兄嫁
慎也には兄がいた。
年齢が十五歳離れているせいか、これまでいじめられる事もなく、逆に色々と世話を焼いてきてくれた頼りになる兄だ。
慎也が十歳の頃に両親は事故で死んでしまい、それから四年間、兄は親代わりとなって育ててくれたのだが、半年前ついに結婚をした。
相手は昔から付き合っていたという同い年の女性だ。
兄は慎也が高校を卒業するまで結婚する気はなかったらしいのだが、それではあまりにも悪いからと慎也が勧めたのだ。
兄もさすがに相手の女性に対する申し訳無さがあったのだろう、しばらくして結婚を決意した。
そして中学生の慎也を一人きりにする訳にはいかないと同居する事になったのだが、それは思春期を迎えたばかりの少年にとってかなり緊張する事だった。
何しろ母が亡くなってから四年、ずっと女っ気なしで過ごしてきたため、身近に女性がいるという状況にドキドキしっぱなしだったからだ。
兄の妻である女性はかなり美人であり、肉体的にも素晴らしいプロポーションをしていたため、見つめられるだけで心臓は飛び上がるし、こっそりとその体の線を眺めるだけで肉棒がうずくほどの魅力に溢れていた。
しかも夜には夫婦の部屋で、慎也が想像すらできない様なエッチな行為をしているのだと思うとそれだけで興奮してしまったのだ。
義姉の豊満な胸を兄が揉みしだき、乳首に口を付けて吸っている妄想が頭に浮かぶと肉棒が痛いほどに勃起し、それをオカズに何度も自慰を繰り返した。
翌日にはその妄想した当人と顔を合わせるため何とも気まずい思いをしてしまうのだが、どうしても止められない行為だった。
特に一度兄たちの部屋の前を通った時に聞いた義姉の喘ぎ声は忘れられず、頭の中では勝手に想像した義姉の裸体ばかりが渦巻いている状態だった。
同級生の女子に意識を向けることもあったが、家に帰り義姉の成熟した肉体を見ると、そんな想いはどこかへ消えてしまった。
そういう訳で慎也はすっかり義姉に夢中であり、その様な相手と身近に接していられる事に幸福を感じながらも、絶対に自分の物にはならない存在であるという現実に悲しみを覚えていたりもした。
何しろ相手は自分が世話になり恩を感じている兄の妻だ。
その様な相手に何ができると言うだろう。
そもそも自分に対して優しくしてくれる義姉を悲しませる事などできるはずもないため、ただ虚しく妄想するしかないのだった。
「慎也くん、これからどこかに出かける?」
日曜日、昼食を食べ終えた慎也に義姉が声をかけてきた。
「いえ、別に出かけないですけど」
「そうなの? せっかくの休みでこんなにいいお天気なのに勿体ないね。友達とでも出かければいいのに。もちろん女の子のね?」
からかう様に言ってくる義姉に苦笑する。
たまに義姉はこうして慎也に恋人がいない事を茶化してくるのだ。
「俺は別に出かけるの好きじゃありませんから。それに……」
「それに、何?」
「その……この間買ったゲームをクリアしたいんで……」
本当は義姉と一緒に居たいから、と言いたかったのだが恥ずかしくてその言葉は口の中で消え、適当な理由を返す。
「またぁ? もうっ、慎也くんせっかくいい男なのに勿体ないぞっ。クラスの気になる女の子にでも声かけてみなよ。きっとOKもらえるからさ」
義姉は明るくアドバイスしてくる。
「いい男」という言葉に嬉しさを感じつつも、それが義弟に対する好意でしかない事が分かるため悲しくなる。
「俺、そういうの苦手ですから」
「全くお兄さんと違って奥手なんだから……でもそこが慎也くんのいいところなんだけどね。あなたのお兄さんときたら、昔から女の子にちょくちょく声かけるから、私はもう気が気じゃなくて……」
兄達は高校時代からの付き合いであるためその頃の事を思い出しているのだろう、義姉は複雑な表情を浮かべている。
確かに兄は人当たりが良く、慎也と違って社交性に優れているせいか女友達が多かった。
自分はせいぜい同じクラスの女子とたまに会話する程度であったので、そんな兄を羨ましく思ったものだ。
「だからね、慎也くんみたいに奥手だけど真面目な男の子って私大好きよ」
ニッコリと微笑む義姉の言葉にドキンっと心臓が跳ねる。
今のはあくまで義弟に対するモノでしかなかったのだが、そうであっても憧れの相手に「大好き」と言われて落ち着いていられるはずもなかった。
あっという間に顔が熱くなり、おそらく真っ赤になっているのだという事が分かる。
「もぉっ、可愛いんだからぁっ」
その様子が可笑しかったのだろう、義姉は笑いながら抱きついてきた。
体中に柔らかな肉の感触が伝わり、特に腕に当たっている膨らみの刺激は思春期の少年にはたまらないものだった。
一気に肉棒が硬く大きくなり、そのまま義姉を押し倒したくなる衝動が押し寄せてくる。
「ふふっ、じゃあゲーム頑張ってね」
どれくらい時間が経っただろうか、体を離した義姉はそう告げると部屋を出て行っていった。
慎也は大きく息を吐きながら今体験した状況を何度も頭の中で反芻した。
実際はホンの数秒の出来事でしかないに違いなかったが、慎也にとっては数十分にも感じられる体験だったのだ。
バクバクと心臓は鼓動し、痛いほどに肉棒が勃起しビクンビクンとパンツの中で蠢いているのが分かる。
(義姉さん……)
これまでも同じ様に抱きつかれたことはあったが、何度されても慣れる事はなかった。
それどころか心臓の鼓動は早まるばかりだ。
体にはまだ義姉の肉体の感触が残っており、慎也はそれを忘れない様にしながら自分の部屋まで行くと、ズボンのチャックを開けて肉棒を取り出し、ティッシュを添えると激しくしごき出した。
(うぅ……義姉さん……義姉さん凄いよ……)
頭の中では裸になった義姉を抱きしめ、その豊かな乳房を、先ほど腕に感じた乳房を思い切り手で揉みしだいている状況が展開されていた。
(いいのよ……いらっしゃい……)
優しく誘う義姉の声に、肉棒を股間の穴があるらしい部分に押し込んでいく。
(ああっ、いいわっ……慎也くんいいのぉっ……)
いやらしく悶える義姉の姿を想像しつつ、肉棒を掴んだ手の動きを早める。
(くぅっ……義姉さんっ、義姉さんっ、俺ぇっ……)
射精感が一気に高まり、体を硬直させると同時に思い切り精を放つ。
ドクドクドクと精液が放出されるのを感じながら、ふ〜〜っと息を吐き出し体の力を抜く。
(また、やっちゃった……)
している最中は興奮しているため気にならないが、一旦射精してしまうと虚しさが込み上げ、さらには美しい義姉を何やら汚してしまったかの様な思いにとらわれて自分が嫌になってくる。
だが何度そう思ってもやめる事はできなかった。
一緒に暮らしているだけならばともかく、先ほどの様に義姉はしょっちゅう体をくっつけてくるのだ。
自分が憧れ慕う女性にその様なことをされて欲情しない男などいる訳がないだろう。
そして欲情してしまえばそれを処理しなければ治まらないのも男だ。
これは仕方が無い行為なのだった。
(そうだよ……襲っちゃうより遥かにマシさ……)
もし襲ったら義姉はどういう反応を示すだろう。
妄想の中で何度も押し倒してはいたが、その時の義姉は優しく受け入れてくれた。
だがそれは慎也にとって都合のいい妄想であり、実際にしたら激しく抵抗されるのは明らかだ。
何しろ義姉は兄の妻。
いくら自分に好意を持っているとはいえ、それは兄に対するものよりも下であり、兄を裏切る行為を喜ぶはずがなかった。
(でももし……それでも義姉さんを抱くことができたら……)
自分は死んでも構わない。
慎也は本気でそう思う時があった。
しかしそれには「義姉に嫌われる」という最も恐れる状況が付随していたため絶対にできない事だった。
自分は義姉と添い遂げられるのなら死んでも悔いはないが、義姉に嫌われるのだけは死んでも嫌だった。
その事が慎也を強姦という犯罪行為から救っているのだった。
午後、慎也はテレビゲームをやりつつ何か義姉と一緒にいる理由はないかと模索していた。
今日は嬉しいことに兄が仕事で留守にしていたため、この機会に義姉と楽しく過ごしたかったのだ。
だが女の子と二人きりなどになった事のない慎也にとり、一体何をしたらいいのか分からず、義姉と過ごす自然な理由が欲しかった。
(義姉さんがゲームやるなら簡単なんだけどなぁ……)
慎也と違い、アウトドアを好む義姉はテレビゲームに対してあまり興味を持っていないらしかった。
一度誘ったが、さりげなく断られた事があったのだ。
(でも今日は義姉さんだって家にいるんだから何か別のものなら……)
トランプならどうだろう。
二人でやるには少々物足りないが、そうした遊びなら義姉も付き合ってくれるかも知れない。
(そうだよな。よし、聞いてみようっ)
義姉と楽しく遊ぶ様子を思い浮かべながら机の引き出しからトランプを取り出すと、慎也はウキウキしながら部屋を出て行った。
「義姉さん、ちょっといい?」
部屋のドアをノックして様子を伺う。
だが返事は無かった。
(いないのかな?)
そう思いつつもう一度声をかけ、断りを入れてからドアを開ける。
(なんだ寝てるのか……)
部屋の中には、ベッドの上でスゥスゥと寝息を立てている義姉の姿があった。
その事にガッカリしつつ部屋を出て行こうとして、一瞬目に止まったものに足を止める。
義姉の服の胸元が大きく開かれ、そこから白い膨らみが見えたのだ。
おそらく寝るのでボタンを外したのだろう。
そのおかげで普段は見る事のできない義姉の乳房の一部を目にできた状況に慎也は興奮していた。
これまで妄想でしか知ることのなかった義姉の胸が今目の前にあるのだ。
しかも義姉は寝ているため、見ていてもバレないのである。
ゴクリと唾を飲み込みつつベッドに近づき、顔を胸元へ寄せて膨らみをジッと見つめる。
シャツを押し上げる義姉の胸は呼吸に合わせて上下に動いており、その様子に慎也の興奮は激しく高まった。
憧れの義姉の乳房とくっつかんばかりの距離に顔を寄せているのだから当然だろう。
(さ、触っちゃおうか……?)
自分に問いかける。
今義姉は寝ているのだから少しくらい触っても平気に思えた。
ホンの少し、指でその感触を味わうくらいならきっと気づかれないに違いない。
そう己を安心させると、慎也はゆっくり手を義姉の胸元へと伸ばした。
シャツの間から見える白くなだらかな曲線を描く膨らみ。
そこへ己の指が近づいていく。
ドクンドクンと激しく心臓が鼓動し体中が震える。
(!……)
指の先が触れた瞬間、それまで以上に心臓が跳ね、体に激震が走った。
ついに、ついに憧れの義姉の胸にじかに触れたのだ。
何度も自慰のオカズとして妄想し、求めていたその膨らみに触れたのである。
(やったっ!……俺はやったんだっ……!)
何かを成し遂げた様な達成感が湧き起こり、体中に力がみなぎってくる。
そのまま指をグッと押すと、ぷにゅっと肉がへこみ、指先が乳房の中へと入り込む。
その柔らかい感触、そして自分の指が義姉の乳房をへこませているという視覚的刺激が凄まじい快感となって肉棒を直撃する。
信じられないほどに肉棒が硬くなり、ズボンを押し上げているのだ。
(ね、義姉さぁん……!)
義姉を欲する衝動が激しく押し寄せ、意識しないまま今度は手のひらを広げて乳房に触れてみる。
軽く掴んでみると何とも言えない蕩ける様な気持ちの良さが手のひらに溢れた。
(き、気持ちいい……)
初めて触れる女体の魅力は、これ以上したら義姉が目を覚ますかも知れないという恐れをどこかへ追いやり、そのまま何度も乳房を揉みしだかせた。
「ん……んふ……」
不意に聞こえた義姉の吐息に一瞬ビクンっと体を震わせるが、どうやらまだ目を覚ます様子はない事に安心し、こんな事ができるのも今限りだと思った慎也は、徹底的に義姉の体を味わうのだと乳房全体が出る様にシャツのボタンを二つほど外した。
ゆっくりシャツを左右に開くとブラジャーに包まれた大きな塊がまろび出る。
ゴクリと唾を飲み込みつつブラジャーを押し下げ、プルンっといった感じで現れた白い乳房に慎也の興奮は最高潮に達した。
(き、綺麗だ……)
これまでもグラビアなどで女性の乳房を見たことがあったが、今目の前にある義姉の膨らみは、そんなものとは比較にならないほどにとんでもなく美しかった。
血管が透けて見えるほどに白い肌がなだらかな線を描いて乳房を形作っており、その膨らみは溜息が出るほどに美を体現していた。
特に頂点にある桜色の突起は、周囲が白いこともあって極上の色合いを見せて美しさを高めている。
その一方で男を誘う淫らな魅力を兼ね備えているのか、見ているだけで股間の一物はいつ射精してもおかしくないほどいきり立ち、今すぐにでも目の前にあるプクリと小さく突き出た乳首に吸い付かずにはいられない激しい衝動を呼び起こしていた。
それは雪が綺麗に降り積もった大地を踏みにじりたい衝動にも似た、美しいがゆえに無茶苦茶にしたくなるという奇妙な衝動だった。
(お、俺は……)
義姉が欲しい。
義姉の体を自由にしたい。
この美しくもいやらしい肉体を抱きしめ、揉みしだき、舐め回し、吸い付き、今股間で猛っている肉棒を押し込んで喘がせ、思い切り精を注ぎ込みたい。
義姉を自分の物にしたい。
狂わんばかりの衝動が体中を駆け巡り、ついには理性を駆逐して慎也を一匹の獣に変えた。
「うおぉっ!」
叫ぶと同時に義姉にのしかかり、両手でギュッと乳房を握り締める様にして荒々しく揉みしだき、乳首に唇を押し付け強く吸い上げる。
「んふっ……んっ……」
義姉がピクンっと反応するが、今度は全く気にせず乳房を揉み、乳首を吸い続けていく。
手のひらにはたまらない柔らかさが広がり、口の中はほど良い硬さの感触と義姉の甘い味で一杯だった。
(ああっ、義姉さんっ……俺っ、義姉さんのオッパイ吸ってるんだっ……)
感極まって目に涙を浮かべながら、湧き起こってくる雄の衝動に流され、慎也は義姉の肉体を貪っていった。
乳房に顔をうずめながらギュッと抱き締め、頬擦りして顔全体でそのすべらかな肌と柔らかい肉の感触を味わう。
(もうっ……もう俺っ……)
すでに我慢の限界だった。
股間で猛っている肉棒を義姉の中に入れずには終われなかった。
最初はただ胸に触れさえすれば良かったはずだったが、すでにその程度では満足できないほどに慎也の欲情は燃え上がってしまっていたのだ。
入れなければ、義姉の体の中に肉棒を押し込まなければ自分はきっと狂ってしまうだろう。
慎也は下半身に移動すると、スカートを捲くり上げ、パンティに手をかけて一気に引き下ろした。
両脚をグイと左右に開き、生まれて初めて見る女の股間を覗き込む。
(こ、こんななんだ……)
そこには男のものと違って複雑な様子を持った肉の襞があった。
恐る恐る指を伸ばして触れてみると義姉の温かなぬくもりが伝わり、それがまるで普段義姉が与えてくれている優しさの様に感じられた慎也は、早くここに肉棒を押し込み、義姉と一つになりたいという想いにとらわれた。
いつも抱き付かれている時の様に義姉に包まれたいと思ったのだ。
(穴……穴ってどこにあるんだ……?)
男の肉棒を受け入れる穴があるはずだと指で探ってみる。
「んっ……ふぅっ……」
すると義姉がピクンっと体を震わせたため驚く。
(そうか、ここって男のチンポと同じなんだよな……)
つまりいつも自分が自慰をしている様にして刺激を与えれば、義姉も気持ち良くなるという事だ。
そう思った慎也は微妙な刺激を与える様にして秘所に指を這わせていった。
「んっ、んんっ……んふっ……」
すると義姉がピクッ、ピクッと体を震わせ、体をくねらせる様にした。
それは明らかに刺激に反応した動きであり、嬉しくなった慎也はそのまま同じことを繰り返していった。
「はっ……んっ……あっ……」
不意に指先が濡れているのに気が付き興奮が高まる。
義姉が感じてくれているのだ。
自分の稚拙な指の動きで義姉が感じてくれているのである。
そう思うと嬉しさと満足感が押し寄せ、慎也はさらに義姉を感じさせたくなった。
(そうだ……舐めれば……)
肉棒を舐められたら気持ちいいに違いないと思ったことがあったのを思い出した慎也は、顔を近づけ舌でペロリと秘所を舐めあげてみた。
「あっ、はんっ……」
その瞬間ビクンっと義姉の体が跳ね、明らかにそれまでとは違う反応を示した。
(やっぱり気持ちいいんだ……)
この行為は義姉を感じさせるのに有効だと判断した慎也は、そのまま続けて秘所を舐め続けていった。
「あっ……ああっ……やっ……はぁんっ……」
次第に義姉の声が大きくなり、体の震えも激しくなっている。
それを喜びつつ、そのまま秘所を舐めながら指でいじっていく。
(あ、ここが穴か……)
すると指先が奥に入り込む場所を発見したため、いよいよ肉棒を押し込む時が来たと慎也は武者震いをした。
「ん……え? あれぇ……?」
その瞬間、それまでと違う義姉の声が聞こえ、どうやら目を覚ましたらしいのが分かった。
一瞬「マズイ」と心臓がドキンっと跳ねるが、もう止まれないところまで進んでしまった現状に、無理やりにでもしてしまおうと興奮が高まった。
(義姉さんと……するんだ……)
勢い良く起き上がり、ズボンとパンツを下ろして肉棒を持つと、腰立ちになって秘所へと近づけていく。
「あ、れぇ?……どうしたのぉ、慎也くぅん……」
まだ寝ぼけているらしい義姉がボヤ〜〜っとした口調で問いかけてくる。
慎也はそれを無視し、チラリと義姉を見た後、慌てて肉棒を膣穴へ押し込もうとした。
だが亀頭が滑って上手く入らない。
(く、くそっ……早く、早くしないとっ……)
義姉の意識がハッキリする前に入れてしまいたい。
その思いが焦りを生むのか、なかなか亀頭は膣穴にハマらなかった。
「え? 慎也くん……何、してるの……?」
ようやくどういった状況なのか理解したらしい義姉が不審の声をかけてくる。
「……」
慎也は視線を合わさず黙って肉棒を押し込む行為を繰り返した。
「ちょ、ちょっと……駄目よそんなっ。慎也くん駄目っ。それはいけないわっ」
義姉が起き上がり、抵抗する素振りを見せた。
「姉さんっ、俺ぇっ!」
それを押さえ込む様にして圧し掛かり、ギュッと抱き締める。
「嫌、やめてっ……駄目よっ、駄目ぇっ……」
「俺したいんだっ、義姉さんと、義姉さんとしたいんだよぉっ」
逃げようとするのを掴んで押さえつつ、肉棒を押し込む作業を繰り返す。
「私たちは義姉弟なのよっ。こんな事しちゃいけないのっ。分かって慎也くんっ」
義姉は激しく体を動かして慎也から離れようとしている。
それがまるで自分の全てを否定されたかの様に感じられた慎也は、カッとなって思い切り乳房を掴んだ。
「あっ!」
痛みなのか快感なのか、その瞬間義姉は体を硬直させて抵抗を止めた。
そして偶然のいたずらか、それまで入らなかった肉棒がズブリと膣穴に入り込んだ。
「あぁっ……!」
「うぅっ……!」
二人の呻き声が重なって部屋に響く。
慎也は一瞬の意識の喪失の後、自分がついに義姉の中に肉棒を押し込めたことに気が付いた。
まだ亀頭がハマり込んだだけであったが、とんでもなくたまらない感覚が股間から押し寄せてくるのが分かる。
(あ、温かぃ……それに気持ちいぃ……なんて気持ちいいんだろぉ……)
顔がだらしなく緩み、これまでの人生で経験したことのない快楽に意識が朦朧としてくる。
感覚の全てが股間の一物に集中し、そこから押し寄せてくる快感にとろけそうな思いを味わう。
(すげぇ……女の中ってこんなに気持ちいいんだ……)
初めて体験する女体からの刺激に慎也は何がなんだか分からないほど虚ろになっていた。
「い、入れちゃったの? ちょっと駄目よ、すぐに抜かないと……」
義姉が慌てて腰を引き肉棒を抜こうとしてくる。
「はぅっ、あっ、義姉さんそれぇっ……」
だがその動きは慎也に新たな快感を与える結果となり、たまらない刺激に体が勝手に動いて肉棒をさらに押し込んでいく。
「あぅっ、あっ……駄目よ入れちゃ、あっ……抜くの抜いて、ああんっ……」
それに反応して漏れた義姉の甘い声に、慎也は意識しないままさらに腰を進めていった。
(全部……入った……)
肉棒がこれ以上入らないという状態になり、義姉の膣の中に全て収まっているのが分かる。
(俺は……義姉さんの中に入ったんだ……義姉さんと一つになれたんだ……)
何度も夢見た状況をついに実現した事に慎也は感激していた。
「バカバカバカぁ〜〜。こんな事しちゃってどうするの。私と慎也くんは義姉弟なんだよ。早く抜いてよぉ……」
幼子がダダをこねる様に義姉が胸をポコポコと叩いてくる。
だがあまり力が入っていないため大して痛くはなかった。
そしてその状況に慎也の中で義姉に対する新たな感情が生まれていた。
(可愛い……)
今までも時折年下の様な態度を示す義姉を可愛らしく思ったことはあったが、こうして組み敷いて肉棒を押し込んだ状況で同じ様にされると、たまらない愛おしさが込み上げてきたのだ。
(義姉さん……義姉さんは何て可愛いんだ……)
そう思うと同時に腰を動かし出す。
「あっ、あっ……ちょっとやだ、あんっ……駄目よ動いちゃ、ああっ……駄目って嫌、ああんっ……」
義姉はアゴを仰け反らせ、否定の言葉を発しつつも甘い声を漏らしている。
その様子はたまらなく可愛らしく、慎也はもっと義姉を喘がせるのだと張り切って腰を振っていった。
「あんっ、あんっ、ああっ……やめて、あっ……お願いよ慎也く、ああんっ……」
そう言われてもやめられる訳がなかった。
こんなに気持ちのいい事をやめるくらいなら死んだ方がましだと思えたからだ。
第一意識しなくても勝手に腰が動くため、慎也の意思ではどうしようもなかったのである。
(ああ、義姉さんの中って何て気持ちいいんだろ……あったかくて……ヌルヌルしてて……最高だよ……)
うっとりとした表情を浮かべながら腰を振りつつ、眼下にある義姉の肢体を見つめる。
はだけたシャツの間から豊満な乳房がこぼれており、振動に合わせて前後左右に揺れ動くそれはたまらなくいやらしかった。
美しい顔はほんのりと赤く染まり、義姉が言葉とは裏腹に欲情しているのが分かる。
その表情は困惑を浮かべているが、肉棒を突き込むたびに現れる歪みは快楽を感じている様に見えた。
それは何とも色っぽく、もっとして欲しいと誘う女の顔であり、これまで知らなかった義姉の新たな一面だった。
(この顔を……兄さんは知ってるんだ……このいやらしい義姉さんの顔を……)
今まで何でも与えてくれ、優しくしてくれた兄。
その兄が唯一自分に隠していたもの。
それがこの義姉の顔だった。
(それを俺は……ついに手に入れたんだっ……)
優しい兄を裏切った事に罪悪感が無いとは言えなかったが、それ以上にあらゆる面で自分より優れている兄を出し抜いた事に対する歪んだ喜びがあった。
そしてその喜びは興奮へと繋がり、もっと義姉を無茶苦茶にしてやりたいという欲求になっていった。
「あっ、あんっ、ああっ……いや、あっ……いやよ、ああっ……駄目ぇ、あっ、あっ、ああんっ……」
未だに否定の言葉を言うものの、その口調にはすでに快楽に染まっている雰囲気が感じられた。
それが義姉を自分の物にしているかの様に思え、慎也は嬉しさで一杯になった。
「義姉さんっ、義姉さん大好きだっ……俺っ、義姉さんが大好きだよぉっ……」
体を倒し、義姉に抱き付きながら叫ぶ。
すると目の前に義姉の美しい顔が迫り、心臓が激しく高鳴った。
今自分はこの美しい義姉と繋がっているのだ。
この魅力的な義姉とセックスしているのである。
「あっ、あっ、ああんっ……はっ、はっ、はぁっ……」
腰を小刻みに動かすと、義姉の可憐な唇から耐えられない様に甘い声が漏れる。
薄くルージュの塗られた唇が微かに開き、誘う様に舌が動いているのがたまらない。
「慎也くん、こんな事しちゃ、んんっ……んっ……」
何か言いかける唇に吸い付き、舌を押し込んで絡ませ、左右に顔を入れ替えながら荒々しく貪っていく。
(義姉さんとキス……俺、義姉さんとキスしてるんだ……)
ファーストキスが憧れの義姉であった事に感動が込み上げてくる。
「んんっ、んっ……んぁっ……はぁ、あっ……駄目、駄目なのにぃ……」
唇を離すと、義姉はボンヤリとした表情を浮かべながらこちらを潤んだ瞳で見つめている。
いくら口で「駄目」と言っていても、すでに義姉の肉体は欲情に熱くなっているのだろう。
体を放す動きをしないのがその証拠だった。
(もっと義姉さんを気持ち良くして……このまま一気に……)
義姉の中に精を放つのだ。
自慰とは比較にならないこの気持ちの良さの中で射精をしたら、どれほどの快感になるだろうか。
想像もできない状況に興奮を高めながら、慎也は限界になってきた射精感に腰の動きを早めていった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……いや、あっ……そんなの、ああっ……そんな風にしたら、ああんっ……」
義姉の頭が仰け反り、腕が背中に回ってギュッとしがみつかれる。
それは自分を受け入れてくれたかの様に感じられ、嬉しくなった慎也は両手をベッドに付くと、義姉の体を前へ押し出さんばかりに激しく突き込んでいった。
「ああんっ、あっ、あはぁっ……そんな凄い、あっ……そんな凄いの、ああぅっ……慎也くん凄いぃっ……」
自分を褒め称える義姉の言葉に興奮が一気に高まる。
初めてであるにも関わらず、自分は義姉を満足させているのだ。
それは男としてたまらない状況だった。
「あっ、あっ、ああっ……駄目、ああっ……駄目よそんな、あっ……そんな風にされたら私ぃ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
握り締めた手を口に当て、義姉は頭を左右に振って悶えている。
それほどまでに義姉を感じさせられている事に慎也の興奮は最高潮に達した。
「義姉さん俺、くっ……もうイくよ、出すっ……俺、もう出すからぁっ……」
限界まで高まった射精感に、最高の状態で精を放とうと腰の動きをそれまで以上に早めていく。
「あんっ、あっ、ああっ……出す、あっ……出すって、あんっ……え? 駄目よ、あっ……出すのは、ああっ……外に、あんっ……抜いて抜く、あっ、あっ、ああんっ……」
義姉の否定の言葉は慎也の耳に届いてはいなかった。
だが聞こえていたとしても抜くのは不可能だったろう。
何故なら体が快楽を求める様に勝手に動いており、その状態から抜く行動をするのは至難の技だったからである。
「やっ、やっ、やぁっ……中は駄目、あっ……中は駄目なの、ああっ……妊娠、ああっ……妊娠しちゃうぅっ……」
その叫びに恐怖と高揚を覚える。
義姉を妊娠させる。
何と甘美な行為だろうか。
未だに子供のいない兄との間ではなく、自分との子供を義姉に孕ませる事ができるのだ。
念願の義姉とのセックスだったが、それは兄もしていることである。
だが妊娠ともなればまだ兄も経験のない事であり、それを先にするという事で、初めて自分は兄を超えられたと言えるのではないだろうか。
そんな歪んだ興奮が慎也の体を駆け巡り、腰の動きがそれまで以上に荒々しくなっていく。
「嫌、あっ……駄目っ、あんっ……あっ、あっ、ああっ……わたし、あっ……わたしもう、ああっ……イっちゃう、あっ……イっちゃうの、あんっ……慎也くんなのにイっちゃうよぉっ……あっ、あっ、あぁああああああああああっ!」
「義姉さんっ、義姉さんっ、義姉さぁんっ!」
ドピュドピュ、ドクドクドクドクドク……。
二人の絶叫が部屋に響くと同時に精が放たれた。
「くっ……ぐぅ……はぁ……」
肉棒がビクンビクンと蠢くたびに快感が体中を走り抜ける。
自慰とは比較にならないその気持ちの良さに、慎也は目を空ろにしながら射精を繰り返していった。
「ああ……嫌ぁ……あぁ……」
義姉の悲しげな声が聞こえるのに歪んだ喜びを覚えつつ、精を放出し終えるとそのまま義姉の体の上に倒れ込む。
ハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら今体験した凄まじい快楽に満足しつつ、慎也は現在も感じられる義姉の肌と肉の感触にうっとりとなった。
ついに義姉とセックスをしたのだ。
その美しい肉体を貪り、膣内に精を放ったのである。
それは信じられないほどに気持ち良く、爽快な体験だった。
女の体とは何と素晴らしいものなのだろう。
いや、義姉だからこそこれほどの快感を得られたのかも知れない。
何しろ自分が憧れていた相手に童貞を捧げられたのだから、その喜び、達成感は他の女とした時とは比較にならないに違いないからだ。
慎也はたまらない幸福感の中、自分が成し遂げた偉業に満足の思いをもった。
「どうして……」
不意に聞こえた義姉の呟きに意識を戻す。
「どうしてこんな事、したの……?」
悲しげな表情で義姉がジッとこちらを見つめてくる。
その瞳は強い意志を持っており、驚くほどに迫力を持った輝きに慎也はたじろいだ。
「その……俺……」
気迫に押され、しどろもどろになって何も言うことができない。
それも当然だろう。
どう考えても慎也が一方的に悪いのだから。
「ちゃんとこっちを見て!」
目をそらすと義姉が強い口調で叫んだため慌てて視線を戻す。
「悪いとは思っているのね?」
「そ、その……俺、義姉さんが好きで……」
「そんな事を聞いているんじゃないのっ。悪いと思っているかどうかちゃんと答えなさい!」
激しい言葉に体をビクッと震わせる。
普段優しい義姉がここまで強く出るとは予想外であり驚きだった。
てっきり取り乱し泣きじゃくるかと思っていたのに、逆に怒鳴られ叱られているのだ。
「わ、悪いと思っています……」
「そう良かった。じゃあちゃんと謝りなさい。まずはそれからよ」
「ご、ごめんなさい……」
完全に慎也の負けだった。
先ほどまで一人前の男になれたかの様な感覚を味わっていたが、とんだ錯覚だった。
自分はこうして強く叱られてしまえば、すぐに縮み上がる情けない子供のままだったのだ。
兄を超えたなどと思ったのはお笑い種だった。
「で、どうしてこんな事したの?」
謝ったせいだろうか、いつもの優しい雰囲気に戻った義姉は静かに問いかけてくる。
「お、俺その……義姉さんが好きで……」
「私も慎也くんは好きよ……でもしていい事と悪い事の区別は付けなくちゃ……分かるでしょ……?」
「うん……」
「私と慎也くんは義姉弟。血は繋がってないけどセックスしちゃいけないの。それに私は奥さんだからね、他人の奥さんに手を出すってのは凄く悪い事なんだよ? それを慎也くんはしちゃったの。大変なことをしたのよ、分かる?」
「うん……俺、とんでもない事しちゃった……ごめんなさい……」
義姉に諭され、自分がどれだけ許されない事をしたのか実感が湧いてくる。
いくら魅力的な女性とはいえ、義姉はすでに兄の妻であるのだから手を出していい相手ではなかったのだ。
「よし、よく謝ったね。偉いぞ。慎也くんはいい子だよ」
義姉がニッコリと微笑みながら頭を優しく撫でてくれる。
それは完全にいつもの義姉であり、今キツク言っていた全てが慎也の事を想ってしてくれていたのだという事が強く伝わってきた。
義姉は自分を大切にしてくれている。
そう思うだけでたまらない嬉しさが込み上げ、義姉に対する愛おしさが湧き起こった。
「お、俺っ、義姉さんが好きだっ。大好きなんだ!」
それまでのいわば強姦を正当化するためのものではなく、本気の恋愛感情の意味を込めて慎也は叫んだ。
「ありがとう……だけどごめんね、私はあなたのお兄さんが好きなの」
それは分かっていた事だった。
だが真剣に告白し、それに義姉も真剣に答えてくれた事で今までモヤモヤしていたものが消えていく様な気がした。
「ありがとう義姉さん。おかげでスッキリしたよ……って、変な意味じゃなくてその……」
言ってからそれが違った意味にも取れる言葉である事に気が付いて慌てる。
「ふふ、分かってるよ。でも体の方もスッキリしたのには違いないんでしょ?」
「う、うん……」
「初めてセックスしてどう? 気持ち良かった?」
義姉はすっかり許してくれたらしく、からかう様に尋ねてくる。
「うん、気持ち良かった……ありがとう義姉さん……」
「どういたしまして」
二人は楽しげに笑い合った。
「でもそうか……慎也くんも男の子だもんねぇ……私もその事にちょっと無頓着すぎたかなぁ……」
これまで抱き付いたりした事を気にしているのだろう、義姉は困った様に息を吐き出している。
確かにここまで義姉に欲情してしまったのも、ちょくちょく肉体の接触があったためだ。
さすがに触れていなければこの様なことをするほどおかしくなる事は無かったに違いない。
(そういや俺、義姉さんのオッパイを沢山揉んだんだよな……)
抱きつかれるたびに興奮していた義姉の胸を、自分は先ほど自由に揉みしだき、舐めて吸ったのだ。
それどころかその温かくて柔らかな体に肉棒を押し込み、喘がせ、精を放ったのである。
それは何とも最高の経験だったと言えるのではないだろうか。
(もうあんな事はできないけど、これで満足しなきゃな……)
義姉の肉体に未練が無いと言えば嘘になるが、これ以上しては完全に嫌われてしまうだろう。
それだけは絶対に嫌だった。
「あ! もうこんなにしちゃって……しょうがないなぁ……」
そんな事を考えていると義姉の少し怒ったような声が聞こえてきた。
「え?……って、あっ……」
どうやら股間の一物が元気を取り戻してしまった様だ。
セックスしていた時の事を思い出していたせいで興奮したのだろう。
そうでなくても義姉の体に接触したままなのだから無理からぬ事だった。
「ご、ゴメン……俺、その……」
「若いもんねぇ、しょうがないよ……でもどうしようかこれ? またしたくてたまらなくなってるんじゃないの?」
「うん……凄くしたくなってる……」
射精した直後はそうでもなかったが、今やすっかり回復した肉棒のせいか再び義姉の体を舐め回したい欲求に襲われていた。
「う〜〜ん、困ったねぇ。このまま放っておくってのも何だし……」
義姉にしてみればまた強姦されかねないのだから、どうにかしたいのは当然だろう。
「義姉さん俺……」
これ以上義姉に迷惑をかけられないと思った慎也は、自分の部屋に戻って自慰をしようと思った。
「よしっ、しょうがないから面倒みてあげるっ」
しかし慎也が言いかけると同時に義姉が叫んだ。
「え? 何?」
「ん? 面倒みてあげようって言ったんだよ」
「面倒みるって……」
「もちろんこれの」
義姉はそう言いながら手を伸ばして一物をギュッと掴んできた。
「うっ……って、どうして?」
自分以外の手に握られている事に激しく興奮と快感を高めながら尋ねる。
「だってこのままじゃ慎也くん辛いでしょ? 私を襲っちゃうくらいにさ」
「うん、それはそうだけど……」
再び責められるのかと思い暗くなる。
「だからもう一回だけヤらせてあげようかなぁ、って」
「ええっ? さっきは義姉弟だから駄目って……」
「それはそうだけどぉ。でももうヤっちゃった訳じゃない? だったらもう一回くらいなら同じかなぁって……」
そういう問題とは思えないのだが、ヤらせてくれるというのを慎也の方から断る理由はなかった。
何しろできれば何度でもしたいくらいなのだ。
「いいの?」
「うん、特別にあと一回だけ。せっかく慎也くんの初体験な訳だし。もっとちゃんとしたいい思い出にしたいでしょ?」
ニコリと微笑む義姉に感謝の念が湧き起こる。
義姉は慎也のことを考え、強姦ではないちゃんとしたセックスの経験を積ませようと考えてくれているのだ。
何と優しい人なのだろう。
「ね、義姉さぁんっ……」
思わず涙ぐみながら、義姉をギュッと抱き締める。
「もう、甘えん坊さんなんだから……ほら起きて、服脱いで裸になろ?」
コクリと頷いて立ち上がると、いそいそと服を脱いでいく。
同じ様に義姉がだんだんと裸になっていくのが気になり、ドクンドクンと心臓が跳ね上がった。
先ほども乳房といういつも隠されていた部分を見ることができたが、今度は義姉の全てを目にすることができるのだと思うと激しい興奮が湧き起こったのだ。
素早く裸になると義姉の様子を伺う。
「ふふ、ちょっと待ってね……」
そう言いながら義姉はかがんでスカートを脚から外した。
(き、綺麗だ……)
何も身に付けていない、産まれたままの姿の義姉はとても美しかった。
白い肌がほんのりと赤くなっているのが先ほどの自分との行為を思い出させて興奮を誘う。
「さ、いいわよ。いらっしゃい」
「ね、義姉さぁん……」
両腕を広げて誘う義姉に慎也は抱きついていった。
ギュッと抱き締めるとスベスベとした肌と温かく柔らかい肉の感触が伝わってきてうっとりとなる。
(何て……何て気持ちいいんだろ……)
ただ抱き締めただけであるのに、そこにはとろけそうなほどの快感があった。
皮膚というのはこれほど気持ちの良さを感じられる部分だったのかと驚くと共に体を擦り付けていく。
ゾクゾクする様な快感が湧き起こり、慎也は義姉の首筋に口付けながらゆっくりとベッドに押し倒していった。
「あんっ……ふふ、慎也くん、今度は落ち着いてね?」
「う、うん……」
優しく頭を撫でてくるのにぎこちなく頷いて答えつつ、唇に吸い付いていく。
「んっ……んんっ……んぅっ……」
差し込んだ舌が義姉の舌によって絡みつかれ、吸い上げられる。
負けじと舌を動かしながら、顔を左右に入れ替えつつ強く唇を擦り付けていく。
「んんっ、んっ、んぁ……あっ、そう……そうよ、そんな感じ、あんっ……」
唇を放し、乳房をヤワヤワと揉みしだきながら唇を押し付け、勃起した乳首を舌先で弄んでチュパチュパと吸い上げる。
「あっ、はぁっ……んっ……いい、あっ……いいわぁ、はんっ……」
頭を仰け反らせ、甘い声を漏らす義姉の姿は最高だった。
自分の行為で義姉が気持ち良くなり悶えているのだと思うと、誇らしさと共に男としての自信が強まっていくのを感じる。
「義姉さんっ……ああっ、義姉さぁんっ……」
落ち着き無く両手で乳房を激しく揉み、乳首を吸っては舌で舐め上げる。
動くたびに擦れる肌と重みを受け止める肉の柔らかさが、今自分が義姉に圧し掛かり、その肉体を自由にしているのだという実感を持たせて嬉しくなってくる。
「ああっ、あっ、あんっ……はぁ、あっ、慎也くん、あっ……慎也くぅんっ……」
求める様に呼ばれる声に答えるつもりでさらに乳房への愛撫を強めていく。
「あっ、ああんっ……いいわ上手よ、あんっ……そうやってもっと、ああっ……もっとしてぇっ……」
だんだんと義姉から余裕が無くなっている様に思えた。
それだけ慎也の愛撫が上手くいっているのだろう。
乳房を揉んで乳首を吸っていくと、握った手を口に当てて頭を左右に振るのが可愛らしく、長い黒髪が顔にかかっているのがたまらなく色っぽい。
(俺が……俺が義姉さんをこんな風にしているんだ……)
自信がみなぎり、もっと義姉を乱れさせて自分に従わせたいといった欲求が込み上げてくる。
「義姉さんっ……俺、入れるからっ、いいよねっ?」
先ほどと違い、強姦するつもりはないため義姉に許可を求める。
「いいわ、いらっしゃい……慎也くんのオチンチン、私に頂戴……」
潤んだ瞳でこちらを見つめる義姉の表情は、何ともいやらしくそれだけで射精してしまいそうなほどだった。
肉棒を掴むと落ち着き無く秘所へと近づけていく。
ズブ……。
二度目のせいか今度は一発で亀頭が膣穴に入り込んだ。
「あっ、ああっ……」
「うっ、うぅっ……」
二人の声が部屋に響き、再び湧き起こってくる快感に押される様に慎也は腰を前に突き出していった。
ズブ、ズブズブ……。
「ああぅっ、あっ、ああんっ……」
「くっ、くぅっ……くっ……」
亀頭が柔らかで温かくヌルヌルとした肉の壁を擦り上げながら奥へ奥へと入り込んでいくのが分かる。
それに伴って押し寄せる快感はたまらない刺激となって慎也の体を駆け巡った。
これ以上入らないという所まで進むと、大きく息を吐き出しながら義姉の体に倒れ込む。
「義姉さん……」
目の前にある義姉の顔を見つめながら、形のいい唇に吸い付きつつ慎也は腰を動かし始めた。
「んっ……んんっ……んふぅっ……」
舌を押し込むとすぐに義姉の舌が絡み付き、快感を与えてくる。
唇を擦り付け、顔を左右に入れ替えながら荒々しいキスを繰り返しつつ、体を密着させて擦り付ける様に動かし、体全体で義姉の肉体を味わっていく。
スベスベの肌が心地良く、胸の辺りにある潰れる乳房の柔らかさがたまらない。
上下両方の穴で繋がっている事が義姉との一体感を高めて嬉しさが込み上げてきた。
(ああ……義姉さんの体って、何でこんなに気持ちがいいんだろ……)
あらゆる部分で快感を感じているが、何より肉棒を包み込む膣の感触は最高だった。
その温かくヌルヌルとした状態は蕩けるほどの気持ち良さであり、微妙にキュッキュッと締め上げてくるのが腰が抜けるのではないかと思えるほどにたまらない。
まさに男が最も心地良く射精するために作られた場所であると言えただろう。
射精において最高に気持ちのいい場所が受精に繋がっている。
生殖行為とは何と上手く出来ているのだろうか。
「んんぅっ、んっ、んぁっ……あっ、あっ、ああっ……慎也くんいい、あっ……慎也くんいいよ、ああっ……慎也くんいいのぉっ……」
義姉の言葉に興奮が高まっていく。
泣きそうな顔をしながらこちらを見つめ、もっとして欲しいと言わんばかりの目をしているのがたまらない。
「あっ、あっ、ああっ……そん、あっ……そんなの、あぅっ……そんなああんっ……」
腰をさらに強く突き込むと、義姉はアゴを仰け反らせ、激しく頭を左右に振って悶えた。
「やんっ、やっ、やぁっ……それ凄い、あっ……それ凄いよぉっ……あんっ、あっ、ああっ……」
年齢に合わない可愛らしい声にゾクゾクする様な快感が走り抜け、慎也はますます腰の動きを早めていく。
「慎也くん、あっ……慎也、ああっ……やっ、やっ、やぁんっ……駄目、あっ……そんなぁっ……」
腕と脚が絡んで義姉に抱きつかれる形になると、密着度が強まって快感が高まる。
背中に爪が立てられ肩に噛み付かれるが、その痛みすら義姉をそこまでおかしくしているといった喜びとして快楽に感じられた。
「あんっ、あんっ、ああっ……ひゃっ、ひゃっ、ひゃぁんっ……」
潤みを帯びた瞳はボンヤリとした光を放ち、半開きになった口からは涎が垂れ、義姉が快楽の極地にいるのが分かる。
そうした義姉の乱れる姿を見るだけでも思わず射精しそうであるのに、実際にとんでもない快感が押し寄せてきているのだから、まだ初心者でしかない慎也に耐える事などできるはずがなかった。
「俺っ、俺もう駄目だっ……出るっ、出るよ義姉さんっ……」
最後の動きとばかりに腰の動きを早める。
「ああっ、あっ、ああんっ……やぅっ、やっ、やはぁっ……はっ、はっ、はぁんっ……あんっ、あんっ、あぁあああああああああんっ!」
「ぐっ、くぅっ!」
義姉の叫びと同時に精を放つ。
ドピュドピュドクドクドクドクドク……。
激しい勢いで精液が放出され、慎也は何度も腰を動かしながら射精の快感に浸った。
しばらくして全ての精を放ち終えると、力を抜いて義姉の上に倒れ込む。
ハァハァといった二人の荒い呼吸が部屋に響いた。
「良かったよぉ……慎也くぅん……」
ボンヤリとした声で義姉がギュッと抱き締めてくる。
「義姉さん大好きだよぉ……」
慎也も抱き締め返し、その柔らかで温かな肉体を味わう。
セックスとは何と気持ちのいい行為なのだろうか。
そして大好きな相手とお互いを求める様にして交わるのは何と素晴らしい事なのか。
それは先ほどの無理やりしたセックスとはどこか違う感慨を慎也にもたらしていた。
(これが義姉さんの言いたかったことなんだな……)
確かにこれなら義姉とのセックスをいい思い出にすることができるに違いなかった。
強姦だけで終わってしまっては、きっと後味の悪い想いをずっと抱いただろう。
「ああっ、いけない、忘れてたっ!」
そんな事を思っていると、突然義姉が大声を上げた。
「どうしたの?」
「マズイ、マズイよ。またやっちゃった……」
「え?」
「避妊よ避妊……慎也くん中に出しちゃったでしょ?」
「あ……」
確かに言われてみればコンドームを付けずに思い切り射精してしまった。
とはいえ慎也はそんなものを持っていないのだから気が付いても意味がないのだが。
「う〜〜ん、うっかりしちゃったなぁ。さっき二度目をやる時に付けてもらおうと思ったのにすっかり忘れちゃったぁ……一回くらいなら大丈夫だとは思うんだけど……二回も出しちゃうと危ないよねぇ……わ〜〜、妊娠しちゃったらどうしよう……」
義姉は困った様にブツブツ呟いている。
それは慎也にしても大問題だった。
義姉とのセックスは本来許されない行為であるが、二人の秘密にしておけばバレる事はないだろう。
しかし妊娠はそういった事とは関係なく発生してしまうのだ。
元々セックスするつもりもなく、突然湧き起こった衝動で襲ってしまったのだから後の祭りと言えば仕方無いのだが、義姉の言う通りせめて二回目の時は気をつけるべきだった。
もし義姉が妊娠し、その父親が自分だという事がバレてしまったら一体どうすればいいのか。
あの優しい兄がどれほど悲しむかと思うといたたまれない気持ちになってくる。
それに最初に義姉はあれほど中に出される事を嫌がっていたのに、自分はそれを兄に対する変なコンプレックスで無視してしまったのだ。
何と愚かだったのだろう。
「ね、義姉さぁん……」
怖くなった慎也は、義姉にすがる様に抱きついた。
「困ったねぇ……どうしようか……」
義姉も不安そうに抱き締めてくる。
「妊娠を誤魔化す事ってできないの?」
「う〜〜ん、中絶って手もあるけど……でももしかしたらあの人との子供かも知れないのにそうするのは嫌なのよねぇ……」
そうだった。義姉は兄ともセックスしているのだからそういう事もありえるのだ。
「じゃあ、俺との子供だとしても……」
「産むしかないよね……」
二人は同時に溜め息を付いた。
「まあ、二回だから確率は低いと思う……それにもし妊娠が分かっても今日が原因だと思えないくらい日にちがズレていれば問題ないし……」
「義姉さんゴメン……俺が我慢できなかったばっかりに……」
どう考えても自分が原因である事は確かなので、慎也は再び謝った。
「しょうがないよ。二回目は私が誘ったんだもん。うっかりしてた私のせいでもあるんだし……だから一人で抱え込まないで? いい?」
「うん……」
義姉の優しい言葉に頷きながら、そんな義姉を追い詰めてしまった事に対する罪悪感で慎也の心は一杯だった。
(ああ、俺は何て事をしちゃったんだろ……こんなに優しい義姉さんに酷いことしちゃって……)
不安げな義姉の顔を見ていると申し訳なくなってくる。
だがそれと同時に目に付いた義姉の唇に思わずゴクリと唾を飲み込んでしまう。
微かに開いた唇が何とも艶かしくて色っぽく、先ほどまでその唇を貪っていたのかと思うと興奮してしまったのだ。
(うぅ……俺ってやつは……)
再び欲情してしまった事に嘆きつつ、未だに触れている義姉の肉体の感触に体中が快楽の叫びを上げているのにどうしたものかと溜め息を付く。
できるならまた義姉を抱き締め、思い切り肉棒を突き込み動かしたい。
だがそれでは同じことの繰り返しだ。
妊娠させてしまうかも知れない事を別にしても、人妻に手を出すのはとんでもない行為であり、もう二度としてはいけない事なのだ。
それに自分のためにわざわざ二度も兄を裏切ってくれた義姉を悲しませる訳にはいかなかった。
(もう諦めなきゃな……)
ただでさえ義姉は妊娠の事を気にかけているのだ。
これ以上悩みの種を増やすべきではなかった。
「取り合えず今日の事は二人の秘密だよ? 妊娠が分かっても変な風に動揺しない様にしてね?」
「うん、気をつける」
義姉の言葉に頷く。
せめてそれくらいが自分にできる事だろう。
これまで通り義姉と接して兄に不審がられない様にするのだ。
慎也はそう決意すると、これで見納めとなる義姉の裸をジッと見つめるのだった。
学校から帰った慎也は、義姉がいるであろうキッチンに向かった。
案の定夕飯の支度をしている姿がそこにある。
「義姉さんただいま」
そう言いながら背後から抱き付いていく。
「あんっ、慎也くん、あっ……駄目よ、こんな……」
豊満な乳房を両手で揉みしだき、首筋に舌を這わせる。
そのたびにピクンっと反応を示すのが可愛らしい。
「私とあなたは、あんっ……義姉弟なのよ、あっ……こんな事しちゃいけないの、ああっ……」
「分かってるよ。でももうただの義姉弟じゃないでしょ? 子供を作っちゃったいけない義姉弟だよね? だったら別に構うことないじゃん」
「ああっ、それは言わないで、あっ……それにまだあなたとの子供だって、あんっ……決まった訳じゃ、あぅっ……」
スカートの中に手を入れ、柔らかい尻と太ももを撫で回す。
「俺との子供に決まってるよ。だって俺、こんなに義姉さんのこと愛しているんだもん」
すでに硬くそそり立った肉棒を尻に擦り付ける。
「だからって駄目よ、あっ……私はあなたのお兄さんの奥さんなの、あんっ……こんなこと駄目ぇっ……」
「もう何度も義弟としちゃってるのに今更何言ってるの。いつも喜んでるじゃないか」
「そ、それは……でも駄目よ……これから赤ちゃんだって産まれるのにぃ……」
「そう、俺とのね。俺は義姉さんにとってもう一人の夫なんだよ。戸籍上は義弟だけど、実質上は夫って事さ。だからちゃんと仲良くしないと子供が悲しむよ?」
パンティの中に指を突っ込み、秘所を荒々しくいじる。
「あっ、ああっ……嫌、あんっ……やめて、ああっ……慎也くんやめてぇっ……」
抵抗する義姉の姿を見ているとゾクゾクする様な興奮が湧き起こってくる。
あの初めて繋がった日以来、こうして義姉が嫌がるのを無理やり犯すのが癖になってしまったかの様だ。
本来ならもう二度と手の届かない存在となったはずの義姉だったが、あれからしばらくして妊娠した事を告げられた時に、慎也の中で何かが壊れてしまったのかも知れない。
義姉の妊娠は逆算すると慎也が父親である可能性もある状況だった。
それゆえ初めは恐怖を感じたのだが、それと共に徐々に義姉を自分の物にできたかの様な錯覚が湧き起こったのだ。
それはあの強姦の時に嫌がる義姉の言葉を無視して膣内に射精した時の興奮に似ていた。
あらゆる面で自分より優れた兄を超えた感覚を味わったのだ。
兄が手に入れたはずの義姉を自分が横から奪い取った爽快感を覚えたのである。
義姉が身ごもったのは兄ではなく自分の子供なのだ。
そう認識した瞬間、義姉への想いを誤魔化すことが不可能になった。
その場で義姉を押し倒し、再び無理やり犯してしまったのだ。
義姉は無論嫌がったが、負い目があるためか本気で逆らう事はせず、その日以来こうして慎也の劣情を受け止めていたのである。
「義姉さん大好きだっ……大好きなんだぁっ……」
流しに手を付かせ、脚を広げさせると背後から肉棒を突き込んでいく。
「ああっ……嫌、あぅっ……嫌よぉっ……」
ズブズブと肉棒が膣内に入っていく感触と共にたまらない快感が押し寄せてくる。
温かで湿りを帯びた義姉のそこはグニュグニュと肉棒を締め付けてきてたまらなかった。
自分の手では決して味わう事のできない感触がそこにはあり、この快感を得られるのなら優しい兄を裏切っても構わないと思わせるほどにそれは悪魔の快楽だった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……駄目、あっ……駄目よ、ああっ……こんな、あっ……こんなの駄目ぇっ……」
腰を動かし出すと義姉は甘い声を上げて悶えた。
「そんなこと言って本当はいいんでしょっ? 兄さんを裏切って俺とするのが凄くいいんでしょっ?」
「嫌、あんっ……そんなこと、あっ……言わないで、ああっ……あの人の事は、あんっ……言っちゃ嫌ぁっ……」
兄の事を尋ねると義姉は激しく乱れた。
慎也にしてもそうして義姉に呼びかけ、「兄を裏切っている」と認識しながらセックスをする事がとんでもない快感だった。
今も兄は二人のために必死に働いてくれている。
その兄を裏切って自分たちは乳繰り合っているのだ。
何と恐ろしい事だろう。
だがそうした気持ちが高まれば高まるほど快感は増していった。
まさにそれは悪魔の快楽だった。
「義姉さん愛してるよっ。愛してるっ」
兄への罪悪感、義姉への愛情を込めて激しく肉棒を突き込んでいく。
「ああんっ、あっ、あやぁっ……そんな激しいの、ああっ……激しくて、あんっ……激しくて凄いよぉっ……」
だんだんと快楽に頭が朦朧としてきたのか、義姉はより快感を得ようと自らも腰を振り始めた。
「俺は兄さんより義姉さんを愛してるんだっ。だから子供が作れたんだよっ。義姉さんのお腹の子は俺の子なんだぁっ」
「あっ、あっ、あんっ……慎也くんの子供、ああっ……お腹の子は慎也くんの、ああっ……そんな、ああっ……そんなのぉっ……」
悲しげに、そして嬉しげに、義姉は複雑な表情を浮かべつつ、だが快楽だけは求める様に腰を振り続けている。
「俺のっ、俺の子供をっ……義姉さん産んで、産んでくれっ……俺の子を産んでくれぇっ」
「あっ、あっ、ああんっ……産む、ああっ……産むの、あんっ……慎也くんの赤ちゃん、ああっ……慎也くんの赤ちゃん産む、わたし産むのぉっ……ひゃうっ、ひゃっ、ひゃぁんっ……」
快楽のせいで自分が何を口走っているのか分からないのだろう。義姉は涎を垂らしながら悶え狂った。
その言葉に慎也の興奮は最高潮に達した。
義姉に子供を産ませる。
兄を裏切った証である義姉との子供を。
二人の愛の結晶を。
許されない禁忌の子を。
「産むんだぁっ、義姉さぁんっ!」
それまで以上に腰の動きを早め、力強く肉棒を叩きつけていく。
「あんっ、あんっ、ああんっ……やっ、やっ、やぁっ……慎也くんっ、慎也くんっ、慎也くぅんっ……あっ、あっ、あぁあああああああああっ!」
「義姉さんっ、義姉さんっ、義姉さぁんっ!」
二人の絶叫が重なり、その瞬間肉棒の栓が開放された。
ドピュドピュドクドクドクドクドク……。
激しい勢いで精が放たれ、たまらない快感に慎也は体を震わせた。
「あ……ああ……ああ……」
義姉も空ろな瞳をしながら甘い吐息を漏らしている。
数度の放出を繰り返した後、ようやく射精を終えると慎也は柔らかな肉体に身を委ねた。
義姉の顔が目の前に迫り、その美しさにうっとりとなる。
(義姉さんは俺の物だ……)
この美しい女を二度と放してなるものか。
たとえ兄と言えどもう奪う事はできないのだ。
何しろ自分は義姉との間に子供を作ったのだから。
満足な想いに包まれながら、慎也はもっと義姉の肉体を味わおうと起き上がり、すでに回復している肉棒を再び押し込んでいくのだった。
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