Last Update 15-FEB-2003
ミノルタ SR-1
SR-1
Minolta SR-1

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

ジャンクで見つけた (こればっかり) SR-1。
AUTO ROKKOR-PF 1:1.8 f=55mm も同時に確保。

どうも個人的に波があるらしく、
・軽くて、小さくオート機構付きのものに傾くとき。
・重くても、大きくても構わないからフルマニュアルのものに傾くとき。
この間をフラフラしてるんですが、ちょうどこの時は後者へ傾倒気味だったのでラッキー!


状態
巻上げてシャッターを切ってみると、とりあえず切れる。
シャッター速度を変更しながらチェックを続けるとスローでストップしちゃった。
ちなみにレンズの方は絞り羽根が粘ってます。

まずは底蓋を外して見える部分をジッポオイルで洗浄。
狭い部分も注射器を使ってチュ〜ッとやってるうちになんとか動き出す。
スローも動作し始めたけど、その切り替え動作はかなり不安定。
レンズマウントをボディーから下ろして見える部分を洗浄&注油。
これでついに完全復活。
(ミラーBOXも下ろしたかったんだけどすぐに判らなかったので今回は保留)


レンズ
続いて絞り羽根の粘り除去にトライ。
後から見るとネジが3本あってこれを外せばアクセスできそう。
しかし、これを外した途端に絞り羽根がバラバラに…
なんて事になると嫌なので、今回は後玉を外していつもの方法で粘り取りを実施。
(隙間から見てる限り多分バラバラにはならないと思う)


トップカバー
そういえばこいつのトップカバー開けるの意外に手間取りました。
巻上げ、巻戻しレバー(下のカニ目も) と見えるネジを外す。
さらにシャッター速度調整つまみも外す。
これで外れそうなんだけどまだ駄目。
外付けの露出計取り付けステー部分を外しても駄目。
なんで???
もしや、と言うことで丸い接眼レンズ部を外してみると…
やっとトップカバーが外れました。
Open!
そういえば何の抵抗も無く外れたトップカバー固定用のネジ。
3本中1本が妙にゆるくて、もう1本はバカになってました。
特に変な力を掛けた訳でも無いのに。
そのうちネジ山を再生しないと。


セルフタイマー
セルフタイマーですが当初これのスタート方が判りませんでした。
レバー下のネジを押そうにも押せないし、
「スイッチがめり込んでるのか?」
そう考えて、このネジを外して解析しようとしたら突然ジ〜ッ
セルフ・レバー
このネジを矢印方向に動かすのが正解のようです。
こういうタイプは初めて見ました。


おまけ
シャッター音がね、
バシャン! っていうか バリン! っていうか、
まるでミラーが直接スクリーン側に当たってるんじゃないかと思わせる音です。

それから中古で見かけたんだけど、同じSR-1でも、
・露出計取付け用ステーが無い
・SR-1のロゴが向って左側にある
こういう個体もあるようです。

バリエーションなのかマイナーチェンジなのか。


2003/12/20 追記
高速側が不安定で色々触ってるうちに固まっちゃいました (涙)
という訳で分解。
ミラーBOX外す
色々と連携が崩れてたようですが、バルブ以外はとりあえず修復。
太り気味
Kodak PLUS-X D-76 (1:1)
ああっ、何故かもう1台 (笑)
バリエーション
2台目 SR-1 ですが、
フィルムカウンターの位置、露出計取付け部やトップのデザイン等が違います。
さらに内部はもっと違ってました。
ミラーボックスの連携など内部構造は全くの別物といった感じです。
(シャッター音も全然違ってます)
この他のバリエーションも見たことあるし、4種類ぐらいあるんじゃないかな?

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