稲村ヶ岳 12月!

日時  2011年12月10日
天気  

登山コース
   母公堂  ⇒  法力峠  ⇒  山上辻   ⇒     稲村ヶ岳山頂  ⇒   山上辻  ⇒  法力峠  ⇒  母公堂
    9時30分         11時30分(40分昼食)   13時(20分)    14時(20分)              16時     (歩数 19302歩)

R309が通行止(12月15日〜4月30日)になる前、今年も弥山・ハ経ヶ岳へ登ろうと思い家を出ましたが、白倉出合先のトンネルをぬけると
路面が凍結していてアスファルトが黒ヒカリしています。大川口のゲートを過ぎて布引谷二俣の手前でダイヤが空回りし始めギブアップ。
布引谷二俣を過ぎると坂になるので諦めました。
Uタウンできる所があったのでゆっくりと3回程切り返して脱出。
弥山がダメなら川合に戻ってトンネル手前の坂道をクリア出来れば観音峰、母公堂まで行ければ稲村ヶ岳、その先の山上ヶ岳も登れます。
ゴロゴロ水を過ぎて母公堂の駐車場まで辿り着いたので、今日は稲村ヶ岳に登る事にしました。
駐車場には先客車2台とバイク1台、年配のご夫婦が準備して出発するところ、、稲村山頂には登らず山上辻からレンゲ辻まで歩き川瀬谷を下りるらしい。
私も準備をして歩き始めます。
法力峠を過ぎて高橋横手付近から雪が多くなりガスも出てきて水墨画の世界、山上辻で積雪30センチぐらい、新雪なのでアイゼン無しで歩けました。
風が強くて寒く稲村小屋の玄関で立ったままコンビニおにぎりを1個を腹に入れます。
ご夫婦もここで昼食を摂りワカンを装着してレンゲ辻へ向かいました。レンゲ辻手前の嫌な所を歩けるのと聞いたら、去年も歩いたので大丈夫との事。
私の前に2人が山頂へ向かった様子、アイゼンを着けてザックを小屋の軒にデポし空身で登る事にしました。
準備をしていたらピッケルにヘルメット装備の単独さんが登ってきたので、その方に大日のトラバースはピッケルが必要ですかと尋ねると
「この積雪なら、あった方が良いでしょう」 この単独さん、昼食が先の様でバナーとかを出し始めました。
山上辻からは樹氷が綺麗で風の強い所では、「エビの尻尾」も出来ていました。
12月10日で見事な樹氷が観れて膝辺りまでズボッと入る雪の中を歩く さすが大峯!
バイクで来た単独男性が下りて来て、挨拶を交わします。
大日のトラバースを通過、一応ストックを短くしてピッケル代わりに使って、先行者の踏み後を忠実に歩けば、全く問題ありませんでした。
大日のキレットは相変わらずガスで大日山もシルエットのみ、シャクナゲの登りやロープの岩場も難無くクリアして山頂の展望台へ
金剛葛城方面は晴れで明るいですが、他はガスで眺望なし、20分ほど居ましたが、寒くなって下山する事にしました。
下山時に大日のキレット手前でほんの僅かな時間、周囲が明るくなり真っ白い岩肌の大日山が姿を現し、山上ヶ岳方面のガスも切れて少しだけ
山頂が望めました。
もう今日はこれで十分、弥山はダメでしたが、稲村の上まで登れたし綺麗な樹氷や山上ヶ岳も望めたので大満足な山行きです。
山上辻まで下りて来て、これから登ると言う若い青年、色々聞いてきましたが「問題なく登れます。」と言うと
「大日山も登ってきますよ」と言って出発されました。 途中でピッケルにヘルメットの単独さんとは会う事がありませんでした。
サーモスに入れてきたコーヒーと菓子パンで軽い昼食を摂って下山する事にしました。
法力峠から母公堂への薄暗い植林の道で杉の枯枝や落葉に積もった雪の上を歩いていて、体のバランスがくずれて斜面を転げ落ちました。
2回転して5mぐらい落ちて木を持って止りました。
体は全く異常がありませんでしたが、驚いたのと、もし大日のトラバースだったらと思うとゾッとしました。
山では、下山するまで一歩一歩気を抜かないで歩かないと怖いです。 況して単独行

ガスの弥山方向 R309布引谷付近
アスファルトが凍結している。
母公堂前の道 左 登山口
高橋横手にて ガスが出てきた。 山上辻の稲村小屋 小屋玄関の温度計氷点下3度
アイゼンを装着 大日のトラバース トラバースのツララ 大日のキレット
エビの尻尾 エビの尻尾 稲村ヶ岳山頂(1725m) 山頂から弥山方向

母公堂の駐車場には、レンゲ辻に向かわれたご夫婦の車は、まだありました。
洞川温泉に着いてザックのサイドポケットに入れていたサーモスが無い事に気付きました。
転げ落ちた時に無くした様です。
場所が分っていますので、次回稲村へ登る時、回収しょうと思っています。
洞川温泉に浸かりゆっくり休憩して、午後5時30分帰路に
帰りは雪が融けてしまった。 洞川温泉のストーブ 洞川温泉 日が暮れた。

大日のキレット・大日山・大日のトラバース・シャクナゲのロープ・稲村ヶ岳山頂で記念写真