他の男なんかに……俺の……俺の梨琉をやるもんかっ)
 強烈な独占欲が体を突き動かし、梨琉を再び組み伏せる。
「あんっ……お兄ちゃんどうしたの?」
「梨琉っ……梨琉っ……梨琉ぅっ……」
 昭雄は激しい興奮に包まれながら、その幼い肉体を舐め、吸っていった。
「あっ……ああっ……おにぃ、あんっ……ちょっ、ああっ……それ、あんっ……そんなぁっ……」
 可愛らしい顔、細い首筋、プクッと膨れる可憐な胸、なだらかな腹部、脂肪の付いてない太もも、小さな足の指。
 まるで唾液で自分の物に染めようとするかの様に、昭雄は上から下まで何度も何度も舌を這わせていった。
「ああぅっ、あっ、はぁんっ……もう、あっ……ちょっと、やっ……くすぐっ、やんっ……そんなとこ、はぅっ……おにぃ、ああんっ……」
 梨琉は体をピクピクと震わせて悶えまくった。
 しばらくそうして体中を舐め回した後、昭雄は息を切らしながら起き上がり、愛する娘の姿を見下ろした。
「はぁ……はぁ……おにぃちゃ、はぁ……はぁ……」
 唾液に体をテラテラと光らせながら、潤んだ瞳でこちらを見つめてくる。
「梨琉……また……入れるよ……いいかい……?」
 唇に軽く吸い付きながら、耳元に優しく囁きかける。
 こっくり頷く梨琉を可愛らしく感じながら、すでに痛いほど硬くなっている肉棒を押し込んでいく。
「あっ、ぅんっ……あっ……ああっ……」
 亀頭が温かな感触に包まれると、梨琉が体を硬直させて仰け反った。
「ぐっ……うっ……」
 昭雄も同じ様に動きを止めて快感に浸る。
 やはり締め付けの強い梨琉の膣は気持ちの良さが違い、幼い少女に肉棒を入れているという状態もそれだけで興奮を誘った。
「あっ、あっ、ああっ……おにぃ、あんっ、やっ、はぅっ……」
 少しずつ腰を動かし出すと、それに合わせて梨琉の体が上下にずれ、微かな声が部屋に響いた。
「梨琉ちゃん……気持ち……いいかい……?」
 ゆっくりとした動きのまま問いかける。
「あっ、うんっ、はっ……気持ち、あんっ……いい、あっ、あっ、あぅっ……気持ち、あっ……いいの、はぁんっ……」
 可愛い顔を快楽に歪め、甘い喘ぎを発しながら快感を告げてくる梨琉の姿を見ているだけで、昭雄は幸福だった。
(俺の……俺のチンチンで……梨琉ちゃんを……気持ち良くさせてる……)
 嬉しさが腰の動きを早め、膣内を激しく擦り上げる。
「あんっ、あんっ、ああんっ……それ、はぅっ……凄、あっ……凄い、ああっ……おにぃ、あんっ……凄いよぉっ……」
 快感を覚え始めたばかりの幼い少女は、さらに快楽を呼び込もうとギュッと抱きついてきた。
「あっ、やっ、はぁんっ……やぅっ、はっ、ああんっ……」
 小さな手が背中に爪を立て、細い脚が腰に強く絡み付いてくるその様子は、成人女性と何ら変わるところはない。
(やっぱり……女……なんだな……)
 幼くても女は女。
 快感を与えられれば、どんな年齢であろうと同じ反応を示すのだ。
 やはり早目に自分の物にして良かった。
 放っておけば、いつかどこかの男に、今見せている様な媚を示していただろう。
(そんなのは……許さない……)
 他の男にこの愛らしい表情を見せてなるものか、という強烈な独占欲が昭雄の心を支配していく。
「あんっ、あんっ、ああんっ……やっ、やっ、やぁっ……」
 快楽に悶える梨琉は、今まで見せたことのない女としてのいやらしい顔を浮かべて喘いでいる。
 それは幼いだけに、たまらない可愛らしさと激しい興奮を起こさせるものだった。
(ふふ……梨琉は俺のもんだ……)
 もう誰にもこの顔は見させない。
 自分だけに、自分に対してのみこの表情をさせるのだ。
 凄まじい高揚感が体を包み込む。
(……)
 だがそう上手くいくだろうか。
 もう一人の自分が囁きかけてくる。
 いつか好きな男ができ、その男とのセックスで快感を得るのではないか。
 自分とするよりもその男としたがる様になるのではないか。
 恐怖にも似た不安感が、心にジワジワと押し寄せてくる。
(そんなのは……嫌だ……)
 すでに父親としての一線を越えてしまった昭雄は、娘に対する抑えきれない独占欲に囚われていた。
(そうだっ……体に覚えさせればいい……俺以外の男としたって気持ち良くならない様に……俺以外では物足りない様に、体に覚えさせてやればいいんだっ……)
 梨琉に多くの快感を与えまくり、自分とセックスする快楽を徹底的に体に覚えさせ、他の男が抱いたとしても拒否反応が出るくらいにしてしまうのだ。
(そうだよっ……そうすればっ……)
 そんな無茶な考えを抱いていると、精神の高揚に引きずられたのか、腰がまるで機関銃の様に激しく動き始めた。
「あんっ、あんっ、あはぁっ……おにぃ、ああっ……おにぃちゃ、あぅっ……それいい、あんっ……それいいよぉっ……はぅっ、はっ、ひゃぁんっ……」
 その強烈な突き込みに、梨琉は我慢できない様に頭を左右に振り、そのたびに女の子らしく二つに分けた長い黒髪がバサバサと乱れた。
「やんっ、やっ、やはぁっ……今の、あっ……今のもっとぉ、ああっ……今のもっとしてぇっ……はぅっ、はぅっ、はやぁっ……」
 その愛らしいおねだりに昭雄が逆らえるはずもない。
 再び激しく腰を突き込んでいく。
「ああっ、ああっ、ああんっ……それ、やっ……それぇ、やんっ……それがいいのぉっ……はっ、はぁっ、はふぅんっ……」
 ブルブルと体を震わせながら、梨琉は喘ぎまくった。
「なんだっ……これいいのかっ?……梨琉はこれがいいのかっ?」
 問いかけと同時に再び小刻みに強く腰を動かす。
「ひゃっ、ひゃっ、ひゃはぁんっ……あぐっ、あっ、あやぁっ……いいの、あふっ……それいいのぉ、ああっ……それ凄いんだよぉっ……やっ、やぁっ、やはぅっ……」
 梨琉は堪えきれない様にギュッと抱きつき、頬を擦り付けてくる。
 そのあまりに可愛らしく自分に甘えてくる仕草に、昭雄の限界は一気に臨界に達した。
「梨琉っ……もう出すぞっ……出るぞっ……俺は出るぅっ……」
「ああっ、あっ、あやぁんっ……出るの? ああっ……また赤ちゃんの、あんっ……種が、やぁっ……梨琉の、あんっ……梨琉の中にぃっ……あんっ、あんっ、あやぁんっ……」
 興奮が高まったのか、膣がキュッと締まり、強烈な吸い込みを示してくる。
「やっ、やぁっ、やふぅんっ……出し、ああっ……出して、あんっ……梨琉の、あぅっ……梨琉の中に、やんっ……梨琉の中にたくさん出してぇっ……」
 頬を激しく擦りつけながら、甘く噛み付いてくる。
「ぐぉっ……梨琉っ、うぅっ……梨琉ぅっ……」
 これまで以上に腰を強く叩きつけながら、昭雄は娘の体から押し寄せる快感に悶えた。
「あんっ、あんっ、ああんっ……梨琉、やぅっ……梨琉変、ああっ……梨琉変なのぉっ……やんっ、やっ、やぁんっ……飛んじゃう、ああっ……飛んじゃうの、あぅっ……飛んじゃうよぉっ……あぐっ、あっ、やはぁっ……おにぃ、ああっ……おにぃちゃ、あぅっ……おにぃちゃぁんっ……やぁああああああっ!」
「梨琉ぅっ!」
 激しく体を震わせて仰け反る梨琉に合わせて、昭雄も精を放った。
 ドクドクドクドクと凄まじい勢いで精液が幼い膣に注がれていく。
「ぐっ……うぅっ……」
 ただでさえキツイ膣がさらに締まり、全ての精を絞ろうとするかの様に刺激を与えてくる。
 昭雄はガクガクと体を震わせながら、何度も何度も精を放っていった。
 しばらくして最後の射精を終えると、梨琉の体の上に倒れ込む。
(梨琉は俺の……俺の物……誰にも……誰にも渡すもんか……)
 体の下にある温かな肉体の感触が、この少女を自分の物にしているという満足感を与えながらも、同時にそれが奪われた時の恐怖を感じさせていた。
 強烈な独占欲が湧き起こり、昭雄は息を整えると再び起き上がって腰を動かし始めた。
「あんっ、あっ、おにぃ、はんっ……まだ、ああっ……凄い、ああんっ……」
 梨琉がすぐさま快感の声を上げる。
 射精してから驚くほどの早さで昭雄の肉棒は回復していた。
 娘とセックスしているという禁忌の状態、絶対に結婚をするのだという異常な思い、そして決して誰にも渡すまいという強烈な欲求が相互に絡み合い、信じられないほどの興奮を与えていたのだ。
 今昭雄がしている行為は、児童虐待、父娘相姦であり、世間にバレれば無事では済まないことだ。
 だが昭雄のそれらの事柄に対する認識には非常に甘いものがあった。
 しょせんは家の中での出来事である。
 わざわざ言わない限り、赤の他人には知りようがないのだ。
 それが証拠に、過去自分も幼い頃から性的経験をしてきたが、それによって問題が起きたことは一度もないではないか。
 父娘相姦に至っては、梨琉は戸籍上従妹でしかないのだから何の問題があるだろう。
「あんっ、あんっ、ああんっ……おにぃ、あっ……おにぃちゃ、はぅっ……おにぃちゃん凄いよぉっ……やっ、やっ、やぁんっ……」
 何より体の下で可愛らしく喘ぐ娘の姿を見てしまうと、そんな些細な事柄など吹き飛んでしまう。
 自分の肉棒で最愛の娘が気持ち良くなっているのだ。
 これ以上の幸せがあるだろうか。
 本来、母と息子、父と娘、姉弟、兄妹は最も親しい男女であり、仲が良くなればなるほど、赤の他人には計り知れない深い愛情が発生する。
 セックスは愛する者同士がする行為であるのだから、愛情が深い家族でセックスをしてもおかしくないはずだ。
 自分は正しい事をしている。
 間違っているのは世の中の方だ。
 昭雄は愛する娘の体を貪りながら、己の行為を強く正当化した。
(許されなくたってっ……こうして俺はっ……娘とセックスしてるっ……それでっ……結婚だってするんだっ……)
 叔母との子だという事を隠してさえおけば、娘とだって結婚できる。
 何と甘い世の中ではないか。
 世間の決まりをあざ笑いながら、昭雄はさらに激しく腰を動かしていくのだった。


 キッチンに男女の荒い呼吸が響いている。
 セーラー服に身を包んだ少女は、乱れた胸元から白い豊かな膨らみをあらわにし、捲り上げられた紺色のスカートから程よい太さの腿をさらけ出しながら、テーブルの上にうつ伏せになっていた。
 股間には男の逞しい肉棒が収まっており、激しい腰の動きに合わせて少女の体が前後に動きまくっている。
「あっ、あっ、ああっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
 上半身を乗せる様にしながらテーブルに手を付く少女は、背後から送られてくる刺激に頭を何度も仰け反らせた。
 男の手が伸び、その同年代の少女と比較しても大きな乳房を強く揉みしだく。
「あぅんっ、あっ、ああっ……オッパイ、やっ……オッパイいいの、やんっ……オッパイぃっ……あっ、あっ、ああんっ……」
 少女の腕がガクッと崩れ、男の手がテーブルと乳房の間に挟まれる。
「あはぁっ、あんっ、ああっ……やっ、やぅっ、やぁんっ……」
 男の手が再び激しく揉み上げると、少女の上半身が勢い良く起き上がる。
 男はそのままセーラー服越しに少女の体を持つと、叩きつける様に凄まじい早さで腰を動かしていった。
「やぅっ、やっ、やぁんっ……あっ、あふっ、お兄ちゃん、やぁっ……それ、ああっ……それ凄いよぉっ……ひゃっ、ひゃぁっ、ひゃはぁんっ……」
 少女がたまらないといった様に頭を左右に振り、そのたびに二つに分けた長い髪がバサバサと乱れる。
「ふふっ……昔からっ……ホントこれが好きだなっ……」
 男は笑いながら激しい腰の動きを続けた。
「あふっ、あっ、あはぁっ……だって、ああっ……だってお兄ちゃんの、あぅっ……凄い、あんっ……凄いんだもん、やぁっ……こんなの、はんっ……こんなの凄すぎるよぉっ……やんっ、やぅっ、やはぁんっ……」
 少女は送られてくる快感にうっとりとした表情を浮かべながら、たまらない様に涎を垂らして悶え狂っている。
 両手で抱える少女の体がまるで釣り上げられた魚の様に激しく跳ね、その肉体の重さ、柔らかさに、男は少女の成長を感じて感慨深い思いを持った。
(もう高校生か……大きくなったな……ホント大きくなった……)
 従妹でありながら、実は叔母との間にできた禁断の娘梨琉。
 その少女を自らの手で女にしてから、男、昭雄の人生は梨琉一色となった。
 初めてその幼い肉体を貪って以来、家族の目を盗んではセックスをしまくり、数年に渡って肉欲の喜びを徹底的に教え込んだのだ。
 その結果梨琉は快楽の虜となり、昭雄なしではいられない体になった。
 人間は最も気持ち良くさせてくれる相手に愛情を持つ様になるものなのか、梨琉は今や強い恋愛感情を昭雄に抱いている。
 元々淡い恋心を持っていたのだから、それは自然の流れともいえるだろう。
 だが昭雄はただボンヤリとその変化を待っていた訳ではない。
 梨琉が自分に好意を持つよう、日頃の気遣いからプレゼント、そしてデートなどといった、様々な女心を掴む行為をしてきたのである。
 肉体的にすでに手に入れているとはいえ、いつ同世代の男に横から奪われるのではないかという恐怖が常に存在し、それが昭雄を熱心な奉仕者に変えさせた。
 その結果、少女の心に理想の異性として映る事に成功したのである。
 何しろ同世代の男とは比較にならない、精神的肉体的快楽を与えているのだから、初心な少女が夢中にならない訳がないだろう。
(ホント……こんな大きくなって……)
 背後からギュウッと抱き締めると、柔らかな肉が感じられて肉棒がグンっと力を増す。
「あんっ、あんっ、ああんっ……おにぃ、はんっ……やぁっ、あっ、はぅんっ……」
 昭雄はそのまま梨琉の体を反転させると、上からその姿を見つめた。
(セーラー服が……こんな似合って……ああ……可愛い……)
 白を基調としたその制服は、黒々とした長い黒髪や大人しい顔立ちを際立たせ、梨琉の愛らしさを輝かせていた。
「梨琉っ……可愛いっ……可愛いぞっ……」
 セーラー服に顔を擦りつけ、そのまま腰を激しく動かす。
「ああっ、あっ、やんっ……お兄ちゃん、あっ……セーラー服、あんっ……好きなのぉっ?……やっ、やぁっ、やふっ……」
「好きだっ……大好きだっ……梨琉が着てるとっ……凄く興奮するっ……可愛いっ……たまらないよっ……」
 捲くれたセーラー服の下に、外れかかったブラジャーと白く美しい乳房が見えるのが肉欲をそそる。
「やんっ、変態ぃ、あっ……だから、あんっ……こんな所で、はぅっ……いきなり、やっ……したのね、ああんっ……」
「そうだよっ……だって梨琉っ……帰ってくるとすぐに着替えちゃうからっ……だからその前にっ……したかったんだっ……」
 初めてセーラー服を着た梨琉を見た時、あまりの可愛らしさにすぐにでも押し倒したくなった。
 その時は家族がいたため諦めたのだが、その後も梨琉は家に帰ってくるとすぐに着替えてしまうため、制服姿でする機会がなかったのである。
 二人きりになった時に着替えてくれる様に頼んだのだが、制服が汚くなるからと梨琉は嫌がった。
 そうして断られているうちに我慢ができなくなった昭雄は、ついに今日、学校帰りの梨琉をキッチンで襲ったのである。
「ああんっ……制服、あっ……汚れちゃうよぉ、あんっ……どうしてくれるの、はぅっ……おにぃちゃ、ああんっ……」
 快楽に歪む顔を強引に怒った様に見せながら、梨琉が文句を言ってくる。
「分かってるさっ……だからちゃんとっ……もう一着買っといたっ……」
「ええっ? やぅっ……いつ買ったのぉ、あんっ……はっ、はぅっ、あっ……」
「この間叔母さんにっ……梨琉が欲しがってるってっ……俺が金出すから買ってくれってっ……言ったんだっ……それが今日届いたからっ……こうしてしてるんだよっ……ああっ……たまらんっ……」
 昭雄は紺のスカートを持ち上げるとバサバサ捲くり、セーラー服の中に顔を突っ込んで、乳房を舐め回した。
「やぁんっ……あっ、ああっ、あふぅっ……やっぱり変態、ああっ……お兄ちゃんは、やっ……変態だよぉっ……」
「今さら何言ってるんだよっ……昔からっ……俺はこういうの好きだったろっ……」
 梨琉が小学生の頃には、ランドセルを背負わせたり、スクール水着や体育着などを着せてしまくったのだ。
「ああんっ……そうだったぁ、やっ……お兄ちゃんは、あぅっ……変態だった、ああんっ……」
 梨琉は可笑しそうに笑いながら喘いでいる。
「変態だからっ……小学生の梨琉としたんだぞっ……」
 ズンズンズンと強く突き込む。
「やぁんっ、ああんっ、はぁんっ……お兄ちゃん変態ぃ、ああっ……だけど、あんっ……私は変態な、やぅっ……お兄ちゃんが、あんっ……大好きぃっ……あっ、あっ、ああんっ……」
 梨琉はギュウッと抱きついてくる。
 背中に手が回り、腰に脚がいやらしく絡みつく。
「ところで梨琉っ……いつまでも『お兄ちゃん』はないだろっ……もう俺たちは結婚するんだからなっ……」
 まもなく梨琉が十六歳の誕生日を迎えるため、その日に二人は入籍する予定だった。
 実質上は六年前から夫婦であったが、これで戸籍上も夫婦となるのだ。
 娘と結婚するという禁忌の行為に、昭雄はゾクゾクする様な興奮を感じていた。
「だって、ああっ……だってぇ、ああんっ……お兄ちゃんは、あっ……お兄ちゃんだもぉんっ……あっ、あっ、あやぁんっ……恥ずかしくてぇ、ああっ……言えないぃっ……」
 梨琉は視線を逸らして、すでに上気している顔をさらに赤くした。
「言えよっ……名前で呼ぶんだっ……『昭雄』ってさっ……」
 突然腰の動きを止める。
「いやぁんっ……止めちゃやぁっ……してぇっ……もっとオチンチンちょうだいぃっ……」
 快感の途中で止めたためだろう、梨琉は必死になっておねだりしてくる。
「だったら言えよっ……ほらっ……」
 ズンっと一度だけ突き込んで促す。
「ああんっ……分かった……言うよ……」
 梨琉は顔を真っ赤にしたまま呟いた。
「あ……あ……昭雄……さん……」
 そしてすぐに顔をそむけてしまう。
 その様子と名前を呼ばれたことに、昭雄はたまらない興奮を感じた。
「可愛いっ……スゲェ可愛いっ……」
 ギュウッと抱き締め、再び腰を激しく動かし出す。
「ああっ、あっ、ああんっ……いいっ、いいっ、いいぃっ……昭雄さん、ああっ……昭雄さぁんっ……もっと、ああっ……もっとしてぇ、やぅっ……もっとお願ぁいっ……あんっ、ああっ、あやぁんっ……」
 何度も自分の事を名前で呼んでくる梨琉に、昭雄は強烈な突き込みで答えた。
「やぁっ、やっ、やぁんっ……ああっ、それ、あんっ……それいい、やぁっ……それをもっとぉっ……はんっ、あっ、やふぅっ……」
 その腰の動きは、昔から梨琉が一番喜び、最も可愛らしくいやらしい姿を見せるものだった。
 そしてそうやって甘い声を上げて喘ぎまくる様子は、梨琉が自分の物であるという認識を、強く昭雄に持たせるものでもあったのである。
「あっ、ああっ、ああんっ……昭雄さん、ああっ……わたし、あんっ……わたしぃ、やぁっ……わたし昭雄さんの、あぅっ……お嫁さんに、ああっ……奥さんになるんだね、やっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
「そうだよっ……梨琉は俺のお嫁さんっ……奥さんになるんだっ……」
 言葉にして言われると、その事実が改めて認識され、激しい興奮が湧き起こってくる。
「やんっ、やぁっ、やはぁっ……嬉しい、ああっ……わたし嬉しいよぉ、あぅっ……わたし昭雄さんの、やんっ……お嫁さん、はぁっ……お嫁さんなんだぁっ……ああっ、あっ、あやぁんっ……昭雄さんっ、昭雄さんっ、昭雄さぁんっ……」
「梨琉っ、梨琉っ、梨琉ぅっ」
 名前を呼ばれる事が新鮮な刺激となって、昭雄の動きを激しくしていく。
「あっ、あっ、ああんっ……凄い、ああっ……それ凄い、あっ……それ凄いのぉっ……やんっ、やっ、やはぁっ……もう駄目、ああっ……もう駄目、ああんっ……もう駄目なのぉっ……」
 梨琉は頭を左右に激しく振り、ギュッと抱きついてくる。
 それと同時に膣内もキュッと締まり、昭雄の射精感を一気に高めた。
「あんっ、あんっ、あやぁっ……昭雄さ、ああっ……もうイく、やんっ……わたしもうイく、はぅっ……わたしもうイくのぉっ……やぅっ、やっ、はやぅっ……あっ、あっ、ああんっ……やっ、やんっ、やぁああああああああっ!」
「梨琉ぅっ!」
 キッチンに二人の声が響き渡り、昭雄の肉棒から凄まじい勢いで精が放出された。
 ドクドクドクといった感触と共に、梨琉の膣に多量の精液が注がれていく。
「あ……あ……ああ……」
 梨琉は体をビクビクと震わせ、顔をだらしなく緩ませながら快感に浸っている。
 昭雄はガクガクと体を揺らしながら、何度も何度も精を放っていった。
 しばらくそうして射精を続けた後、ようやく放出を終えた昭雄は、梨琉の柔らかな肉体に倒れ込んだ。
 ハァハァといった荒い息を吐き、温かい梨琉の体を心地良く感じながら目を閉じる。
「おにぃ、っと昭雄さん……」
 梨琉が声をかけてくるのに、片目を開けて答える。
「私……私ね……昭雄さんのお嫁さんに……昔から、幼稚園の頃から……ううんきっと、きっと生まれる前からなりたかった……わたし……そのために……そのために生まれてきたんだよぉっ……」
「!……」
 梨琉の言葉に、昭雄は激しく心を揺さぶられた。
 己の娘が、「自分は父親と結婚するために生まれてきた」と言っているのだ。
 それは父親にとって、何にも変えがたい最高の愛の言葉だっただろう。
 昭雄は涙が溢れてくるのを止められなかった。
「お兄ちゃん?……どうしたの……?」
 梨琉は驚いてこちらを見つめている。
「嬉しいんだ……俺……梨琉と結婚できて……凄く嬉しい……」
 頬を擦り付けて、軽くキスをする。
「んっ……おにぃ、昭雄さん……私も嬉しい……ずっと……ずっと大好きだったから……」
「俺も……俺も好きだ……生まれる前から……梨琉のこと……大好きだよ……」
 叔母が妊娠したと聞いた時、昭雄は自分の子供に対して激しい愛情を持った。
 どんな子供が生まれてくるのだろう。
 自分はどう接していこう。
 そんな思いで頭が一杯になったのである。
 そして梨琉が十歳の時、初めての男となり、その後もセックスをしまくり、ついには結婚までこぎつけたのだ。
 改めて強い感慨が押し寄せ、昭雄は梨琉をギュッと抱き締めた。
「これから……一緒に……一緒に暮らしていこう……愛してるよ、梨琉……」
「うん……私も愛してる、昭雄さん……」
 二人は強く抱き合うと、そのまま唇を重ねた。
 そして決して離れまいとする想いを表すかの様に、激しいキスを繰り返していくのだった。












あとがき

 再び続編です。
 ついに娘と結婚しちゃいました(笑)
 この話は、前作で「叔母との間に子供ができる」という状況を書いた時に、「それって戸籍上は従妹だから結婚できるじゃん」と気がついて作りました。
 何と言っても「合法的に結婚できる」というのが甘美じゃありませんか(笑)
 しかも「娘との結婚」という、世の父親たちの夢ですよ。
 何とも言えませんな。
 愛し合っていても結婚できない近親カップルは羨ましいでしょうねぇ。
 ま、この作品の場合、梨琉ちゃんは昭雄が父親だと知りませんけど(笑)
 知る様にしようかとも思ったのですが、彼女には戸籍上の父親がいるので、不幸を感じたら可哀想だと思ってやめました。
 割り切ろうとしても割り切れないでしょうしね。
 一緒に暮らしてる訳ですし。
 でも実は薄々気がついてるとか(笑)
 何しろ叔母とセックスしてるのは知ってますしね。
 こっそりとDNA鑑定してたりして……。
 それで気づいてないフリをしてるとか……。
 そういう裏設定を考えると楽しいです(笑)
(2005.4.2)



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