2.陶器と磁器に関して 2000年 |
陶器と磁器を総称して“陶器”と呼ぶことがありますが、 陶器と磁器は別の物です。例をあげれば、萩焼や茶器などは陶器、有田焼・九谷焼などや一般家庭で使う食器のほとんどは磁器です。ウェッジウッドのピーターラビットの食器も磁器です。 磁器は陶器に比べて高い温度で焼きますのでかなり硬くて素地が白く、そして透光性があります。また、たたくと金属性の澄んだ音がします。
海外の食器屋さんのWeb pageでは『china』という言葉が出てきます。 チャイナは文字通り中国ですが、これは世界の陶磁器のルーツ及び名産地が中国にあることから 、<中国>と<磁器>が同義語となり、磁器(あるいは陶磁器)のことをチャイナと呼ぶようになりました。 (参考) ちなみに『japan』は漆(漆器)だそうです。
磁器の素材である粘土に動物の骨灰を混ぜて焼き上げたものを 『ボーン・チャイナ』と呼びます。アイボリー調の柔らかい色合いと丈夫さが特徴です。 イギリスでは磁器に必要なカオリン粘土が不足していましたので、それを補うために苦肉の策として骨灰を混ぜた結果生まれました。 この発明以降イギリスでは飛躍的な発展を遂げました。
ボーン・チャイナの中で、動物の骨灰の分量が全体の半分を占めるものです。
プレートやカップ等の裏側に印されているマークを、バックスタンプあるいはポーセリンマークと呼びます。また、単にマーク(トレードマーク)と呼ぶこともあります。 同じメーカーでも時代によってバックスタンプが異なっているため、製造された年代の 判別・本物と偽物の鑑別に役立ちます。 また、同時に品質保証にもなります。 Wedgwood Peter Rabbitのバックスタンプは ウェッジウッド ピーターラビット の食器館 に記載しています。 |
(C) 1999 Usapooh & Hey.
Peter Fantasy Village
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<独言 2019> (刻印・旧刻印・新刻印に関し) 国内のピーターラビット食器では”刻印”で無いバックスタンプが”刻印”と呼ばれるようになってしまっているのは何故??? ** 本来、陶磁器の”刻印”とは焼成前のボディーに木や金属などでつくられた型・はんこ状のものでマークをつけたもの(i-kurashi.comより)型押しであり、ピーターラビットの食器など多くはプリント... ただ、Wedgwood (Peter Rabbit) Jasperware はb器(せっき)のため、 本来の刻印あり |