Last Update 11-NOV-2006
ミノルタ SR-3
SR-3
Minolta SR-3

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

あっ、SR-1 だ。
と思って見てみると SR-3 でした。

状態
巻上げできません、当然シャッターも切れません。
まあロックを外してやれば直るでしょうと軽い気持ちで底を開けてみる。
底
怪しい箇所をいろいろ突いてみると、
まずミラーが解放され、続いてシャッターも開放される。
これで動き出すかな。 と、思ったんだけど…
かなりの頻度で元のようにシャッターが切れなくなってしまう。

観察を続け、まずは引っかかり気味の部品をちょいと曲げて修正。
更に各動作部にジッポオイルを軽く流してから、ごく少量の注油。
何度も何度も動作させて馴染ませてやることで、やっと復調です。
結構大変でした。
スローとセルフは動作検証しているうちに動き出しちゃった


トップもついでに
油切れが予想されるので、トップカバーも開けて可動部に注油。
上
ちなみに、トップカバーは
・見えてるネジ3本
・巻上げレバー
・シャッター速度調整つまみ
・巻き戻しクランクとその下のカニ目
・丸い接眼レンズ部
これだけ外してやる必要が有ります。


使ってみる
後幕が多少弛んだ感じになってますが、実用上は問題無いようです。
自動絞り用のレバー下、ミラーの当たりを和らげる(?)モルトを交換して持ち出す。
試写
Lens: Auto ROKKOR-PF 1:1.8 f=55mm
Fuji NEOPAN 400 PRESTO D-76 (1:1)

おまけ
ミノルタSRシリーズって不思議だよね。
なんといってもシリーズ第1段が SR-2 だもんね。
で、続いて発売されたのが SR-1
更に、その後に発売されたのが、この SR-3 です。
SR-3 の次が SR-7 なのも、ちと不思議

ちなみに SR-3 も SR-1 程ではないけれどバリエーションが有る様子。
今回入手分は 1/1000 が付いた、完全自動絞りのものでした。

● Back