その昔兄貴に、 フィルムって 「フジ」 と 「サクラ」 があるだろ? 昔は 「フジ」 と 「サクラ」 の他に 「ウメ」 も有ったんだよ。 と教えられ、素直にだまされた経験を持つワタシ。 本当は無いんだよ (笑) これを見てください。 キクフィルムです! 「ウメ」 は無いけど 「キク」 は有ったんだ! ■ 確認 と、いきなりフィルムの紹介 (?) から始まっちゃいましたが BELL-14 です。 ミゼット判フィルムを使用する、所謂豆カメラです。 こういう珍しいものは、毎回彩織さんからの借り物です。 シャッター動作がおかしいとのこと。 外からネジ類が全く見えない凝った設計! という事ではなく、ほとんどのパーツはかしめて有るようです。 まあ分解を前提に作られたものではないですからね。 しばし観察した末に見つけた分解方法はレンズを引っこ抜くでした (笑) ■ シャッター 金属板2枚とバネ1本の超シンプル設計です。 部品は欠品無し、という前提でしばし観察を続けます。 理屈としてはスリット固定のフォーカルプレーンが重力でポトンと落ちるだけの様子。 シャッターボタン (レバー?) が戻る力でシャッター板が持ち上げられる。 という感じだと思うのですが… 部品の変形を調整しながら試行錯誤してみますが、どうもすっきりいきません。 あまりにも各部品の動作に遊びがありすぎて安定して動きません。 結局、シャッター板を持ち上げる側に金属片を貼り付けて対応しておきました。 暗室側から覗いているとシャッターが切れる瞬間にバネも見えてます (笑) これでいいのだろうか? ■ 試写 フィルム・カッター使って切り出したフィルムを使ってます。 あっちこっちから光線漏れを起こしちゃってます。 フィルム切り出し作業時にも露光の危険があるのは当然なのですが、 カメラ自体の遮光性も相当怪しいかな (笑) 14x14 のスクェアフォーマットなのですがコマ間が狭く、よくコマが重複しちゃいます。 |