育児戦争開始

入院は8月4日から8月20日までの16日間。
入院生活を堪能した最後の日は翌日からの 戦争に備えて夜中の授乳も 勘弁して貰って、ぐっすり寝ました。
当日は日曜日。パパさんに迎えに着て貰い、新生児用なのにやっぱし未熟児には
でっかい退院用の服を着せて、真新しいクーファン に二人いっぺんに乗せて、お世話になった看護婦さん達と記念撮影をして、さようならです。
ここは 本当にいい産婦人科だった。名前出しちゃって良いよね。「若宮病院」というの。
須磨水族園の近くで、先生も親切で、看護婦さんも優しくて、いっぱい説明もしてくれて、 絶対お勧めの病院。本当に有り難うございました。です。
当日は休日って事もあって、なんか寂しい退院だったけど、 (だって外来真っ暗なんだもの)看護婦さんが出口まで見送ってくれた。そして一路 パパさんの実家に戻った。

まず着いて、琴に逢って
「おかぁさぁぁぁん」と抱きついて来る!!! と完全に思いこんでいたのに、現実は ものすごく照れまくった琴は ニヤニヤ笑って 近寄って来なかった。とっても悲しかったよぉ・・・・。

さあ さて 
戦争開始。がんばらなくっちゃ。まず 授乳。昼間はいい。 (よくはないが、)いいとしよう。
新生児の極端に短い授乳間隔もわかる。おしっこにうんこも頻繁なのも判ってる。 おまけの双子だ。しんどいのは覚悟の上だ。

しかぁし、問題は
。こんなに大変だとは・・・・。 「「想像を絶する」」とはこの事か!と思うくらい。 交互に泣かれても、同時に泣かれても困った。
さあ 困った。完璧に困った。

笙が泣いて おっぱいまたはミルクをやって オムツかえて げっぷさせて、 ベットに下ろして「さ 寝よ」 うつらうつら・・・・絃が泣く。  朦朧とした状態で 起きて おっぱいまたはミルクをやって オムツかえて げっぷさせて、 ベットに下ろして「さ 寝るか」うつらうつら・・・・笙が泣く。
「・・・・・・」いつ寝るの?私。

その上 同時に泣かれた日にゃぁ「えっ?どっちから やればいいの???」
ちまたに溢れてる育児雑誌には双子の同時泣き、または交互泣きの対処の仕方 なんて載ってない!!。本屋に走り、双子の育児についての本(無茶苦茶数が少ない)を買いあさり、
同時授乳の方法というのをマスター。
昼間はこれが使える。夜は同時泣きはもう パパさんに協力して貰うほかない。 これで 当分いくことにした。

夫の実家で 食事の用意など全部 義母に頼って1週間。琴が「友達と遊びたい」 と言いだし、帰ることに。
授乳ひとつで値を上げている状態に食事作りと掃除が 加わるのか・・・と少々前途真っ暗になりながらも寂しい思いをした琴を優先するべく、 帰ることに決定。8月ももう終わろうかという頃だった。

   帰った我が家は私の退院前に夫が大掃除をしてくれていたので、とっても きれいなおうちでした。そして そして 始まった家族5人の生活。まず 何が 困ったか。
「腰」なのよ「こし」。   出産前にゆうに1Mは越えた復位は、妊婦の「腰」にとてつもなくひどい負担をかけていたと見えて  とーーーんでもない「腰痛持ち」になってしまっていたのだ。 ホルモンが骨をゆるめていたのもあるだろうけど、中腰なんて あ〜たっ!! とんでもないどころじゃないのよっ  (こんにちはの挨拶)も出来ない。
しゃがむ時は 立ったままの姿勢を崩さずに 壁に手を突きながら そろそろと 座っていかなきゃなんない。 「あ 痛いよ〜」とか言うレベルじゃないのよ。 出来ないの。そんな姿勢。はなっから。間違ってしかけたら、ばさっって 倒れ込んじゃう。痛いという表現を越えてる。はっきり言って、
これは地獄です。  だってミルクをやる、オムツを代える すべて中腰でしょ??? 母乳をやる時なぞ ベビーベットから ずるずると赤ん坊を引きずり下ろしてやっていたという 。。。。。。
このさい首がすわっていないなんていう事は「忘れる」事にしたもんだ。

あとは 睡眠。夫の実家でのうのうと暮らしていた1週間はよかったけれど、 5人だけの生活が毎日続くのね。休息の日なんてないに等しい。二歳半の姉もいる。 そして私は体が強い方ではない。倒れたら最後、寝込む事になる。 無理は絶対出来ない。
「手を抜けるだけ抜く」これしかない! おっぱいは座ってあげるけれど、ミルクの時はタオルをクルクルッと巻いて、 ほ乳瓶を立てかけて、ちびの顔をクイッとこっちに向けてほ乳瓶をくわえさせる。
で  たまにのぞき込むだけでほっとく。これで かなり時間が浮くので、その間寝たり、 ぼぉううとしたり、の休憩が取れる。
抱っこは極力しない。 抱き癖なんて間違ってもついて貰っちゃ困るのだ。トントンと背中をたたく程度で寝て貰わないことには 「夜」が地獄になるのだ。それでも それでも それでも!! 段々 夜が辛くなってくるのだぁぁぁぁぁぁああ。
       寝させてくれぇぇええ。 


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