母娘の選択
大和(やまと)の初体験は高校一年の時だった。
二つ上の先輩である梶原優奈(かじわらゆうな)が相手だ。
その時の事はよく覚えている。
当時恋人だった優奈が卒業する事の悲しみから、お互い求め合って自然とセックスに至ったのである。
白く滑らかな肌、こちらの体を受け止める肉の柔らかさ、肉棒を包み込む膣の熱い感触、そして脳天に響く快感、精の迸り……。
全てが信じられない気持ちの良さだった。
普段無表情な優奈が、頬を上気させ、苦悶の表情を浮かべ、それでいて包み込む様な優しい瞳で自分を見ていたのが忘れられなかった。
優奈とはそれきり会う事は無くなったが、いつまで経っても大和の心には優奈に対する想いが渦巻いていた。
それから十五年。
奇妙な事情を経て、大和は再び優奈と再会する事になった。
大和は目の前に座る少女、いや、女性の姿にかなり動揺していた。
何故ならそこに居たのは、高校時代の記憶そのままの姿をした優奈だったからだ。
年齢は三十三歳になっているはずだったが、どう見ても二十代、いや、十代としか思えない容姿だったのである。
無表情な顔に首筋までの短い髪、愛想の言葉一つ言わない無口ぶりは昔そのままだった。
「先輩……なんですよね?」
「うん、そう……久しぶり大和……」
喋り方も昔のままだった。
そう意識した途端、何やら熱いモノが込み上げてきて、思わず涙ぐんでしまった。
大和にとって楽しかった高校時代の思い出が蘇ったためだ。
「本当に久しぶりです……俺、会いたかったです……」
必死に涙を流さない様にしながら、ようやくそれだけを口にする。
「私も会いたかった……でも会えなかった……ごめん……」
「謝らなくていいです。俺に迷惑かけたくなかったんでしょう? だから謝らなくていいんですよ。いいんですけど……でも俺、やっぱり言って欲しかったです。別に気にしませんでしたから……」
優奈は高校を卒業した後、大和との子を妊娠した事に気づき、家族の反対を押し切って産んだらしい。
そしてそのまま一人で娘を育てたのだが、その事をずっと大和に隠していたのだ。
最近になってその時産まれた娘の優衣(ゆい)が、大和の部屋を訪れたため事情を知ったのである。
「私もそう思う……今はちょっと後悔してる。言えば大和ともっと早く会えたから……」
「そうですね……もっと早く会いたかった……」
顔に視線を向けると、優奈は昔から変わらない無表情に温かな笑みを浮かべ、こちらをジッと見つめている。
そうしていると優奈に対する愛しさが爆発的に湧き起こり、思わず抱き締めたくなる衝動が押し寄せてきた。
「お父さん……」
不意に隣に座っていた優衣が声をかけてきたためハッとなる。
自分が何をしに優奈の家を訪れたのか思い出したのだ。
こうして優奈と会う事もそうだったが、もう一つ大切な用事があったのである。
それは優衣が関わっている事だった。
「あの、先輩……俺……」
そこまで言って押し黙る。
どうにも言い出しにくい事だったからだ。
「優衣と結婚したいの?」
「!……」
こちらが言おうとしていた事を優奈に言われたため脱力する。
その言葉通り、大和は娘である優衣と結婚するつもりだったのだ。
初めて優衣が大和の部屋を訪れてから、二人は一緒に暮らしていたのだが、その間に大和は優衣を異性として愛する様になり、肉体関係を結んだのである。
そして優衣が十六歳になる二年後に結婚する約束をし、今日はその報告と、改めて結婚の許可をもらうために来たのだった。
改めて、というのは、優奈はすでに二人が結婚する事を認めていたからだ。
何しろこの結婚を仕組んだのは、他ならぬ優奈だったからである。
大和と結婚したがっている優衣の望みを叶えるため、自分が借金取りに追われているという嘘をついてまで二人を同居させ、優衣に知恵を付けてセックスに至るように仕向けたのだ。
大和はそれに上手く乗せられ、優衣を抱いてしまったという訳だった。
本来なら父親と娘が結婚するなど不可能な事だったが、大和は優衣を認知していなかったため、結婚する事が可能となっていたのである。
「そうです。俺、優衣と結婚したいんです。いいですか?」
「うん、いいよ……」
あっさりと許可された事に嬉しくなり、横に座っている優衣を見る。
優衣も無表情の顔に嬉しさを浮かべ、ジッとこちらを見つめている。
「でも約束。結婚するまでは別々に暮らすこと」
「え?」
「大事な娘を、男と二人きりで暮らさせる訳にはいかない」
「で、でも、今までは許してくれてたじゃないですか……」
予想外の反発に驚く。
てっきり結婚を許してくれたのだから、今まで通り優衣と一緒に暮らす事を認めてもらえると思っていたからだ。
「それは大和が父親だったから……優衣と結婚したいなら、もう父親じゃない。ただの男。そんな所に優衣を置いておく訳にはいかない。セックスもされちゃうし……」
「う……」
それを言われると辛かった。
確かに大和が父親という立場を放棄するのなら、優衣との関係は赤の他人だった。
そして保護者として一緒に暮らすのならまだしも、セックスをするとなったらマズイだろう。
客観的に見れば、大和は十四歳の少女に手を出すロリコンでしかないのだ。
そういう意味で、母親として同居を許さないというのは、実に納得できる意見だったのである。
「お母さん、私、お父さんと一緒に暮らしたい……」
優衣が悲しそうに呟く。
「駄目。優衣はまだ十四歳。保護者の私と一緒に暮らすの」
「だけど……」
優衣は食い下がろうとしたが、優奈と目が合うと下を向いた。
自分でも納得してしまっている事だけに、反論できないのだろう。
何しろ優奈が言っているのは正論なのだ。
「分かりましたよ先輩。一緒に暮らすのは諦めます」
「お父さん……」
大和の言葉に、優衣が悲しげにこちらを見つめてくる。
「仕方ないだろ。でも二年間の辛抱だよ。十六歳になれば結婚できるんだから」
「うん……分かった、我慢する」
聞き分けのいい優衣の態度を可愛く感じる。
だが二年間を我慢できるか心配なのは、むしろ大和の方だった。
何しろ今まで毎日優衣を抱き、愛し合ってきたからだ。
それが急にセックスどころか会うことすら出来なくなるのでは辛かったのである。
果たして二年間も耐えられるだろうか。
大和はその事を不安に感じながら、その後も話を続けていくのだった。
それから一ヶ月が経過した。
優衣は優奈の家に帰り、そこから中学校へ通っている。
大和は優衣と会うこと自体は許されているが、二人きりになる事はなかったため寂しい想いをしていた。
その一方で、優奈とちょくちょく会えることに関しては嬉しさを感じていた。
何しろ高校時代からずっと想いを引きずっていた相手だ。
容姿も優奈は当時からほとんど変わっていないため、まるで高校時代に戻ったかの様な感覚を覚えてドキドキしてしまう事がしばしばあった。
優衣には申し訳ないと思うのだが、優奈に対する好意は日に日に強まり、どうにも恋愛感情を抱いている感じがしていた。
今日も優奈の家に呼び出されているのだが、優衣に会えることよりも、優奈に会えることを喜んでいる様な気がして苦悩していたのだった。
優衣に対してはかなりの愛情を抱いている。
だがそれが、果たして男としてなのか、それとも父親としてなのかが分からなくなってしまっていたのだ。
以前は男として愛している自信があったのだが、優奈と再会してからというもの、優衣に対するのとは異なるときめきが、胸で湧き起こっていたのである。
これが本来の恋愛的な感情なのではないかと思うと、自分は結局優衣に対しては父親としてしか愛していないのではないかと思えてきてしまっていたのだった。
「いらっしゃい……」
そんな事を考えながら優奈の家に着き、玄関で出迎えられた大和は、一瞬ギョッとなった。
何故ならそこに居た優奈は、優衣の中学校の制服である白いセーラー服を身に纏っていたからだ。
本来三十三歳の女性が中学生の制服を着れば違和感を感じるところだが、優奈はかなりの若作りで童顔であったため、全く違和感が無かったのである。
さらにはそうした学生が身に付ける服を着ているせいか、大和の中で高校時代の記憶が蘇り、当時の初々しい恋心が蘇ってきたのだった。
「大和、上がっていいよ」
「は、はい……失礼します……」
居間に案内された大和は、ソファに座り、出された紅茶を飲んだ。
目の前では優奈が同じようにして紅茶を飲んでいるのだが、どうしてもそれが高校時代の優奈に見えて仕方がなかった。
目の前に居るのは三十三歳の優奈であるはずなのに、どうしてもそう見えてしまうのである。
そして自分自身も当時の意識に戻っているのか、二人きりである事に激しく動揺してしまっていた。
「先輩、優衣は?……痛っ……」
声をかけた途端、頭を叩かれる。
「二人きりの時は、優奈……」
「あ、すみません……って、これ……」
この会話は高校時代、よくしたものだった。
普段は関係を隠すため、優奈の事を「先輩」と呼んでいたのだが、二人きりになった時は名前で呼ぶ約束をしていたのだ。
そしてそれをよく大和は忘れ、二人きりでも「先輩」と呼んだため、こうして頭を叩かれたのである。
「懐かしいですね。久しぶりですよこれ。優奈……」
「うん……久しぶり……」
優奈は名前を呼ばれた瞬間、嬉しそうに笑みを浮かべると、心持ち頬を上気させている。
昔から自分で名前を呼ぶように強制するくせに、実際呼ぶと恥ずかしそうにするのだ。
「それで優衣はどうしてるんですか?」
大和も少々照れくさかったため、話題を元に戻して誤魔化した。
「友達の家に行ってる」
「あ、そうなんですか……」
その事にガッカリする。
優奈に会えるのはもちろん嬉しいのだが、やはり優衣にも会いたかったからだ。
それにしても、今日来る事は分かっていたはずなのに、何故出かけてしまったのだろう。
「わたし、優衣を騙した」
「え?」
「大和は今日来ないって伝えた」
「ええ? な、何でですか?」
「大和と、二人きりになりたかったから……」
そう呟くと、優奈は下を向いて黙った。
何やら無表情の顔が、ほんのりと赤くなっているのが分かる。
「俺と二人きりになりたかったって……優衣に内緒の話があるって事ですか?」
「うん、そう……私と大和の事だから」
「え? 優衣の事じゃないんですか?」
「違う。私と大和のこと」
てっきり優衣との結婚についての話かと思ったのだが、そうではないらしい。
「俺と優奈との事って、何ですか?」
「うん。その……わたし、大和が好きだから……」
「え?」
「高校を卒業してからも、ずっと大和のこと、好きだったから……」
「え? ちょっと……」
「近くに引っ越してきて……ずっと会いたいって思って……でも会うのは迷惑かと思って……」
「う……その……」
「だから今、こうして会えて……嬉しい……」
「いや、それは俺も嬉しいですけど……」
「だから結婚して……」
「!……え……?」
いきなりとんでもない事を言われた大和は硬直した。
何故そんな話になるのだろう。
大和はすでに優衣と結婚する約束をし、それを優奈も認めているはずではないか。
「ちょ、ちょっと待って下さい。どうして結婚なんて。俺は優衣と結婚するんですよ?」
「でもまだしてない」
「そ、それはそうだけど、二年後にはする訳で、それなのに何で自分と結婚しろだなんて言うんですか」
「私が大和と結婚したいから……」
「う……そ、そうなんですか……?」
「うん。私、ずっと大和と結婚したかった。この間久々に会って、それでもっとしたくなった……私、大和と結婚して優衣と三人で家族になりたい。大和は私の夫、優衣の父親として一緒に暮らして欲しい」
「う……く……」
何と答えればいいのか分からなかった。
本来なら考えるまでもなく断るべき内容だった。
何故ならすでに大和は優衣と結婚する決意をし、その約束をしているからだ。
だが大和の心は迷いに囚われていた。
優奈のプロポーズを受け入れたい気持ちが強くなっていたのである。
優奈と再会してからというもの、心の隅で「優奈ともう一度やり直したい」という想いが生まれ、それが日を追うごとに大きくなり、そして今日、その想いが叶えられる言葉を優奈に言われた瞬間、激しい喜びが心に溢れたのだ。
「大和は、私のこと、もう嫌い?」
「き、嫌いな訳ないじゃないですか……」
「じゃあ、結婚しよ?」
「でも俺は、優衣と……」
「あの子との事は分かってる。大和は私と優衣、どちらを選ぶかってこと」
「え、選ぶ……?」
「そう。私は大和が好き。優衣も大和が好き。大和は私たちのどちらも好き。だから選ぶのは大和」
確かにその通りだった。
優奈と優衣は大和以外に好きな相手はいないのだ。
二人も好きな相手がいるのは大和だけなのである。
「でも俺と結婚したかったんなら、どうして優衣にあんな事させたんですか?」
そうなのだ。
元々大和は優衣を娘としてしか見ようとしなかったのに、優衣が誘惑してきたため抱いてしまい、その結果として異性として愛する様になった。
そして誘惑する様に仕向けたのは優奈であり、それは大和と優衣を結婚させるためだったと、後で優衣に教えられたのである。
もしああした事がなく優奈と再会していれば、大和は優衣と結婚する気など起きず、優奈と結婚しただろう。
わざわざ優衣を異性として好きになるように仕向けたのは優奈であるのに、それが何故今更自分と結婚しろなどと言ってくるのだろうか。
「それがあの子の望みだから……私は優衣が望む事を叶えてあげたい」
「そ、それは分かりますけど……でもそれなら俺と優奈が結婚するのは駄目じゃないですか」
大和が優奈と結婚してしまえば、優衣の「大和と結婚したい」という望みは叶わなくなるのだ。
「私がしたいのはあの子の手助け。実際に望みを叶えるのはあの子自身の力じゃないと駄目。だから本質的な部分では助けない。でも手助けはするから、優衣を先に大和に会わせた。もし私が先に大和に会っていたら、あの子の望みが叶う確率は低かった。だから先に会わせて誘惑させた。そしてその結果確率は高くなった。後はあの子の力次第。そして今度は私の望みを叶えたくて大和にプロポーズした」
「そ、そんな……」
淡々と語られる何とも言えない理由に苦悩する。
要は恋敵に塩を送ったという事だろう。
普通ならしないであろう行為を優奈はしたのだ。
「後は二人の勝負になるけど、その前に私が不利になっている部分を無くす」
「不利になっている部分?」
それは一体何だろう。
大和としては、十分同等の条件になっていると思うのだが。
実際大和の心の天秤は平行状態で、どちらも選べない感じだったのだ。
「セックスの回数」
「は……?」
予想外の言葉に呆気に取られる。
それが一体どうしたと言うのだろう。
「私、まだ一回しか大和としてない。でも優衣は何十回もしてる。大和に沢山抱かれてる。これって不利」
「ええっ? ちょっと何でそんな……」
「私、心では勝つ自信がある。でも、一度しか抱かれていないから、いざとなったら体の気持ちの良さで負けるかも知れない。男は抱ける女の方が好きだから」
「そ、そんな事は……」
無いと言い切れるだろうか。
実際大和が優衣に夢中になり、今会えない事に対する悲しさの中に、セックス出来ない事があったからだ。
優衣の可愛い肉体を貪り、甘く喘ぐ姿を見たくてたまらない気持ちは強くあったのである。
「だから私も大和に抱かれる。優衣が抱かれたのと同じくらい抱かれる。それで大和に私の体の気持ちの良さを知ってもらう。そうすれば優衣と同等。同じ条件になって結婚の選択をしてもらえる」
優奈はそう言うと、立ち上がって大和の横に座った。
「あ、あの、先輩……」
「違う、優奈……」
頭を叩かれるかと思いきや、強く抱き締められた。
そしてそのまま無表情の顔が近づいてくるのに体が硬直する。
「大和……好き……」
小さな顔が迫り、瞼が閉じられる。
柔らかな感触が唇に広がった瞬間、大和も目を閉じた。
「んっ……んんっ……んっ……」
舌が入り込んできて大和のと絡み、強く吸われる。
そうされると体から力が抜け、大和はソファに押し倒される形になった。
「大和、好き……好き……大好き……」
優奈は唇を放すと、そう言いながら潤んだ瞳で見つめてきた。
無表情の顔がほんのりと上気しており、大和はその様子に激しい興奮を覚えた。
何より「好き」という言葉の連続に頭がクラクラしてくる。
「私は大和の物だから……好きにしていいよ……」
高校時代、同じ言葉を言われたのを思い出す。
二人が初めてセックスをした時の言葉だ。
そして当時と同じく優奈は大和の手を取ると、己の乳房に触れさせた。
セーラー服越しに柔らかな感触が伝わり、大和の頭は肉欲で一杯になった。
「優奈っ……」
そう叫ぶと同時に優奈の体を抱き締め、体を入れ替えてのし掛かっていく。
「あ……ん……」
首筋に吸い付き、セーラー服の上から強く乳房を揉むと、優奈の唇から甘い吐息が漏れる。
年齢に不似合いな、だが容姿としては似合う可愛らしい声に興奮が高まった。
セーラー服のせいもあって、自分が抱いているのが三十三歳の女性とは思えなかった。
だがその体は少女の肉体には無い柔らかさがあり、確かに成人女性である事が分かる。
何しろ優衣を抱く時には感じられない、こちらの体を受け止める肉の心地良さがあったからだ。
「あん……あっ……や、んっ……」
セーラー服の中に手を入れ、直接乳房を回す様にして揉みしだく。
指が肉の中に吸い込まれ、若い優衣の胸を揉む時には感じられないその柔らかさに、手のひらには蕩ける様な気持ちの良さが湧き起こった。
(何て柔らかいんだ……)
捲れ上がったセーラー服の下からは、ブラジャーに包まれた白い膨らみが現れ、細身の体に不似合いなその豊満な乳房は、幼い顔とのギャップで激しい興奮を呼び起こした。
記憶にある高校時代よりも大きくなっている感じであり、大和はその事に肉欲を高めつつブラジャーを引き下ろすと、現れた乳首に吸い付いていった。
「あっ、あんっ……やっ、やぁっ……」
桜色をした乳首はプクンっと勃起しており、口の中で弄ぶと優奈がピクピクと震えた。
甘い味が口内に広がり、舌で弾く様にして刺激すると、「あっ、あっ」と喘ぐのに興奮が高まる。
紺のスカートを捲りあげ、パンティを引き下ろすと、すでに濡れている秘所が現れた。
「やぁっ、やんっ……はぅっ、はぅっ、はぁんっ……」
クリトリスを指で突く様にして撫でると、優奈が三十三歳とはとても思えない、少女の様な喘ぎを発した。
その事に興奮を覚えつつ、続けて人差し指を膣穴に入れて激しく出し入れする。
「あんっ、あぁっ……やっ、やっ、やぅっ……いいよ大和、あっ……大和ぉっ……」
名前を呼ばれた事にドクンっと心臓が強く鼓動する。
少女の顔をした女性が、幼い顔に悩ましい表情を浮かべつつ、可愛らしく喘ぎながら色気のある悶えを示している姿に、大和の我慢は限界に達した。
もう入れずにはいられない。
「俺、入れる。入れますからっ……」
激しい興奮に包まれつつ、のし掛かる様にして顔を近づけてそう告げると、優奈は黙ってコクリと頷いた。
ズボンとパンツを引き下ろして肉棒を取り出した大和は、優奈の脚を左右に開くと、間に腰を入れてゆっくりと肉棒を押し込んでいった。
ズブ……。
「あっ……」
「うっ……」
亀頭が膣穴にハマり、たまらない快感が脳天に突き抜ける。
そのままズブズブと押し込んでいくと、涙が出そうなほどの快感が体中に走った。
湿りを帯びた柔らかな膣襞が吸い付く様にして肉棒に絡み付き、奥へ奥へと誘ってくるのに思わず涎が出そうになる。
まるで体の全てが女肉に包まれたのではないかと思えるほどの快感が、大和の中に溢れていた。
何と気持ちのいい場所だろう。
そこには今までのセックスでは味わった事のない安堵感があった。
「大和ぉ……」
甘える様な声に視線を下へ向けると、優奈が無表情を可愛らしく歪め、愛していると言わんばかりの視線を向けてきている。
その事に心臓が激しく鼓動し、大和は意識しないまま勢い良く腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、ああっ……やっ、やっ、やぁっ……」
途端、優奈が甘い吐息を漏らし、豊かな胸を揺らしながら体を震わせている。
潤んだ瞳がこちらを見つめ、乱れた髪が額にまとわりついているのがいやらしい。
「あんっ、あっ、ああんっ……大和、あっ……大和いいよぉ、あんっ……大和いいのぉっ……やっ、やぅっ、やぁんっ……」
腰を強く突き込むと、優奈が可愛らしい声で悶えた。
こちらの動きに合わせて小さな体が前後に動き、細い腕が首に絡んでくるのが可愛らしい。
さらには白いセーラー服に身を包んでいる事により、優奈はどう見ても十代の少女にしか見えなかった。
(うぅ……先輩、優奈って……何でこんなに可愛いんだよ……何で年取ってないんだよ……)
本当にこれは優奈なのか、もしかしたら優衣の演技なのではないかと思いつつも、今のし掛かっている体の柔らかさ、そして肉棒を包み込む秘所の感触が優衣のモノとは異なっている事でその考えを否定する。
見た目は確かに少女だが、触れている部分からは大人の女ならではの、蕩ける様な肉の気持ち良さが伝わってきており、大和はそれに夢中になった。
優奈の肌と肉に触れているだけでゾクリとした快感が走り、膣の中に収まった肉棒は、そのまま溶けてしまうのではないかと思えるほどの気持ちの良さに包まれている。
これは性徴途上の少女の肉体では味わえない、まさに熟れた女の体が与える快楽と言えただろう。
「やんっ、やっ、やぅっ……大和ぉ、あっ……大和いいの、あんっ……大和いいよぉっ……」
それでいて耳には少女のモノとしか思えない可愛い声が響き、目には幼さを感じさせる顔と体が映った。
そのギャップが大和を狂わせ、とにかく腰を動かし、快楽を得させようとした。
「あっ、あんっ……やっ、やぁっ……凄い、あっ……凄いの、あぁっ……大和凄いぃっ……」
顎を仰け反らせ、白い喉を見せながら喘ぐ優奈の姿に、もっと激しく乱れさせたくなってくる。
「ああんっ、あっ、あはぁっ……やっ、やっ、やぅっ……激し、あっ……激しいよ、あんっ……大和激しいのぉっ……」
頭を左右に振り、短い髪を乱しながら優奈はソファの縁を強く掴んだ。
宙に浮いた足の指が閉じたり開いたりしているのがいやらしい。
「やんっ、やんっ、やぁんっ……大和わたしもう、あっ……わたしもう駄目、あんっ……大和もう駄目だよぉっ……」
豊満な乳房を揺らしながら、優奈は限界を告げてきた。
幼い顔に不似合いな、その白い膨らみが動く様子に興奮を高めつつ、大和もこのまま射精しようと腰の動きを早めていく。
「あんっ、あんっ、ああんっ……イく、あっ……わたしイく、あんっ……わたしイくの、ああっ……大和っ、大和っ、大和ぉっ……やっ、やっ、やぁあああああああああんっ!」
「優奈ぁっ!」
ドピュッ、ドピュッ、ドクドクドクドクドク……。
優奈の絶叫に合わせて大和も叫びつつ精を放つ。
激しい勢いで精液が迸り、十五年ぶりに繋がった優奈の膣の中へと注がれていった。
大和は押し寄せてくる快感に頭を仰け反らせつつ、何度も何度も精を放っていく。
「あ……あぁ……はぁ……」
快楽に染まった優奈の吐息は、ますます幼さを感じさせ、大和は自分がまるで優衣を、そして高校時代の優奈を抱いているかの様な錯覚を覚えた。
だが肉棒を締め付ける膣は二つの記憶のどちらとも異なる蕩ける様な気持ちの良さを伝えてきており、それは熟れた体ならではの感触である事を認識させた。
最後の射精を終えると力を抜き、優奈の上に倒れ込む。
ハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら、体の下にある温かで柔らかな肉の感触にうっとりとなる。
「大和、素敵だった……」
優奈が無表情な顔で告げてくる。
だがその頬は上気しており、口調もどこか甘えを感じさせるものであったため、大和は激しい愛おしさを覚えた。
そう言えば初めて交わった後も、こうして優奈が好きでたまらなくなった記憶があった。
十五年間忘れられなかったのも、この何とも言えない甘えの雰囲気のせいかも知れない。
「続きはベッドで……んっ……」
そう言いながら優奈がキスをしてきた。
柔らかな舌が大和の口内を蹂躙し、その刺激で肉棒があっという間に回復していく。
「もう元気……」
その言葉に恥ずかしさが起きる。
そしてそれ以上に優奈を抱きたい気持ちで大和の心は溢れた。
「優奈っ……」
「あっ、駄目……続きはベッドで……大和、駄目……」
起き上がると同時に再び肉棒を入れようとすると、優奈が抵抗を示した。
その事で興奮が高まった大和は、絶対ここでしたいと思いつつ、無理矢理肉棒を押し込んでいった。
「あぅんっ……あ、あぁ……」
ズブズブと肉棒が入り込み、気持ちのいい感触が股間から溢れてくる。
何ともたまらない膣の感触にうっとりしながら下に視線を向けると、ムスッとした優奈の顔がこちらを見つめていた。
「馬鹿、焦りすぎ。私は逃げないのに……大和の馬鹿……」
無表情のまま言っているが、少々怒っているらしい事に大和は慌てた。
「すみません。あんまり優奈が可愛いから、我慢出来無くなっちゃったんです」
「前もそうだった。初めてした時も私がベッドでって言ったのに、大和は無理矢理した」
「う……そうでしたっけ……?」
「そうだった」
言われてみると確かにそんな記憶があった。
その時も抵抗された事に興奮し、その場で肉棒を入れてしまったのだ。
「すみません、抜きます。続きはベッドに行ってから……って、え……?」
そう言いながら腰を引こうとすると、優奈の脚が腰に絡みついてきた。
「入れちゃったんだからいい。このままもう一回する。大和の凄くいいから抜きたくない」
言葉は大胆だったが、視線をそらしながら恥ずかしげにしている様子が何ともそそられた。
あまりの可愛さに、肉棒がビクンっと反応を示す。
(うぅ……本当に三十三歳なのかよ……絶対嘘に思える……)
少女としか思えない顔が拗ねている雰囲気を出しているのがたまらず、大和は心臓を激しく鼓動させた。
「優奈、可愛いです……」
優奈の体を起こし、あぐらの上に座らせる形の体面座位の姿勢になりながらそう告げる。
そしてその言葉に照れている様に思える優奈の無表情が最高に可愛かった。
白いセーラー服が可愛らしさをさらに高めていて、その姿に肉棒はビクンビクンと震えている。
「大和の、元気……凄く動いてる」
「優奈が可愛いからそうなるんです」
見た目が少女にしか見えない優奈を抱き締めると、愛おしさが激しく高まった。
「あっ、あっ、ああ……」
そのまま腰を突き上げ始めると、優奈は短い髪を揺らしながら甘い吐息を漏らした。
すでに一度絶頂を迎えたせいか、すぐさま瞳が潤み、快楽に蕩けた表情になっている。
「可愛いですっ。優奈、可愛いっ……」
抱き締めて腰を突き上げつつ、サラサラの髪をくしけずる。
「あんっ、あっ……やっ、やぁっ……大和、あっ……大和ぉっ……」
顎を仰け反らせ、ギュッとしがみついてくるのが可愛らしくてたまらない。
口が半開きになり、赤い舌が唇を舐める様子にゾクリとした快感を覚えた大和は、それまで以上に激しく腰を突き上げていった。
「あっ、あっ、ああっ……」
ベッドの上で裸になった優奈が悶えている。
服を脱いでも少女らしさは変わらず、とても三十三歳の女性には見えなかった。
だが重ねた体を受け止める肉の感触は、大人の女性らしい柔らかさがあり、それは蕩ける様な気持ちの良さとなって大和を夢中にさせていた。
「あんっ、あっ……大和、あっ……大和いいっ……大和もっとぉっ……」
細く白い腕が絡み付き、強く抱き寄せられる。
すると感じていた肉の感触が強まり、大和は自分が優奈の中に溶けてしまうのではないかと思った。
特に膣の感触は絶品で、肉棒を柔らかく締め付け、ヌメヌメと絡みついてくる蠢きは、涙が出そうなほどの気持ちの良さがあった。
これこそが女の膣なのだろう。
今まで自分が味わってきたのは少女の膣であり、それはそれで良さがあったが、今経験している優奈の膣のいやらしさにはたまらないものがあったのだ。
「やっ、やんっ……やっ、やぁっ……大和、あっ……大和ぉっ……」
それでいて目に見えるのは幼い体の悶えであり、耳に聞こえるのは可愛らしい声の喘ぎだった。
見た目は少女でありながら、抱いている体は大人の女。
それは何とも言えないギャップとなって、大和の心と体を夢中にさせた。
「優奈っ……うぅっ……優奈ぁっ……」
名前を呼びながら腰を激しく振りまくる。
「ああっ……大和それ、あんっ……いい、あっ……大和それいいよぉっ……」
その動きに優奈が甘ったるい喘ぎを発し、潤んだ瞳でジッと見つめてくる。
相変わらず顔は無表情であったが、微妙に悦びを感じさせる部分があったため、大和の中に強い満足感が湧き起こった。
こうした表情を優奈にさせられるのは自分だけなのだと思うと、男としての支配欲、征服欲が刺激を受けるのだ。
「優奈、後ろからしたい……」
さらに優奈を支配したくなった大和が、後背位で交わる事を要求すると、優奈はコクリと頷き、自ら四つんばいになった。
そして黙ったまま振り返ると、「早く動いて」とばかりに見つめてくる。
そのトロンっとした表情は何ともいやらしく、大和の中の獣欲が激しく高ぶった。
「あぅんっ……あっ、あっ、ああっ……いきなり激し、あんっ……大和いきなり、あぁっ……激しいよぉっ……」
細い腰を持つと勢い良く突き込み、続けて大きく腰を引いては強く叩き付けるのを繰り返すと、優奈が頭を何度も仰け反らせ、甘く喘いだ。
短い髪の毛がバサバサ乱れ、細い体がこちらの動きに合わせて小刻みに揺れるのを満足げに見下ろす。
正常位で顔を見ながらすると愛しさが強まるが、こうして後ろからしていると肉欲が強まるような気がした。
本能にある獣時代の記憶が刺激を受けるのかも知れない。
「やんっ、やぁっ……はぅっ、はっ、はぁんっ……あっ、あっ、ああんっ……」
強烈な突き込みに、優奈は激しい喘ぎ声を発しながら、腕を崩して上半身をベッドに付けると、尻を高く掲げる体勢になった。
その状態は自分の与えている快感が強い事の証明に思え、大和は益々腰の動きに力を入れていった。
「あぅっ、大和、あんっ……やっ、やぁっ……大和素敵、あっ……大和素敵ぃっ……」
その言葉にドクンっと心臓が跳ねる。
優奈に「素敵」と言われると、何ともたまらなく嬉しかったのだ。
思えば高校生の頃も、優奈に「大和って素敵だね」と言われるのが一番嬉しかった気がした。
「優奈っ、優奈ぁっ……」
愛おしさが強まり、肉欲が増した大和は、さらに激しく腰を振り、肉棒を叩き付けていった。
「はぐぅっ……あっ、あぁっ……やっ、やぁんっ……ひぅっ……」
優奈は泣きそうな声を漏らしながら、シーツをギュッと掴んで引き寄せている。
小さな頭が左右にフルフル揺れているのが何とも可愛らしい。
何度見ても十代の少女とセックスしている様に思えて仕方がないのだが、肉棒を包み込んでいる膣は、大人の女相手でなければ味わえない蕩ける様な感触を与えてきており、そのギャップに興奮が高まっていく。
「ああっ、あっ……大和もう、あっ……大和もう駄目、あんっ……大和もう私イくよぉっ……やっ、やっ、やぁっ……」
振り返り、悩ましげな表情をしながらそう告げてくる優奈に、大和の我慢も一気に限界になった。
最後とばかりに、今まで以上に力強く肉棒を突き込んでいく。
「あんっ、あんっ、ああっ……凄いっ、凄いっ、凄いぃっ……大和っ、大和っ、大和ぉっ……やっ、やっ、やぁああああああああああんっ!」
「優奈ぁっ!」
ドピュドピュ、ドクドクドクドクドク……。
激しい勢いで放出されていく精液を感じながら、優奈の肉体の気持ちの良さにうっとりとなる。
高校時代から好きではあったが、それは外見や性格についてであり、こうして男女の交わりの経験をすると、さらに愛情が強まったように思えた。
自分は娘の優衣を愛しており、結婚するつもりだというのに、この優奈に対する愛おしさ、そして執着はどういう事だろう。
大和の心は優奈をもっと愛し、その肉体を味わいたい想いで一杯になっているのだ。
許嫁がいる男として、他の女、ましてや許嫁の母親に対してこの様な想いを抱くとは、何とも許されない事の様に思えた。
だがそう思えば思うほど、ゾクリといった快感が走り、優奈ともっと許されない関係を続けたくなってくる。
「あ……はぁ……あぁ……」
最後の射精を終えた大和がベッドに横たわると、隣で優奈が満足そうな吐息を漏らしているのが聞こえた。
見れば快楽に染まった顔が愛おしげにこちらを見ている。
「大和……素敵だった……わたし大和のこと、前よりもっと好きになった……」
その言葉に心臓が跳ねる。
もうこの少女、いや女性を愛さずにはいられなかった。
優衣を裏切る事になっても、どうしても離れることなど不可能だったのだ。
「優奈、俺も好きです。愛してます……」
裏切りの言葉を口にしつつ、再び優奈にのし掛かっていく。
優奈は嬉しそうな顔をしながら、自ら肉棒をその熟れた膣穴に咥え込んでいった。
大和はその事に激しいいやらしさを感じつつ、激しく腰を振っていくのだった。
それからというもの、大和は仕事帰りにホテルで優奈とセックスする様になった。
一方で休みの日は、結婚の約束をしている優衣と共に家族の様に過ごした。
優奈との関係がバレないかと冷や冷やしていたが、どうやら大丈夫らしく、三人は仲良く暮らしていたのだった。
そんな生活が続いたある日、いつもの様に優奈の家を訪れた大和は、目の前の光景に驚かされた。
何故なら優奈と優衣が、同じようにして白いセーラー服を着ていたからだ。
優奈は最初にセックスした時以来その格好をしていなかったし、優衣にしても休みの日は普段着であったため、二人揃ってセーラー服を着ていた事に驚いたのだ。
「ど、どうしたの、その格好?」
「もちろん大和を喜ばせるため」
「お父さん、セーラー服好きだから」
母娘はそっくりな無表情をしながら、やはりそっくりな抑揚のない静かな口調でそう告げた。
「俺を喜ばせるって……何で急に……」
「そろそろ一緒に暮らしたいから」
「だからその事を了解してもらうための作戦」
「え? 一緒に暮らすって……いいんですか優奈?」
確か結婚前だから、優衣とは一緒に暮らさせないのではなかったのだろうか。
以前そういって同居を許さなかったと思ったのだが。
「私が一緒に暮らすのならいい」
「って、だったら最初からそう言ってくれれば……」
別に優奈と一緒だとしても、優衣と暮らせるのなら問題なかった。
「前とは事情が違う。今は大和、私とも沢山セックスしてるから」
「! ちょ、それは……」
二人の秘密であった事を優衣の前で言った事に動揺する。
恐る恐る優衣を見ると、そこには平然とした顔があった。
「お父さん、私、知ってる」
「知ってるって……ええ?」
「それがお母さんとの約束」
「約束って? どういう事なんだよ……」
何が何だか分からなかった。
「私と優衣は公平に勝負する事にした。お互い大和が好きだから、条件を同じにして、それからどちらが妻になれるかの勝負」
確かにそれは以前優奈に聞かされていた事だった。
だがまさか優衣にも告げているとは思わなかった。
「一人ずつお父さんとセックスして、それから今度は一緒に暮らしてセックスするの」
「だから今日から大和はこの家に一緒に住んで。そして優衣が十六歳になる時に、どちらを妻にするか選ぶこと」
「えっと……何て言ったらいいのか……」
それは何とも無茶苦茶な事の様に思えた。
だが実の娘と結婚しようとしたり、結婚相手の母親とセックスしている事を考えれば、自分のしている事も無茶苦茶ではあったのだが。
「今後は二人同時にセックスすること。そうじゃないとどちらとの結婚も無し」
その言葉に一瞬驚くが、すぐさま「二人同時にセックスをする」という事に激しい興奮を覚えた。
それはいわゆる母娘丼だからだ。
今までも似たような事をしていたが、同時という事に何ともそそられたのである。
「分かりました……言う通りにします」
大和はその事に興奮を覚えつつ、承諾の言葉を述べた。
性的な意味で考えても嬉しい事であったが、真面目に考えてもそれは良い案であるように思えたからだ。
二人のどちらかを選ぶとしたら、そうやって同じ条件でなければ公平ではないし、二年後にどちらを選ぶにせよ、二人が納得する形にしておく方が良いように思えたからである。
「それじゃ、早速する」
「久しぶりだから嬉しい」
同じ表情、同じ声、同じ口調でそう告げてきた母娘は、大和の左右に腰を下ろすと、体を寄せてきた。
二つの同じ顔が迫り、四つの胸の膨らみが体に押しつけられるのに興奮が高まる。
「大和……」
「お父さん……」
同じ唇が左右から近づき、重なってくる。
『んっ……んんっ……んっ……』
同時に舌が口内に入り込み、同じ動きで大和の舌に絡んでくる。
その新鮮な刺激に頭が朦朧とし、たまらない快感に体が包まれた。
何より胸元では、微妙に大きさと柔らかさの異なる乳房の感触があり、肉棒はすでに硬く大きくなっていた。
「大和、もう元気」
「お父さんはすぐ元気になる」
母娘は楽しげに顔を見合わせると、そのまま一緒にしゃがみ込んだ。
二人して手際良くチャックを下ろし、肉棒を取り出すとそのまま同時に舌を絡ませてくる。
「う……」
大和は二枚の舌から与えられる刺激に体を硬直させた。
下を見れば、同じ無表情な顔、同じ短い髪、同じ白いセーラー服に身を包んだ少女二人が、自分の肉棒に舌を這わせ、愛おしそうに舐めている。
どちらも自分にとって凄まじく好みの顔であり、好みの髪型であり、好みの服装であったため、それが二つもあるというのがたまらなかった。
「んぐ……んっ……んっ、んんっ……」
「んっ……んぅっ……んぐ、んっ……」
二つの可愛らしい顔が熱心に肉棒に舌を這わせ、交互に亀頭を口に含んでくる。
それは見事なまでに連携が取れており、さすが母娘なのだという事を感じさせた。
「う……うぅ……」
湿った柔らかな舌が肉棒に絡み付き、気持ち良くさせようという意志をもって舐め、吸ってくるのに、大和はくぐもった声を漏らした。
何しろいつもフェラチオをされている時も、その可愛らしい様子に興奮が高まるというのに、それが二倍になっているのだからたまらなかった。
さらに言えば感覚的には三倍にも四倍にも感じられたため、耐え難い気持ちの良さで一杯だったのだ。
「大和、気持ちいい?」
「お父さん、気持ちいい?」
二人が上目遣いで同時に尋ねてくる。
その四つの可愛らしい瞳に大和の肉棒はビクンっと震えた。
「オチンチンが返事した」
「面白い」
母娘は楽しげに呟くと、今まで以上に刺激を強くしてきた。
覆い被さる様にして優奈が肉棒を咥え込み、優衣が横から舌を絡ませてくる。
その行為を定期的に交代し、交互に異なる刺激を加えてくる。
「うっ……うぅっ……」
亀頭が舌に包まれベロリと舐められ、裏筋がチロチロと突かれるのに大和は体を激しく震わせた。
「んっ……んぅっ……出していいよ大和、んんっ……」
「んっ、んっ……お父さん出して、んぁっ……」
その二つの可愛らしくもいやらしい声に大和の我慢は限界に達した。
「うぁっ……!」
ドクドクドクドク……。
一気に精液が迸り、優奈の口に注がれていく。
「お母さん、私も……」
優衣の声に、亀頭に吸い付いていた唇が入れ替わる。
射精が終わりかけていたところに、チュウっと吸い付きが行われたため、大和は体をガクガクと震わせて最後の精を放った。
そのまま力を抜いていると、二人がペロペロと肉棒を舐めてきたため、その刺激であっという間に肉棒が回復した。
「優衣、先にしていいよ」
「うん。ありがとう」
そう言うなり優衣はパンティを脱ぐと、大和の体を押し倒して腰の上に跨ってきた。
肉棒を掴んで膣穴にハメると、そのまま座ってくる。
「あっ……んっ、あっ……あぁ……」
一瞬顔を歪めた後、優衣は気持ち良さそうに惚けた表情をした。
大和も久々に味わう優衣の膣の感触に快感を覚えた。
優奈のとは異なる強い締め付けと、急かすように吸い付いてくるのが若々しさを感じさせてたまらない。
「お父さんの、久しぶり……嬉しい……」
その言葉に心臓が跳ねる。
愛しい娘が自分とのセックスを喜んでくれている事が嬉しかったのだ。
「俺も優衣と久しぶりに出来て、嬉しいよ」
大和がそう告げると、優衣は恥ずかしそうに目をそらし、そのまま腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、ああっ……やっ、やっ、やぁっ……」
振動と共に可愛らしい声が響き、その幼さを感じさせる雰囲気に、大和は優奈との交わりの時にはない初々しさを覚えた。
「大和、私とも……んっ……」
そう言いながら優奈が顔を近づけ、キスをしてきた。
舌が絡み、口内が強く擦られるのに快感が走る。
手を持たれ、セーラー服の中に入れられて柔らかな膨らみの上に置かれた事で興奮が高まった。
「あんっ、あっ……やっ、お父さ、あぁっ……いいっ、いいよぉっ……」
「んんっ……んっ……大和、んっ……大和んぅっ……んぁっ……」
激しく腰の上で動く優衣と、ねちっこいキスを繰り返す優奈の声が耳に響き、大和は一人を相手にしている時とは異なる興奮を覚えていた。
続けて優衣のサラサラの髪を撫で、優奈の柔らかな乳房を揉みしだくと、両手から快感が押し寄せ、震えが走った。
自分は今二人の女を抱いている。
それは男として、雄として何とも言えない満足感のある事だった。
「ああんっ、あっ、あぁっ……やぅっ、やっ、やぁっ……」
「んんぁっ……んぅっ、んっ……んっ……んぁっ……」
腰を強く突き上げ、ブラジャーの上から乳首を擦ると、母娘が同時に強く喘いだ。
「お父さん、あっ……胸、私も、あんっ……おねがい、やぁっ……」
「大和、吸って……乳首、おねがい……」
同時におねだりしてきた二人に興奮を覚えつつ、手を伸ばしてセーラー服の下に手を入れて優衣の乳房を揉み、顔を上げて、はだけられたセーラー服から顕わになっている優奈の乳首に吸い付いていく。
「あんっ、あっ……やぁっ、いいっ……あっ、あんっ……」
「ああっ、あんっ……いい、あっ……いぃっ……」
可愛らしい母娘の喘ぎの二重奏にドクンっと心臓が跳ねる。
二人とも白いセーラー服を身に付けているせいか、まるで女子中学生二人とセックスしている様でたまらなかった。
今までセーラー服を着てもらってしている時にも興奮していたが、それが二人分になったため背徳感も強まったのだ。
しかもどちらも自分好みの容姿をしているのだから、興奮も激しく高まった。
その事で二人をさらに気持ち良くさせたくなった大和は、手に力を入れて強めに乳房を掴み、乳首を荒々しく吸った。
それと同時に腰を激しく突き上げ、もう片方の手で優奈の乳房を揉んでいく。
「あぅっ、やっ、おとうさ、ああんっ……それ凄い、あっ……それ凄いの、ああんっ……」
「やっ、やぁっ……大和もっと、あっ……もっと吸って、あんっ……もっとお願い、あぁっ……」
母娘の可愛らしくいやらしい悶えに、射精感が一気に高まっていく。
それは普段からするとかなり早い限界だったのだが、一人でさえ我慢できそうも無い刺激があるというのに、それが二倍になっているのだから当然だろう。
「あんっ、あっ、ああっ……わたしもう、あっ……お父さんわたしもうダメ、あんっ……わたしダメだよぉっ……」
優衣も絶頂が近いらしく、頭を仰け反らせて悶えている。
その様子を見た大和は、両手で優衣の腰を持つと、それまで以上に強く突き上げていった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……激し、あっ……激しい、ああっ……お父さん激しいよぉっ……わたしっ、わたしっ、わたしぃっ……やっ、やっ、やぁあああああああああんっ!」
「くっ……!」
優衣の絶頂と共に精を放つ。
ドクドクドクと勢い良く精液が迸り、たまらない快感が股間から脳天へと走った。
久しぶりに味わう優衣の膣は、締め付けがきつかったため、射精した時の開放感は素晴らしかった。
愛する娘の中に精液を放った満足感に浸りながら、射精を終えた大和はゆっくりと力を抜いていった。
「次は私……」
優奈はそう言いながら優衣の体を下ろすと、肉棒を掴んでしごいてくる。
好みの可愛らしい顔が、うっとりしつつ肉棒をいじる姿は何ともいやらしかったため、あっという間に一物は回復した。
「やっぱり元気……あっ、んっ……あぁ……」
嬉しそうに笑いながら大和の腰に跨り、肉棒を膣内に収めた優奈は、感触を味わうようにしてジッとしている。
(やっぱり……似てても違う……)
母娘の容姿は似ているものの、膣の感触は違っていた。
連続で入れたせいか違いがよく分かったのだ。
優衣は締め付けが強く、キュッキュッと性急に絞られる様な感触があったが、優奈は柔らかさで包み込んできて、ジワジワと緩やかに圧迫される様な感触があった。
そういった部分が見た目では分からない肉体年齢から来る刺激の差なのだろう。
「あっ、あっ、ああっ……やっ、やっ、やぁっ……」
そんな事を考えていると、優奈が腰をゆっくり動かして喘ぎ声をあげ始めた。
「お父さん……んっ……」
絶頂の快楽から意識を戻したのか、優衣がうっとりした表情で唇に吸い付いてきたため、ちょうど先ほどとは逆の状態で同じ事をしている形になった。
やはり母娘のせいかやり方が似ており、その事に大和は妙な可笑しさを感じつつ、そのまま二人の美少女の体を味わっていくのだった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……」
ベッドの上で、裸になった三人は激しく絡んでいた。
正常位で優奈を貫いて腰を動かす大和の背中には優衣がしがみつき、乳房を押しつけながら顔や首筋を舐め、吸っている。
その微妙な刺激に後押しされる形で大和の腰の動きが速まり、それによって優奈の声が強まると、優衣が負けじと愛撫を強くし、それによって大和がまた腰の動きを強くする、といった状況が繰り返されていた。
そしてそれは母娘の立場を変え、もうすでに何度も行われていた。
一人を相手にしている時に比べ、体の感触に変化があるせいか、交代するたびに肉欲が湧き起こり、止められない状態になっていたのだ。
「あっ、ああっ……あんっ、あぁあああああああああっ!」
絶頂に至った優奈から肉棒を引き抜くと、そのまま振り返って今度は優衣にのし掛かっていく。
「あぅんっ……あっ、あっ、ああっ……」
肉棒を押し込み、激しく動かし出すと、優衣が可愛らしく悶えた。
もう何度こういった事をしただろうかと思いつつ、すぐにそんな事はどうでも良くなり、若い肉体を貪るのに夢中になっていく。
「ああっ、あっ……やんっ、やぁっ……お父さんいいよぉ、あっ……お父さ、ああんっ……」
泣きそうな顔をしながら喘ぐ優衣の姿に興奮が高まる。
優奈もそうなのだが、普段が無表情であるため、こうした変化がたまらなく強烈なのだ。
「大和、素敵……気持ち良かったよ……」
腰を激しく振る大和の背中に優奈が乳房を押しつけて囁いてくる。
「それで、私と優衣、どっちがいい?」
「え?」
「どっちを妻にしたい?」
その質問に体の動きが止まる。
「お父さん、動いて……もっとして……」
すぐさま優衣が潤んだ瞳でおねだりしてきたため、慌てて腰を動かし出す。
「ね、どっち?」
「ま、まだ決められませんよ。俺は二人とも好きですし……」
実際甲乙付けられないのだ。
母娘であるせいか、二人は何から何までそっくりであり、差がほとんど無いのである。
「そうだね。いくらなんでもまだ早いよね……でも私たち、どっちが選ばれても気にしないから。このままの関係を続けてくれれば」
「え? それってどういう意味ですか?」
優衣から意識を外さない様に強く肉棒を突き込みながら、横目で優奈に尋ねる。
「どちらを選んでも一緒に暮らすし、セックスもするってこと」
「って、それは……マズイですよ……だって結婚したら、妻以外の女性とそういう事をするのは良くないですから……」
大和の感覚では、一人を妻として選ぶ以上、もう一人とはセックスしないという意識があった。
そもそもそういう事が無ければ妻を選ぶ意味がないからだ。
「恋人関係なら、別の女性とこういう事してもいいの?」
優奈は淡々とした口調で、優衣と繋がっている部分を示しながらそう言ってきた。
確かに二人の女性を同時に愛しているのは、結婚とは関係なく良くない事だろう。
今の自分はかなり不実な行為をしているのだと大和は改めて思った。
「本来は駄目、ですけど……でもこれは二人を選ぶためにしている事で……」
「それ言い訳……大和が本当に真面目なら、初めから二人を抱かない。一人だけを相手にすると思う」
それは全くその通りだった。
優衣を妻にする決意をしたのなら、あの時優奈の誘いを断らなければいけなかったのだ。
だが大和はそれが出来ず、結果として二人を相手にセックスする状態になったのである。
「だからきっと私と優衣のどちらかを妻に選んでも、大和は妻にしなかった方とのセックスを止められないと思う。というか私たちが無理。私たちは大和とずっとセックスしたい。だから結婚しても二人とも抱くこと。じゃないと私たち、どちらも大和と結婚しないから」
「な、何を……」
言っているのかと呆気に取られる。
「それが私とお母さんとで考えた、みんなが幸せになれる方法」
腰の動きが止まったせいか、優衣が呼吸を乱しながらそう言ってくる。
「戸籍上の妻になれなくても、実質上二人とも妻になれれば満足できるから」
「それならみんなが幸せ」
淡々と告げてくる母娘に、大和は何とも言えない気分になった。
だがそれは男なら夢見る状況だろう。
好きな女を二人とも実質上の妻に出来るのだから。
とはいえ、倫理的、道徳的に考えるといいのだろうかとも思う。
(って、そんなの今更か……)
すでに自分は実の娘を抱いているのだ。
倫理や道徳を語る資格は無いだろう。
ならばこのまま男の夢を追求したとしても構う事はなかった。
「そうですね。三人で幸せになりたいです」
大和がそう呟くと、優奈と優衣は無表情の顔に嬉しさの雰囲気を顕わにした。
「それじゃ、続き。お父さんお願い」
「あ、そうだったな。すぐしてやるから」
「その後は私。まだいいよね?」
「ええ、大丈夫です」
おねだりしてくる優衣に可愛さを感じつつ、誘ってくる優奈に色気を覚える。
容姿は似ているものの、そうした微妙な違いが二人にはあった。
これからも一緒に暮らし、セックスしていけばそういった違いがより分かるかも知れない。
そうすれば自分は、どちらか一人を妻として選べるのではないだろうか。
(でも、そうなっても二人ともこうして抱けるんだよね……)
魅力的な女性を二人も自分の物に出来る事に大和は激しい喜びを感じ、これからそれがずっと続くのだと思うと幸せを感じるのだった。
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