五竜岳・唐松岳(北アルプス 後立山) 8月!
日時 2009年8月8日〜9日 天気 1日目 ![]() ![]() ![]() ![]() 登山コース (遠見尾根・五竜山荘・五竜岳・唐松岳・八方尾根) 1日目 エスカルプラザ…(テレキャビン)…アルプス平 ⇒ 地蔵の頭 ⇒ 小遠見山 ⇒ 中遠見山 ⇒ 大遠見山 ⇒ 西遠見山 ⇒ 7時 7時30分 9時45分(10分) 白岳 ⇒ 五竜山荘 ⇒ 五竜岳山頂 ⇒ 五竜山荘 12時(受付・テント設営・昼食1時間20分) 14時20分(15分) 15時10分 2日目 五竜山荘 ⇒ 唐松山荘 ⇒ 唐松岳山頂 ⇒ 唐松山荘 ⇒ 丸山ケルン ⇒ 第1ケルン ⇒ 6時40分 9時(10分) 9時25分(10分) 9時45分(15分昼食) 黒菱平…(アルペンクワッドリフト・ゴンドラリフトアダム)…八方駅…(タクシー)…エスカルプラザ 12時30分 13時40分 (歩数 計らず) 前日の8月7日午後1時に自宅を出発、高速を阪和道・近畿道・名神米原から北陸道を北上し糸魚川まで走ります。 高速料金の週末割引で此処まで1850円。 糸井川から松本街道(R148)を南下し白馬村のエスカルプラザの駐車場に20時30分到着、7時間半・約520キロのドライブでした。 高速を下りた糸魚川から小雨が降り続いています。 暗闇とガスで周囲の状況は分りませんが、大駐車場には5・6台停まっています。 夕食が未だでしたので、途中買ったコンビ二弁当を食べ、明日の準備を 事前に準備して来たのは食料だけ、残業続きで時間が無く、他は何も用意することが出来ませんでした。 適当に必要と思う物を車に積んで来ただけで、エスカルプラザに着いてから十分時間があるのでザックに詰めようと思っていました。 狭い車内にヘッテンの灯りで荷物をひっくり返しザックに詰め込みます。用意するのに日付が替わってしまいました。後は寝るだけ 疲れのせいか、5時半までグッスリ、途中起きる事無く寝れました。 外は相変らずガスで真っ白け、雨も降っています。 とりあえず、缶コーヒーと菓子パンで朝食を摂り、車も少し増え登山の準備をしている人もチラホラ。 雨とガスで気持ちが折れそうです。 「こんなんでテント担いで登るん」「温泉でも入って帰ろうか」「7時間半もドライブして」「山歩きは1歩・1歩前へ」よっ! ダラダラしている間に6時30分始発のテレキャビン(ゴンドラ)に乗る予定が7時になってしまいました。 テレキャビン・アルプス展望リフトと乗り継いで「アルプス平駅」に到着、ザックカバーにレインウェアーを着て出発。 最初は五竜アルプス山野草園の花々を楽しみながら木道を進みます。 地蔵ケルンまで登ると雲の上まで登ったのか? 雨は降っていますが、青空が見え少し明るくなってきました。 見返り平、一ノ背髪、二ノ背髪、天気が良ければ展望のよい尾根らしいが、ガスがかかって見えないです。 それでも序所に天気が回復、小遠見山からはガスが少し切れ、残雪と緑のコントラストが綺麗な五竜岳が望め展望を楽しみながら 上を目指します。 長い尾根筋の道、灌木の中の急坂を登ったり下りたり、天気が悪くても8月、況してレインウエア上下着ての歩行、風も無く蒸暑いです。 ダケカンバの林にライチョウの親子、動きが速くて撮ることが出来ませんでした。 姫路から来られた初老の男性と静岡から私と同年配の男性、一人歩き同士意気投合しました。 山談議や写真を撮って貰ったりで五竜山荘まで一緒に歩きました。 大遠見山、西遠見山付近から山頂がガスにかかった五竜岳は望めましたが、鹿島槍ヶ岳、八方尾根の方向は相変らずガスの中です。 白岳への尾根上部の岩場はクサリもある急な登り、少し下ると五竜山荘に到着です。 二人の単独男性は山荘泊、天気も良くないし一緒にと勧められましたが、此処まで重いテントを持って登って来たのでと断る。 受付を済ませ尾根の斜面にあるテン場にテントを設営、昼食のカップメンを食べテントに入り少しの間、登山靴を脱いで足を伸ばし休憩。ホッ! サブザックで五竜岳山頂を目指します。 20分ほど歩くと二人に追い付き山頂までご一緒に、岩場の道を富山県側から尾根の右を巻くように進み、しだいに登りがきつくなり稜線に、 クサリ場を越えれば五竜岳山頂です。 やはり山頂はガスに覆われ展望は無く、記念写真を撮って下りる事に、来た道を戻ります。 山荘に戻り、夕食まで時間があるので二人と話したり、荷物を整理したり、30分程仮眠したり… ガスが立ち込めたテン場、テントの数も増えました。 夕食はアルファー米にカレー、お腹が空いてもアルファー米は不味い、カレーをかけてごまかしてお腹に入れます。 テントの中、寝るまでの一時をウォークマンで好きな音楽を聴き、今日歩いたメモを整理。 8時前、外は寒くガスが立ち込め山荘の明かりがだけが浮ぶ、お腹が空いたのでカップメンを作って食べ、歯磨きをして寝る。 ZZZzzz… 風の吹く音で起きる。 まだ10時、風でガスが流され夜空に満天の星が、山の上で見る星は壮大ですごく綺麗でした。 星空=明日は快晴??? 夜中、風の音で何度も起きました。 4時半起床、ご来光が望めました。五竜岳のモルゲンロートも。富士山も。 朝焼けと同時に天候が急変、富山県側の谷から強風が、激しい風と下から降る雨でテントのフライがパタパタと音をたてテントの形が変わる程に 隣の三角テント(ツェルトかも)の男性が慌てて起きて急いで撤収。 朝食は作らず、山荘のお弁当が美味しいと聞いていたので昨日に注文し、テントの中で半分だけ食べました。 高かったけど、強風の中で作らずに済みました。 テントの撤収でレインウエアを着てもボトボトになりました。濡れたテントをビニール袋に入れザックに仕舞う 重くて膨れたザックを背負い、知り合ったお二人さんには挨拶もせず出発。
遠見尾根の分岐を唐松岳方向へ、なだらかな尾根を進みます。 悪天候で縦走する登山者は少ない様、皆さん遠見尾根を下りて行きます。 雨が降っていますが、見通しは良いので富山県側には立山連山、そしてゴツゴツした岩峰の不気味な山、剱岳が望めます。 何時かは登りたい山、剱岳! 映画「点の記 剱岳」で今年話題の山 実は、後立山の五竜岳〜唐松岳を歩こうと思ったのは、剱岳を観たかったため、こんな天候でも望めたので大満足です。 最低鞍部まで下がり、樹林の中を登り返し大黒岳を回り込んで「牛首」と呼ばれる急なクサリ場が続く岩場へ 重いザックと雨で濡れた岩場、ストックをザックに仕舞いペンキの印に従い登っていきます。 眼下に赤茶色の建物が見え唐松岳山頂山荘に到着。 雨が強くなり山頂に続く道もガスで真っ白け、山荘の軒にザックをデポし空身で山頂へ、 ゴツゴツした岩場を15分程登ると山頂です。 五竜同様ガスで展望は全くありませんでした。近くの人に記念写真を撮って貰い下山。 山荘に戻って、お腹が空いたのでスゴク早い昼食、五竜弁当の残りを軒で立って食べました。 後は八方尾根を下るだけ、天気が良ければ白馬三山が望める展望の良い尾根の筈ですが、雨とガスの中、只管歩いただけ 第3ケルン辺りから軽装の観光客が増え下山に時間が掛かりました。
第1ケルンから八方アルペンライン… グラートクワッドリフト、アルペンクワッドリフト、ゴンドラリフト「アダム」など わけの分らない難解な名前のリフトを乗り継いで八方山麓の八方駅に着きました。 マイカーがあるエスカルプラザには歩きでは遠過ぎます。バス、バス・電車、タクシー タクシーにしました。 話し好きの運転手、今年の天候不順の事や途中色んな温泉を案内して戴きましたが、早く登山靴を脱ぎたかったので パス。 エスカルプラザに戻って来ました。 とりあえず登山靴を脱ぎ雨で濡れたザックを車に放り込む エスカルプラザのお風呂は天然温泉では無いのですが、入浴できるお風呂があります。 タクシーの運転手さんに教えて貰った温泉へ車で移動してまで行く気持になれないので、ここのお風呂へ 空いています。 客は登山者のみ ホッ! お土産もここで買って帰路に エスカルプラザを15時出発、北陸道や名神はお盆休みで渋滞、日付が替わり10時間以上のドライブでした。
12年ぶりの北ア、天気が良くなかったけど無事に帰って来られたのでヨカッタかな〜と また、行きたいと思っています。 五竜岳山頂まで静岡県の男性と互いに所々で写真を撮り合っていたのですが、1枚も写っていませんでした。 確めなかったのも悪いのですが、 如何して (:_;) 五竜岳のモルゲンロートとご来光 記念写真
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