Last Update 02-SEP-2006
キャノン FT
FT
Canon FT QL

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

レンズ付きでジャンク価格だったのでつい購入。
ボディーの骨格は FX と共用かな?

状態
スローはかなり怪しいけどシャッターは全速切れます。
セルフも問題なく動作する。
ペンタプリズムも FX の時と違い腐食はなさそう。
こりゃいい買い物だったかな。


露出計
ファインダー内部に露出計指針が見える。
巻戻しクランク部のバッテリーチェックを操作すると これがピコッと動く。
露出計も無事なことを確認、よしよし。

測光はどう見ても TTL。
でも、付いてたレンズは FL50mm F1.8。
FL レンズで絞り値をどうやってボディーに伝えるんだろう?
そう考えながら色々イジっているうちにやっと気が付く。

「絞込み測光なんだ、これ!」

そう言えばキャノンって、昔は絞込み測光だったんだよね。
セルフレバー
セルフタイマーレバーを矢印方向に押すと絞込みと測光が行なわれます。
その時ファインダー内指針が定点にくれば適正露出って仕組みです。

開放測光になるのは FD レンズに変更されてからね。
という事で F-1 や FTb まで開放測光はお預け。


シャッター
シャッターはスローで多少引っ掛かり気味。
さらに 1/500 〜 1/1000 の高速では後幕が先幕に追いついちゃう様です。
底蓋内側
まずは底部の洗浄&極少量注油を実施。
(変な場所に油分が回ると別の問題発生の可能性もあるので要注意ね)
トップ内側
さらに上部の可動部も洗浄&注油。
これらを行なったあとで先幕のテンションを少しづつ上げて様子見。
なんとか実用の範囲までは復活したかな。


使ってみる
絞込み測光は、まあ良いんだけど…
なんかスクリーンが独特です。
EX AUTO のように周辺部が素通しな感じ。
中央部に四角くマット面 (かな?) があって、更にその中央に丸いピント調整部。

1眼レフなのにピント合わせが中央以外では不可な感じなんだよね〜
試写
Lens: FL 50mm F1.8 II
Kodak TRI-X D-76 (1:1)
なんか他社と違う事をやろうとしたけど、結果の方は… 以下自粛 (^^;


おまけ
FX に付いてた FL50mm とちょっと違う点が、
A/M切換え
絞りの自動/手動切換えが付いてます (右側ね)

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